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これで安心!布団とマットレスのダニ退治・対策3ステップ

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「ベッドに入ると体が痒い」

このような場合、ダニが原因の可能性がありますが、あなたはどのようにダニ退治・対策を取りますか?いきなり掃除機やクリーナーでダニを吸引・退治していませんか?

正しいダニ退治のステップを踏むことで、ダニ退治・対策の効果・効率を高められます。

ということで本日は、「布団・マットレスのダニ退治・対策」をご理解いただけるよう、正しい知識とステップ式の方法論をご紹介します。

1. 正しい知識で行うダニ退治・対策3ステップ

ダニ退治・対策は正しい知識を持って行いましょう。そうすることで、効果的・効率的にダニと別れられます。まずはざっと概要を説明します。

STEP0|ダニの性質を知る:ダニとダニアレルゲン(ダニの死骸、糞、抜け殻など)の違いを知りましょう。また、ベッドの中でもダニが多く生息する箇所を認識しましょう。ダニが多いところにこそ対策の時間をかけるべきですが、実は意外にも、ダニ対策が最もされている掛け布団は意外とダニは少ないのです。

STEP1|ダニを退治する:次のステップは生きているダニを退治することです。掃除機などで吸引してもダニはほとんど減りません。適切な方法で効率的に退治しましょう。

STEP2|ダニアレルゲンを除去する:ダニを退治したら除去しましょう。そのまま放置はアレルギーを引き起こす可能性につながるので厳禁です。(ダニアレルゲンの定義については後述)

STEP3|ダニの再発生・増殖を防ぐ:ダニを除去したら再発生しないよう対策を施しましょう。そうでないと、退治と除去のイタチゴッコになってしまいます。

それでは1ステップずつ順にご説明いたします。

ステップ0|ダニの性質を知る

ステップ1の前に、ダニへの理解が深めましょう。退治・対策の効率化につながります。

ダニではなく、ダニアレルゲンが厄介

まず、ダニとダニアレルゲンの違いを簡単に説明すると、

  ダニ ダニアレルゲン
定義 生きているダニ ダニの死骸、糞、抜け殻など
被害 刺されることにより肌が腫れたり強い痒みが生じます。7~10日間程それらの症状は続きます。寝具に潜むダニの約90%を占めるチリダニは、人を刺すこともほぼありません。人を刺すツメダニは寝具に潜むダニのたった1%前後です。 ダニアレルゲンは接触・吸引してしまうことで、アレルギーや喘息を起こす原因になります。誰でも許容量を超えると症状を引き起こします。ダニの被害とは異なり、一旦発症すると、完治までは数年かかることもあるので厄介です。

このように被害レベルで考えると、圧倒的にダニアレルゲンの方が厄介 です。なので、ダニを退治するだけでは十分ではなく、その後のダニアレルゲンの除去まで併せて行うことが大切なのです。

ダニの最大の生息地を知ろう

ダニが多く集まる箇所を知れば、対策も効率的に行うことができます。以下の2つがダニにとって生息しやすい環境のため、ダニが多く集まります。

・寝具のわた部
・敷寝具の頭部・溝

ダニが生息しやすい環境1「寝具のわた部」

ダニが最も好むのが「わた」です。天然わた・化学繊維わたのどちらもです。わたはダニが生息しやすい環境 なのです。反対に、ウレタンにはダニの餌となるフケなどが入り込みにくいため、そこまで多くはありません。

内部のウレタン1㎡当たりのダニ数も1,100匹と1,850匹で、綿布団の約10万匹とは比べものにならないほど少ないことが分かりました。

(引用:『住まいQ&A 寝室・寝具のダニ・カビ汚染』吉川翠、戸矢崎紀紘、田中正敏、須貝高、生協・科学情報センター 共著)

「寝具には数十万匹のダニが潜んでいる」と言われることがありますが、これはわたの敷布団を劣悪な環境で使っている場合のみに当てはまり、多くのウレタンマットレスには当てはまりません。

とはいえ、詰め物にわたが使われている場合、ウレタンマットレスでも環境が悪いと数万匹まで増えることもあるので対策をとることが大切です。

ダニが生息しやすい環境2「敷寝具の頭部・溝」

敷寝具のどの部位にダニが多く潜んでいるか調べた実験によると、脚部よりも頭部で約2~3倍の量のダニが発見された と報告しています。

というのも、頭部の方が湿気りやすく、ダニの餌(フケなど)も多くなるためです。また、掛け布団に付くダニの餌は少ないため、ダニは敷寝具により多く存在します。

さらに同実験により、マットレス自体よりも、マットレスの隅・溝により多くダニがいると発見されてもいます。ちなみに、枕にダニは少ないとされていますが、これは枕カバーを適宜洗濯している、という前提での話です。

