ラテックス枕とは?メリット・デメリットと失敗しない選び方
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- 天然ゴム由来
- 抗菌・防ダニ
- 高反発と低反発の間の風合い
などと聞いて、ラテックス枕に興味を持つ人が多いです。
しかし、ラテックス枕は日本ではまだまだ普及が進んでいないため、
あまり情報がなく「どのように選べばよいのか分からない」という思うことはないでしょうか?
そこで本日は、熟睡するための「ラテックス枕のおすすめの選び方」をご紹介します。
1. ラテックス枕とは?天然ゴム素材の特徴と評価
ラテックス枕は、ゴムの木から採れる樹液を発泡させて作った「天然ラテックスフォーム」を中材に使った枕です(※商品によっては合成ラテックスやブレンドもあります)。無数の気泡を含んだスポンジ状の素材で、低反発枕のように沈み込みすぎず、高反発枕ほどの硬さもない、いわば"中間的な弾力"が特徴です。
頭を乗せるとゆっくり沈み込みつつ、下からしっかり押し返すため、首や後頭部のラインになじみやすく、体圧分散性に優れていると言われます。寝返りを打っても元の形に戻りやすいので、「ふんわりしつつも、しっかり支えてほしい」人からの評価が高い素材です。
また、多くのラテックス枕はピンホール(無数の小さな穴)やスリットが入っており、通気性を確保しやすい構造になっています。ムレを抑えたい方や、頭まわりの湿気・カビが気になる方にとっても選択肢になりやすい枕です。一方で、ゴム特有のニオイに敏感な方や、ラテックスアレルギーの心配がある方は、後述の注意点を確認したうえで検討する必要があります。
側生地には綿ニットやテンセル、ポリエステルニットなど伸縮性のある生地がよく使われ、ラテックスフォームのフィット感を邪魔しないよう工夫されているケースが多いです。カバーの素材や機能性(防ダニ・抗菌防臭など)も、寝心地や衛生面を左右する重要なポイントになります。
2. ラテックス枕のメリット・デメリット
2-1. ラテックス枕のメリット
2-1-1. 首・頭を面で支えるフィット感
ラテックス枕は、低反発枕のような"じわっと沈む"感触と、高反発枕の"しっかりした支え"の中間くらいの弾力があり、頭・首・肩のラインになじみながら支えるのが得意です。個人差はありますが、首すじのすき間を埋めやすく、頸椎のカーブを保ちやすいと感じる人もいます。
2-1-2. 寝返りのしやすさ
反発力があるため、体が沈み込みすぎず、寝返りを打つときに力がいらないのもメリットです。寝返りが少ないと同じ場所に圧力と熱がこもりやすいため、「寝返りしやすい」という特性は、一般的に快適な寝姿勢を保つうえでプラスになりやすい要素です。
2-1-3. 通気性・衛生性に配慮した構造
ラテックスフォームには無数の気泡やピンホールがあり、ウレタンフォームに比べて通気しやすい構造の商品が多く見られます。さらに、天然ラテックスには雑菌やダニが繁殖しにくいとされる性質もあり、防ダニ・抗菌をうたう枕もあります(※あくまで一般的な傾向であり、完全に防げるわけではありません)。
2-1-4. ヘタリにくく、耐久性が高い
適切な環境で使えば、ウレタン系の低反発枕よりヘタリにくいとされることが多く、寿命や耐久性の面でも評価されています。毎日使う枕だからこそ、「すぐペタンコにならない」点を重視する方にはメリットです。
2-2. ラテックス枕のデメリット
2-2-1. ゴムアレルギー・ラテックスアレルギーのリスク
ゴム手袋などで肌荒れが出た経験のある方は、ラテックス枕でアレルギー症状が出る可能性もゼロではありません。その場合は使用を控えるか、医師と相談のうえで検討する必要があります。
2-2-2. ニオイ・感触の好みが分かれる
開封直後はラテックス特有のゴム臭を強く感じることがあります。陰干しすることで和らぐケースが多いものの、ニオイに敏感な方には負担になる場合があります。また、独特の弾力や"むちっ"とした感触が合わない方もいるため、好みが分かれる素材です。
2-2-3. 本体の水洗い・天日干しNGが基本
多くのラテックス枕は、ラテックスフォーム本体の洗濯・水洗いが不可です。天日干しや乾燥機も劣化の原因になるため、お手入れは「カバーの洗濯」と「陰干し」が中心になります。洗える枕を重視する方にとってはデメリットになり得ます。
2-2-4. 重量・価格帯がやや高め
ラテックスは密度が高いため、同じサイズでもポリエステルわた枕などに比べて重く感じることがあります。また、天然ラテックス100%の枕は、高価格帯の商品が多い傾向があります。
3. ラテックス枕の選び方4ステップ
ラテックス枕は以下の4つのステップで選びましょう。
- 素材が天然か合成か確認する。
- 通気性を上げる構造のものを選ぶ。
- 理想的な寝姿勢ができるか試し寝をする。
- 頭が固定され過ぎないか確認する。
このステップで条件に満たすラテックス枕をお選びいただければ、きっと眠りの満足度を高められます。
3-1. 素材が天然か合成か確認する
ラテックス素材には3種類あること、ご存知ですか?
