低反発 高反発マットレスの違いを徹底比較|あなたに合うのはどっち?

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低反発 高反発マットレスの違いを徹底比較|あなたに合うのはどっち?

こんにちは、加賀照虎です。

「低反発マットレスと高反発マットレスって何が違うんだろう?」
「自分にはどっちが合っているんだろう?」

マットレス選びをしていると、こうした疑問を抱くことと思います。

メーカーや販売者によって説明が異なるうえに、場合によってはポジショントークも含まれているため、情報を集めても結局混乱してしまうこともありますよね。

さらに実際のところ、マットレス素材には「低反発」と「高反発」だけでなく、「高弾性」や「ハイブリッド」といった種類も存在します。これらすべてを理解した上で検討しないと、本当に自分に合ったマットレスは見つけられません。

そこで今回は、

  • 低反発、高反発、高弾性、ハイブリッドの違い
  • それぞれの特徴と長所・短所
  • あなたに合うマットレスはどれか

について、忖度なしで詳しく解説していきます。迷っている方はぜひ参考にしてください!

【注意】念のため、私のポジションを明らかにしておくと低反発マットレスも高反発マットレスも販売しています。そのため、どちらかに偏ることなくフェアな気持ちで判断出来ているつもりです。
※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。低反発か高反発かだけでなくより網羅的にマットレス選びの情報収集をお考えであればぜひご参考にしてください。

1. マットレス素材の特性は4種類|それぞれの定義

まず最初に、お勉強タイムです。

実のところマットレスには、低反発と高弾性(高反発)だけでなく一般やハイブリッドというものもあります。

種類 イメージ 跳ね返り率
高弾性
(高反発)
high-resiilience-foam 50%以上
一般
(レギュラー)
regular-foam 15%以上50%未満
低反発 memory-foam 15%未満
ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress -

※2021年に呼称の変更がありました。それまでは反発弾性が15~50%のウレタンフォームが高反発、50%以上のものが高弾性とされていましたが、今では15~50%のものは一般、50%以上のものが高弾性(高反発)となりました。ややこしいですよね。

素材サンプルの上にボールを落として、その跳ね返り具合でそれぞれ分類されます。

跳ね返りが15%未満だと低反発、50%以上だと高弾性(高反発)、その間だと一般となり、さらに、いくつかの素材が組み合わせられるとハイブリッド(複合素材)となります。

what-is-high-elasticity-urethanefoam
ウレタンフォームに鉄球を落としその跳ね返しにより反発弾性が求められる

この跳ね返り具合が、寝心地の違いです。

好みが大きく分かれるところです。

そのためその分、違いがわかるとマットレス選びが楽しくなるはずですし、低反発or高反発の二択から考えるより自分に合ったものを選べられます。

種類 イメージ 体圧分散 反発弾性 横揺れ 通気性 お手入れ










高反発ウレタン
フォーム
high-resiilience-foam
ラテックス latex-foam
TPEポリマー TPE-polymer

一般ウレタン
フォーム
regular-foam
ファイバー air-fiber ×


低反発ウレタン
フォーム
memory-foam
繊維わた polyester-fiber




ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress - - - - -


ボンネルコイル bonnel-coil -
ポケットコイル pocket-coil -

2. 低反発、一般、高弾性(高反発)マットレスの特徴と寝心地の違い

ポジショントークにはうんざりですよね。

低品質な低反発マットレスと高品質な高反発マットレスの比較や、(低品質な)低反発マットレスと(低品質な)一般マットレスの説明をした上で(高品質な)高弾性との比較がされることもあります。

高反発ウレタンフォーム 一般ウレタンフォーム 低反発ウレタンフォーム
high-resiilience-foam regular-foam memory-foam

このような説明はフェアではないですし、何よりも聞き手が本当に自分自身に合ったマットレスを判断することができなくなってしまいます。

そこでこのページでは、低反発、高反発、高弾性の違いを正しく理解しやすくするために、それぞれを低品質なものと高品質なものにさらに分けて、特徴(寝心地、長所、短所)を説明していきます。