これらのポイントを念頭に置いておくと、以下でご紹介するダニ対策がとても効率的に行えます。

ステップ1|ダニの退治には熱処理、高温洗浄が有効

さあ、それではダニ退治の方法をご紹介します。現状、ベッドにダニはいないと思われる場合、ステップ1は飛ばして結構です。

ダニ退治の方法は、基本的には以下の3通りです。

  1. 熱:50℃以上の熱処理20分で退治可能。
  2. 洗濯:水流で流す、もしくは、高温洗浄で退治する。
  3. 薬剤:市販のダニ駆除剤で退治する。
    (参考:『家屋内生息性ダニ類の生態および防除に関する研究 (8)』 吉川 翠)

それでは次に、寝具毎にこれらの方法に則した具体的なダニの退治方法をご紹介します。

敷布団のダニ退治方法(アイロン)

敷布団のダニはアイロンのスチーム機能で熱処理をするのが最も手軽です。(※シルク、ウレタンなどの熱や水分に弱い素材が使われている場合、お控えください。)

  1. タオルをあて布として敷く
  2. その上からアイロンのスチームを強で数秒噴射
  3. 別の箇所で2を繰り返す
  4. 天日干しをしてしっかりと乾かす

時間に余裕がない場合、ダニが多いとされる頭部・上半身周りのみの処理で構いません。

アイロンスチームは多少手間がかかりますが、他のダニ退治方法のように時間がかからないメリットもあります。例えば、クリーニングによる高温洗浄は効果的ですが、受け渡しに数日要します。

布団乾燥機の熱で退治

布団乾燥機を利用しダニの徹底退治を行う場合、コツがあります。それは、朝晩2回3日連続して布団を乾燥させること です。

というのも、布団乾燥機は一度の使用で布団のダニを退治しきれる訳ではないからです。

(引用:『住まいQ&A 寝室・寝具のダニ・カビ汚染』吉川翠、戸矢崎紀紘、田中正敏、須貝高、生協・科学情報センター 共著)

左のグラフは8月の1ヶ月間、週1度6時間布団乾燥機を掛けた敷布団のダニ数の比較、右のグラフは同じ期間何も処理せずに使用した敷布団のダニ数の比較を表しています。

ご覧の通り、何も処理しなければダニが増える敷布団のダニ数を、布団乾燥機は2/3程度に減らしています。とはいえ、1度ではダニ退治効果は十分とは言えないので、1度の使用で安心せず、朝晩2回3日連続で集中的に毎日、布団乾燥機を掛けるようにしましょう。

※少し古いデータなので最新の機種であればもう少しダニ退治効果はあります。
※側生地に中綿のないウレタンマットレスへは、40℃程度の低温モードで使用しましょう。低反発ウレタン、ラテックス、高反発ファイバー素材への使用はおすすめしません。

マットレスのダニ退治方法

マットレスの場合、アイロンのスチームはおすすめできません。詰め物や内部のウレタンを湿らすと、劣化が急激に早まるためです。なので、おすすめの対策としては、

  • 側生地を洗う:もしマットレスから側生地を外して洗えるのであれば行ってみましょう。高温で洗う ことにより側生地に潜むダニを退治できます。
  • マットレスの洗浄:出張洗浄業者に依頼をすることでダニを含めた汚れをスチームにより一掃してくれます。費用が10,000円前後しますが、あなたのマットレスが数万円後半でまだまだ使えそうな見込みがあればクリーニングに依頼する価値はあります。

敷布団と異なり、マットレスのダニは退治が困難なので繁殖を防ぐ対策に力を入れる ことをおすすめします。

薬剤でダニを退治する

薬剤で布団・マットレスのダニ退治をするのであれば、こちらの商品のような布団対応と明記されているものを選ぶようにしましょう。

アース製薬 ダニアース防ダニスプレー
アース製薬 ダニアース防ダニスプレー

製品:アース製薬 ダニアース防ダニスプレー
価格:660円
【当製品の販売ページ】

肌と直に触れる寝具へ化学薬品を散布するので、刺激に注意しましょう。 特に、化学薬品に敏感な方、体力に衰えを感じている方、敏感肌の方は少量から使い徐々に量を増やすなど負担がかからないよう調整しましょう。

また、スプレーを散布する際、部屋の換気の良い状態で行いましょう。そして、風に乗った液体を過って吸引しないようにマスクを必ず着用するようにしましょう。

ステップ2|ダニアレルゲンを除去する

次のステップとして、上記の方法でダニを退治したら、残ったダニアレルゲンをきちんと除去 しましょう。退治するだけでは不完全です。

ダニアレルゲンの除去方法に関しては、掃除機での吸引が有効です。クリーナーなど多様な製品が出ていますが、特に新しいものを購入する必要はなく、通常の掃除機をお持ちであればそれを使って布団・マットレスに残ったダニアレルゲンを吸引しましょう。