- 合成ラテックス
- 天然ラテックス
- 天然ラテックス100%
| 種類 | 天然ゴム保有量 | 品質 | 価格 |
| 合成ラテックス | 80%未満 | ◯ | ◯ |
| 天然ラテックス | 80%以上100%未満 | ◯ | ◯ |
| 天然ラテックス100% | 100% | ◎ | ◎ |
天然ゴムの含有量が80%以上あれば、天然ラテックスと名乗れるため3種類存在することになっています。
もちろん、天然ゴムの含有量が高いものの方が良いのは言うまでもありません。合成ラテックスだと、「へたりが早い」「反発弾性が十分でない」「ゴム臭が強い」など使用感に難があります。
そのため、少なくとも天然ラテックス、できれば天然ラテックス100%の枕を選ぶようにしましょう。
3-2. ピンホール型か突起(凸凹)型か
ラテックス素材は通気性が良いわけではないので、
ピンホール(穴)が空いていたり、トゲトゲの突起形状にして通気性を高めています。
ピンホール構造にすると使用感としては柔らかくなります。
突起の凸凹とした使用感は完全に好みがわかれますので、きちんと試し寝をして好みのほうを選ぶようにしましょう。
3-3. 理想的な寝姿勢ができるか試し寝をする
試し寝をする際に気をつけていただきたいのが、きちんとした寝姿勢がとれるか否かです。
ラテックス寝具は海外ブランドのものをそのまま日本に輸入しているものがあるので、日本人仕様になっておらず合わないこともあります。
枕の適切な高さはこちらのページ『理想的な枕の高さとは』で細かく説明していますが、かいつまんで説明すると、以下の3つのポイントが満たせられるか確認しましょう。
- 後頭部・首の隙間をしっかりと埋める
- 「肩口から頭が10~15度の傾斜」
- 「顔面が5度の傾き」
ラテックス素材は柔軟なので1に関しては問題ないと思いますが、2と3が大切です。
首のカーブが自然な形状のままサポートされ、尚且つ、気道の通りを良い状態に保つためにこれらのポイントを確認しましょう。
横向き寝の場合は、首筋が真っ直ぐ床と水平になることを目指しましょう。
3-4. 頭が固定され過ぎないか確認する
ラテックス素材と一口に言っても、反発力は様々です。
反発力の高いラテックス枕であればこの項目は問題ないのですが、低反発枕のような使用感のラテックス枕は注意が必要です。
あなたがラテックス枕に頭を置いた時に、首を左右に振れるか確認しましょう。できるだけ弱い力で、です。というのも、枕が柔らかすぎて沈み込んでしまう場合、睡眠中の頭のちょっとした寝返りができないことがあるためです。
寝返りがしづらく頭が固定されてしまうと、特定の体の部位に疲れが集中してしまいます。その結果として、翌朝の首の疲れや肩こりの原因になってしまうことがあります。
試し寝はこのように、しっかりと行いましょう。
4. ラテックス枕が合う人・合わない人
4-1. ラテックス枕が合いやすい人
4-1-1. 低反発枕の"沈み込みすぎる感じ"が苦手な人
「頭が沈み込みすぎて寝返りしにくい」「朝起きると同じところばかり当たっている感じがする」という方には、ほどよく押し返すラテックス枕が選択肢になります。
4-1-2. 高反発枕だと硬すぎると感じる人
高反発ウレタンやそばがら枕などの"しっかり硬め"が合わない場合でも、ラテックスの弾力は「硬すぎず柔らかすぎない」中間の感触になりやすく、受け入れやすいことがあります。
4-1-3. 寝返りが多い、横向き寝が多い人
反発力があるため、横向き寝から仰向け寝への切り替えなど、寝返りの動きを邪魔しにくい素材です。横向きが多い人は、ラテックス枕の中でも高め・しっかりめのタイプを選ぶと、肩と首のすき間を埋めやすくなります。
4-1-4. 枕のヘタリが気になりやすい人
「ふわふわの枕だとすぐペタンコになる」「頻繁に買い替えるのは負担」という方にとって、ラテックス枕の耐久性はメリットになりやすいです。
4-2. ラテックス枕が合わない可能性がある人
4-2-1. ゴムアレルギー・ラテックスアレルギーの既往がある人
手袋やバンドなどラテックス製品で肌荒れやかゆみの経験がある場合には、ラテックス枕は慎重に検討する必要があります。場合によっては他素材(高反発ウレタン、ポリエステル、羽毛など)の枕が無難です。
4-2-2. 素材のニオイに敏感な人
ラテックス独特のニオイは、時間とともに薄れることが多いものの、「どうしても気になって眠れない」という方もいます。ニオイに敏感な方は、開封後しばらく陰干ししても違和感が残るようなら、別素材を検討したほうが安心です。
