うつ伏せ寝に合うベッドとマットレスの選び方|注意点も解説

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うつ伏せ寝に合うベッドとマットレスの選び方|注意点も解説

うつ伏せ寝にはデメリットが多いです。

寝づらくなることがよくあります。

注意してほしい寝姿勢です。

ということで本日は、

  • うつ伏せ寝のデメリット
  • うつ伏せ寝は絶対悪ではないこと
  • うつ伏せ寝の方向けマットレスの選び方

などについて解説します。

ぜひ参考にしてください。

1. マットレスにうつ伏せ寝をするデメリット

うつ伏せ寝をするメリットはほぼ皆無です。

その代わり、デメリットはいくつかあります。まずは頭に入れておきましょう。

1-1. 胸が圧迫されるため呼吸がしづらい

うつ伏せに寝ると、胸が圧迫されます。

そのため、(マットレスの硬さにもよりますが)呼吸がしづらくなります。特に、胸の大きい方に顕著です。

1-2. 不衛生

うつ伏せ寝だと呼吸器がマットレスと近くなります。

そのため、マットレスの上にホコリなどが溜まっていると吸い込みやすくなります。その結果、鼻詰まりなどを感じやすくなります。

また、よだれが垂れやすくもなります。

baby-sleep-on-stomach

1-3. 首を寝違える恐れがある

うつ伏せだと首を横に90度ひねって寝ることになります。

首の筋肉が硬くなっていると、非常に寝違えやすくなります。

ぜひ今、首を90度横にひねってみてください。かなり首の筋が伸びるように感じられるかと思います(どうしても横向き寝をするならこのようにストレッチをするもの一手です)。

neck-right

2. 無意識にうつ伏せ寝になるのは仕方がない

ここまでうつ伏せ寝のデメリットを語ってきました。

上記のように、うつ伏せ寝は推奨できません。

しかし、下記のような方は例外です。

「え、でも寝返りで知らないうちに、うつ伏せになっているけど…」

「腰が痛くてうつ伏せでしか寝られない」

特に、寝返りで知らないうちにうつ伏せになっているのは仕方がありません。寝返りは睡眠中に体を疲れさせないための働きでもあるため、それを無くそうとするのは本末転倒です。とはいえ、マットレスが硬すぎることなどによる「悪い寝返り」の場合、話は別です。

イメージ 状態
寝返り
なし
sleep-not-good
  • 体を動かせない
  • 疲れがたまりやすい
  • 蒸れやすい
良い
寝返り
sleep-good
  • 適度に体を動かしている
  • 布団内の温湿度調整になる
  • 快適に眠れる
悪い
寝返り
cannot-sleep
  • 体に圧迫がかかっている
  • 寝姿勢が悪くなっている
  • 負担をそらすための寝返り

良い寝返りならうつ伏せ寝でも仕方ない。

しかし、悪い寝返りなら要改善、と覚えておきましょう。

3. うつ伏せ寝の方向けマットレスの選び方

それでは次に、うつ伏せのデメリットを減らすためのマットレスの選び方を紹介します。

3-1. 硬さは柔らかめのものを選ぶこと

まず、マットレスは柔らかめのものを選びましょう。

胸への圧迫感が減るので呼吸が楽になります。寝疲れすることも減るでしょう。

種類 イメージ 体圧分散 反発弾性 横揺れ 通気性 お手入れ










高反発ウレタン
フォーム
high-resiilience-foam
ラテックス latex-foam
TPEポリマー TPE-polymer

一般ウレタン
フォーム
regular-foam
ファイバー air-fiber ×


低反発ウレタン
フォーム
memory-foam
繊維わた polyester-fiber




ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress - - - - -


ボンネルコイル bonnel-coil -
ポケットコイル pocket-coil -

具体的には、表面に低反発ウレタンフォームが2~3cmあるものです。

もしくは、ウレタンフォームの硬さを表すニュートン値が75N以下のものを選びましょう。

ニュートン値 硬さ
110以上 かため
75~110 ふつう
75未満 柔らかめ

3-2. 清潔に保つために配慮すること

次に、衛生面です。

(下)マットレス→敷きパッド→シーツ(上)という組み合わせでマットレスを保護しながら使うようにしましょう。

敷きパッド ベッドパッド ベッドシーツ トッパー プロテクター
画像 shiki-pad1 bed-pad1 bed-sheet1 mattress-topper1 mattress-protector1
役割
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • おしゃれ
  • 体圧分散改善
  • マットレスの
    汚れ防止
厚み 1cm前後 2~3cm前後 5mm前後 3~5cm 5mm前後
温湿度調整 ×
汚れ防止
洗濯 ×
体圧分散性 × ×

シーツ一枚だけだとよだれがマットレスに浸透していきます。

敷きパッドを組み合わせましょう。

「シーツを洗うのが面倒くさい」

このように感じられるなら顔の下にフェイスタオルを敷いて寝るようにしましょう。よだれ対策にもなりますし、顔を衛生的な環境に置くことになります。

3-3. うつ伏せ寝に向いているベッド環境

うつ伏せ寝は呼吸がしやすい姿勢ですが、寝具を誤ると腰や首に負担がかかります。快適に眠るためには、体圧を均等に支えつつ沈み込みを防ぐ環境づくりが大切です。

マットレスは硬めで体圧分散性のあるタイプを選ぶと、胸やお腹が沈みにくく呼吸も保ちやすくなります。寝返りもしやすいため、長時間のうつ伏せ寝でも負担を軽減できるでしょう。

