昭和西川ムアツマットレスを体験レビュー|硬さが向いている人は?

  更新日:

昭和西川ムアツマットレスを体験レビュー|硬さが向いている人は?

ムアツマットレスの中では価格を抑えたベーシック。

寝心地は十分なのだろうか。

購入を考えると、まず気になるところではないでしょうか。

私が実際に寝てみた結論は、仰向き中心で、腰をがっしり支える寝心地が好きなら、ベーシックでも十分に満足できると感じました。硬めですが表面の当たりは硬すぎず、寝返りもしやすいマットレスです。

一方、横向きでは肩にわずかな圧迫感がありました。また、三つ折りではなく丸巻きなので、毎日コンパクトに収納したい方には使い方の確認が必要です。

こんにちは。快眠タイムズの加賀照虎です。

私はマットレスを開発・販売している同業者ですが、今回の「ムアツ マットレス ベーシック」は自費で購入しました。この記事では、実際の感触と中身の構造をもとに、向いている人と慎重に検討したい人を説明します。


※この記事は「昭和西川ムアツマットレス徹底レビュー動画」を文字起こししたものになります。マットレスの風合いなどの様子は動画のほうをご参考ください。

1. ムアツ ベーシックは仰向き中心で腰の支えを重視する人に好印象

ベーシックという名前から、上位モデルより物足りない寝心地を想像するかもしれません。

しかし、私が寝た限りでは、腰の支えがしっかりしていて、エントリーモデルだから不足しているとは感じませんでした。

購入判断のポイントをまとめると、次のようになります。

向いていると感じた人

慎重に確認したい人

仰向きで寝ることが多い

横向きで肩の当たりが気になりやすい

腰をがっしり支える硬めの感触が好き

柔らかく包まれる感触が好き

頻繁には収納しない

毎日きれいに畳んで収納したい

厚さ8cmの薄型を候補にしている

より厚いマットレスを求めている

肩幅が広い方や、お腹周りが大きい・重い方も、店頭で横向きと仰向きの両方を試してほしいと考えています。

私の感触だけから、すべての体格の方に合うとは判断できないためです。

2. 基本仕様は厚さ8cm・2層構造で49,500円から選べるモデル

昭和西川の公式サイトでは、ベーシックはムアツの基本性能を備えたモデルとして案内されています。

確認した主な仕様は以下のとおりです。

 

仕様

商品名

ムアツ マットレス ベーシック

価格

税込49,500円〜

厚さ・構造

8cm・2層構造

中材

ウレタンフォーム

各層の硬さ

上層180N、下層230N

側地

ポリエステル100%、ポリジン加工

形状

丸巻きタイプ。三つ折りではない

サイズはシングルからキングまであり、シングルは厚さ8×幅97×長さ195cmです。

公式商品ページの詰めもの重量は約4.4kgですが、これは側地を除いた重さです。持ち運ぶ際の製品総重量とは区別してください。

なお、ここでいうN(ニュートン)は、ウレタンフォームの硬さを示す値です。密度や反発弾性率とは別の指標であり、数値だけでマットレス全体の寝心地が決まるわけではありません。

2-1. 仰向きでは腰が沈み込みすぎず全身にフィットした

最初に寝たときは、体全体に沿いながら、腰などの重い部分をしっかり支えてくれると感じました。

腰が沈み込みすぎる感覚はなく、硬めではあるものの、硬すぎる印象もありません。仰向きの私には、この腰の安定感がよく合いました。

単に表面が硬いというより、体を受け止めた先にしっかりした支えがある感触です。腰の部分に頼りなさを感じたくない方には、試す価値のある寝心地だと思います。

2-2. 横向きも腰は安定するが、肩にはわずかな圧迫感

横向きでも、腰をがしっと支えてくれる感触はよかったです。

ただ、肩の当たりにはわずかな圧迫感がありました。横向き全体が寝にくいという意味ではありません。腰の安定感は好印象でも、肩の沈み込みについては好みが分かれそうだと感じました。

