【危機回避】赤ちゃんと添い寝用マットレスのおすすめの選び方

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【危機回避】赤ちゃんと添い寝用マットレスのおすすめの選び方
※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。具体的な商品をお探しの方は是非ご参考にどうぞ。

こんにちは、加賀照虎です。

赤ちゃんとの添い寝は、幸せなひとときですよね(すぐに眠ってくれれば!)。

でも、マットレスや寝具の選び方を間違えると、不安な時間に変わってしまったり、最悪の場合には事故につながることもあります。

これから赤ちゃんとの添い寝用マットレスを購入しようと思っている方は、ぜひ押さえておくべきポイントを知っておきましょう。私自身の失敗から得た経験も交えながらお伝えします。

ということで、本日は「赤ちゃんと添い寝用マットレスのおすすめの選び方」について、詳しくご紹介します。安全で快適な家族の睡眠時間のために、ぜひ参考にしてください!

1. 赤ちゃんと添い寝用マットレス|選ぶときのポイント

見過ごされがちなポイントから紹介していきます。

1-1. マットレスは絶対に床置きのものを選ぶ

マットレスは絶対に、薄型の床置きタイプがおすすめです。

赤ちゃんの転落防止のためです。

敷布団 ノンコイル
薄型マットレス
脚付き
マットレス
ノンコイル
ベッドマットレス
コイルスプリング
ベッドマットレス
画像 futon1 thin-non-coil-mattress1 mattress-with-legs thick-non-coil-mattress1 coil-mattress1
厚み 5~10cm前後 7~10cm前後 10~20cm前後 15~25cm前後 20~35cm前後
重量 3~6kg前後 4~7kg前後 10~30kg前後 10~20kg前後 20~30kg前後
寝心地
耐久性
揺れ&音
使用環境 床&ベッド ベッド ベッド ベッド
手入れ
クリーニング × ×
処分
価格

「添い寝が終わったら明日の用意」
「添い寝が終わったら皿洗い」

などのように、子供がいる生活は忙しくなります。

ずっと子供を見ていられる暇はないでしょう。

そのため、目をはなした隙に、赤ちゃんがマットレスから落ちても惨事にならないよう、床置きタイプのものがおすすめなのです。

これは私の体験談でもありまして、娘が1歳2ヶ月のとき、私が寝かしつけて皿洗いに行っている間に娘が寝返りでベッドから落ちてしまうことがありました。幸い、ローベッドだったこともあり、怪我もなく無事だったのですが、万が一のことを考えると今でもゾッとします。

baby-on-the-floor-bed

ちなみに、ベッドから子供が落ちないようにするベッドフェンス(もしくはベッドガード)という商品もあるにはあります。

ただ、私が調べたかぎり日本で販売されているものはなぜか四隅に隙間ができてしまう仕様のものしかなく、完全に子供を落ちないようできません。

bed-fence-for-baby

なので、赤ちゃん用なら床置きマットレスがおすすめです。

(※床に小物が散乱しないよう掃除を心掛けましょう。赤ちゃんが口に入れてしまう恐れがあります。)

1-2. 柔らかすぎるものは注意

マットレスが柔らかすぎるのも同じく危険です。

赤ちゃんがうつ伏せになったときに顔が埋もれてしまい、呼吸ができずに窒息死してしまったケースがあるからです。すべての赤ちゃんに同じことが起こるとは言えませんが、危険があるなら避けるべきですよね。

baby-sleeps-on-stomach

そのため、マットレスの硬さは「ふつう」から「やや硬め」「やや柔らかめ」くらいのものがおすすめです。

柔らかすぎも硬すぎも、赤ちゃんの骨の成長に悪い影響があると言われます。

なので、柔らかい低反発や、硬い高反発ファイバーのものは避けるようにしましょう。

種類 イメージ 体圧分散 反発弾性 横揺れ 通気性 お手入れ










高反発ウレタン
フォーム
high-resiilience-foam
ラテックス latex-foam
TPEポリマー TPE-polymer

一般ウレタン
フォーム
regular-foam
ファイバー air-fiber ×


低反発ウレタン
フォーム
memory-foam
繊維わた polyester-fiber




ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress - - - - -


ボンネルコイル bonnel-coil -
ポケットコイル pocket-coil -
※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 - 」としています。また、それぞれ加工・品質により△が◯になったり、◎が◯になることがあります。

