防水マットレスの選び方|使用がおすすめな3つのケースも解説
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こんにちは、加賀照虎です。
防水マットレスには通気性がないため、ムレやすいなどの欠点があります。
しかし、例えば、衛生的であることを重視する家庭(現場)などでは、防水機能は非常に役に立ちます。
そこで本日は「防水マットレスの使用がおすすめな3つのケース」についてご紹介します。
あなたが防水マットレスを購入するべきか、あるいは普通のマットレスを購入するべきかの判断の目安にしてください。
| ※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。防水性だけでなくその他の機能性からも網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。 |
1. 防水マットレスの特徴
防水マットレスは、湿気や汚れからマットレスを守るために非常に有用なアイテムです。しかし、すべての防水マットレスが同じではなく、材質や防水性能に差があります。自分に合った防水マットレスを選ぶためには、以下のポイントを押さえておくと便利です。
1-1. 防水マットレスの防水性の種類と特徴
防水マットレスの防水性には、表面防水、全面防水、部分防水などがあります。寝ている間に発生する湿気をしっかりと防ぐため、使用シーンに合ったタイプを選ぶことが重要です。
また、防水マットレスプロテクターとの使い分けについても考慮する必要があります。高耐久性タイプや抗菌加工付きなど、追加機能も選ぶ際の参考になります。
1-2. 防水マットレスの素材と寝心地の調整
防水マットレスは、防水性能を持ちながらも寝心地を犠牲にしないことが大切です。ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を使用した防水マットレスは、軽量で速乾性に優れており、湿気をすばやく逃がします。
さらに、レーヨンや綿をブレンドすることで、寝心地が向上し、通気性を確保できます。特に、羽毛布団や高反発マットレスと組み合わせると、快適な寝環境を保ちながら、マットレスを清潔に保つことができます。
- ポリエステル:防水性に優れ、軽量で速乾性が高い。湿気を逃がす能力にも優れており、寝返り時のムレを軽減するため、特に夏や湿気の多い時期に適しています。
- ナイロン:強度と耐久性が高い素材で、特に介護や医療現場で使用されることが多い。完全防水を提供し、長期間の使用にも耐えます。
- レーヨン・綿ブレンド:通気性を確保しつつ、防水性も保持するため、寝心地を重視する方に最適です。快適な眠りをサポートし、蒸れを防ぎます。
防水性と通気性を適切にバランスさせることが、快適な睡眠環境を作るためのポイントです。
2. 防水マットレスがおすすめな3つのケース
まず始めに、どのようなケースにおいて防水マットレスの使用がおすすめできるのかというと、以下の3つになります。
- 自宅、ケアセンターの介護現場
- 衛生面が重視される現場と家庭
- おねしょなどの恐れがある家庭
それぞれ順に、どう役に立つのかをご説明していきます。
2-1. 自宅・ケアセンターなどの介護現場
被介護者の意識レベルによりもよりますが、ご飯の食べこぼしから失禁などマットレスが汚れる場面は多々あります。
ベッドシーツをマットレスに敷いていても液体はマットレスにまで容易に浸透していってしまいます。
防水マットレスならそのような場面でも簡単に汚れを拭き取ることができるので、マットレス掃除に対する負担や気苦労を大きく減らしてくれます。
さらに、失禁や吐きこぼしなどの雑菌が気になる粗相の場合、水とアルコールで湿らせたタオルでさっと清拭すれば、汚れを取るだけでなく除菌までできるので掃除をとても楽にさせられます。
2-2. 寝床の衛星性が大切な現場
衛生性が重視される医療現場にも防水マットレスはとても有用です。
もちろん、上記のように、ちょっとした汚れを清拭で除菌できるのもそうなのですが、それに加えて、密封されている完全防水マットレスになると、菌やウイルスがマットレス内部に入り込むことすら防止できるからです。
