ウレタンマットレスの種類・特徴をもとにした失敗しない!おすすめの選び方と使い方

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ウレタンマットレスの種類・特徴をもとにした失敗しない!おすすめの選び方と使い方

こんにちは、加賀照虎です。

  • 「マットレスって色々種類あるよな」
  • 「ウレタンマットレスって他素材と比べてどうなんだろう?」

などと思ったことはないでしょうか。

素晴らしい疑問点です。

そもそもウレタンフォームには高反発、高弾性、低反発とありますし、他にもファイバーやラテックス素材などがあります。また、それらの詰め物の下にコイルスプリングが組み合わせられているコイルマットレスもあり、寝心地から使い心地まで大きく異なっています。

種類 イメージ 体圧分散 反発弾性 横揺れ 通気性 お手入れ










高反発ウレタン
フォーム
high-resiilience-foam
ラテックス latex-foam
TPEポリマー TPE-polymer

一般ウレタン
フォーム
regular-foam
ファイバー air-fiber ×


低反発ウレタン
フォーム
memory-foam
繊維わた polyester-fiber




ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress - - - - -


ボンネルコイル bonnel-coil -
ポケットコイル pocket-coil -
※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 - 」としています。また、それぞれ加工・品質により△が◯になったり、◎が◯になることがあります。

これらの特徴、寝心地、使い勝手をよく理解することが大事です。

そうすることであなたに合ったマットレス選びがより上手にできるようになります。

そこで本日は、

  • ウレタンマットレスの種類
  • 多種類と比較したウレタンマットレスの特徴
  • ウレタンマットレスを選ぶときのポイント
  • ウレタンマットレスを使う上での注意点とよくある質問

などについて分かりやすく解説していきます。

最後までお読みいただくと、そもそもウレタンマットレスが自分に合うかから、どの素材のウレタンマットレス(または別の素材)が自分に合うかわかるようになります。

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。ウレタンフォームだけでなく多様な素材から網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。

1. ウレタンマットレスの種類

ウレタンフォームには高弾性、高反発、低反発の3つの種類があります。

ボールを落としたときにどれくらい跳ね返すかという「跳ね返り率(反発弾性)」によって、それぞれ区別されます。

種類 イメージ 跳ね返り率
高反発
(高弾性)
high-resiilience-foam 50%以上
レギュラー
(一般)
regular-foam 15~50%
低反発 memory-foam 15%未満
ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress -
【注意】2021年規定が変わり、跳ね返り率50%以上で高弾性(高反発)、15~50%でレギュラーとなりました。しかし、市場にある高反発マットレスの反発弾性は40%前後のため、実態に即したままの記載を続けていきます。

さて、細かい話は置いておいて、このようなウレタンフォームのみで作られれば、それは「ウレタンマットレス」となります。

もっとも一般的なのが、高反発ウレタンマットレスや低反発ウレタンマットレスなどですが、高反発ウレタンフォームの上に高弾性ウレタンフォームや低反発ウレタンフォームを組み合わせたハイブリッドマットレスもあります。このように「ウレタンマットレス」と一口にいっても多様ですので、寝心地について語ることは難しいです。

しかし、ウレタンフォームのマットレスである限り、

  • 敷布団やコイルにない特徴
  • 選ぶときのポイント

など共通して知っておくべきポイントがあります。

次章ではこれらについて分かりやすく解説していきます。

2. 【敷布団とコイルマットレスと比較】ウレタンマットレスの特徴

敷寝具には以下の4つのスタイルがあります。

  • 敷布団
  • ノンコイル薄型マットレス
  • 脚付きマットレス
  • ノンコイルベッドマットレス
  • コイルスプリングベッドマットレス

この中でウレタンマットレスはノンコイル薄型マットレスとノンコイルベッドマットレスの2つに該当することになります。

敷布団 ノンコイル
薄型マットレス
脚付き
マットレス
ノンコイル
ベッドマットレス
コイルスプリング
ベッドマットレス
画像 futon1 thin-non-coil-mattress1 mattress-with-legs thick-non-coil-mattress1 coil-mattress1
厚み 5~10cm前後 7~10cm前後 10~20cm前後 15~25cm前後 20~35cm前後
重量 3~6kg前後 4~7kg前後 10~30kg前後 10~20kg前後 20~30kg前後
寝心地
耐久性
揺れ&音
使用環境 床&ベッド ベッド ベッド ベッド
手入れ
クリーニング × ×
処分
価格

