ニトリNウォーム掛け布団の通常版と極暖を比較|暖かさ・重さと選び方

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ニトリNウォーム掛け布団の通常版と極暖を比較|暖かさ・重さと選び方

ニトリのNウォーム掛け布団は、通常版で十分なのか。

それとも、極暖を選ぶ価値があるのか。

価格の差を見ると、迷う方も多いと思います。

今回は、通常版と極暖の2枚を自費で購入し、肌触りや掛け心地、暖かさを比較しました。さらに、側生地を切って中身を確認し、室温20℃で布団内の温度も測っています。

結論からお伝えすると、毛布やカバー、室温で暖かさを調整しながら長い季節使いたい方には通常版、一枚での暖かさを優先する方には極暖が候補になります。

今回の測定では、布団に入って30分後の布団内温度は、極暖の方が2℃高くなりました。

その暖かさに価格差を払う価値があると私には感じられました。

一方で、重さや収納時のかさまで考えると、全員に極暖をおすすめするわけではありません。

こんにちは。快眠タイムズの加賀照虎です。

私自身も布団を作り、販売する同業者ですが、今回は案件ではなく、自費で購入しています。良かったところと気になったところを、両方お伝えします。

※この記事は「ニトリNウォーム掛け布団の通常版と極暖を徹底比較レビュー動画」を文字起こししたものになります。布団の風合いなどの様子は動画のほうをご参考ください。

1. 通常版と極暖は暖かさの優先度と使い方で選び分ける

極暖の暖かさは魅力ですが、通常版にも使い勝手の良さがあります。

私なら、まず次のように選び分けます。

重視すること

候補

理由

秋口から春先まで調整しながら使う

通常版

表裏の肌触りを使い分け、寒い日は毛布・カバー・暖房で調整しやすい

予算や日々の上げ下げ、洗濯の扱いやすさ

通常版

価格を抑えられ、極暖より薄く、かさも小さい

毛布を何枚も重ねず、一枚の暖かさを優先する

極暖

今回は時間がたつほど暖かさの違いを感じ、30分後の布団内温度も高かった

両面ともふわふわした肌触りが好み

極暖

表はとろっとした感触、裏も起毛の柔らかい感触だった

もっと軽い掛け心地や、毛足のない生地が好み

別の掛け布団も比較

今回の2枚の良さと、自分が求める感触が一致するとは限らない

ここでの長い季節使うとは、耐用年数の話ではありません。

毛布や室温を調整しながら、秋・冬・春と使い分けるという意味です。

動画で紹介した価格では、極暖は通常版より5,000円高くなります。その差を暖かさに使いたいか、普段の扱いやすさや予算を優先したいかが、判断の分かれ目だと感じました。

2. 暖かさの比較:入ってすぐは違いを感じず30分後は極暖が2℃高かった

2-1. どちらもじわじわ暖まり10分頃から極暖の暖かさに差を感じた

使ってみて意外だったのは、極暖だからといって、布団に入った瞬間から通常版との違いをはっきり感じたわけではなかったことです。

どちらも、じわじわとぬくぬく暖かくなる感触でした。

差を感じたのは、10分ぐらいを過ぎたあたりです。極暖の方には、そこからさらに暖かくなる感覚がありました。

この「10分ぐらい」は私の体感の目安です。10分時点の温度差を数値で示したものではありませんが、入った瞬間の感触と、時間がたってからの暖かさを分けて考えるうえで、印象に残った点です。

2-2. 室温20℃・30分後の布団内温度は極暖が2℃高かった

暖かさは、感覚だけでなく温度でも比較しました。

今回の測定でお伝えできる結果は、次のとおりです。


比較内容

測定環境

室温20℃

比較タイミング

布団に入って30分後

布団内温度の差

極暖の方が通常版より2℃高かった

体感

入ってすぐの差は感じず、10分頃から極暖の暖かさの違いを感じた

この結果と使用感から、私には極暖の暖かさに明確な違いがあると感じられました。

ただし、本当は室温10℃ぐらいの環境でも試したかったのですが、今回はできていません。室温20℃での30分間の比較を、冷え込む寝室や一晩中の結果として受け取らないようにしてください。

3. 中身を切って比較:極暖の違いは、中わた200g増だけではなかった

3-1. 生地・重量・中わた量を公式の参考仕様でも確認

音声で紹介した重量は、通常版が2.2kg、極暖が3.3kgです。

中わたは、極暖の方が200g多いと説明しました。

以下は、この公式参考商品の仕様です。


通常版

極暖

サイズ

150×210cm

150×210cm

製品重量

約2.2kg

約3.3kg

充填物重量

約1.0kg

約1.2kg

表生地

フランネル

ラビットタッチ

裏生地

ニット

フランネル

保証年数の表示

1年

1年

紹介した製品重量の差を引くと1.1kgです。

動画では概数で「1kg」と説明しましたが、中わたの差は約0.2kgなので、製品全体の重さの違いを、中わただけで説明することはできません。

3-2. 通常版はふわふわ×さらさら、極暖は両面とも起毛の感触

通常版の表は、フランネルのふわふわした肌触りです。

裏はニットでさらさらしていて、季節や好みに合わせて使い分けやすいと感じました。

一方、極暖の表はラビットファータッチの、とろっとした柔らかさがあります。裏はフランネルなので、両面ともふわふわした感触です。

生地を見ていくと、表面の毛足だけでなく、その土台にあたる「グラウンド」の違いにも気付きました。公式の参考仕様では、極暖の裏側のフランネルは、毛羽がポリエステル100%、地糸がポリエステル50%・レーヨン50%です。通常版の裏側のニットはポリエステル100%とされています。