種類 体圧分散 沈み込み 寝返り 蒸れ 重量 硬化 横揺れ
高弾性
高反発
低品質 -
高品質 -
一般 低品質 -
高品質 -
低反発 低品質
高品質
ハイブリッド - - - - - - -

また、その上で、どのような人にどれがおすすめか、そして、向き不向きについてご紹介します。

2-1. 低品質な低反発マットレス

「低反発マットレスで腰痛がひどくなった」と言われるケースのほとんどは、低密度なウレタンフォームが使用されている安価な低反発マットレスが原因です。

というのも、低品質な低反発マットレスは、反発が低いうえに密度が低いので柔らかくなりすぎて、腰などの重さを適切にサポートできないために腰が沈み込みすぎてしまうためです。

too-soft-mattress
柔らかすぎるマットレス(寝姿勢が悪い)

このようにして寝姿勢が崩れ、そして腰が沈むと寝返りがしづらくなるため、腰に疲れがたまったり、最悪、痛みが生じることになるのです。

また、蒸れやすさについては、低反発ウレタンは通気性がほぼないため高反発ウレタンよりも蒸れやすいです。さらに、素材が柔らかく体にフィットするため、蒸れを強く感じることにもつながります。

なお、低反発ウレタンは硬さに温度依存性があり、温度が低いところでは硬化します。とはいえ、ウレタンが硬化していても、人がその上に寝ると体温により徐々に柔らかくなるので、気になるかどうかは人によります。

ウレタン密度(kg/㎥) 耐久性の評価
高反発 低反発
20D以下 30D以下
  • 数ヶ月~1年程度の耐用年数。
  • 1万円をきる安価なマットレスに使用される。
25D前後 35D前後
  • 3~5年程度の耐用年数。
  • リーズナブルなマットレスに使用される。
30D前後 40D前後
  • 5~8年程度の耐用年数。
  • 国内・海外ブランドの有名マットレスに使用される。
40D以上 50D以上
  • 8年以上の耐用年数。
  • 高価で高品質なマットレスに使用される。

ウレタンフォームの密度が40Dを下回る低反発マットレスは品質に疑問が残る点があり、へたりやすい恐れがあります。

そのため、少なくともウレタンフォームの密度が40D以上ある低反発マットレスを選ぶことをおすすめします。

2-2. 高品質な低反発マットレス

上記のような低品質な低反発マットレスのせいで「低反発=腰痛」というイメージが広がっているのも事実です。

しかしもちろん、低反発マットレスでも高品質なものであれば、腰が沈み込みすぎることはなく、以下のイラストのようなキレイな寝姿勢で寝られます。

理想的な寝姿勢
理想的な寝姿勢

ただやはり、低反発ウレタンフォームを単一素材作るとなると沈み込みすぎないように硬めに仕上げられるので、ふわっとした柔らかさを求めるなら低反発と他素材のハイブリッドものを選ぶしかありません。

また、低反発ウレタンフォームの特性上、高品質なものであっても寝返りがややしづらい、ムレ感が若干ある、温度依存性があるなどの欠点は存在します。

むしろ、高品質なもののほうがウレタン密度が高いため、寒い環境下での硬化はより目立って感じられます。

また、高品質な低反発ウレタンマットレスの重さは一般的な高反発ウレタンマットレスの1.5倍ほどで、厚み10cmのシングルサイズで12kg前後になります。しかし、低反発ウレタンが重いのはその性質上仕方のないことで、軽さを求めると品質の低いものによっていってしまうので、重量については妥協するしかありません。

敷寝具種類 イメージ  厚さ   重量 
敷布団 木綿 cotton2

10cm
(仮定)

6kg
ノン
コイル
高反発ウレタン regular-foam 7kg
高反発ファイバー air-fiber 10kg
高弾性ウレタン high-resiilience-foam 10kg
ラテックス latex-foam 15kg
低反発ウレタン memory-foam 11kg
ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress -
コイル ボンネルコイル bonnel-coil 20cm
(仮定)
18kg
ポケットコイル pocket-coil 20kg

