ラテックスマットレスおすすめ4選|メリット・デメリット・選び方を徹底解説
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こんにちは、加賀照虎です。
天然ラテックスゴムが原料の、ラテックスマットレス。
低反発マットレスのような柔らかさを持ちながらも、沈み込みすぎずしっかりとした反発力を感じられる寝心地が魅力です。この独特の風合いに惹かれる方は多くいらっしゃいます。私もラテックスの寝心地は大好きです。
しかし、日本ではあまり人気がないため、情報が少ないのが現状です。
そこで本日は、
- ラテックスマットレスとは
- ラテックスマットレスの長所と短所
- 特徴を押さえた選び方
- ウッドスプリングベッドとの相性
- おすすめのラテックスマットレス
などについて解説していきます。
ぜひご参考にしてください。
※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。ラテックスだけでなく多様な素材から網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。 |
1. ラテックスマットレスとは
ラテックスは天然ラテックスゴムの樹液を発泡して作ります。
そのため、石油が原料のウレタンフォームと違ってエコだと言われます。
なお、ゴムの樹液を採取してから発泡する様子をまとめた動画あります。
興味がある方はご覧ください。
1-1. ラテックスマットレスと他素材の比較
そんなラテックスマットレス。
特徴を他素材と比較すると以下のようになります。
種類 | イメージ | 体圧分散 | 反発弾性 | 横揺れ | 通気性 | お手入れ | ||
ノ ン コ イ ル |
高 反 発 ・ 高 弾 性 |
高反発ウレタン フォーム |
![]() |
◯ | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
ラテックス | ![]() |
◯ | ◎ | ◯ | △ | ◯ | ||
TPEポリマー | ![]() |
◯ | ◎ | ◯ | ◎ | ◯ | ||
中 間 |
一般ウレタン フォーム |
![]() |
△ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | |
ファイバー | ![]() |
× | ◯ | △ | ◎ | ◎ | ||
低 反 発 |
低反発ウレタン フォーム |
![]() |
◎ | △ | ◎ | △ | △ | |
繊維わた | ![]() |
◯ | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ||
詰 め 物 次 第 |
ハイブリッド | ![]() |
- | - | - | - | - | |
コ イ ル |
ボンネルコイル | ![]() |
- | ◯ | △ | ◯ | △ | |
ポケットコイル | ![]() |
- | ◎ | ◎ | ◯ | △ |
※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 - 」としています。また、それぞれ加工・品質により△が◯になったり、◎が◯になることがあります。 |
特徴的ですよね。
ラテックスマットレスを一言で表すと「柔らかいのに弾性のある快適な寝心地だが、高価で使い勝手が問われるため、好みが分かれる」となります。
なお、より理解を深めるために、よく比較に上がる「高反発ウレタンマットレス」と「ラテックス入りのコイルマットレス」と比べると下記のようになります。
高反発ウレタン マットレス |
ラテックス | ラテックス入り コイルマットレス |
|
画像 | ![]() |
![]() |
![]() |
体圧分散性 |
◯ |
◎ |
◎ |
反発弾性 |
◯ |
◎ |
◎ |
通気性 |
△ |
△ |
◯ |
横揺れ |
◯ |
◯ |
◯ |
きしみ音 |
◯ |
◯ |
△ |
アレルギー |
◯ |
△ |
◯ |
手入れ |
◯ |
△ |
△ |
水洗い |
△ |
△ |
△ |
クリーニング |
△ |
△ |
◯ |
搬出入・設置 |
◎ |
◯ |
△ |
廃棄 |
◯ |
◯ |
△ |
価格 |
安価 |
高価 |
やや高価 |
なんとなくイメージできますでしょうか。
それでは次に、他素材との比較を交えつつ、より詳しく特徴について解説していきます。