例えば、感染症の患者が使ったマットレスにウイルスが潜んでしまい、次にそのマットレスを使った人にウイルスが二次感染してしまう院内感染などの予防になります。
2-3. おねしょ、出血などの汚れ対策に
もちろん、介護現場や医療現場のみならず、一般家庭でも防水マットレスは役に立ちます。
例えば、夜尿症がなかなか卒業できない子供のためだったり、鼻血などの出血でマットレスを何度も汚してしまったことのある人の使用に向いています。
ただ、防水生地の上に直接寝るとムレやすいので、洗濯可能な敷きパッドと組み合わせて使うと寝心地にも不満なくお使いいただけます。
3. 防水マットレス vs 防水マットレスプロテクター:選び方ガイド
防水マットレスと防水マットレスプロテクターの違いを理解することは、購入時に重要です。どちらを選ぶかは、以下のポイントに基づいて判断できます。
3-1. 防水マットレスの特徴
防水マットレスは、全体が防水素材で覆われており、寝具の完全防水が可能です。汚れや湿気が直接浸透するのを防ぎ、水分や体液の浸透を防ぐため、介護現場や医療現場、子供の寝具に最適です。また、完全防水タイプはアルコールで拭き掃除ができるため、清潔を維持しやすいです。
3-2. 防水マットレスプロテクターの特徴
一方、防水マットレスプロテクターは、既存のマットレスに防水機能を加えるアイテムです。防水効果が高く、汚れや湿気を防ぎますが、完全な防水には及ばない場合があります。軽量で持ち運びやすく、洗濯もしやすいため、汚れや湿気が気になる家庭では、手軽に使用できます。また、コストパフォーマンスを重視する場合は、防水マットレスプロテクターが便利です。
3-3. 防水プロテクターとの使い分けの目安
防水マットレスを買う段階になって迷うのが、防水マットレスプロテクターとの選び分けのポイントです。
というのも、既存のマットレスに防水マットレスプロテクターを敷いてしまえば、完全とは言わないまでもマットレスの汚れを防ぐことができてしまうからです。
どの場合にどちらを使うべきかの明確な答えはありませんが、私は以下のような場合には防水マットレスの使用が相応しいと考えています。
- アルコールでの清拭掃除をすることが多い
- 感染症などの媒体としてマットレスが疑われる
しかし、それ以外のケースでは、費用などを考えると、防水マットレスプロテクターをマットレスに敷くほうが向いています。
| 表面&側面防水 | 表面全体防水 | 表面部分防水 | |
| イメージ |
|
|
|
| 防水範囲 | ◎ | ◯ | △ |
| 洗濯性 | × | ◯ | ◯ |
| 対象 | 非推奨 | 一般向け | 介護向け |
以下のページで防水マットレスプロテクターを選ぶ目安(素材、生地、防水範囲など)について解説しているので、防水マットレスプロテクターを利用しようかと検討されている方はご参考にしてみてください。
関連記事:【最新版】マットレスプロテクターおすすめ&選び方|防水・防ダニで長持ち4. 防水マットレスを選ぶ際のチェックポイント
防水マットレスを選ぶ際には、使用環境や目的に応じて適切なモデルを選ぶことが重要です。以下のポイントを確認することで、快適で長持ちする防水マットレスを選ぶことができます。
4-1. 防水性能の確認
防水マットレスの最も重要な機能は、水分の侵入を防ぐ防水性能です。冒頭でお伝えしたように防水マットレスには、表面防水タイプ、全面防水タイプ、部分防水タイプの3種類があります。それぞれの特徴は次の通りです。
- 表面防水タイプ: マットレス表面に防水加工が施されており、汗や水分の浸透を防ぎます。湿気が気になる季節や、寝汗対策として有効です。
- 全面防水タイプ: マットレス全体に防水機能が施されており、液体の完全防止が可能です。失禁対策や介護用として特に適しています。
- 部分防水タイプ: 主要部分に防水機能があり、軽度の湿気や水分に対して十分な保護を提供します。普段使いには手軽で便利です。
選ぶ際には、使用シーンに応じて防水範囲を確認し、必要な防水性能を選びましょう。
4-2. 通気性と寝心地の調整
防水マットレスは湿気を防ぐため、通気性が低くなることがあります。通気性が低いと、寝ている間に蒸れを感じることがあるため、寝心地に影響を与える可能性があります。快適な睡眠環境を維持するためには、通気性が確保されているかをチェックしましょう。
