【2025年最新】硬めのマットレスおすすめ4選と選び方

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【2025年最新】硬めのマットレスおすすめ4選と選び方

こんにちは、加賀照虎です。

硬めのマットレスが好みの方は、「マットレスが硬いと腰に良くない」などと言われ心配になったことはないでしょうか。たしかにマットレスが硬すぎると、腰を痛める原因になります。

とはいえ、「硬めで寝心地の良いマットレス」と「腰を痛めるような硬い(硬すぎる)マットレス」では大違いです。しかし、専門外の方がそれを峻別するのは難しいかと思います。

そこで本日は、

  • 寝心地の良い硬めのマットレス
  • マットレスが硬すぎると腰を痛める理由
  • マットレスの硬さがあなたに適切かチェックする2つの方法
  • 「硬めのマットレスは耐久性が高い」という説が正しくない理由

などについて解説していきます。

ぜひマットレス選びの参考にしてください!

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「マットレスのおすすめ17選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。硬さだけでなくより広い観点から網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。

1. 硬めのマットレスはどんな人におすすめ?

硬めのマットレスは、高反発素材を使ったタイプが多く、体圧分散や反発弾性に優れています。やわらかいマットレスで「腰が沈みすぎる」「寝返りしにくい」と感じている人に特に向いています。

ここでは、硬めのマットレスが適している人の特徴を整理してみましょう。

1-1. 腰痛に悩んでいる人

柔らかすぎるマットレスでは腰が沈み込み、背骨のカーブが崩れて腰痛を悪化させることがあります。硬めのマットレスなら沈み込みを防ぎ、自然な姿勢を保ちやすいため、腰痛持ちの人におすすめです。

1-2. 仰向け寝が多い人

仰向けで寝るときは、背骨のS字カーブを維持するのが理想です。硬度のあるマットレスは腰やお尻が落ち込みにくく、バランス良く支えてくれます。底つき感を避けるためには、密度やニュートン数もチェックして選ぶと安心です。

1-3. 寝返りの回数が多い人

寝返りは血流や体温調整に欠かせません。柔らかすぎるマットレスだと体が沈み込み、動きにくくなります。硬めのマットレスは反発弾性が高いため、寝返りしやすいのが特長です。

1-4. 体格がしっかりしている人

体重が重い人や高身長・筋肉質の人は、柔らかいマットレスでは沈み込みが大きくなりがちです。硬めの寝心地ならしっかり支えてくれるので、体の一部に負担が集中するのを防げます。

敷き布団の代用やベッドフレーム対応、直置き可能なモデルもあり、一人暮らしでも使いやすいのが魅力です。

2. 硬めのマットレスは腰痛に効果がある?

硬めのマットレスは反発力が強く、体が沈み込みにくいため腰椎を支えやすく、背骨のS字カーブを維持しやすいのが特長です。これにより、寝姿勢が安定して腰への負担を軽減できるケースがあります。

特に「柔らかすぎて腰が沈みすぎる」ことで腰痛を悪化させている人には、高反発で硬めの寝心地が有効に働くことがあります。

一方で、硬すぎるマットレスは体圧分散が不十分になり、お尻や背中、踵など一部に圧力が集中してしまうリスクがあります。その結果、腰が反ってしまい、かえって腰に負担をかける場合もあります。特に反り腰の人は注意が必要です。

3. マットレスが硬すぎると腰を痛める?その理由を解説

とはいえ、硬めのマットレスを選ぶときは注意しなければなりません。

硬めのマットレスがあなたにとって不適切な硬さの場合、腰を痛めてしまう2つの原因が生じるためです。(※5章でご紹介するマットレスは、一流メーカーが試行錯誤の末作り上げたものなので問題ないと思います。)