このことを念頭に置いてもらいつつ、敷布団・コイルスプリングと比べたウレタンマットレスのメリット・デメリットなどの特徴について説明していきます。

なお、ウレタンマットレスが床置きなのかベッド仕様なのかは厚さによって変わります。厚さが15cm前後以上のものがベッド仕様になることが多いですが、明確な境界線はありません。むしろ、床置きマットレスをベッドで使うとしてもまったく問題ないので、境界線自体がないようなものです。

【注意】寝心地については製品個別の話となり、比較が難しいので控えさせていただきます。

2-1. 長所(メリット)

ウレタンマットレスは、敷布団やコイルスプリングと比べて、比較的リーズナブルでお手入れも手軽など、いくつかのメリットがあります。ここでは、ウレタンマットレスのメリットについて、それぞれ詳しく見ていきましょう

2-1-1. 横揺れや軋み音がない

ボンネルコイルマットレスはコイル同士に横のつながりがあるため一緒に寝る人の寝返りによる振動が伝わりやすいですが、ウレタンフォーム素材ではそのようにして振動が伝わることは非常に少ないです。

ボンネルコイル ポケットコイル
bonnel-coil pocket-coil

また、コイルマットレスでは避けることができない軋み音もありません。そのため、外部刺激を極力減らした環境で眠りたいには理想的な素材となります。

このメリットについては敷布団も同様です。

2-1-2. 取扱いや手入れが手軽

敷寝具は敷きっぱなしにしてはいけません。

そのため、敷布団であれば週に1~2回は陰干しをすることが求められ、かなりの手間がかかることになります。その一方、ウレタンマットレスであれば下のイラストのように壁に立てかけることができるので、干す手間をだいぶ省くことができます。

How-to-air-mattress
マットレスを壁に立てかけて干す

コイルマットレスはそもそも重すぎてこのような手入れをすることが困難なため、ベッドの上で使ったり、除湿シートを下に敷くことになります。

2-1-3. 比較的にリーズナブル

  • 構造がシンプル
  • 圧縮梱包できる

これらの理由によりウレタンマットレスはコイルマットレスと比べてリーズナブルになっています。そのため、1万円台でもそこそこの寝心地を実現することができるのです。

もちろん、コイルマットレスにも1万円台のものがありますが、多くはコイルの上の詰めものが少なすぎてコイルの硬さが腰に感じられる低品質マットレスです。

低品質なスプリングマットレスは詰め物が少なすぎることが多い
低品質なスプリングマットレスは詰め物が少なすぎることが多い

こういった背景から、安価なマットレスならウレタンフォーム素材一択だと私は考えています(敷布団もリーズナブルですが寝心地に限界があります)。

2-1-4. 処分が手軽

ウレタンフォーム素材のマットレスは小さくちぎることで家庭ゴミとして捨てることができます。名古屋市では、ウレタンフォームは可燃ゴミ、側生地は資源回収(中わたがあれば可燃ゴミ)、ファスナーはプラスチックなら可燃ゴミで鉄なら不燃ゴミとなります。

コイルマットレスは粗大ゴミとして廃棄するしかないので、処分面では圧倒的にウレタンマットレスは手軽です。

2-2. 短所(デメリット)

さまざまなメリットを持つウレタンマットレスですが、洗濯やクリーニングができない点はデメリットと言えるでしょう。ここでは、ウレタンマットレスのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

2-2-1. 洗濯・クリーニング不可

  • 敷布団:洗濯機やコインランドリー、宅配クリーニング
  • コイルマットレス:出張洗浄クリーニング

などによりキレイにすることができますが、ウレタンマットレスはどれも不可能です。かろうじて側生地が外せれば側生地を外して洗濯機で洗って、ウレタンフォームを湿ったタオルで拭くことができるくらいです(高反発or高弾性ウレタンフォームには軽い水洗いができるものもある)。

そのため、ウレタンマットレスを使うならそもそも汚れないようにパッドやプロテクターを敷いて汚れ対策をするようにしましょう。

敷きパッド ベッドパッド ベッドシーツ トッパー プロテクター
画像 shiki-pad1 bed-pad1 bed-sheet1 mattress-topper1 mattress-protector1
役割
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • おしゃれ
  • 体圧分散改善
  • マットレスの
    汚れ防止
厚み 1~2cm前後 3~4cm前後 5mm前後 3~5cm 5mm前後
温湿度調整 ×
汚れ防止
洗濯 ×
体圧分散性 × ×

