マットレスにカビが生えた時の対処法と予防法|健康被害や買い替え判断も解説

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マットレスにカビが生えた時の対処法と予防法|健康被害や買い替え判断も解説

こんにちは、加賀照虎です。

マットレスにカビが発生した場合、そのまま放置してはいけません。

アレルギー疾患や感染症を引き起こす可能性があるので、すぐに対処しなければなりません。カビや黒カビなどが広範囲に広まっているならマットレスは買い替えたほうが無難です。とはいえ、カビの被害が側生地までで収まっていれば、あなた自身で落とし、防カビ対策を行うこともできます。

そこで本日は「マットレスに発生したカビの落とし方と今後の防カビ予防対策」をご紹介します。

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。カビがひどそうでマットレスの買い替えを検討しているなら是非ご参考にどうぞ。

1. マットレスに発生したカビの落とし方

カビの除去方法は2通りです。

  • 自分でやる:コスト小。一人で気軽に行える。
  • 業者に依頼:コスト大。カビ以外の汚れも一掃。カビシーズンは待つことも。

どちらがあなたに合っているか見比べてみましょう。

1-1. マットレスのカビを自分で落とす6つのステップ

市販のマットレス対応のカビ除去スプレー(カビ取りスプレー)を使用します。

例えば以下のような製品です。

カビソフト除去スプレー
カビソフト除去スプレー

この商品は、乾燥すれば触っても人畜無害とのことなのでおすすめです。この商品の強力タイプもありますが、側生地の色落ちの原因になる恐れがあるので、ソフトタイプをおすすめします。

以下のステップでカビを取ります。

  • マットレスから側生地を外す。外せない場合はウレタンが濡れないように配慮してカビ取りをする。
  • 湿ったティッシュで表面のカビを取る。カビが飛散しないようティッシュはすぐさまゴミ袋へ。
  • カピに対してスプレーして20分程放置。
  • カビが残っていればSTEP3を繰り返す。
  • カビが取れて入れば、スプレー液を拭き取る。
  • 換気を行いしっかりと乾燥させる。

1,300円でカビ除去ができると考えるととてもお値打ちです。

乾燥させている間、スプレー液の臭いがします。そのため、換気はしっかりと行いましょう。

また、乾燥時間を長めにとれるよう、午前中の早い時間帯にカビ取りを行いましょう。

1-2. 出張クリーニング業者に依頼する

出張クリーニング業者へ依頼することの最大のメリットは、カビだけでなく、他の汚れ(ダニ、汗、フケ、アカなど)の汚れも一掃してもらえるところです。

そして、手軽です。

依頼の流れは以下のとおり。

  • 対応可能な事業者候補をいくつかピックアップ。
  • 見積もりと対応可能な日程を勘案して依頼先を選定。
  • 出張クリーニング施工。

そして、当日は以下の流れでクリーニングします。

  • ホコリ除去:【15分】掃除機で表面の汚れを取ります。
  • スチーム洗浄:【25分】スチームクリーナーで表面の汚れを落とします。
  • 吸引洗浄:【35分】洗浄液を掛けてから汚れを吸引していきます。
  • 乾燥:【60分】専用ドライヤーで乾かします。

本当に手軽にキレイになります。

しかし、出費はやや多めです。

一般的にはマットレスのサイズに応じて価格が変わり、以下のようになっています。

クリーニング費用相場 マットレスのサイズ
0.8万円~1.2万円 シングル(100cm幅)
0.9万円~1.5万円 セミダブル(120cm幅)
1.0万円~1.7万円 ダブル(140cm幅)
1.1万円~2.0万円 クイーン・キング(160cm幅以上)

ただ、注意が必要なのが、マットレスの種類です。

マットレスクリーニングが指すマットレスとはスプリングマットレスだけのことが多く、高反発/低反発ウレタンマットレス、高反発ファイバーマットレス、ラテックスマットレスなどは対象外とされることがある点です。

高反発ウレタン 高反発ファイバー 低反発ウレタン
regular-foam air-fiber memory-foam
ラテックス ボンネルコイル ポケットコイル
latex-foam bonnel-coil pocket-coil

というのも、これらのマットレスは水・スチームにより劣化してしまう恐れがあるためです。

そのため、あなたのマットレスがクリーニング可能かどうかも含めて、自分でカビを取るか、はたまた買い換えるか考えると良いでしょう。マットレスのクリーニングに関する詳細は以下のページをご参照ください。

関連記事:【実は無駄?】マットレスクリーニングの料金相場と注意点

2. 【買い替え基準】カビが生えたマットレス、どこまでなら使える?