1-2. ラテックスマットレスの長所(メリット)
1-2-1. 高い体圧分散性と反発弾性の両立
冒頭でラテックスマットレスは、快適な寝心地と書きました。
それは体圧をきれいに分散する柔らかさと同時に、体をサポートする反発力をあわせ持っているためです。

例えば、高反発系だとサポートはするが体圧分散性が低かったり、低反発系だと体圧分散性はいいがサポート性に難があるなど、どっちつかずのものが多いです(だから、高価なものは他層構造にするわけなのですが)。
ところが、ラテックスマットレスはどちらにも優れているため、体にフィットしつつも寝返りがしやすくて快適なのです。
1-2-2. 横揺れしにくい
振動が伝わりにくいため二人寝にも向いており、隣に人が寝ていても気にせず寝返りができます。
1-2-3. きしみ音がしない
きしみ音がすることもありません。
ただ、ラテックス入りのコイルマットレスでは話は別で、コイルがあるためきしみ音はしやすくなります。
1-2-4. 廃棄しやすい
マットレスは基本的には粗大ゴミです。
しかし、ノンコイル素材は細くちぎれば家庭ごみとして処分可能です(燃える、燃えない、資源ゴミかは地方自治体により変わりますので、各自ご確認ください)。
1-2-5. 抗菌性がありダニやカビが繁殖しづらい
天然ラテックス素材は抗菌作用を持っているため衛生的です。
そのため、雑菌が繁殖しにくくカビが生えにくいという特性を持ちます。また、ダニもマットレス内部に寄せつけにくいです。衛生面を重視してマットレスを選ぶ方に評価されるポイントです。
とはいえ、抗菌作用がある=お手入れ不要、という意味ではないのでご注意ください。
1-3. ラテックスマットレスの短所(デメリット)
1-3-1. 通気性は低め
ラテックス素材の通気性は低いです。
そのため、ほぼ確実にピンホール加工が施されており、通気性を高める仕様になっています。
二層構造 | 凸凹プロファイル | 7ゾーンプロファイル |
![]() |
![]() |
![]() |
波型カット | デクビトスカット | ピンホール加工 |
![]() |
![]() |
![]() |
これがラテックスが日本でイマイチ流行らない理由です。
とはいえ、空調管理の行き届いた部屋であれば、蒸れやすさを感じることはほとんどありません。
もし購入するなら、側生地の素材や使用環境にこだわりましょう(2-3で解説)。
1-3-2. 重たいため手入れがしにくい
ラテックス素材は重たいです。
一般的なものだと次のような重さです。
|
厚さ8.5cm |
厚さ11cm |
厚さ13.5cm |
シングル |
10kg |
15kg |
20kg |
セミダブル |
12.5kg |
18kg |
25kg |
ダブル |
15kg |
21kg |
30kg |
イメージできますでしょうか。
高反発ウレタンと比べてみるとよくわかります。
|
高反発ウレタン |
ラテックス |
||
サイズ |
97x195x11cm |
140x195x11cm |
97x195x11cm |
140x195x11cm |
重量 |
7kg |
10kg |
15kg |
21kg |
倍くらいの重さです。
持ち運ぶのは大変です。
また、グニャッとした柔軟性もあるため、壁に立てかけられません(分厚いものでも大変です)。

そのため、手入れを省けるような使い方をしましょう。
下記のような使い方で、マットレスはベッドの上に放置できると理想的です。
- 床置きをせずにベッドで使う
- ベッドの床板はすのこのものを使う
- 除湿シートをマットレスの下に敷く
- 毎日、寝室を換気する
フローリング | 畳 | 除湿シート | 床置きすのこ | すのこベッド | コルクマット | アルミシート | |
画像 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
吸湿性 | △ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
通気性 | △ | △ | △ | ◯ | ◎ | △ | △ |
保温性 | △ | ◯ | △ | △ | △ | ◯ | ◎ |
クッション性 | △ | ◯ | △ | △ | △ | ◯ | ◯ |
日々の手間が大きく変わります。
絶対に押さえるようにしましょう。
1-3-3. アレルギー性あり
ラテックスとはゴムです。