3. ウレタンマットレスを選ぶときのポイント

ウレタンマットレスを選ぶなら下記の7つの点を押さえて選ぶようにしましょう。

  1. 硬すぎ・柔らかすぎを避けるために加工・組み合わせを理解する
  2. 腰を痛めないために厚さが必要最低限以上あるものを選ぶこと
  3. 耐用年数はウレタン密度を確認すること
  4. 通気性が良いものを選ぶために加工・構造を理解する
  5. 蒸れにくい素材の側生地(カバー)を選ぶこと
  6. 用途に合わせて折りたたみ仕様を検討すること
  7. ニオイが少ないものを選ぶ方法

この勢いでこれらの点についてこのページで一気にすべて解説していきたいところですが、高反発、高弾性、低反発のそれぞれで微妙にポイントの押さえ方が異なってきます。そのため、それぞれ個別に選び方を紹介しているページがありますので、検討中のものをそちらから確認してください。

関連記事:高反発ウレタンマットレスの特徴を活かした選び方とおすすめ 関連記事:高弾性マットレスとは?高反発との寝心地の違いを比較 関連記事:【腰に嬉しい】低反発マットレスのおすすめ5選と専門的選び方

硬さ、厚さ、密度などは知っておかないと後悔するほど重要なので、知らないなら絶対に確認しておきましょう。

3-1. 硬すぎ・柔らかすぎないものを選ぶ

マットレスが柔らかすぎたり硬すぎたりすると、理想の寝姿勢が保てず、腰や肩に余計な負担がかかって腰痛や疲れの原因になってしまいます。

自分に合った適切な硬さを選ぶことが、毎朝すっきりと目覚めるための大切なポイントです。ウレタンマットレスの硬さは「N(ニュートン)」という単位で表されており、以下のように区分されています。

区分 用語(表示名)
110ニュートン(11重量kg)以上 かため
75ニュートン(7.5重量kg)以上110ニュートン(11重量kg)未満 ふつう
75ニュートン(7.5重量kg)未満 やわらかめ

ウレタンマットレスの硬さを選ぶ際は、自身の体重を参考に選ぶといいでしょう。

体重 おすすめの硬さ(ニュートン)
50kg以下 100N前後
50~75kg 150N前後
75kg以上 180N以上

ただし、寝心地の好みや慣れもあるので、実際に試してみるのがおすすめです。
自分に合った硬さのマットレスを選ぶことで、腰や背中の負担を軽減し、健康的な睡眠環境を整えましょう。

参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_08.html

 

3-2. 腰を痛めないために必要最低限以上の厚みがあるものを選ぶ

腰痛対策を考えるなら、自分の体重や体型に合った「適度な厚み」を選ぶことが大切です。薄すぎるマットレスを使うと、体重が一点に集中しやすくなり、腰部や背中に余計な負担がかかってしまいます。逆に、分厚すぎるマットレスは体が沈み込みすぎてしまい、脊椎のバランスが崩れて腰痛が悪化することもあります。一般的には、20cm〜30cm程度の厚さが腰痛対策に適しているとされており、この厚みであれば体圧をしっかり分散しつつ、背骨を自然な状態でサポートしてくれます。ただし、これはあくまで目安であり、最適な厚さは体格や好みによって変わってきます。

 

3-3. 耐用年数はウレタン密度を確認する

ウレタンマットレスの耐用年数は、「ウレタン密度(D)」を確認しましょう。ウレタン密度は“1立方メートルあたりの重さ(kg/m³)”で表され、高いほど耐久性があり、へたりにくいという特徴があります。以下に、ウレタン密度ごとの耐用年数の目安をまとめました。

ウレタン密度(kg/㎥) 耐久性の評価
高反発 低反発
20D以下 30D以下
  • 数ヶ月~1年程度の耐用年数。
  • 1万円をきる安価なマットレスに使用される。
25D前後 35D前後
  • 3~5年程度の耐用年数。
  • リーズナブルなマットレスに使用される。
30D前後 40D前後
  • 5~8年程度の耐用年数。
  • 国内・海外ブランドの有名マットレスに使用される。
40D以上 50D以上
  • 8年以上の耐用年数。
  • 高価で高品質なマットレスに使用される。

ウレタン密度が低いマットレスは価格が手頃な反面、どうしても耐用年数が短くなりがちです。反対に、密度が高くなるほど価格は上がりますが、そのぶん耐久性も増し、長く使える傾向があります。購入時は、ご自身の予算やライフスタイル、どれくらい長く使いたいかを考えて選びましょう。また、近年は圧縮梱包で配送されるマットレスも増えていますが、28D以下だと圧縮耐久性が低く、開封後に厚みが戻らないトラブルもあるようです。選ぶ際は、この点にも注意が必要です。どんなに耐久性が高いマットレスでも、毎日使えば汚れたり、カビが生えることも。お手入れが難しい場合は、5年ほど快適に使えるものを目安に買い替えを検討するのもおすすめです。