マットレスに発生したカビは見た目やカビ臭だけでなく、健康面にもさまざまな影響を及ぼすため、早めの発見と適切な判断が大切です。

ここでは、マットレスにカビが生えた場合の見分け方や、どの程度までなら使い続けられるのか、買い替えの目安について詳しく解説します。

2-1. 見た目だけで判断していいのか?

マットレスにカビが生えても、必ずしも見た目だけで気づけるとは限りません。黒ずみやシミが出ていなくても、ツンとした酸っぱいにおいや湿った空気を感じたら要注意です。

さらに重要なのが、体調の変化です。カビの胞子やカビ毒(マイコトキシン)を吸い込むことで、アレルギーや喘息、アトピーの悪化、咳や鼻水、目のかゆみ、倦怠感など、さまざまな不調を引き起こすことがあります。特に子どもや高齢者、アレルギー体質の方は注意が必要です。

見た目だけで判断せず、においや体調の変化など五感を使ってカビを早期発見することが大切です。朝起きて「だるい」「鼻が詰まる」「のどがイガイガする」と感じたときは、寝具まわりのカビも疑ってみてください。

参照:一般社団法人 微生物対策協会

2-2. 内部までカビが進行しているかの見分け方

マットレスのカビが表面だけでなく内部まで進行しているかどうかは、いくつかのサインで見分けることができます。

例えば、黒カビが点々と広がっていたり、シミが表と裏の両面にある場合は、内部までカビが浸透している可能性が高いです。また、マットレス全体からツンとした強いカビ臭がする場合も、深部にカビが根付いているサインです。

特に湿気の多い場所で使っている場合や、カビの部分を拭いても取れない場合は要注意です。

2-3.すぐに買い替えるべきサインとは?

カビがマットレス全体や広範囲に広がっている場合は、表面だけでなく内部までカビが進行している可能性が高いため、買い替えを検討しましょう。また、見た目ではカビが確認できなくても、カビ臭が強い・寝ていると咳やアレルギー症状が出るといった体調不良がある場合も注意が必要です。

一度カビが発生すると、中材まで増殖してしまうケースが多く、カビを完全に除去することは難しくなります。健康被害を防ぐためにも、上記のようなサインがあれば新しいマットレスへの買い替えをおすすめします。

3. マットレスにカビを再発させないための予防対策

出費も手間もかかり、健康にも悪影響を及ぼすカビ。

今後は二度と発生しないように、予防対策をしっかりと取るようにしましょう。

3-1. マットレスにカビが発生するメカニズムとは

カビは以下のような環境を好み発生します。

  • 高湿度(80%以上)
  • 暖かい温度(20~30℃)
  • 豊富な栄養源

そして、残念なことにマットレスはこれらの条件を全て満たしてしまうのです。

ダニ・カビ繁殖三大原因 発生源
温度 temperature
  • 人の体温
  • 気候
湿度 humidity
  • 寝汗
  • 気候
  • 結露
エサ foods
  • 剥がれ落ちた皮膚
  • フケ
  • 皮脂
  • 湿度 ← 寝汗による湿り(夏)、結露(冬)
  • 温度 ← 人の体温
  • 栄養 ← 剥がれ落ちた皮膚、皮脂、フケ、アカ、ホコリ

つまり、マットレスとはそもそもカビが生えやすい環境なのです。そのため、しっかりと予防対策をしなければならないという認識を持ちましょう。

そしてもちろん、対策グッズなしでも、こまめな管理・お手入れによりカビを防ぐことはできます。それでは「対策グッズは何のための存在なのか?」というと、こまめな管理・お手入れを楽にする・多少手抜きできるようにするためのもの、という位置づけです。