また、沈み込みが少ないという寝心地から、やや高めの枕のほうが合わせやすそうという印象もありました。

2-3. 寝返りはコロッとしやすく揺れ・きしみも感じなかった

寝返りは、コロッと簡単にできました。

硬めの支えがあるためか、姿勢を変えやすい感触でした。

私が動いてみた範囲では、揺れやきしみも感じませんでした。仰向きの安定感に加え、寝返りのしやすさも、このマットレスを高く評価した理由です。

3. 硬めなのに当たりが硬すぎない理由を凹凸と2層構造から考える

中身を確認すると、上層に凹凸のあるウレタンフォーム、その下に支えとなるウレタンフォームが重なっています。

表面の凹凸を作る加工は「プロファイル加工」と呼ばれます。

私が感じた、表面の当たりと沈んだ先の支えの違いには、この凹凸と2層構造が関係していると考えられます。

3-1. 凹凸で受け止め沈んだ先でしっかり支える感触

上層180N、下層230Nという硬さの値だけを見ると、かなり硬そうに思えるかもしれません。

しかし、実際には表面の凹凸があるため、平らな板に寝るような当たりではありませんでした。

私が感じたところでは、表面で体を適度に受け止め、その先でがっしり支える印象です。これが「硬めだけれど、硬すぎない」と感じた理由だと考えています。

3-2. 肩幅や腹部の重さによっては8cmの厚みとの相性を要確認

厚さは8cmなので、体を沈めて受け止められる幅には限りがあります。

肩幅が広い方や腹部に重さのある方では、肩の圧迫や、床の硬さが伝わる底付き感が気になる可能性があると考えました。

もちろん、体格などに感じ方は個人差があるところですので、「体重が何kgなら合わない」と一律に判断するより、店頭で肩の当たりと腰の沈み込みを確かめていただければと思います。

4. 今回寝比べた西川エアーとは腰の支えと全身へのフィット感が違った

今回寝比べた西川エアーとムアツ ベーシックは、私には異なる寝心地に感じられました。


ムアツ ベーシック

西川エアー

支え・フィット感

腰をがっしり支える印象

体全体に均一にフィットする印象

表面の感触

凹凸感も少し感じる

全体のバランスがよいと感じた

熱のこもり

相手よりわずかに感じた

ムアツより少なく感じた

私なら、腰をがっしり支える感触が好きな方にはムアツ ベーシックを、全身に均一にフィットする感触が好きな方には今回の比較相手も試すことをおすすめします。

価格だけで優劣を決めるより、寝心地の好みで選び分けるほうがよいと感じました。

4-1. ムレ感の差はわずかな体感で、通気性能を測定した結果ではない

ムアツの凹凸は、体とウレタンの間に空気の通る余地を作る構造です。

今回の比較相手にはスリットもあり、加工の違いがムレの感触に関係しているのではないかと考えました。

実際に寝比べると、ムアツのほうがわずかに熱がこもるように感じました。ただ、意識して感じ取ろうとして分かる程度の差で、誰でも同じように感じるかは分かりません。

5. 洗える側地は便利!毎日の収納なら丸巻きの大きさを確認

寝心地に加え、買った後のお手入れも大切です。

ベーシックは側地を外せるので、汚れた際に洗いやすい点は好印象でした。

5-1. 側生地は洗えるがウレタン本体は不可

側地とは、マットレスの中材を包む外側の生地のことです。

メーカーは側地のみの洗濯機洗いを案内しており、ウレタンフォーム本体は家庭で水洗いできません。洗濯の際は取り外し、洗濯ネットを使用して単独洗い・短時間の脱水を行うよう案内されています。

また、現行の公式説明では、側地のポリジン加工に加え、上層ウレタンのAg+抗菌加工も確認できます。防ダニ加工はベーシックには付いていません。

なお、交換用の側地も販売されています。ベーシックに対応する替え用側地は13,200円から案内されています。中材が使える状態なら、側地だけ交換できる選択肢があるのはよい点だと思います。