4-2-3. 非常に柔らかい枕が好みの人
ダウン枕や極上のフェザー枕のような「ふわふわ・とろける」感触を好む方には、ラテックス枕の弾力は硬く感じることがあります。その場合は、柔らかめの低反発枕や、ポリエステルわた枕の中でもソフトタイプが選択肢になります。
4-2-4. 枕本体まで丸洗いしたい人
「洗濯機で丸洗いできる枕」が絶対条件という方にとっては、本体の水洗いNGが基本のラテックス枕は不向きです。カバーやプロテクターでしっかりカバーしつつ、こまめに洗う前提を受け入れられるかがポイントになります。
5. ラテックス枕の使用上の注意点とお手入れ方法
ラテックス枕は他の枕にはない特徴があるので、使用上の注意点もやや変わります。
5-1. ゴムアレルギー
ゴムアレルギーをお持ちの場合は、ラテックス枕を使用することでショック症状を起こすことがあるので使用はお控えください。バナナ、キウイ、クリ、アボガドなどを食べた際、口の中が痒くなる人はゴムアレルギーであることが相関性が高いので該当する場合は購入前に確認しましょう。
5-2. 抗菌・防ダニ≠お手入れ不要
ラテックス素材は天然の抗菌作用を持っていますが、それはお手入れが不要という意味ではありません。特に寝室の湿度が高くなる時期は、こまめに枕を換気してあげましょう。また、側生地・枕カバーには少ないとはいえダニは付きますので、やはりダニアレルゲンに敏感な方はこまめなお洗濯をする必要があります。
5-3. 使用当初のニオイの強さは念頭に
特にビニールに密封されているラテックス枕はにおいが強い傾向があるので、念頭において置きましょう。とはいえ、数日間風通しの良いところで空気に晒していれば大分においは落ちます。(合成ラテックスの場合、においはなかなか落ちません。)
5-4. 天日干し・水洗いは不可
ラテックス素材は日光(紫外線)に当たると分解されてしまうので、天日干しは厳禁です。日陰干しをしましょう。また、ラテックス素材自体を水で洗うことはできないので、素材を汚さないように使いましょう。どうしても汚れを取りたい場合は、硬く絞ったタオルでサッと拭く程度にとどめておきましょう。
このような理由から、ラテックス枕は極力汚れないようにケアする必要があります。そのため、枕カバーではなく枕プロテクターを使用してそもそも枕が汚れないように工夫することをおすすめします。
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伸縮性に富んだニット生地が生みだす柔軟な肌あたり、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜による爽やかさ、その上、50回洗濯にも耐えうるしっかりした作り。自社製品のため手前味噌ですが、No.1の防水枕プロテクター(防水カバー)と自負しています。
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枕プロテクターの詳しい内容についてはこちらのページ『枕プロテクターって必要?ケース別の向き不向き』をご一読ください。
6. ラテックス枕と他の素材の枕を比較
ラテックス枕の特徴をよりイメージしやすくするために、代表的な枕素材との違いを簡単に整理します。
6-1. 低反発枕との比較
-
低反発枕
- ゆっくり沈み込む"包み込まれるような"寝心地
- 体圧分散性に優れる一方、沈み込みすぎると寝返りしにくいこともある
- 通気性はやや劣るものが多く、ムレやすさが気になる場合も
-
ラテックス枕
- 低反発ほど沈み込まず、反発力があるため寝返りしやすい
- 通気孔が多く、低反発よりムレにくい構造の商品が多い
「柔らかさ重視」「包み込まれる感じが好き」なら低反発、「サポート感と寝返りのしやすさのバランス」を求めるならラテックスが候補になります。
6-2. 高反発枕(ウレタン)との比較
-
高反発枕(ウレタン)
- しっかりとした硬さで、頭が沈み込みにくい
- 反発力が強く、姿勢保持には向きやすいが、硬さを強く感じる人もいる
-
ラテックス枕
- 高反発ほどガチッと硬くなく、ソフトな弾力がある
- 「硬すぎる枕が苦手だけど、沈み込みすぎるのも嫌」という人の中間解として選ばれやすい
6-3. 羽毛・ポリエステルわた枕との比較
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羽毛・フェザー枕
- 非常に柔らかく、ふんわりした寝心地