- 通気性の高い素材: ポリエステルやナイロンなどの合成繊維を使用した防水マットレスは、軽量で速乾性があり、通気性を確保しつつ防水機能を提供します。
- 裏面メッシュ加工: メッシュ素材を裏面に使用することで、湿気の逃げ道が作られ、蒸れにくくなります。
通気性を確保しつつ、防水性能が必要なシーンに応じた素材や設計を選ぶことが重要です。
4-3. 防水以外の優れた機能性
防水マットレスには、基本的な防水機能に加えて、さらなる機能性を求めることができます。寝具の目的に合わせて、最適な機能を選びましょう。
- 吸湿速乾性:寝汗が気になる方には、吸湿性と速乾性を兼ね備えた素材が適しています。これにより、寝ている間の蒸れを防ぎ、快適な睡眠環境を提供します。
- 温度調整機能:冷暖房を使用しない季節や、季節の変わり目には、温度調整機能が役立ちます。PCM(相変化素材)や吸湿発熱素材を使用した防水マットレスは、体温に合わせて快適な温度を維持します。
- 防ダニ機能:ダニアレルギーがある方には、防ダニ機能付きの防水マットレスが最適です。ダニが嫌う成分を繊維に組み込んだり、織り目を細かくすることで、ダニの繁殖を防ぎます。
これらの機能性を考慮した防水マットレスを選ぶことで、より快適で健康的な睡眠環境を作ることができます。
4-4. 洗濯性とメンテナンスのしやすさ
防水マットレスを選ぶ際、洗濯のしやすさやメンテナンス性も大切なポイントです。特に湿気や汚れが多くなるシーズンでは、頻繁な洗濯が求められます。
- 洗濯可能タイプ: 洗濯機で丸洗いできる防水マットレスは、日常的に衛生を保ちやすく、手軽に使えます。ポリエステル製の防水マットレスは、洗濯後も乾きやすく、メンテナンスが簡単です。
- 専用カバーの利用: 防水マットレスに専用のカバーを取り付けることで、汚れの付着を防ぎ、洗濯が容易になります。
防水機能を保ちながらも、洗濯がしやすいタイプを選ぶことで、長期間にわたって清潔に使用できます。
4-5. 使用環境に合わせた選び方
使用する寝室環境や季節によって、防水マットレスの選び方は変わります。以下のシーンに応じた選び方を参考にしましょう。
- 介護や失禁対策: 全面防水タイプが最適です。失禁や体液の漏れを防ぐため、強力な防水性能とともに、抗菌加工や防臭機能を兼ね備えた製品を選びましょう。
- 寝汗が多い季節(夏・梅雨): 通気性重視の防水マットレスを選び、裏面メッシュ加工や通気性の高い素材(ポリエステルやナイロン)を使用した製品を選ぶことで、蒸れを防ぎつつ、湿気を管理できます。
- 冬の底冷え対策: ポリエステル綿やウールなどの保温性が高い素材を使用した防水マットレスを選び、寒さから体を守りながら防水性能を確保しましょう。
寝室環境に合わせて、防水マットレスの性能や素材を最適化することが、快適な睡眠を提供します。
4-6. コストパフォーマンスの考慮
防水マットレスは価格帯に幅があり、高機能モデルとエントリーモデルでは価格が大きく異なります。高価なものは防水性能に加えて、抗菌・消臭機能や洗濯性の向上が期待できますが、コストを抑えたい場合は、機能性と価格のバランスを考慮して選ぶと良いでしょう。
- 低価格帯: 通気性や洗濯性に特化した防水マットレスであれば、比較的安価で購入できます。
- 高価格帯: 高性能な全面防水タイプや多機能モデルは価格が高くなるため、長期的に使用する場合は耐久性と多機能性を優先して選ぶとコストパフォーマンスが良いです。
最後に
あなたが防水マットレスの使用に合っているかどうか判断する目安になっていれば幸いです。
なお、以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。
関連記事:【2025年最新】快眠マットレスおすすめ17選&専門家が選ぶおすすめと失敗しないポイントまた、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。
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よくある質問
Q1. 防水マットレスはどのように選べば良いですか?
