ミニマリストにおすすめのマットレスとは?選び方・収納性・快適性まで徹底解説

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ミニマリストにおすすめのマットレスとは?選び方・収納性・快適性まで徹底解説

こんにちは、加賀照虎です。

ミニマルな暮らしを送っていると、家具選びって本当大変ですよね。

デザイン性と機能性、どちらにも納得して選びたいことと思います。

ということで本日は「ミニマリストマットレスの各種類のメリット・デメリット」を比較しながら紹介していきます。

ステマやアフィリエイトではないので、ぜひ安心して参考にしていただければと思います。

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「快眠マットレスおすすめ17選&自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。デザインだけでなく素材や機能性からも網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。

1. ミニマリストに人気のマットレスの特徴とは?

ミニマリストがマットレスに求める条件は、部屋を広く使える省スペース性と、快適な睡眠を支える機能性の両立です。

持ち物を減らすことを大切にしつつ、毎日使う寝具だからこそ、寝心地や衛生面をおろそかにすることはできません。ここでは、ミニマリストに特に人気のあるマットレスの特徴を詳しく解説します。

1-1. 折りたたみできて収納性が高い

折りたたみマットレスは、ミニマリストにとって定番の寝具です。三つ折りや四つ折りタイプなら、使わないときにクローゼットや押し入れにコンパクトに収納でき、部屋をすっきりと広く使うことができます。

壁に立てかけておけば圧迫感も少なく、ワンルームや一人暮らしの狭い部屋でも快適に生活できます。来客時にも簡単に片付けられるため、部屋の印象を整えたい人にも向いています。

1-2. ソファ兼用など多用途に使える

家具を最小限にしたいミニマリストにとって、一つのアイテムを複数の用途で使えることは大きな魅力です。ソファ兼用タイプのマットレスなら、日中はソファや背もたれとして使用し、夜はそのまま寝床として活用できます。

三つ折りマットレスを二つ折りにして壁際に置けば簡易的な椅子にもなり、来客用のスペースとしても使えます。寝具だけでなく家具としての役割も果たせるため、省スペースで暮らしたい人に最適です。

1-3. シンプルなデザインで部屋に馴染む

ミニマリストの部屋は「すっきりとした印象」で統一されていることが多く、寝具のデザインも重要な要素になります。派手な柄や色合いではなく、無地で落ち着いたカラーのマットレスやカバーが選ばれる傾向があります。

例えば、ナチュラルなインテリアには麻素材のカバー、ホテルライクな空間には真っ白な綿のシーツを合わせると雰囲気が整います。余計な装飾を省いたデザインは部屋全体の統一感を高め、シンプルライフをより快適に演出してくれます。

1-4. 必要十分な寝心地を確保できる

どれだけ持ち物を減らしても、睡眠の質は妥協できません。極端に薄いマットレスでは床に体が当たってしまい、腰や肩に負担がかかります。

一般的に体重60kgなら厚さ7cm前後、80kgなら10cm程度の厚みがあれば、体圧を分散しながら快適に眠れます。高反発ウレタンやファイバー素材を使ったマットレスであれば、体が沈み込みすぎず寝返りも打ちやすいため、腰痛対策や姿勢のサポートにもつながります。

1-5. 軽量で持ち運びしやすい

毎日収納することを前提に選ぶなら、マットレスの軽さは非常に重要です。シングルサイズで5〜7kg程度なら折りたたみや持ち運びが苦にならず、掃除や換気のときにも扱いやすくなります。

災害時の避難や引っ越しの際にも負担が少なく、生活の変化に柔軟に対応できるのが魅力です。軽量で取り回しの良いマットレスは、シンプルな暮らしを支える実用的な寝具といえるでしょう。

1-6. 通気性・衛生面に優れている

床に直接置いて使うことが多いミニマリストの寝具は、湿気やカビへの対策が欠かせません。通気性の高いファイバー素材やノンコイルタイプのマットレスなら、湿気がこもりにくく、衛生的に使えます。

カバーが外して洗えるタイプや抗菌・防臭加工が施されたマットレスなら、日々の清潔さもキープしやすいでしょう。丸洗いできるタイプを選べば、ペットや小さな子どもがいる家庭でも安心です。

1-7. 耐久性とコスパのバランス

ミニマリストは所有する物を厳選する分、一つひとつのアイテムに耐久性や品質を求める傾向があります。安価なマットレスは短期間でへたりやすく、結局は買い替えが必要になりがちです。

高反発素材や密度の高いウレタンを使ったマットレスなら、長く使えて結果的にコスパも高くなります。保証期間や口コミを参考に、長期的に使える製品を選ぶことが、シンプルライフを実現するためのポイントです。

2. ミニマリスト的なマットレスの選び方と注意点

あなた好みの寝心地、使い勝手などを基準に合うものを考えていきましょう。

2-1. マットレス各種類のメリット・デメリット

まずは各種の比較からです。

types-of-minimal-mattress

2-1-1. ファイバー(エアー系)