3-2. グッズ不使用のカビ対策5選

マットレスが湿ったままになってしまったり、湿った空気が滞留してしまうことがカビを発生させる大きな原因です。これに対する具体的な方法は、以下のとおりです。

3-2-1. 寝室を換気する

湿った空気がマットレスの周りに留まっていることがカビ発生の原因です。なので、喚起対策として寝室の窓を開けて換気をしましょう。たとえ雨の日でも少し窓を開けて新鮮な空気を部屋へと入れるようにしましょう。

3-2-2. 床に直敷きはしない

マットレスの床への直敷き使用は非推奨です。もし直敷きするなら出来れば毎日マットレスを壁に立て掛けるようにして、マットレス底面の湿気を発散させ、通気性をよくしましょう。

3-2-3. マットレスの底面へ空気を送る

ベッドでマットレスを使っていても油断大敵です。月に1度はマットレスの片側を上げて底面の換気を行いましょう。扇風機・エアコンの風を当てることでより効果が増します。寝室の湿度が高くなるシーズンは2週間に1度は行うと尚良いです。

マットレスの換気方法1
マットレスの換気方法1

3-2-4. 壁から10cm離す

ベッド・マットレスは壁から10cm離して配置しましょう。壁と密着していると通気が悪くなるので、マットレスだけでなく壁にカビを生やす可能性もあります。たった10cm離すだけでも風が通るようになるので、カビを生えにくくします。

3-2-5. シーツはこまめに取り替える

湿度が高くなるシーズンは2~3日に1度、ベッドシーツを取り替えられると理想的です。そこまで頻繁にできないという場合でも、少なくとも週に1度は取り替えましょう。

少し手間がかかりますが対策グッズを購入しなくともここまで対策ができれば安心です。

しかし、対策をより楽に手軽にしたいという場合は、対策グッズを活用しても良いと思います。

3-3. マットレスの湿気対策グッズ3選

マットレスの湿気対策グッズは大きく分けて3つあります。

あなたの寝室・マットレスの状況に応じて最適なものを導入するようにしましょう。

3-3-1. 除湿敷きパッド

マットレス表面への湿気対策。寝汗・マットレス表面の湿気を取り除くので、夏のカビ対策に向いています。寝汗が多い方に最適です。

除湿敷きパッド

>>除湿・消臭敷きパッド

自社製品で恐縮ですが、コーミング加工をした高品質な綿100%の敷きパッドです。

お菓子の袋の中によく入っている除湿剤のシリカゲルを中材に詰めているため寝汗をとてもよく吸収します。熱帯夜でもカラッと爽やかに眠れます。また、シリカゲルには消臭効果もあるので、汗臭、加齢臭、タバコ臭などもスッキリ除去します。

3-3-2. 除湿シート

マットレスの底面への湿気対策。重いマットレスのため底面の換気がしにくい場合におすすめです。

washable-dehumidification-sheet
>>洗える除湿シート

シリカゲルを中材に使っている除湿シートです。マットレスの底面の湿気を除去するのに必須のアイテムです。自社製品で恐縮ですがカビ対策なら是非購入をおすすめします。

3-3-3. マットレスプロテクター

寝汗・老廃物をマットレスからシャットアウトすることによりカビ対策になります。通常のシーツの代わりに使うことで対策をより強固にします。

最後に

無事、あなたのマットレスからカビが除去されていれば幸いです。

しかしもしカビ被害が意外とひどいため「マットレスを買い換えようかな」とお考えであれば、以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。

関連記事:快眠マットレスおすすめ11選&自分に合うものを絞り込む手順

なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
- 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
- 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
○マットレスのカビ除去方法と、再発を防ぐ予防対策
○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○長生きでお得に!マットレスの寿命を判断する5つの目安
○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序

よくある質問

Q1:マットレスに黒カビと白カビの違いはありますか?

A:黒カビは表面や内部まで根を張りやすく、アレルギーなど健康被害のリスクが高くなります。一方、白カビは初期段階のカビで比較的落としやすい特徴があります。

Q2:ベッドパッドやシーツにもカビは生えますか?

A:はい。特に寝汗や湿気がこもりやすい場合、シーツやパッドにもカビが発生することがあります。こまめな洗濯と通気が予防の鍵です。

Q3:マットレスにカビが生える季節はいつが多いですか?

A:梅雨から夏にかけてが最もカビが繁殖しやすい時期です。湿度が高く、気温が20〜30℃前後の環境はカビにとって最適な繁殖条件となります。

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