 

3-4. 加工や構造が工夫されていて通気性が良いものを選ぶ

ウレタンマットレスを快適に使うためには、通気性の良さにもこだわりましょう。マットレスの通気性は、内部にどれだけ空気の通り道があるかによって決まります。ウレタン素材は無数の細かな「気泡(セル)」を含んでいますが、この気泡のつながり方によって通気性が大きく変わります。ウレタンには「クローズドセル」と「オープンセル」という2種類の構造があります。「クローズドセル」は気泡同士が閉じているため空気が通りにくく、熱や湿気がこもりやすいのが特徴です。保温性は高いものの、夏場や湿気が気になる環境では蒸れを感じやすいかもしれません。一方、「オープンセル」は気泡同士がつながっているので、空気や湿気がマットレス内部までしっかり通り抜けます。そのため通気性が高く、汗をかきやすい方や蒸れが気になる方にもおすすめです。通気性を重視するなら、オープンセル構造のマットレスを選びましょう。

 

3-5. ムレにくい素材の側生地(カバー)を選ぶ

マットレスを選ぶときは、本体だけでなく「側生地(カバー)」の通気性にも注目しましょう。せっかくマットレス内部が通気性の良い構造でも、肌に触れるカバーの素材がムレやすいと、結局寝苦しさにつながってしまいます。特に高級マットレスなどは、複数の素材を組み合わせて快適さを追求していることが多いですが、クッション層や詰め物、表面の生地までしっかりチェックすることが大切です。ショールームや店舗では快適に感じても、ご自宅の湿度やお部屋の環境では違いを感じやすいので、通気性の高いカバーを選ぶことで、夏場の蒸れや寝汗対策にもなります。また、マットレスのカバーは取り外して洗濯できるタイプだと、汗や汚れをこまめに落とせていつでも清潔を保てます。

 

3-6. 用途に合わせて折りたたみ仕様を検討する

折りたたみマットレスは、2つ折りや3つ折り、4つ折り、6つ折りといったように、いくつかのパーツで構成されているタイプが一般的です。折りたたみ部分が多いほど、マットレスはコンパクトになり、収納しやすくなります。毎日マットレスを片付けたり、来客用として押し入れにしまいたい場合は、折り目の多いマットレスが特に便利でしょう。
例えば、3つ折りマットレスなら、ベッドフレームの上で手軽に立てて風を通すことができるので、湿気やカビの予防にも効果的です。こまめに換気しておくことで、寝具を清潔に保ちやすくなります。
一方で、「収納」や「持ち運び」の必要がない方には、あえて折りたたみマットレスを選ぶ理由はあまりありません。というのも、折りたたみタイプは一枚もののマットレスに比べて、耐久性や寝心地で劣る場合が多いからです。特に複数のパーツに分かれているセパレートタイプは、長期間の使用で折り目部分がへたりやすい傾向も見られます。
折りたたみ仕様のメリットとデメリットをふまえて、ご自身のライフスタイルに合うかどうか、じっくり検討してみてください。

 

3-7. ニオイが少ないものを選ぶ

ウレタンマットレスを開封する際のニオイが気になるなら、ホルムアルデヒドが抑えられている商品や、「エコテックス」などの安全証明を取得した商品を選びましょう。このニオイの主な原因は、製造過程で使われる「アミン」や「ホルムアルデヒド」といった化学物質です。人体への影響はほとんどありませんが、感じ方には個人差があり、どうしても気になる方もいるでしょう。もしニオイが気になる場合は、部屋の換気を良くして、2週間ほど様子を見るのがおすすめです。さらに、風通しの良い日陰にマットレスを立てかけておくことで、より早くニオイを飛ばすことができます。

4. ウレタンマットレスを使う上での注意点とよくある質問

よくある質問や注意点についてです。見落としていることがないか一通り目を通してみてください。

4-1. シーツや敷きパッドなどを使用すること

繰り返しになりますが、ウレタンマットレスは洗うことができません。さらに、通気性もあまり良くありません。そのため、シーツやパッドなどを上手に買い揃える必要があります。下記のページでおすすめの使い方について解説しているのでご参考にしてください。