- へたりやすく、定期的なメンテナンスや買い替えが必要
-
ポリエステルわた枕
- 軽くて扱いやすく、洗える商品も多い
- 弾力の持続性はラテックスに比べると劣る場合が多い
-
ラテックス枕
- 羽毛・ポリエステルよりしっかりした弾力があり、形状が安定している
- 洗濯はしにくいが、耐久性やサポート力を重視する人に向く
6-4. パイプ枕・ビーズ枕との比較
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パイプ枕・ビーズ枕
- 高い通気性とシャリ感のある寝心地
- 高さ調整がしやすく、洗える商品も多い
- 素材のコロコロした感触が苦手な人もいる
-
ラテックス枕
- 表面はなめらかで、「つぶつぶ感」がない
- 高さ調整機能はない商品も多いが、面で支える安定感がある
このように、ラテックス枕は「低反発と高反発の中間的な弾力」「通気性」「耐久性」に特徴があり、洗える枕ではないものの、サポート力と寝心地のバランスを重視する方に適した選択肢と言えます。
自分の好みや体質(暑がり/寒がり、ニオイの感じ方、アレルギーの有無)を整理したうえで、他素材の枕と比較しながら検討してみてください。
7. おすすめのラテックス枕
3章でご説明した内容を元におすすめできるラテックス素材の枕などをご紹介します。
- 製品:Cumulus 100%天然ラテックス 高反発枕
- 価格:11,800円
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100%天然ラテックス素材の枕です。6年間の保証を設けている上、ゴムの原液採取国(タイ南部プーケット)だけでなく、社名(Milk Tree社 )まで開示しており品質に真摯な姿勢が伝わってきます。
私の個人的な見解になりますが、凸凹とした突起のある形状のラテックス枕よりも、ピンホール仕様のもののほうが頭へのフィット感があり快適です。とはいえ、これは好みの分かれるところですので、一度試し寝をされて比べることをおすすめします。
- 製品:セルプールピロー フォー・ユア・ネック
- 価格:14,850円
- 【商品ページはこちら】
ラテックス素材ではありませんが、私どもが「枕の首へのフィット感」を追求して設計した高反発ウレタンフォーム首枕です。
枕に頭を置くだけで首がスッと伸びるので、ストレッチをしながら眠るような快適な寝心地です。首のフィット感とサポート性を重視するなら、イチオシの枕です。手洗い可能なウレタンで耐久性も高いので、長く衛生的にご愛用いただけます。ぜひあなたの首でこの快感をお楽しみください。
最後に
どの枕にも言えることですが、枕を試し寝をする場合、くれぐれもご家庭のマットレスと似た使用感のマットレスの上で試し寝をするようにしてください。そうでないと、「試し寝で気に入ったのに家で使ってみたらなんか違う感じがする」ということになりかねません。
ご紹介のポイントを踏まえて、快適なラテックス枕をお選びいただけると幸いです。
また、もしあなたが「ラテックス素材とその他の比較が知りたいな」とお考えであれば、以下のページで13種類の枕素材の比較情報とおすすめのブランドについて紹介しているのでご参考にしてみてください。
関連記事:【熟睡枕おすすめ7選】正しい選び方で相性チェック!なお、枕に関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。
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よくある質問
Q1. ラテックス枕の寿命はどれくらいですか?どんな状態になったら買い替え時ですか?
一般的にラテックス枕の耐久性は高く、使用環境にもよりますが3〜5年程度を目安に見直すケースが多いと言われています(あくまで一般的な目安です)。
次のようなサインが出てきたら買い替えの検討時期です。
- 新品の頃と比べて、明らかに弾力(反発力)が弱くなった
- 頭を乗せた部分だけが凹んだまま戻らず、高さが不均一になっている
- カバーを替えても、枕本体からニオイ(カビ臭・ゴム臭・汗臭さ)が取れない
- 表面にヒビ割れ・欠け・粉状のカスが見られる
見た目は問題なくても、「朝起きたときに首や肩がこわばるようになった」「以前より寝心地が悪くなった」と感じ始めたら、寿命のサインとして一度見直してみるのがおすすめです。
Q2. ラテックス枕は夏でもムレませんか?通気性はどうですか?