ムレ感に関しては評価が難しいところです。

低反発ウレタンの通気性が悪いといっても、ベッドパッドなどを敷けばほとんど気にならないからです。

ただ、ベッドパッドの厚みが強すぎると、低反発のやわらかな寝心地を損ねてしまうことにもなるので、絶妙な加減が必要となります。もしくは、低反発のやわらかな寝心地を最大限に味わうために、ベッドパッドを使わずとも蒸れが気にならなくするよう空調管理を徹底するのも一手です。

2-3. 低品質な一般ウレタンフォームマットレス

低品質な一般ウレタンフォームマットレスは、低密度のウレタンフォームを耐久性が高くみえるように硬めに仕上げたものが多く、硬いスポンジのような味気のない寝心地のものが多いです。

ただ、硬いとはいってもウレタンフォームですので、ひどい圧迫を感じるほどではありません。

too-hard-mattress
硬すぎるマットレスは腰に圧迫を与える

そのため、直ちに腰を痛めるようなことはまずありません。

寝返りも難なく打てますので、使い始めのうちは「安いなりにまあまあ寝れるマットレス」というイメージを持たれると思います。

ただ、耐久性が低いため腰のあたりのヘタリが早く、徐々に以下のような寝姿勢に近づいて行きます。

too-soft-mattress
柔らかすぎるマットレス(寝姿勢が悪い)

1~2年でへたってしまうものもあれば、数千円台の安価なものは半年も経たずにへたってしまうことすらあります。

もちろん、このようにへたってしまったマットレスで寝ていれば腰を痛めます。半年や一年程度の使用期間を想定しているのであればいいですが(環境には悪いですが)、ある程度長く使うことを想定しているのなら購入は避けましょう。

2-4. 高品質な一般ウレタンフォームマットレス

高品質な一般のウレタンフォームマットレスは、適度な弾力性があり快適な寝心地です。

凸凹型、波型などのプロファイル加工を加えて、表面を柔らかく仕上げられることで体圧分散性も申し分ないレベルにまで高められます。さらに、体にフィットする柔らかさがありつつも、体を押し上げる反発力があるので寝返りがしやすく快適です。

processing-for-mattress-surface

唯一の欠点としては、どうしても蒸れやすいという点です。

高品質なウレタンフォームは、オープンセル構造(ウレタン内の膜が少ないもの)になっていたりピンホール加工がされていて通気性が良かったり、除湿機能があって蒸れにくかったりしますが、それでもやはり、夏の熱帯夜や体が火照っているときは蒸れを感じることはあります。

オープンセル構造 ピンホール加工
open-cell-construction-of-polyurethane-foam1 pinhole-processing-latex-foam1

そのため、側生地が非常に大切です。

綿(コットン)、竹(バンブー)、絹(シルク)、テンセル®︎(リヨセル)、レーヨンなどの吸水性・吸湿性のよい素材が多く使われている生地のマットレスを選ぶことをおすすめします。

素材 イメージ 柔らかさ 滑らかさ 吸湿性 放湿性 耐久性 洗濯性





綿
(コットン)
cotton1

(リネン)
linen1



(シルク)
silk1
羊毛
(ウール)
wool1




レーヨン layon1

ポリ
エステル
polyester1 -

もしくは、上記のような素材が使用された敷きパッドを重ねましょう。

そうすれば、蒸れやすさに悩まされることもほとんど無くなります。

2-5. 低品質な高弾性(高反発)マットレス

低品質な高弾性マットレスも密度の低さを隠すためにやや硬めに仕上げられていることが多いです。

そして、やや硬めでありながらも反発弾性が高いために、腰などに強く圧迫を感じることになります。高い反発弾性が裏目に出たと考えると分かりやすいです。

too-hard-mattress
硬すぎるマットレスは腰に圧迫を与える

その他のデメリットについては低品質な高反発マットレスに似ており、密度があまり高くないためにへたりやすく、一度へたってしまうと寝姿勢が崩れやすかったり、通気性があまり高くないので蒸れやすいなどの欠点があります。