・メリット

メリットは、7kg前後で軽量なこと、折りたたみ収納が可能なこと、通気性が良いこと、そして水洗いが可能なこと。床置きマットレスとなると湿気対策が気になるところですが、通気性が非常に高いのであまり躍起になって対策をしなくて良いところが最大のメリット。

・デメリット

唯一あるデメリットとしては、寝心地が硬いこと。体格の良い人でないと腰への圧迫感が出てくることがあります。高反発ファイバー素材の上にウレタンフォームを重ねる構造のものであれば寝心地の問題は解消されますが、そうすると最大の特徴でもある通気性や洗濯性が薄まるのが悩ましいところ。

2-1-2. 三つ折りウレタンマットレス

・メリット

メリットは、7kg前後で軽量なこと、折りたたみ収納が可能なこと、ミニマリスト的なマットレスの中では寝心地が良いこと。

・デメリット

デメリットは、通気性があまり良くないので、こまめにZ字にして立てかけたり通気させたり、部屋によっては除湿シートをマットレスの下に敷いたり、体が蒸れないようにベッドシーツなどの併用が必要なところ。

washable-dehumidification-sheet
除湿シート

2-1-3. ソファマットレス

・メリット

昼はソファ、夜はベッドとして使えるため、省スペースになる。

・デメリット

そのまま寝るのは不衛生なため敷きパッドが別途必要になる。よく座るところからへたるので寝心地が悪くなりやすい。ミニマルなデザインのものが少ない(あっても高い)。

2-1-4. 脚付きマットレス

・メリット

昼はソファ、夜はベッドとして使えるため、省スペースになる。ソファマットレスよりは動かしやすい(特に分割式)。

・デメリット

そのまま寝るのは不衛生なため敷きパッドが別途必要になる。よく座るところからへたるので寝心地が悪くなりやすい。分割式だと腰に硬いフレームが直撃することがある。

2-1-5. ヨガマット

・メリット

とにかく軽量(1~1.5kg)でコンパクトに収納できること。濡れタオルなどで拭いて掃除できる。持ち運びが可能。

・デメリット

10mmの厚めのものでも寝心地が硬く、ほぼ確実に底つき感がある。

底つき感のイメージ
仰向け 底つき感_仰向け
横向き 底つき感_横向き

2-1-6. エアマット

・メリット

コンパクトに巻いて片付けられるため省スペースになる。濡れタオルなどで拭いて掃除できる。持ち運びが可能。

・デメリット

空気が自動で入るものでないとかなり面倒。空気を抜いて畳むのが大変。クッション性がないため寝心地は良くない。

2-1-7. シュラフ(寝袋)

・メリット

コンパクトに巻いて片付けられるため省スペースになる。掛け布団として機能する。持ち運びが可能。丸洗い可能なものもある。

・デメリット

さすがにシュラフだけでは寝心地が硬く、底つき感がある。ポリエステル生地のものが多く、温湿度調整がむずかしく蒸れやすい。

2-2. 必要最低限の厚みがあること

  • ヨガマットやシュラフ
  • 厚み5cm未満の高反発マットレス

これらはほぼ確実に底つき感が出てきます。

底つき感のイメージ
底つき感のイメージ

コンパクト性への強いこだわりがない限りはおすすめしません。

高反発マットレスは使用者の体重に応じて最低限の厚みがあるものを選びましょう。

  • 厚み13cm:体重100kg前後
  • 厚み10cm:体重80kg前後
  • 厚み7cm:体重60kg前後
  • 厚み5cm:体重40kg前後
種類 イメージ 厚み 評価
マットレス
トッパー
mattress-topper3 3cm
  • 一般的なマットレストッパーの厚み
  • 分厚いパッドと同等のサポート性
  • これ一枚で寝るのはやや不十分
5cm
  • 厚めのマットレストッパー
  • 体圧分散改善◎
  • 体重30kg前後の子供ならこれで十分
敷布団/
ノンコイル
薄型
マットレス
thin-non-coil-mattress3 7cm
  • やや薄めの敷布団などの厚み
  • 体重60kg前後の人向き
  • 横向き寝だと底つき感の心配あり
10cm
  • 敷布団・床置きマットレスの厚み
  • 体重80kg前後人向き
  • 折り畳んだり、収納できる限度の厚み
ノンコイル
ベッド
マットレス
thick-non-coil-mattress3 15cm
  • 体重の重い人でも快適に寝られる厚み
  • 折り畳んだり収納するのは困難
  • ベッドでの使用に向いている
20cm
  • 分厚いノンコイルマットレスの厚み
  • 薄めのコイルマットレスの厚み
  • コイルの上の詰めものが不十分なことがある
コイル
スプリング
ベッド
マットレス
coil-mattress3 25cm
  • 標準的なコイルマットレスの厚み
  • シングルサイズでも20kg以上の重さになる
35cm
  • ベッドマットレスとしては分厚い部類
  • 両面仕様のものが大半
  • ものによっては厚すぎることも