  1. 体圧分散性が悪いため、腰に負担(重量)が集中するため。
  2. 寝姿勢(腰の骨の自然な形状)が歪みやすくなる。

それでは次に、これら2つをもう少し噛み砕いて説明します。

3-1. 体圧分散性が悪く、腰に負担がかかりやすいため

ヒトの体は真っ直ぐではなく、お尻が突き出し、腰がくびれたS字状のカーブ形状をしています。

そのためもし、マットレスが硬く体のカーブにフィットできないと、出っ張っている体の部位に重みが集中してしまいます。この状態を、体への圧(重み)が分散されず集中するため体圧分散性が悪い、と言います。

硬いマットレス
硬いマットレス

その状態をイラストで再現すると、このようになります。赤く示したように、腰を始めとする体の重い部位に1晩中、体圧(体の重み)が集中するため、腰を悪くする原因になります。

実際、市販のマットレスでここまで硬すぎるものはほとんど販売されていませんが、一部存在します。

そして、あなたの体型(痩せ気味、骨太、くびれが大きいなど)によっては、「硬めのマットレス」でも大なり小なり体がこのような状態になり、腰を悪くする原因になります。

3-2. 寝姿勢(腰の骨の自然な形状)が歪みやすいため

また、マットレスの体圧分散性が悪いと、ヒトが生まれながらにしても持つ「背骨(脊柱)のゆるやかなS字状のカーブ」を維持して寝ることが困難になります。

腰痛の原因は怪我、病気、加齢変化と様々ですが、寝姿勢が歪むことも大きな原因になります。

腰痛などの症状が現れているとき、腰椎に起きている問題にもさまざまありますが、腰椎の病気は、椎間板の変性や椎骨の変形などによって、周辺の神経が圧迫されることが主な原因になっています。

(引用:『腰痛、肩こり、手足のしびれ 「背骨」がかかわる症状の診断・治療ガイドブック』 伊藤達雄・戸山芳昭監修)

つまり、マットレスの上で寝たときに、腰椎(ヨウツイ:腰にある5つの骨)が不自然に変形してしまうと腰の神経を圧迫するため、腰痛の原因になる のです。

例えば、座り心地の悪い椅子に座っているときを想像してみてください。座っているだけなのに30分もしない内に疲れてしまいます。このように、不自然な姿勢は体への負担がとても大きいです。1日の睡眠時間は約7時間です。この間ずっと不自然な姿勢をしていたら、腰を痛めるのも無理はありません。

4. マットレスの硬さがあなたに適切かチェックする2つの方法

そのため、あなたの腰を悪くしないためにも、硬めのマットレスを選ぶときに必ず行っていただきたいのが、硬さのチェックです。

検討中の硬めのマットレスがあなたにとって適切な硬さなのか、硬すぎるのかを判断する目安になります。

4-1. スキマチェック法

まずマットレスの上に寝転んだ状態で背中の下に手を入れてみて、あなたの腰とマットレスの間にスキマがないかを確認しましょう。これでマットレスの硬さ・体圧分散性の程度が分かります。

手が入るほど大きなスキマでなくとも、背筋の下にスキマがあるように感じられたら「少し硬すぎる」と認識してください。

マットレスと腰の間のスキマが腰痛を起こす流れ
マットレスと腰の間のスキマが腰痛を起こす流れ

「マットレスと背中の間にスキマがある」ということは体圧分散性が悪いので、寝姿勢が悪くなり腰椎が歪みやすくなるため、腰を痛める原因になります。また、腰にかかる重量(負荷)が強くなるので、腰痛の原因になりえます。

そのようなマットレスはあなたにとって、硬めではなく硬すぎるといえます。なので、購入は避けた方が良いと思います。

※スキマの目安を知る方法
個人の体格差により生まれるスキマの大きさに差があります。まずは自宅のフローリング(もしくは畳)の上で、どれくらいスキマが空くかチェックしてみましょう。フローリングはとても硬いので、体圧分散性が0の最悪の状態と考えてください。マットレスが硬すぎるとほぼ同じくらいのスキマが空きます。硬めのマットレスといえど、少なくとも背筋の下にスキマが生まれない程度の、体圧分散性があるものを選びましょう。