ベッドフレームは中くらいの高さ(35〜45cm)が理想です。床下に空間ができて通気性が高まり、湿気やカビのリスクを抑えられます。ローベッドは湿気がこもりやすいですが、すのこ仕様なら熱や水分を逃がせて快適に使えます。

マットレスの直置きは通気性が悪くカビやダニの原因になるため避け、フレームやすのこを利用すると安心です。

3-4. うつ伏せ寝におすすめのマットレス

kaimin-times-oasis-mattress2
快眠タイムズマットレス3.0
型・種類 ノンコイルベッド/ハイブリッドマットレス
厚み 20cm
硬さ ふつう
送料 無料
品質保証 5年
トライアル 100日
サイズ・重量 シングル: 98×195×20cm・約15kg、セミダブル: 118×195×20cm・約18kg、ダブル: 138×195×20cm・約21kg、クイーン: 158×195×20cm・約25kg、キング: 約幅178×長さ195×厚さ20cm、約28kg
価格 シングル: 55,000円、セミダブル: 65,000円、ダブル: 75,000円、クイーン: 85,000円、キング: 95,000円
リンク 商品ページ

体圧分散性

反発弾性

通気性

吸放湿性

お手入れ

もちもちなのにしっかりした三層構造のウレタンフォームで、雲の上のような無重量感覚の寝心地のベッドマットレスです。

自社製品で恐縮ですが、うつ伏せ寝の方にとてもおすすめです。私自身、うつ伏せ寝になることがよくありますが、胸に圧迫を感じずにフワッとした寝心地で寝られています。トライアル可能ですので、ぜひお試しください。

4. うつ伏せ寝を快適にするアイテム

うつ伏せ寝は首や腰に負担がかかりやすいため、寝具やサポートアイテムを工夫することで快適さを高められます。ここでは、代表的なアイテムとその活用方法を解説します。

4-1. 低めの枕

うつ伏せでは首が反りやすく、無理な角度になると首筋や頸椎に負担がかかります。高さを抑えた枕を選べば首をフラットな位置に近づけられ、圧迫を軽減できます。また、頭部の前屈を防ぐことで気道が確保され、呼吸しやすさも保てます。

4-2. 抱き枕

いきなり仰向けや横向きに切り替えるのが難しい人には、半うつ伏せ寝がおすすめです。抱き枕を利用して体を少し横に傾けると、うつ伏せ特有の首のひねりを和らげられます。上半身の圧迫も軽減でき、リラックスした寝心地につながります。

4-3. トッパー(マットレスパッド)

硬めのマットレスはうつ伏せ寝には理想的とされますが、人によっては肩や首に圧迫感を覚えることがあります。その場合は、柔らかめのトッパーを重ねると適度に沈み込みが生まれ、圧力が分散されます。硬さと柔らかさを調整できるため、自分に合った寝心地を探しやすいのが利点です。

4-4. ベッドパッド

マットレスの上に敷くベッドパッドは、通気性や肌ざわりを調整できる便利なアイテムです。うつ伏せ寝は顔や胸が寝具に触れる時間が長いため、蒸れにくく清潔を保てる素材を選ぶと快適さが向上します。洗濯しやすいものなら衛生面でも安心です。

最後に

うつ伏せ寝のデメリットから、それを阻止するための対策までご理解いただけていれば幸いです。

なお、以下のページでマットレス選びについて包括的に紹介しています。うつ伏せ寝だけでなくもっと広い視点でマットレス選びをしたい方はぜひあわせてご参考にしてください。

関連記事:快眠マットレスおすすめ17選&自分に合うものを絞り込む手順

よくある質問

Q: うつ伏せ寝に向いているベッドフレームはありますか?

A: うつ伏せ寝では胸や腰椎に負担がかかりやすいため、通気性が良く安定感のあるすのこベッドやローベッドが向いています。

特にマットレスの体圧分散性を活かせるフラットなフレームがおすすめです。高さのあるベッドよりも圧迫感が少なく、寝心地を保ちやすくなります。

Q: うつ伏せ寝で腰痛にならないための工夫は?

A: 腰が反りやすい姿勢なので、反発力が強すぎるマットレスは避け、柔らかめで体圧分散性のあるものを選ぶと腰椎への負担が軽減されます。

また、膝の下にタオルを敷いたり、抱き枕を横に抱えると自然に腰が反りにくくなり、腰痛予防に役立ちます。

Q: うつ伏せ寝に適した枕の高さは?

A: 枕はできるだけ低め、もしくは枕なしが理想です。首を横にひねる姿勢で高さがある枕を使うと首の負担が大きくなり、寝違えの原因になります。

呼吸のしやすさを優先しつつ、首の自然な角度を維持できる高さを選びましょう。

Q: うつ伏せ寝を快適にするための寝具の組み合わせは?

A: 低めの枕+柔らかめのマットレスに加え、清潔を保ちやすい敷きパッドやプロテクターを併用すると快適です。

抱き枕を利用すれば呼吸しやすさと寝心地改善の両立ができます。寝具全体をローテーションしながら使うことでヘタリを防ぎ、長期的に安定した寝心地を保てます。

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