また、ラテックスで低品質といえば合成ものです。合成ラテックスは独特のゴム臭が強かったり、値段の割りにへたりやすいなどの欠点もありますので避けることをおすすめします。

2-6. 高品質な高弾性(高反発)マットレス

高品質な高弾性マットレスはバランスが良いです。

低反発ほどではないにせよ体圧分散性が適度にありつつ反発弾性が高いので、柔軟な寝心地を味わうことができます。

ただやはり、高弾性ウレタンフォームとラテックスのどちらとも通気性があまり良くないので、上記で説明したオープンセル構造になっているものやピンホール加工が施されたものを選ぶようにしましょう。

2-7. ハイブリッドマットレス

正直、ハイブリッドマットレスの説明は難しいです。

というのも、組み合わせが多すぎるため一つにまとめられないからです。

例えば、低反発ウレタンフォームと高反発ウレタンフォームの組み合わせがあれば、高反発ファイバーと高反発ウレタンフォームの組み合わせもあります。そして、それぞれの素材の品質で寝心地が変わりますし、さらには組み合わせの配分(素材の厚み)によっても寝心地が変わるからです。

とはいえ基本的に、多くのハイブリッドマットレスは各素材のいいとこ取りができるハイブリッドならではの特徴が活かされていて、上層部では体圧分散性が重視されていたり下層部ではサポート性や通気性を確保されていたりなど、各メーカーが追求してきた”マットレスの集大成”になっています。

3. 低反発、一般、高反発でおすすめのマットレス

あなたの好みは分かりましたか?各種類ごとにおすすめのマットレスを以下のページで紹介しています。ぜひご参考にしてください。

関連記事:アフィリエイトなし!高反発マットレスのおすすめ3選と選び方

関連記事:【腰に嬉しい】低反発マットレスのおすすめ5選と専門的選び方

関連記事:高弾性マットレスとは?高反発との寝心地の違いを比較

4. 低反発vs高反発でよくある質問

ここでは、低反発マットレスと高反発マットレスに関するよくある質問をご紹介します。

4-1. 低反発と高反発の向き不向きは?

結論、下記のような向き不向きになります。

  • 一般:硬めの寝心地が好み、仰向けで寝る人、筋肉量の多い人、太り気味の人、
  • 高弾性(高反発):中間の人
  • 低反発:柔らかめの寝心地が好み、横向き寝で寝る人、筋肉量の少ない人、痩せ気味の人

寝心地に満足できるか否かをもっとも大きく左右するのは硬さです。

なのでまずは、硬さを重視して考えましょう。

4-2. 腰痛持ちなら低反発?高反発?

結論、低反発が使用されたハイブリッドマットレスが腰痛持ちの方にはおすすめです。

というのも、スペインで行われた研究によると、硬いマットレスよりもふつうからやや柔らかめのマットレスのほうが腰痛が改善する割合が高く、また、腰痛が悪化する割合が低かったと報告されているからです。

硬いマットレス 中程度の硬さのマットレス
日中腰が痛む 77.2% 67.6%
ベッドで腰が痛む 72.2% 67.6%
起床時腰が痛む 77.2% 62.3%
睡眠時の腰痛悪化 17.1% 9.0%
起床時の腰痛悪化 12.7% 6.5%

「腰痛なら硬いマットレス」

これは迷信であると心得ましょう。

4-3. 大柄なら低反発?高反発?