そのため、もしあなたが天然ラテックスのゴムアレルギーを持っていたらアレルギー反応が出ることがあります。天然ラテックスアレルギーをお持ちの方は、使用を控えましょう。
1-3-4. 水洗いもクリーニングも不可
ラテックスは水に弱いです。
水洗いもクリーニングも不可能です。
そのため、マットレスが汚れないようにパッドやプロテクターなどで汚れから保護するようにしましょう。
敷きパッド | ベッドパッド | ベッドシーツ | トッパー | プロテクター | |
画像 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
役割 |
|
|
|
|
|
厚み | 1~2cm前後 | 3~4cm前後 | 5mm前後 | 3~5cm | 5mm前後 |
温湿度調整 | ◎ | ◎ | ◯ | × | △ |
汚れ防止 | ◯ | ◯ | △ | △ | ◎ |
洗濯 | △ | △ | ◯ | × | ◯ |
体圧分散性 | △ | ◯ | × | ◎ | × |
なお、ラテックス入りのコイルマットレスだとクリーニングは可能です。
とはいえ、施工後は弾力性がやや落ちるため、なるべく汚れないようにケアできると理想的です。
1-3-5. 搬出入・設置はやや大変
先述したように、ラテックスは重たいです。
ベッドが二階にあるのなら、そこまできちんと運んでいけるかなどを事前に確認しておきましょう。
1-3-6. 価格は高め
ラテックスは天然素材なので高価です。
平均的なラテックスマットレスと高反発ウレタンマットレスを比べると下記のようになります。
|
高反発ウレタン |
ラテックス |
サイズ |
97x195x11cm |
97x195x11cm |
重量 |
7kg |
15kg |
密度 |
30D |
75D |
耐用年数 |
5~7年前後 |
10~15年前後 |
価格 |
2万円前後 |
10万円前後 |
5倍ほど高いのが相場です。
とはいえ、寝心地はワンランク上ですし、耐用年数もだいぶ長くなります。
そのため、最初にお伝えしたとおり「柔らかいのに弾性のある快適な寝心地だが、高価で使い勝手が問われるため、好みが分かれる」となるのです。
1-4. 三種類あるラテックス素材
なお、ラテックスと言っても、三種類あります。
種類 | 天然ゴム保有量 | 耐久性 | ニオイ | 価格 |
合成ラテックス | 80%未満 | ◯ | ◯ | ◯ |
天然ラテックス | 80~99% | ◯ | ◯ | ◯ |
天然ラテックス100% | 100% | ◎ | ◎ | △ |
ラテックスはゴムの樹液を発泡させて生産するのですが、このときに他の原料を混ぜ合わせることにより種類が変わります。
天然ゴムの保有量が80%以上であれば天然ラテックス、それ以下であれば合成ラテックス、他の原料が無ければ天然ラテックス100%となります。。
合成ラテックスだと安価になりますが、その分、耐久性が低く、ゴム臭が強かったりなどのデメリットがあります。
2. ラテックスマットレスの選び方
ラテックスマットレスはあなたに合いそうでしょうか?
「購入してみようかな」とお考えでしたら、次に紹介していくポイントを押さえて選ぶようにしてみてください。
2-1. やや柔らかめの寝心地に合うか
ラテックスはやや柔らかめの寝心地です。
この寝心地自体はいいものなのですが、薄い敷布団や硬い高反発ファイバーマットレスなどの寝心地に慣れてしまった人からすると、柔らかすぎるように感じられることがあります。
慣れない寝心地だと腰痛の原因にもなります。
事前に合うかどうかきちんと確認しておくようにしましょう。
2-2. 適切な厚さの考え方
2-2-1. 必要最低限以上の厚さを選ぶこと
使用者の体重をもとに必要最低限以上の厚さがあるものを選びましょう。
使用者の体重 |
必要最低限の厚さ |
|
ウレタン・ラテックス |
ファイバー |
|
40kg |
5cm |
3cm |
60kg |
7cm |
5cm |
80kg |
10cm |
7cm |
100kg |
13cm |
10cm |
最低限の厚さがないとマットレスが腰などの重さを支えきれず、底つきして腰痛などの原因になるので気をつけましょう。
2-2-2. 薄型は手入れが大変だから非推奨
「薄型ラテックスマットレスを床置きして使いたい」
体重がいくら軽くとも、このような選び方はおすすめできません。
というのも、薄型であっても、マットレスの重量が10kg以上になるため折り畳みや押し入れからの上げ下げが大変だからです。ラテックスマットレスを使うならベッドの上が鉄則です。
