横向き寝に最適なマットレスの選び方とおすすめ商品【腰・肩が楽になる】

  更新日:

横向き寝に最適なマットレスの選び方とおすすめ商品【腰・肩が楽になる】
  • 「横向きで寝ると落ち着く」
  • 「だけど、たまに腰や肩が痛くなることがある」
  • 「そもそも横向き寝って良いのだろうか」

このような声をいただくことがあります。

もちろん、横向き寝は悪いものではありません。むしろ、横向きで寝ることによるメリットは多くあります。しかし、このように感じられる場合、睡眠環境(特にマットレス)が合っていない可能性が高いです。

そこで本日は、

  • 横向きに寝ることのメリット
  • 横向きに寝るためにマットレス選びが大事な理由
  • 横向き寝用マットレスの選び方
  • 横向き寝の方におすすめのマットレス

などについて分かりやすく解説していきます。ぜひ参考にしてください!

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。横向き寝の観点からだけでなく品質や機能性などからも網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。

1. そもそも横向きで寝るのはいいことなのか?

背筋が真っ直ぐになっていれば横向き寝姿勢は良しとされています。

理想的な寝姿勢
理想的な寝姿勢

とはいえ、仰向きやうつ伏せなどの寝姿勢と比べると、横向きに寝ることでの長所や短所などはもちろんあります。

なので、まずはこの点についておさらいしましょう。

メリット デメリット
  • 腰に負担がかかりづらい(腰痛対策)
  • 呼吸がしやすい(いびき対策)
  • 圧迫が強くなりやすい
  • 体がゆがみやすい
  • 寝姿勢が安定しにくい

1-1. 横向き寝のメリット

腰に負担がかかりづらい(腰痛対策)

  • 腰が反りやすくなりがち
  • 圧迫を受けやすい

仰向けで寝ているとこのようにして、腰の負担が増えるとされています。

寝ているときの姿勢も大切です。あおむけに寝るときに膝を伸ばしたままだと腰が反りやすく、痛みを招きやすくなります。膝の下にタオルやクッションを入れ、膝と股関節が軽く曲がった状態で寝ると、腰椎前弯が保てるので腰椎への負担が少なくなり、痛みがらくになります。

(引用:『腰の激痛 最高の直し方大全』 文響社)

横向きに寝ると自然と体が丸まった姿勢になります。

そのため、腰への負担を減らして楽に寝られることが期待できます。

呼吸がしやすい(いびき対策)

仰向けに寝ていると「口蓋垂(のどちんこ)」や「舌の根本」が喉元に落ち込んできていびきの原因になったり、睡眠時無呼吸のような状態になってしまうことがあります。

横向きに寝ることでこれらを避けることができます。

いびきのメカニズム
いびきのメカニズム

1-2. 横向き寝のデメリット

圧迫が強くなりやすい

仰向きに寝るより少ない面積で体を支えるので、肩、腕、骨盤などへの負担が大きくなります。

マットレスの体圧分散性が高くないと圧迫が不快になります。

仰向け 横向き
イメージ sleep-on-the-back2 side-sleep
体の湾曲 浅い 深い
接地面積 広い 狭い

体がゆがみやすいので注意

  • 背中が丸まりやすい
  • 体をひねった姿勢になりやすい

など、体が歪んだ姿勢で寝てしまいやすいので注意しましょう。

baby-side-sleeper

寝姿勢が安定しにくい

横向きの寝姿勢のまま体をキープするのは大変です。

「気付いたら仰向けに戻っていた」となってしまうこともよくあるはずです。

1-3. 横向きに寝るためにマットレスが大事な理由

ちなみに、横向き寝のデメリットの「圧迫が強くなる」と「寝姿勢が安定しにくい」についてはマットレスを横向き寝用に合わせて選ぶことでほとんど解消させられます。

だからこそ、横向き寝をするならマットレス選びが大事になるのです。2章でその方法について解説していくので、是非、押さえるようにしてください。

2. 横向き寝用マットレスの選び方

3つのポイントを順に解説していきます。

2-1. 体にフィットする柔らかさのものを選ぶこと

横向き寝をするならマットレスの体圧分散性を重視して選ぶようにしましょう。そうすることで、

  • 圧迫を極力減らすことができる
  • 横向き寝姿勢を維持しやすくなる

からです。体圧分散性の高いマットレスなら横向きに寝ても肩、腕、腰に圧迫感がほとんど残りません。また、体が適度に沈み込むことで横向き寝が安定します。是非、押さえるようにしましょう。