ラテックス枕はウレタンの低反発枕と比べると、内部に気泡が多く、通気孔(ピンホール)が空いている構造のものが多いため、一般的にはムレにくい部類です。ただし、通気性の良さは「枕本体」だけでなく、次の要素にも左右されます。
-
使用している枕カバーの素材
- 綿ニット・パイル・ガーゼなどは吸湿性が高く、汗ムレを軽減しやすい
- ポリエステル100%の厚手カバーは、汗かきの方だとムレを感じやすい場合も
-
寝室の温度・湿度管理
- エアコンや除湿機で湿度をコントロールしておくと、頭まわりもさっぱりしやすい
- 枕の陰干し習慣
- 時々、風通しの良い日陰でしっかり湿気を飛ばしておくと、ムレ・ニオイ対策に有効
「夏になると頭だけ暑く感じる」「汗で枕カバーがベタつく」という方は、ラテックス枕+メッシュやパイルのカバー、通気性の良いベッドパッドやマットレスと組み合わせると、体感がかなり変わることがあります。
Q3. ラテックスアレルギーが心配です。どのように確認すればいいですか?
ゴム手袋や輪ゴムなどでかゆみ・発疹・赤みが出たことがある方は、ラテックス枕でもアレルギー症状が出る可能性があります。気になる場合は、以下の点を確認してから使用してください。
- これまでに医療用手袋・ゴム製品でアレルギー反応が出たことがないか振り返る
- 初めて使用する際は、短時間から試し、肌や呼吸の変化をチェックする
- 少しでも不安がある場合は、事前に医師に相談し、別素材(高反発ウレタン枕・ポリエステル枕・羽毛枕など)も比較する
特に、アレルギー体質の方やぜんそく・アトピーをお持ちの方は、自己判断で無理に使用を続けず、違和感があればすぐに使用を中止することをおすすめします。
Q4. ラテックス枕は洗えないと聞きましたが、ダニやカビが心配です。どう対策すればいいですか?
ラテックス枕の本体は水洗いできない商品がほとんどなので、「本体を汚さない・湿気をためない」対策が重要になります。具体的には次のような方法があります。
- 防ダニ・抗菌防臭加工付きの枕カバーや枕プロテクターを使用する
- カバー・プロテクターは、週1回以上のペースで洗濯する
- 月に1〜2回を目安に、ラテックス枕本体を風通しの良い日陰で陰干しして、内部の湿気を逃がす
- ベッドマットレスや敷き布団も含めて、寝具全体の通気・除湿を意識する
「黒い点が出てきた」「カビ臭がする」といった状態まで進んでしまうと、完全に元に戻すのは難しい場合があります。その場合は無理に使い続けず、買い替え+今後の予防策(プロテクター活用・除湿・こまめな陰干し)をセットで考えると安心です。
Q5. ラテックス枕の高さが自分に合っているか、簡単にセルフチェックする方法はありますか?
ラテックス枕は素材の弾力性が高いぶん、高さが合っているかどうかが快適さを左右します。次のようなポイントを鏡やスマホのセルフ撮影でチェックしてみてください。
- 仰向けに寝たとき、おでこと顎のラインがほぼ水平になっているか
- 横向きに寝たとき、鼻・口・胸の中心が一直線になっているか(首が傾いていないか)
- 朝起きたときに、首の前側(のど側)や後ろが突っ張るような感覚がないか
- 枕の中央が極端に凹んでいて、寝返りの度に頭が転がる感じがしないか
「少し高いかな」と感じる場合は、タオルを1枚減らす/高さ調整シートを抜くなど、微調整ができるラテックス枕を選ぶと、自分に合ったポジションを探しやすくなります。
著者紹介
著者情報
加賀 照虎(上級睡眠健康指導士)
上級睡眠健康指導士(第235号)。3,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。取材依頼はこちらから。
各種SNSで情報発信中。
上級睡眠健康指導士(第235号)。3,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。取材依頼はこちらから。
各種SNSで情報発信中。
「いくら眠っても眠い」
「寝付きが悪くなった」
など睡眠のお悩みを抱えてはいないでしょうか?
多くの研究データから質の低い睡眠は生活の質を下げることがわかっています。
快眠タイムズでは、皆さんの睡眠の質を向上させ、よりよい生活が送れるように、プロの視点から睡眠/寝具の情報を発信していきます。