そのため、高反発マットレスの普通くらいの硬さのものがおすすめです。

※ブランケットよりもスリーパー

ややマットレスから話がそれますが、ブランケットよりも「スリーパー」と呼ばれる分厚いパジャマのようなものを子供に着せることをおすすめします。

pajama-for-baby

ブランケットだと寝返りのときに蹴飛ばされてしまって、そのあと子供が寒い思いをすることがありますが、着るタイプのものだと蹴飛ばしようがないので寝返りの激しい子でも安心です。

おくるみもいいかと思いますが、6ヶ月以降くらいになるとスリーパーのほうが手軽になります。

さらにいうと、先日tiktokで動画が流れてきて知ったんですが、蹴飛ばしたブランケットが顔に被ってしまい呼吸ができなくなった窒息死した子がいたみたいです。1歳前の赤ちゃんだと、こういうことも起こり得ると思いますので、ブランケットよりもスリーパーがおすすめです。保温力が不安ならオイルヒーターなどを併用することをおすすめします。

1-3. 吸水性の良い敷きパッドを使うこと

マットレスは基本的に蒸れやすいです。

そのため、マットレスの上には寝汗をよく吸い取ってくれるパッドを敷きましょう。

敷きパッド ベッドパッド ベッドシーツ トッパー プロテクター
画像 shiki-pad1 bed-pad1 bed-sheet1 mattress-topper1 mattress-protector1
役割
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • おしゃれ
  • 体圧分散改善
  • マットレスの
    汚れ防止
厚み 1~2cm前後 3~4cm前後 5mm前後 3~5cm 5mm前後
温湿度調整 ×
汚れ防止
洗濯 ×
体圧分散性 × ×

赤ちゃんの新陳代謝はすごく良いです。

寝るときにびっくりするくらい汗をかきます。

なお、寝汗は体温を下げるための生理機能なのですが、睡眠が深くなっていくに従って、体温もどんどん下がることが分かっています。

How-body-temperature-changes-before-and-after-sleep
眠りが深まるために体温が下がる

つまり、寝汗をかくのは、睡眠を深める上でとても大事なのです。

そのため、寝具は寝汗をよく吸い取ってくれるものでないとダメなのです。

  • 綿(コットン )
  • 麻(リネン)
  • レーヨン (バンブー、テンセル™など)

など素材が使われているものを選びましょう。

ポリエステルやアクリル素材のものだと赤ちゃんが寝苦しい思いをすることのなるので避けるようにしましょう。

素材 イメージ 柔らかさ 滑らかさ 吸湿性 放湿性 耐久性 洗濯性





綿
(コットン)
cotton1

(リネン)
linen1



(シルク)
silk1
羊毛
(ウール)
wool1




レーヨン layon1

ポリ
エステル
polyester1 -

1-4. 防水シーツなどでマットレスを保護

  • 飲みこぼし
  • 吐き戻し
  • おむつからの尿もれ

などなど赤ちゃん用のマットレスは汚れてしまう危険にさらされています。

敷きパッドを敷いておけばほとんど大丈夫ですが、高価なマットレスを購入されるなら防水シーツなどでさらに徹底しておくことをおすすめします。

つまり、(下)マットレス→防水シーツ→敷きパッド(上)のような使い方です。

マットレスは湿気ると耐久性が下がるので、長持ちさせるためにもおすすめです。

1-5. 高反発ファイバー素材はやや不便

高反発ファイバー素材のマットレスはやや中途半端です。

というのも、通気性がかなり良いので新陳代謝の高い赤ちゃんにはこの点ではかなり良いのですが、

  • やや硬すぎる
  • 吐き戻しがあるとベッドまで貫通する

などの恐れがあるからです。

しかもそのため、前述のように、赤ちゃんによる水害からマットレスとベッドを守るために敷きパッドの利用がおすすめになるのですが、が、しかし、敷きパッドを敷くなら通気性によるメリットも薄まってしまいます。

となると通気性にあまり期待できずにやや硬すぎる寝心地となるとため、やや中途半端な存在となってしまうのです。

そのため、総合的には、高反発マットレスのほうがおすすめできるわけなのです。

最後に

赤ちゃんの添い寝用マットレスを選ぶための一助になっていれば幸いです。

ぜひ、皆様に置かれましては、私と同じ過ちを繰り返さないようにしてください。

なお、もしマットレス選びのために情報収集中でしたら、ぜひ下記のページをご覧ください。自分にあったマットレスを選ぶための考え方の手順から、種類、素材、値段別におすすめマットレスを紹介しています。きっとお役立ていただけるはずです。

関連記事:快眠マットレスおすすめ11選&自分に合うものを絞り込む手順

また、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
- 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
- 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
○マットレスのカビ除去方法と、再発を防ぐ予防対策
○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○長生きでお得に!マットレスの寿命を判断する5つの目安
○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序

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