A. 防水マットレスを選ぶ際は、寝室の環境や使用目的を基に選ぶことが大切です。湿気や汚れが気になる場合は、全面防水タイプを選ぶと安心です。失禁対策や介護用としては、液体がしっかり防げる全面防水が必須です。通気性も重要なポイントで、特に夏場や寝汗が多い方には、裏面メッシュ加工やポリエステル・ナイロン素材を選ぶことで、寝返りもしやすく、ムレを防ぐことができます。
Q2. 防水マットレスは洗濯できますか?洗濯方法は?
A. 防水マットレスの多くは、専用のカバーを外して洗うことができます。ただし、全面防水タイプの場合、洗濯機での洗浄が難しいことが多いため、防水マットレスプロテクターと組み合わせて使用すると、手軽に洗濯ができます。洗濯する際は、低温設定で優しく洗い、陰干しすることで防水性能を保ちます。シリカゲルタイプやポリエステル素材のものは、比較的簡単に洗濯でき、乾きも速いです。
Q3. 防水マットレスは通気性が悪いと聞いたのですが、実際どうですか?
A. 防水マットレスは湿気の遮断を目的としているため、通気性が劣ることがあります。しかし、最近では通気性の高い防水マットレスも多く、ナイロンやポリエステル製のものは速乾性があり、寝返り時のムレも抑えられます。通気性が気になる場合は、裏面メッシュ加工や通気性の高いカバーを選ぶと良いでしょう。これにより、湿気のこもりや寝汗の不快感を軽減できます。
Q4. 防水マットレスを使用すると、寝心地に影響がありますか?
A. 防水マットレスを使用する際の寝心地は、選ぶマットレスの素材や設計によって異なります。例えば、ポリエステル製やナイロン製の防水マットレスは軽量で速乾性があり、寝心地に大きな影響を与えにくいです。一方で、厚手の防水マットレスや防水性が高すぎるモデルは、弾力性が若干失われることがあります。寝心地を重視する場合は、防水性能だけでなく、柔らかさや弾力性が調整されたモデルを選ぶと快適に使用できます。
Q5. 防水マットレスは、寝室の湿気対策として本当に効果がありますか?
A. 防水マットレスは、寝室で発生する湿気を管理するために非常に効果的です。特に、失禁対策や寝汗が気になる場合、防水マットレスは湿気をしっかり遮断します。さらに、抗菌加工や防臭効果があるタイプを選ぶことで、カビやダニの発生も防げます。湿気がこもりやすい環境では、防水マットレスの使用が寝具の衛生状態を保ち、快適な睡眠環境をサポートします。
Q6. 防水マットレスにはどんなタイプがありますか?
A. 防水マットレスには、全面防水タイプ、表面防水タイプ、部分防水タイプがあります。全面防水タイプは、液体が全て浸透しないように設計されており、特に介護用や失禁対策に適しています。表面防水タイプは、寝汗や少量の水分を防ぐことができ、普段使いに便利です。部分防水タイプは、部分的に防水加工が施されており、特に汚れが気になる部分に使うと効果的です。
Q7. 防水マットレスを選ぶ際、どの素材が最適ですか?
A. 防水マットレスを選ぶ際は、使用シーンや個人のニーズに応じた素材選びが重要です。ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は軽量で速乾性があり、湿気の多い時期に適しています。寒い季節には、ウールやキャメルを使用したものが保温性を提供し、湿気を管理しつつ暖かさを保ちます。また、シリカゲルや中空ポリエステルを使ったものは、吸湿性と軽さに優れています。通気性を重視する場合は、メッシュ加工が施された裏面を選ぶと良いでしょう。
Q8. 防水マットレスの寿命はどのくらいですか?
A. 防水マットレスの寿命は、使用頻度やメンテナンスに大きく影響されます。防水マットレスを定期的に洗濯や陰干しを行い、適切にメンテナンスすれば、5年以上使用することができます。ただし、防水性能が劣化する場合があるため、定期的に交換することが推奨されます。また、厚手のマットレスや高機能モデルは長持ちしやすいです。
著者紹介
著者情報
加賀 照虎(上級睡眠健康指導士)
上級睡眠健康指導士(第235号)。3,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。取材依頼はこちらから。
各種SNSで情報発信中。
上級睡眠健康指導士(第235号)。3,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。取材依頼はこちらから。
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