2-2-3. ベッドと合わせるならウッドスプリング
「ラテックスマットレスならウッドスプリングベッド」
このように考えられる方も多いです。
ウッドスプリングベッドだと体をグッと持ち上げる弾性がさらに加わるので、寝返りなどがしやすくなり快適になります。
すのこ | ウッドスプリング | マルチポイント | |
画像 | ![]() |
![]() |
![]() |
通気性 | ◎ | ◎ | ◎ |
柔軟性 | △ |
◎ |
◎ |
カスタマイズ | △ |
◎ |
◎ |
価格 | ◎ |
△ |
△ |
例えていうなら、コイルマットレスのコイルの働きをウッドスプリングが行うようなイメージです。
ラテックスマットレスとウッドスプリングベッドの相性が良いので、マットレスとベッドをどちらも購入するつもりなら、買い揃えてみるのも一手です。
2-3. 通気性は低めだから蒸れないために側生地にこだわること
人は眠るときに体温が下がります。
そのため、蒸れない睡眠環境が大切です。

ラテックスマットレスなら側生地の素材に注意しましょう。
綿やレーヨンなどの吸水性がある素材が使用されているものを選びましょう。
そうすると蒸れにくくなります。
素材 | イメージ | 柔らかさ | 滑らかさ | 吸湿性 | 放湿性 | 耐久性 | 洗濯性 | ||
天 然 繊 維 |
植 物 性 |
綿 (コットン) |
![]() |
◯ | ◯ | ◎ | △ | ◯ | ◯ |
麻 (リネン) |
![]() |
△ | △ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ||
動 物 性 |
絹 (シルク) |
![]() |
◎ | ◎ | ◎ | ◯ | △ | △ | |
羊毛 (ウール) |
![]() |
◯ | ◯ | ◎ | ◎ | △ | △ | ||
化 学 繊 維 |
再 生 |
レーヨン | ![]() |
◎ | ◯ | ◎ | ◎ | △ | △ |
合 成 |
ポリ エステル |
![]() |
△ | ◯ | △ | - | ◯ | ◎ |
もちろん、その上でさらに、エアコンなどで室内温湿度も調整できると理想的です。
2-4. 耐久性の見極め方
ラテックスマットレスの耐久性は高いです。
有名ブランドのものには中身がスカスカな低密度なもの少なく、50Dを超える高密度のものが多いです(ラテックスは高反発と同水準の密度・耐久性のバランス)。
そのため、寿命(耐用年数)も10年以上のものが大半です。
密度(kg/㎥) | 耐久性の評価 | ||
高反発ウレタン | 低反発ウレタン | 高反発ファイバー | |
20D以下 | 30D以下 | 35D以下 |
|
25D前後 | 35D前後 | 45D前後 |
|
30D前後 | 40D前後 | 55D前後 |
|
40D以上 | 50D以上 | 65D以上 |
|
ただ、合成ラテックスになると話は別です。
一般的なウレタンフォームと同程度の耐久性のものがあります。しかも、それなのに、値段だけは天然ラテックスのように高いものがあります。商品情報を細かく確認してそのようなものは避けるようにしましょう。
2-5. ラテックスマットレスのサイズ選び
マットレスのサイズ選びは以下の点を押さえるのが基本です。
- 体の大きさに合う(肩幅+40cm前後)
- 使用人数に合う
- 部屋の広さに合う
名称 | 幅寸法 | イメージ | 寝室目安 | 用途 |
セミシングル | 80cm | ![]() |
4畳 | 1人(子供・小柄な方) |
シングル | 97cm | ![]() |
4畳 | 1人(中柄な方) |
セミダブル | 120cm | ![]() |
6畳 | 1人(大柄な方) |
ダブル | 140cm | ![]() |
8畳 | 1~2人(小柄な方2人) |
クイーン | 160cm | ![]() |
8畳 | 2人(中柄な方) |
キング | 180cm | ![]() |
10畳 | 2人(大柄な方) |
ただ、その上で気をつけてもらいたいのが、幅広サイズのラテックスマットレスは重すぎることです。
140x200x13.5cmだと30kgにもなります。160cm幅のクイーンサイズだと、35kgにもなります。このように重さが気になるときは、セミシングルやシングルなどの幅狭サイズを二枚並べて使うことをおすすめします。
3. ラテックスマットレスはどんな人に向いている?