関連記事:【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは

4-2. ダニ・カビ対策に除湿シートなどを使用すること

フローリングにウレタンマットレスを直置きするとなると、湿気によりダニやカビの繁殖が気になるところです。

ダニ・カビ繁殖三大原因 発生源
温度 temperature
  • 人の体温
  • 気候
湿度 humidity
  • 寝汗
  • 気候
  • 結露
エサ foods
  • 剥がれ落ちた皮膚
  • フケ
  • 皮脂

除湿シートを使うようにしてください。それでも湿気りが気になるならすのこの導入を検討したほうがいいかもしれません。目安については下記のページで解説しているので参考にしてください。

関連記事:フローリング用おすすめマットレス5選【直置き対策と選び方】

4-3. 布団乾燥機は基本的に使用可能

ほとんどのウレタンマットレスで布団乾燥機は使用可能です。ただ、使用直後は熱によって若干寝心地が柔らかくなることがあることは頭に入れておきましょう。

4-4. 電気毛布も使用可能

電気毛布も使用可能です。ただ、入眠時に体を温めると寝つきを悪くする恐れがあります。睡眠のメカニズムに即した適切な使い方について下記のページで解説していますので、電気毛布ユーザーはご確認ください。

関連記事:熟睡し快適に起きる!電気毛布の使い方・選び方のコツ

4-5. 圧縮ウレタンマットレスは再圧縮不可能

圧縮梱包されたウレタンマットレスは一度開封すると再圧縮することはできません。そのため、圧縮ウレタンマットレスを開封するなら使用する部屋やベッドの上で行うようにしましょう。

4-6. ウレタンマットレスは敷布団よりは低アレルギー

ウレタンマットレスが低アレルギーと言われることがありますが、それは敷布団やコイルマットレスのように中わたがない(または比較的少ない)からとされています。糸ぼこりが気になる方には嬉しいポイントになるかと思います。

4-7. お手入れ方法

お手入れ方法についてまとめてお伝えすると、

  • 朝起きたら掛け布団はめくっておく
  • ベッドシーツは週に1~2回交換する
  • 1~2週間に1度を目安にマットレスを通気させる
  • ベッドパッドは2~3ヶ月に1回洗濯する
  • 除湿シートは2~3週間に1度乾かす
  • 真ん中がへたったらウレタンの配置を交換する

このようになります。詳しくは下記のページで解説しているので具体的に知りたい方はご参考にしてください。

[nlink url='how-to-care-for-high-resilience-foam-mattress-13297' text='How To Care For High Resilience Foam Mattress 13297']

最後に

ウレタンマットレスがどのような特徴なのか、他の種類のマットレスと比べることで理解を深める一助になっていれば幸いです。

また、以下のページであなたに合った高反発マットレスを選ぶポイント(硬さ、厚み、生地、耐久性など)とおすすめブランドを紹介しているのであわせてご参考にしてください。

関連記事:アフィリエイトなし!高反発マットレスのおすすめ3選と選び方

なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

よくある質問(FAQ)

Q.ウレタンマットレスはどのくらいの寿命がありますか?

A.ウレタンマットレスの寿命は、使用しているウレタンの密度によって異なります。一般的には、密度が30D以上であれば3〜5年、40D以上であれば5年以上の使用が可能です。密度が低いものは数年でへたることもあるため、耐久性を重視するなら密度40D以上のものを選ぶのがおすすめです。

Q.ウレタンマットレスは夏場に蒸れやすいですか?

A.ウレタンマットレスは密度が高く気泡構造のため、通気性に課題がある製品もあります。夏場の蒸れが気になる場合は、オープンセル構造のマットレスや通気性の良いカバーを選ぶことで、ムレを軽減できます。除湿シートや敷きパッドの併用も有効です。

Q.ウレタンマットレスは床に直置きしても大丈夫ですか?

A.床に直置きすることは可能ですが、湿気がたまりやすいため、カビやダニのリスクが高まります。直置きする場合は、除湿シートやすのこベッドを併用することをおすすめします。定期的にマットレスを立てかけて通気させることも重要です。

Q.ウレタンマットレスに電気毛布や布団乾燥機は使えますか?

A.はい、基本的には使用可能です。ただし、一部の製品では使用温度に制限があるため、製品の取扱説明書を確認してください。使用後に若干柔らかく感じることもあるため、様子を見ながら使用することをおすすめします。

Q.ウレタンマットレスは洗えますか?

A.ウレタンマットレス本体は水洗いやクリーニングができません。汚れ対策として、洗濯可能なシーツや敷きパッド、プロテクターの併用が推奨されます。側生地が取り外せるタイプであれば、カバーのみ洗濯可能です。

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