5-2. 丸巻きは扱いやすいが三つ折りのようには畳めない

実物は丸めてまとめられるタイプです。

立てかけて乾燥させたり、移動させたりする点では扱いやすいと感じました。

一方、三つ折りのように形をそろえて畳めるわけではありません。毎日押し入れなどへ収納する方は、収納場所に収まるかを確認しておきたいところです。

上位モデルの三つ折りは収納しやすい一方、折り目の感触が気になる方もいると思います。収納の便利さと、折り目のない寝心地のどちらを優先するかで考えてください。

5-3. 敷きパッドの併用はメーカーの案内と感触の変化も確認

このようにウレタンマットレスはウレタン本体を洗えません。

そこで、なるべくマットレスを汚さず使うために、上に敷きパッド、下に除湿シートを使うことを私は勧めています。

また、公式FAQでは、フローリングで使う場合に敷きっぱなしにせず、起床後に立てかけて風を通すよう案内しています。除湿シートを使う場合も、マットレス底面の確認や乾燥は続けてください。

6. 49,500円の価値は感じた。ただし、寿命は実測していない

ウレタンマットレスに49,500円という価格は、決して小さな買い物ではありません。

それでも私は、今回の腰の支え、寝返りのしやすさ、仕上がりの印象から、価格に見合う価値を感じました。

生地やウレタンフォームの歪みも確認しましたが、きれいに作られている印象でした。ただ、見た目の仕上がりだけで、長期間へたらないと証明できるわけではありません。

6-1. 約36Dという密度は重量と体積からの概算

密度は、一定の体積にどれくらいの材料が含まれるかを表す指標です。

硬さのN値とは異なります。

レビュー時、私は商品ページの中材重量と寸法をもとに、凹凸加工で減る体積も考慮して、密度をおよそ36Dと見積もりました。これはメーカー公表の密度でも、現物の密度を直接測定した値でもありません。

6-2. 耐用年数は7年前後

この密度から考えると耐用年数は7年前後かと思います。

適切に保護して使えば、10年使える可能性もあります。

ただし、実際に7年・10年使って確かめた結果ではありません。今回のレビューで、その年数を保証することはできません。

7. 90日お試しは購入経路と費用を確認。大きいサイズには別条件がある

合わなかったときにトライアル制度があることは、購入前の判断材料になります。

ただし、返品できるかだけでなく、利用条件と費用まで確認してください。

7-1. 公式本店の90日お試しは、返送料と発送時手数料がかかる

2026年10月11日に確認した西川ストア公式本店の案内では、会員が対象商品を購入した場合、商品到着から90日以内に返品の連絡をすることで、お試しによる返品・返金を利用できます。

ベーシックも対象ですが、クイーン・キングは除かれます。

 

条件

購入経路

西川ストア公式本店。会員限定

期限

商品到着から最大90日以内に返品を連絡

返送料

購入者負担

返金時の控除

発送時手数料2,200円(税込)

利用回数

1人1点、1回限り

対象外サイズ

クイーン・キング

動画では全額返金と説明してしまいましたが、返送料と発送時手数料の負担がありました。失礼しました。

7-2. クイーン・キングは受注生産。メンテナンスサービスもモデルごとに確認

クイーン・キングは完全受注生産です。

納期は注文から完成まで1〜1.5か月程度と案内されています。完成後の配送にも調整が必要なので、受け取りまでの期間は販売店に確認してください。

キャンセルと90日お試しは対象外です。サイズが大きいほど、搬入や寝心地を購入前に確認しておくことが大切になります。

また、公式のムアツメンテナンスパックは、対象表に記載された製品向けのサービスです。確認した表にベーシックは含まれていませんでした。交換側地の販売と、中材まで洗うメンテナンスサービスは別のものとして考えてください。

最後に

ムアツ ベーシックは、私にとって、名前から想像するよりしっかりした寝心地のマットレスでした。

特に、仰向きでの腰の支えと、寝返りのしやすさは好印象です。

一方、横向きで肩がどれくらい沈むか、8cmの厚みで自分の体を受け止められるか、丸巻き収納で困らないかは確認してほしいところです。

仰向き中心で、腰をがっしり支える感触が好きなら、私はベーシックでも十分だと感じました。より柔らかな感触や厚み、毎日の収納のしやすさを求めるなら、上位モデルや別のマットレスも一緒に試してみてください。

店頭では、仰向きの腰、横向きの肩、寝返りの3点を意識すると、自分との相性を確かめやすいと思います。価格やモデルの序列だけでなく、その感触と毎日の使い方に納得できるかで選んでいただければと思います。

商品を絞り込む
種類
お悩み
機能性
季節
シーン
素材
価格
-
絞り込み結果:件
絞り込む