体型や体重によって、合うマットレスのかたさは異なります。特に大柄な方の場合は、「高反発マットレス」がおすすめです。

ウレタンマットレスのかたさは「N(ニュートン)」という単位で表されており、目安として110N以上が「かため」の寝心地とされています。体重が60kgを超える方や、100kg以上の方は200Nほどのかための高反発マットレスを選ぶことで、お尻や腰が沈みすぎず、しっかり身体を支えてくれます。

逆に、75N未満の低反発マットレスは柔らかい寝心地で、体重50kg以下の方に適しています。痩せ型や普通体型の方には75N以上110N未満の「ふつう」のかたさがバランスよくフィットするでしょう。

大切なのは、マットレスに寝転がった時にお尻や腰が沈み込みすぎず、均等に体圧が分散されること。体重に合ったかたさを選ぶことで、腰痛の悪化防止にもつながります。ご自身の体型や好みに合わせて、ニュートン値を目安に選んでみてください。

4-4. 高反発は硬めしかない?、そんなことない

高反発マットレス=硬い、というイメージを持たれがちですが、実際は高反発マットレスの中にもやわらかめの寝心地のものがあります。

また、低反発でもしっかりとした硬めのタイプも存在します。「高反発」とは、マットレスが沈み込まずにしっかり体を押し返す“反発力の高さ”を指しており、必ずしも硬さ(かたさ)そのものを意味するわけではありません。

高反発マットレスのなかには、柔らかい感触で体にフィットしながらも、しっかりと体を支えてくれる商品も多くあります。そのため、「高反発=硬い」と思い込んで選ぶと、実際には想像よりもやわらかく感じることも。

高反発マットレスは硬さよりも体をしっかり支える反発力がポイントなので、ご自身の体重や寝心地の好みに合わせて、かたさ(ニュートン値)や素材も確認して選ぶのがおすすめです。

4-5. 低反発と高反発で耐久性に優れているのはどっち?

一般的には、高反発マットレスのほうが低反発マットレスより耐久性に優れているとされています。高反発マットレスの寿命はおおよそ5~10年、低反発マットレスの場合は1~5年が目安です。

ただし、実際の寿命は商品ごとの品質や使い方、毎日の手入れによって大きく変わります。マットレスの寿命を見極めるポイントは、「へこみ」です。毎日使っているうちに、腰の部分など特定の場所がへこんで元に戻らなくなったら、それは買い替えのサイン。

特に寝姿勢や体へのサポート力が落ちてきた場合は、無理をせず新しいマットレスへの切り替えを検討しましょう。

4-6. カビ・ダニ対策を考えるとどちらがいいか?、同じ。手入れ次第。

カビやダニ対策という点では、低反発・高反発のどちらを選んでも大きな違いはありません。どちらのマットレスでも、最も大切なのは日々の「手入れ」と「湿気対策」です。

どんなマットレスも敷きっぱなしや換気不足が続けば、湿気がこもってカビやダニが発生しやすくなります。特に、寝汗をかきやすい夏場や、空気がこもりやすい冬場は要注意です。 マットレスは定期的に立てかけて風通しを良くしたり、除湿シートを活用したり、シーツをこまめに洗濯することで、カビやダニの発生を防ぎやすくなります。

つまり、素材の違いよりも、日々のお手入れや寝室の湿気対策が一番のポイント。どちらを選んでも、カビ・ダニ対策の基本は同じといえるでしょう。

4-7. 低反発は夏に暑い?

低反発マットレスは、身体を包むように沈み込むため、夏は暑さや蒸れを感じやすい傾向があります。

低反発素材は、身体にしっかりフィットしやすく快適な寝心地を得やすい反面、身体がマットレスに密着することで通気性が低下しやすく、熱や湿気がこもりやすいという特徴があります。そのため、汗をかきやすい夏場は、マットレスと体の間に熱がたまって蒸れを感じやすくなることがあります。

暑がりの方や、寝汗をかきやすい方は、通気性に優れた敷きパッドや除湿シートを併用するなど、湿気・熱対策を工夫するのがおすすめです。

最後に

低反発と一般の違いだけでなく、高弾性(高反発)やハイブリッドなども含めて違いにご理解いただき、あなたがどちらの使用に向いているのか判断するご参考になっていれば幸いです。

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なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

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