ラテックスマットレスは、優れた体圧分散性と独特の弾力性(反発力)を兼ね備えた素材で、多くの人に快適な寝心地を提供します。ただし、万人にとって万能な寝具というわけではなく、特に向いている人・相性の良いライフスタイルがあります。
向いている人の特徴としては下記のような人が当てはまります。
3-1.寝返りが少ない人・包まれる寝心地が好きな人
天然ラテックスは体にフィットする反発性をもちながら、柔らかく包み込むような感触が特徴。横向き寝や睡眠中の動きが少ない人には、圧力を和らげながら支える理想的な寝具といえます。
3-2. 腰や肩など一部に痛みを感じやすい人
体圧を分散する構造により、特定部位への負荷を軽減しやすいため、腰痛や肩こり対策を重視する方にも適しています。
3-3.通気性や湿気対策を重視する人
ラテックスは内部に無数の通気孔があり、湿気をためにくい素材。汗をかきやすい方や、ムレによる寝苦しさに悩む方にぴったりです。
3-4.環境や健康に配慮したい人
天然ラテックスはゴムの木から採取される自然素材で、化学物質に敏感な方やエコ志向の方からも選ばれています。防ダニ・抗菌性もあり、小さなお子様やペットと暮らす家庭にも安心です。
3-5.高耐久性・長く使えるマットレスを探している人
ラテックス素材は弾力性の持続性に優れ、へたりにくいため、長期使用を前提とした寝具選びにもおすすめです。
4. おすすめのラテックスマットレス
最後におすすめのラテックスマットレスをご紹介します。
4-1. 天然100%ラテックスマットレス
4-1-1. ボディードクターアドヴァンス マットレス 13.5cm厚
型・種類 | ノンコイル薄型/ラテックスマットレス |
厚み | 13.5cm |
硬さ | やや柔らかめ |
側生地 | 綿65%、ポリエステル35% |
推定密度 | 75D |
送料 | 無料 |
返品保証 | 10年 |
トライアル | なし |
サイズ・重量 | シングル: 97×195×10cm、セミダブル_: 120×195×10cm、ダブル: 140×195×10cm |
価格 | シングル: 93,500円、セミダブル: 115,500円、ダブル: 135,300円 |
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体圧分散性 |
反発弾性 |
通気性 |
吸放湿性 |
お手入れ |
◎ | ◎ | △ | ◯ | △ |
天然100%のラテックスベッドマットレスです。
密度計算を適用すると75D前後になるほどの高密度です。そのため、シングルサイズで20kgとかなりの高重量ですが、その分、耐久性はズバ抜けています。厚さが13.5cmなので大柄の人も底つき感なくご使用いただけます。
また、蒸れやすさが気になるラテックスですが、この商品はきちんとピンホール加工がされていますし、側生地に綿が65%も使用されているので安心なのでおすすめです。
4-1-2. ビラベック milfi ラテックスマットレス 10cm厚
型・種類 | ノンコイル薄型/ラテックスマットレス |
厚み | 10cm |
硬さ | やや柔らかめ |
側生地 | バンブー35%、ポリエステル65% |
推定密度 | 75D |
送料 | 無料 |
返品保証 | 3年 |
トライアル | なし |
サイズ・重量 | セミシングル: 80×195×10cm、シングル: 97×195×10cm、セミダブル_: 120×195×10cm、ダブル: 140×195×10cm、クイーン: 160×195x10cm |
価格 | セミシングル: 93,500円シングル: 93,500円、セミダブル: 115,500円、ダブル: 137,500円、クイーン: 187,000円 |
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体圧分散性 |
反発弾性 |
通気性 |
吸放湿性 |
お手入れ |
◎ | ◎ | △ | ◯ | △ |
こちらも天然100%のラテックスマットレスです。
上記のボディドクターと比べるとやや薄めな割に価格は同水準なので割高感はありますが、セミシングルやクイーンなどのサイズのバリエーションが豊富です。保証年数が短めですが、密度、側生地素材などの品質は同レベルです。
4-2. 合成ラテックス入りコイルマットレス
4-2-1. ニトリ Nスリープ ラテックスマットレス
型・種類 | ラテックス入りポケットコイルマットレス |
厚み | 27cm |
硬さ | 硬め |
側生地 | ポリエステル100% |
推定密度 | 不明 |
送料 | 無料 |
返品保証 | 30年 |
トライアル | なし |
サイズ・重量 | シングル: 97×197×27cm・約32kg、セミダブル_: 120×195×27cm・約40kg、ダブル: 140×195×27cm・約47kg、クイーン: 170×195x27cm・約56kg |
価格 | シングル: 517,990円、セミダブル: 77,000円、ダブル: 79,000円、クイーン: 99,900円 |
リンク | 商品ページはこちら |
体圧分散性 |