2-3. インテリア性はカバーで工夫する

マットレスを選ぶときに「見た目があんまり好みじゃない」と思われることがあるかもしれませんが、それについてはベッドシーツで工夫するのがおすすめです。

例えば、下記のような感じです。

  • 無印っぽい感じなら麻(特にウォッシュドリネン)
  • パリッと無機質感を出したいなら綿
  • ややおしゃれめなイメージを出したいなら起毛生地

types-of-fabrics

そうすると簡単に好みのインテリアデザインのイメージに近づけられます。

2-4. ニーズに合わせた選び方

2-4-1. とにかくものを減らしたい人

・ヨガマットの上にシュラフ

どちらも小さく巻いて収納できるのでミニマルさを追求するにはこの組み合わせが向いています。収納の手間もほとんどないに等しいくらいの簡単さです。掛け布団を購入する必要もありません。

ただ、寝心地はかなり硬いので事前に覚悟しておきましょう。若いうちは問題ないかもしれませんが、30歳前後から腰への圧迫感はかなりツラくなってきます。また、冬と夏の温湿度調整についても事前に考えを巡らしておきましょう。

2-4-2. 床置きで手軽に使えて寝心地を重視する人

・三つ折り高反発マットレス

洗えることや衛生面を気にするなら高反発ファイバー素材の三つ折りマットレスが向いています。

ただ、「硬めの寝心地は苦手、、、」ということであれば高反発ウレタンのマットレスが向いています。家庭によっては除湿シートがあったほうが良かったりなどややミニマルさには欠けますが、寝心地を重視するなら高反発ファイバーよりは良いです。

2-4-3. 腰掛けられるものが欲しい人

・ソファマットレスor脚付きマットレス

「床に座るのは好きじゃない」とか「床に寝るのは好きじゃない」という人に向いているのがこちらです。寝床を衛生的にするためにも敷きパッドの準備は忘れないようにしましょう。また、購入前に腰にフレームなどの硬いところが当たらないものか確認するようにしましょう。

最後に

ミニマルなマットレスを選ぶための参考になっていれば幸いです。

なお、もしマットレス選びのために情報収集中でしたら、ぜひ下記のページをご覧ください。自分にあったマットレスを選ぶための考え方の手順から、種類、素材、値段別におすすめマットレスを紹介しています。きっとお役立ていただけるはずです。

関連記事:快眠マットレスおすすめ17選&自分に合うものを絞り込む手順

また、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
- 選び方編
○快眠マットレスおすすめ17選&自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
- 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
○マットレスのカビ除去方法と、再発を防ぐ予防対策
○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○長生きでお得に!マットレスの寿命を判断する5つの目安
○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序

よくある質問

Q1. ミニマリストにおすすめのマットレスの厚さはどれくらい?

A. ミニマリストにとって理想的なマットレスの厚さは、6cm〜10cm前後が目安です。収納性と寝心地のバランスが取れ、床に直置きしても底付き感が出にくいため、毎日使っても快適です。

ただし、体重や寝姿勢によって快適な厚みは変わります。高反発素材や三つ折りタイプを選ぶと、省スペースながらもしっかりした寝心地を実現できます。

Q2. マットレスなしで寝るのは体に悪い?

A. マットレスを使わずにフローリングや畳に直接寝ると、身体に負担がかかるリスクがあります。特に腰や肩、背中に圧力が集中しやすく、筋肉や関節に違和感が出る場合もあります。

一時的な使用なら問題ありませんが、継続的に快適な睡眠を得るには、最低限の厚みと反発性を持つマットレスを使うのが理想です。ミニマルな暮らしをしながらも、健康的な寝姿勢を維持することは非常に重要です。

Q3. ミニマリストはベッドフレームを使うべき?

A. ミニマリストの多くは、床に直置きするスタイルを選ぶ傾向にありますが、実は通気性や湿気対策の観点から、ベッドフレームを使うのもおすすめです。

特に湿度が高い地域では、カビや結露を防ぐために、すのこタイプのシンプルなフレームを使うことで、見た目もミニマルでありながら衛生面も保てます。高さのないローベッドや折りたたみベッドも、ミニマリスト志向の人に人気です。

Q4. コンパクトに収納できるマットレスにはどんな種類がある?

A. 収納性を重視するミニマリストには、以下のマットレスタイプがおすすめです:

  • 三つ折りマットレス:畳んでクローゼットや押し入れに収納しやすい
  • 四つ折りマットレス:さらにコンパクトに折りたたみ可能で省スペース
  • ロールマットレス:使わないときに丸めて立てておける
  • ファイバー素材マットレス:軽量で立てかけやすく、湿気にも強い

これらのマットレスは、収納性・持ち運び・メンテナンス性に優れており、「使う時だけ敷く」スタイルに最適です。

Q5. 硬さと寝心地、どちらを優先すべき?

A. 結論から言えば、寝心地=身体に合った適度な硬さを選ぶことが大切です。「硬さ」だけにこだわると、寝返りしにくかったり、逆に腰が浮いてしまったりと不調の原因になります。

ミニマリスト志向でも、睡眠の質は譲れないポイント。高反発タイプや体圧分散機能のあるウレタン素材は、コンパクトでも快適性を損ないません。

自分の体重・寝姿勢・床環境に合った硬さを選ぶことが、寝心地の良さにも直結します。

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