こうした生地の違いも、暖かさが高い割に蒸れを感じなかったことに関係するのではないかと思います。

また、起毛した部分が空気を抱えることも、暖かさに関係すると考えています。極暖の特徴は、中わたの量だけでなく、肌に触れる生地も含めて見ると分かりやすくなります。

3-3. わたの厚みや色は違ったが見た目だけで機能素材は特定できない

2枚とも側生地を切って、中わたを確認しました。

実際に見ると、極暖の方はわたが厚く、量も多いという印象でした。

色にも違いがあり、黒っぽいチャコール系のわたが多く見えました。また、生地の一部には銀色っぽい繊維も確認できました。

黒っぽいわたは蓄熱に関係する素材ではないか、銀色の繊維は断熱や遠赤外線の加工に関係するのではないかなと思っています。

私が今回の比較で感じたのは、極暖の暖かさは「中わたが200g多いから」という一点では捉えきれない、ということです。生地と中わたを組み合わせた作りとして見ることが大切だと思います。

4. 掛け心地は両方とも良好。極暖はベッドからの垂れ下がりに注意

4-1. 体に掛けたときの重さや寝返りはどちらも気にならなかった

どちらも体に沿うフィット感があり、体の上部に隙間風が入って寒く感じることはありませんでした。

生地に触れたときのヒヤッとする感覚や、シャカシャカした気になる音もありません。

製品重量には差がありますが、私が体に掛けた範囲では、その重さが気になったり、寝返りを打ちにくく感じたりすることはありませんでした。どちらも楽に寝返りができました。

ただし、もっと軽い掛け心地を求める方は、羽毛布団なども含めて比較した方が、自分の好みに近いものを選びやすいと思います。

4-2. ベッドから垂れ下がると極暖の重さを感じやすい

極暖で注意したいのは、ベッドの外へ掛け布団が垂れ下がる場合です。

垂れた部分がずれていくと、その重さを体に感じたり、掛け布団自体がずれ落ちやすくなったりします。できるだけ掛け布団がベッドの上に収まるように体に掛けるようにしましょう。

4-3. 30分の使用では両方とも蒸れ感はなかった

今回、どちらも30分使っていて蒸れてくる感覚はありませんでした。

極暖の方に暖かさを感じましたが、それに伴って蒸れが気になるということも、私にはありませんでした。

ただ、より蒸れ感の少ない寝心地を求める方や、毛足が苦手な方は、毛足のない生地や綿100%の生地の掛け布団なども候補にしてみてください。また、ホコリや毛足が苦手な方でしたら、このような毛足の長い生地の布団は避けて、別の掛け布団を検討したほうがいいだろうなとも思っています。

5. 洗濯・収納:極暖のかさと、乾燥機に関する表示を確認したい

5-1. 持ち運びの差は小さく感じたが、洗濯ではかさが気になる

持ち運ぶときの重さについても、私には2枚の差が大きく気になるほどではありませんでした。

ただ、極暖はボリュームがあり、洗濯するときの扱いやすさは変わると思います。小さい洗濯槽にぎゅうぎゅうに詰めてしまうと、十分に洗いにくいのではないかと考えました。通常版も含め、「洗える掛け布団だから、どんな洗濯機でも洗える」と考えず、手元の製品表示と洗濯機の対応条件を確認してください。

5-2. 公式の参考商品は両方ともタンブル乾燥不可

洗濯については、公式情報から重要な補足があります。

今回確認したシングルの参考商品は、両方とも次のように案内されています。

  • 30℃を限度に、洗濯機で非常に弱い洗濯。
  • 中性洗剤と洗濯ネットを使用し、弱く絞る。
  • タンブル乾燥は不可。日陰で平干し。

タンブル乾燥は、回転式の乾燥機による乾燥です。

動画では、大きな設備で洗う選択肢としてコインランドリーにも触れましたが、乾燥機まで使ってよいという意味ではありません。失礼しました。

5-3. カバーも装着できるが、オフシーズンの収納場所は考えておく

今回の2枚は、そのまま使うことを想定した掛け布団です。

四隅とその間にカバーを付けるためのループもありました。カバーを組み合わせたい方は、ループ位置とカバーの対応を確認してください。

オフシーズンは、畳んで保管するか、別の収納袋を用意する使い方を考えています。購入時の袋にはかなりパンパンに詰まっていたので、一度取り出した後に、同じ袋へ戻すのは難しそうだと感じました。

極暖の暖かさに魅力を感じても、収納スペースが限られている方は、かさも含めて検討してほしいと思います。

最後に

今回、通常版と極暖を使い比べて、私には暖かさの違いがはっきり感じられました。

室温20℃の測定でも、30分後の布団内温度は極暖の方が2℃高くなっています。暖かさを重視するなら、動画で紹介した価格差5,000円を追加する価値はある、というのが私の評価です。

ただし、通常版にも、表裏を使い分けながら長い季節使いやすいこと、価格を抑えられること、かさが小さく扱いやすいことなどの良さがあります。

毛布やカバー、室温を自分で調整できる方は通常版。一枚の暖かさを優先し、重さや収納時の大きさを受け入れられる方は極暖。この軸で考えると、自分に合う方を選びやすいと思います。

特に、寝室が冷え込みやすい方や寒がりの方には極暖が候補になりますが、今回の比較では低室温での試験は行えていません。寝室の環境と自分の好みも踏まえて選んでください。

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