具体的には、マットレスの表面が柔らかくなっているものを選ぶことがポイントです。たとえば、

  • 多層構造
  • プロファイル加工
  • 側生地に中わたが詰められている

などのようにしてマットレスの表面が柔らかくなっているものを選びましょう。

特に、表面が柔らかく設計されている多層構造のマットレスは、上層部が体の凹凸にしっかりフィットし、下層部が体をしっかり支えるため、横向き寝でも肩や腰に負担がかかりにくくなります。

横向き寝の快適さや体圧分散性を求める方は、こうした構造にもぜひ注目してみてください。

二層構造 凸凹プロファイル 7ゾーンプロファイル
2-layers-surface profile-surface 7-zones-profile-surface
波型カット デクビトスカット ピンホール加工
horizon-cut-surface decubitus-cut-surface pin-hole

特に、表面に柔らかめのウレタンフォームが薄く使われているものがおすすめです。

やはり、柔らかめの低反発や高反発ウレタンフォームの体圧分散性は他のものと比べても圧倒的に優れているため、横向き寝をするとその良さが際立って分かります。

種類 イメージ 体圧分散 反発弾性 横揺れ 通気性 お手入れ










高反発ウレタン
フォーム
high-resiilience-foam
ラテックス latex-foam
TPEポリマー TPE-polymer

一般ウレタン
フォーム
regular-foam
ファイバー air-fiber ×


低反発ウレタン
フォーム
memory-foam
繊維わた polyester-fiber




ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress - - - - -


ボンネルコイル bonnel-coil -
ポケットコイル pocket-coil -

なお、もし試し寝が出来るなら下記のことを確認してみましょう。

  • 肩や腰などに圧迫感はないか
  • 横向き寝が安定するか
  • 寝返りがしやすい

2-2. 横向き寝時に肩が沈み込みやすいものを選ぶこと

横向き寝の場合は、肩や腰がしっかりと沈み込むマットレスを選ぶことが大切です。特に体圧分散性の高いマットレスは、体の曲線や重さに合わせて適度に沈み込む構造になっているため、横向きに寝たときも肩や腰に過度な圧迫を感じにくくなります。

体圧分散性の高いマットレスの上で横向き寝をすると、肩や腰がちょうど良い具合に沈み込み、体全体がバランスよく支えられるので、背骨を自然にまっすぐに保つことができます。その結果、正しい寝姿勢が維持できて、快適な眠りにつながります。


このように、体のラインや重みに応じて沈み込む低反発マットレスは、肩や腰への負担を軽減し、横向き寝でもしっかりと体を支えてくれるのでおすすめです。

2-3. 寝返りのしやすさ

横向き寝では、寝返りのしやすさも考慮しましょう。

寝返りがしづらい状態が続くと、腰痛や肩こり、さらには寝不足につながることも少なくありません。硬めのマットレスは寝返りがしやすい一方で、横向き寝の場合は肩や腰が十分に沈み込まず、これらの部位が圧迫されやすくなります。

その結果、背骨が不自然に曲がった姿勢になりやすく、長時間そのままでいると肩や腰に負担がかかり、痛みを感じやすくなります。さらに、その痛みをかばううちに、背中や首など別の部位にまで負担がかかり、新たな不調が生じることもあります。

こうした悩みを解消するためには、上層に柔らかめの素材、下層に硬めの素材を使った多層構造のマットレスを選ぶのがおすすめです。このタイプであれば、横向き寝に必要な適度な沈み込みと寝返りのしやすさの両方をバランスよく得ることができます。