反発弾性 |
通気性 |
吸放湿性 |
お手入れ |
◯ | ◎ | △ | △ | △ |
ニトリのラテックス入りコイルマットレスです。
厚さ3cmの合成ラテックスが詰め物として使用されています。「ラテックスの風合いは好きだけどコイルマットレスが欲しい」とお考えの方にピッタリです。ただ、かなりの重量ですので搬入から設置までに問題がないかは事前に考えておくようにしましょう。
4-3. ラテックス調フォーム使用三層ノンコイルマットレス
4-3-1. 快眠タイムズマットレス
型・種類 | ノンコイルベッド/ハイブリッドマットレス |
厚み | 20cm |
硬さ | ふつう |
送料 | 無料 |
返品保証 | 5年間 |
トライアル | 100日間 |
サイズ・重量 | シングル: 98×195×20cm・約15kg、セミダブル: 118×195×20cm・約18kg、ダブル: 138×195×20cm・約21kg、クイーン: 158×195×20cm・約25kg、キング: 約幅178×長さ195×厚さ20cm、約28kg |
価格 | シングル: 55,000円、セミダブル: 65,000円、ダブル: 75,000円、クイーン: 85,000円、キング:95,000円 |
リンク | 商品ページ |
体圧分散性 |
反発弾性 |
通気性 |
吸放湿性 |
お手入れ |
◎ | ◎ | ◯ | ◎ | ◯ |
ラテックス調の高反発・高弾性ウレタンフォームを使用したマットレスです。
自社製品のため手前味噌ですが、もちもちなのにしっかりした三層構造のウレタンフォームで、雲の上のような無重量感覚の寝心地のベッドマットレスです。
背中と腰のくびれへピタッとフィットしつつも、寝返りが楽にできる反発力。寝心地の概念が変わってしまうほどです。ただ、柔らかい寝心地やガチガチに硬い寝心地が好みの人には不向きです。
柔らかいのに体が沈み込みすぎず、もちっとした弾力で寝返りが楽にコロコロっとできるこの寝心地。朝までぐっすり深く休めることを目指しました。私企画のため手前味噌ですが、最高の寝心地と自負しています。
最後に
ラテックスマットレスはあなたに合いそうでしょうか。
自分に合うか知るための参考になっていれば幸いです。
また、以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。
関連記事:快眠マットレスおすすめ11選&自分に合うものを絞り込む手順
よくある質問
Q1:ラテックスマットレスはへたりやすいですか?
A:天然ラテックスは密度が高く、他素材よりもへたりにくい傾向があります。
ラテックスマットレスは、高反発ウレタンなどと比べて弾力の持続性に優れ、密度も50D以上と高いため、長期間の使用でも寝心地が大きく崩れにくいのが特徴です。
ただし、商品によっては天然ラテックスではなく、合成ラテックスや混合素材(ブレンド)を使っているものもあり、これらはへたりやすい傾向にあります。
購入前には「天然100%」や「密度○○D」といった仕様表記を確認し、耐久性のある製品を選ぶことが長持ちのコツです。
Q2:ラテックスマットレスはアレルギー体質の人でも使えますか?
A:基本的には問題ありませんが、天然ゴムアレルギーがある方は注意が必要です。
ラテックスマットレスは防ダニ・抗菌性に優れており、ホコリやアレルゲンをため込みにくいことから、アレルギー対策寝具としても高い評価を受けています。
一方、まれに天然ゴム(NR)に含まれるたんぱく質に対してアレルギー反応を示す方がいるため、ラテックス100%でカバーが密封されていない製品は注意が必要です。心配な場合は、エンキャスト加工済みの密閉タイプや、合成ラテックスを検討するのも選択肢のひとつです。
Q3:ラテックスマットレスは折りたたんで収納できますか?
A:一般的にラテックス素材は重量があり柔軟性に乏しいため、収納性には向いていません。
ラテックスマットレスは高密度で弾力性があるぶん、三つ折りや丸めるといった収納は難しい素材です。折りたたむと素材が裂けたり、劣化の原因になる可能性があるため、基本的にはベッドに敷きっぱなしで使用するタイプです。
収納性を重視したい方は、トッパータイプの薄型ラテックス(3〜5cm)を選ぶか、ロール式で配送可能なモデルを検討するのがおすすめです。
著者紹介

著者情報
加賀 照虎(上級睡眠健康指導士)
上級睡眠健康指導士(第235号)。3,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。取材依頼はこちらから。
各種SNSで情報発信中。
上級睡眠健康指導士(第235号)。3,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。取材依頼はこちらから。
各種SNSで情報発信中。
「いくら眠っても眠い」
「寝付きが悪くなった」
など睡眠のお悩みを抱えてはいないでしょうか?
多くの研究データから質の低い睡眠は生活の質を下げることがわかっています。
快眠タイムズでは、皆さんの睡眠の質を向上させ、よりよい生活が送れるように、プロの視点から睡眠/寝具の情報を発信していきます。