効率的にダニアレルゲンを除去するポイント

布団・マットレスにはダニが多く生息する箇所が存在します。カリフォルニア大学昆虫学部が5つのマットレス(a~e)を調査したところ、足よりも頭の部分の方にダニが多く発見された と報告しています。

  頭の部分のダニ数 足の部分のダニ数
a 300 100
b 365 357
c 44 36
d 96 79
e 89 10

この理由は、顔から剥がれ落ちる皮膚やフケなど、ダニにとっての栄養源が頭部に多いからと考えられます。そして、ダニアレルゲンも比例して頭部に多いと考えられるので、頭部周りを優先的に掃除機掛けをすることをおすすめします。

また、マットレスの表面だけでなく、ベッドとの隙間の埃っぽい箇所にもダニが多く潜んでいる ので、見落とさないよう念入りに掃除しましょう。

掃除機はダニではなく、ダニアレルゲン除去のために使う

掃除機の役割が誤解されていることがあるので、認識を確認しましょう。

掃除機は基本的にダニではなく、ダニアレルゲンの吸引除去のために 使用することをおすすめします。

この結果、掃除機で取れた(布団の中綿の)ダニ数は全体の0.3%にすぎず、側地を洗って取ったダニ数は0.6%で、残りの99.1%のダニは中綿に残っている結果となりました。

(引用:『住まいQ&A 寝室・寝具のダニ・カビ汚染』吉川翠、戸矢崎紀紘、田中正敏、須貝高、生協・科学情報センター 共著)

古い実験のため掃除機の機能が最新のものよりも大きく劣ります。とはいえ、掃除機による吸引だけでは布団内部のダニを除去するには不十分だとお分かりいただけると思います。

※掃除機でダニが全く除去できないという訳ではありません。布団の表面にいるダニは除去可能です。

ステップ3|ダニの再発生・繁殖を防ぐ方法

最後のステップです。ダニを退治して、ダニアレルゲンの除去までしたら、ダニが再発生しないように対策をとりましょう。

寝床は暖かく湿気りがちでダニの餌も豊富なので、防止策を行わないとふりだしに戻る ことになりかねません。

ダニ発生の要因を断つ

再発防止に最もおすすめなのが、マットレス・敷布団に防ダニシーツを使用することです。

防ダニ効果のあるシーツには3つの種類がありますが、防御性・衛生性の高さを考えると防水加工のシーツプロテクターが最もおすすめです。

Protect-A-Bedシーツ
Protect-A-Bedシーツ

製品:Protect-A-Bed マットレスプロテクター
価格:6,480円
【当製品の販売ページ】

プロテクターを使うことでマットレスまで寝汗やダニの餌となるフケや皮脂が届きにくくなるため、ダニの発生を大幅に減らすことが期待できます。もちろん、ベッドパッドでも同様の効果が期待できますが、プロテクターの方が防御性が高く、洗濯機洗い・乾燥器での乾燥など取扱い楽なのでおすすめです。

自社製品で恐縮ですが、通常のベッドシーツの感覚で使える素晴らしいプロテクターです。マットレスにも敷布団にもさっと被せられるタイプで簡単にご使用いただけます。もちろん、洗濯耐性も抜群です。是非、再発防止にお役立てください。

布団・マットレスへの7つのダニ対策お手入れ

布団とマットレスはただでさえダニの好む環境になりがちです。そのため、多少手間がかかりますが、しっかりとこまめにお手入れをしましょう。

ダニ発生の3条件
ダニ発生の3条件

以下の7つの方法を参考にしてください。

  1. 寝室の窓を毎日開けて換気をしっかり行う。
  2. 布団は敷きっぱなしにしない。3日に1度は干す。
  3. 起床後すぐに布団を押入れに入れず、1~2時間空気に晒してから押し入れに。
  4. ベッドメイキングをしっかりとするよりも、マットレスの表面が乾きやすいように掛け布団はめくってマットレスの足元の方にまとめておく。
  5. 暑い季節はシーツを3日に1度、少なくとも週に1度は取り替えましょう。
  6. マットレスが両面使用可能なら半年に1度はひっくり返して使う面を変更する。
  7. ベッドパッド、敷きパッドを併用して寝汗・老廃物がマットレスに付着しないようにする。

7つも全て行うのは手間に感じられるかもしれませんが、習慣化できるとそこまで大変には感じられなくなります。

まとめ

ここまで読んでいただけたら、あなたはもうダニ対策マスターですが、念のためダニ対策を振り返ると、

0. ダニの性質を理解する
1. ダニを退治(死滅)させる
2. ダニアレルゲン(死骸や糞)を除去する
3. ダニの再発生・増殖を防ぐ

このステップでダニ退治・対策を行いましょう。あなたのダニのお悩みが解決すれば何よりです。

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