2-4. 底付きしない厚み

また、マットレスの厚みは少なくとも10cm以上あるものを選びましょう。特にノンコイルマットレスの場合、厚みが10cm未満だと、寝たときに肩や腰がフローリングの硬さを直接感じやすくなります。これは「底つき感」と呼ばれ、快適な寝心地を損なう原因となります。

コイルマットレスの場合でも、内部の詰め物が4cm以上あるものを選ぶことで、しっかりとしたクッション性が保たれ、体への負担を和らげることができます。マットレス選びの際は、こうした厚みや詰め物の量にも注目して、快適に眠れる環境を整えましょう。

また、マットレスの厚みは少なくとも10cm以上あるものを選びましょう。

そうでないと、肩や腰にフローリングの硬さを感じることになります(いわゆる「底つき感」というものです)。

底つき感のイメージ
仰向け 底つき感_仰向け
横向き 底つき感_横向き

2-5. 耐久性

横向き寝では、肩や腰など特定の部位に体重が集中しやすいため、マットレスの耐久性が重要になります。耐久性の低いマットレスを使っていると、すぐにへたってしまい、正しい寝姿勢を保つことが難しくなったり、眠りの質が下がったりするおそれがあります。 なかでもノンコイルマットレスの場合、素材の密度が耐久性を大きく左右します。密度の高いマットレスであれば、素材がしっかりと詰まっているため長期間使ってもへたりにくく、横向き寝でも体をしっかり支えてくれます。

3. 横向きにおすすめのマットレス

横向き寝のしやすいマットレスを買おうかなと考えている方におすすめのマットレスを紹介します。

kaimin-times-oasis-mattress2
快眠タイムズマットレス
型・種類 ノンコイルベッド/ハイブリッドマットレス
厚み 20cm
硬さ 柔らかめ
送料 無料
返品保証 5年間品質保証・60日間トライアル
サイズ・重量 シングル: 98×195×20cm・約15.5kg、セミダブル: 118×195×20cm・約18.5kg、ダブル: 138×195×20cm・約21.5kg、クイーン: 158×195×20cm・約25kg
価格 シングル: 50,000円、セミダブル: 50,000円、ダブル: 58,000円、クイーン: 66,000円
リンク 商品ページはこちら

ふわふわ、もちもち、しっかりの三層構造のウレタンフォームによって抜群の体圧分散性が実現されています。自社製品で手間味噌ですが、横向きになっても圧迫感がほとんど感じられないため快適です。是非、お試しください。

最後に

あなたが横向き寝でラクに寝られるようになる一助になっていればと存じます。

なお、もしマットレス選びのために情報収集中でしたら、ぜひ下記のページもご覧ください。自分にあったマットレスを選ぶための考え方の手順から、種類、素材、値段別におすすめマットレスを紹介しています。きっとお役立ていただけるはずです。

関連記事:快眠マットレスおすすめ11選&自分に合うものを絞り込む手順

 

また、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
- 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
- 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
○マットレスのカビ除去方法と、再発を防ぐ予防対策
○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○長生きでお得に!マットレスの寿命を判断する5つの目安
○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序

よくある質問

Q. 横向き寝に合うマットレスの硬さはどれくらい?

A. 柔らかすぎず硬すぎない中程度の硬さがおすすめ。特に表面が低反発で体圧分散性の高いものが横向き寝に適しています。

 

Q. 横向き寝で肩が痛くなるのはなぜ?

A. 硬すぎるマットレスだと肩が沈み込まず、圧迫されやすいため。肩が適度に沈む柔らかい表層を持つマットレスを選びましょう。

 

Q. 横向き寝でも寝返りしやすいマットレスはある?

A. 上層が柔らかく下層が反発性のある二層構造マットレスがおすすめ。寝返りのサポート力と体圧分散性のバランスが取れています。

商品を絞り込む
種類
お悩み
機能性
季節
シーン
素材
価格
-
絞り込み結果:
絞り込む