4-2. 寝返りチェック法

寝返りチェックは、柔らかい低反発マットレスに対して体が沈み込みすぎて寝返りがしにくくないか、というときに最も有効ですが、硬めのマットレスでも違和感なく寝返りができるかチェックする必要があります。というのも、反発弾性の乏しい硬めのマットレスだと、寝返りが若干しづらいことがあるためです。

「寝返りってそんなに大事なの?」とお考えかもしれませんが、とても大事です。

寝返りとは「睡眠中の寝姿勢を無意識的に調整する生理現象」であり、これにより、

  • 一定の部位に圧力がかかり続けないように負担を減らす。
  • また、寝具内の換気にもなり、ムレを感じにくくする。
  • さらに、利き手・利き足、体の癖、寝姿勢から生まれる体の歪みを整える。

といったように、快適に眠るために必要な役目を果たします。そのため、店員さんがいても躊躇せずに、容易く寝返りができるかどうかマットレスの上で試しましょう。

5. 硬めのマットレスおすすめ4選

もしあなたが硬めの寝心地が好みであれば、それだけで使用する理由としては十分です。

が、基本的には、以下のタイプに該当する方に硬めのマットレスをオススメします。

  • 肉付きの良い体型
  • 筋肉量が多い
  • 今までの寝具環境が硬め(例えば、畳の上に布団など。)
体型 BMI値 寝心地の相性
太め human-body-big-and-fat 25以上
  • 体が沈み込みやすい
  • 硬めのほうが合いやすい
ふつう human-body-middle 18.5〜25未満
  • 体型による調整の必要なし
細め human-body-slim-and-light 18.5未満
  • 脂肪や筋肉が少なく圧迫を感じやすい
  • やや柔らかめのほうが合いやすい

それでは次に、おすすめの硬めのマットレスをご紹介していきます。

5-1. エコラテ エリート マットレス

エコラテ エリート マットレス
エコラテ エリート マットレス
  • 価格:23,990円
  • サイズ:98×195×14cm
  • 中材:高反発ウレタンフォーム
  • ウレタン密度:32D
  • 側生地:[表側]再生繊維(テンセル) 100% [中糸]:ポリエステル 85% :再生繊維(テンセル) 15% [裏側]:ポリエステル 100%
  • 【商品ページはこちら】

低価格マットレスの決定版です。3万円前後の予算で考えている人におすすめです。反発弾性45%の柔軟な寝心地に加えて、凸凹プロファイル加工で適度な体圧分散性になっています。

無駄を削ぎ落として最高のコストパフォーマンスを目指しました。自社製品なので恐縮ですが、まさに優秀(エリート)な自信作です。

「60日トライアル返品無料プログラム」を設けました。この機会をお見逃しないようご利用ください。

5-2. 快眠タイムズマットレス3.0

快眠タイムズマットレス3.0
快眠タイムズマットレス3.0
型・種類 ノンコイルベッド/ハイブリッドマットレス
厚み 20cm
硬さ ふつう
送料 無料
品質保証 5年
トライアル 100日
サイズ・重量 シングル: 98×195×20cm・約15kg
セミダブル: 118×195×20cm・約18kg
ダブル: 138×195×20cm・約21kg
クイーン: 158×195×20cm・約25kg
キング: 約幅178×長さ195×厚さ20cm、約28kg
価格 シングル: 55,000円
セミダブル: 65,000円
ダブル: 75,000円
クイーン: 85,000円
キング: 95,000円
リンク 商品ページ
体圧分散性 反発弾性 通気性 吸放湿性 お手入れ

もちもちなのにしっかりした三層構造のウレタンフォームで、雲の上のような無重量感覚の寝心地のベッドマットレスです。

硬めのマットレスではありませんが、当たりが柔軟なのにしっかりサポート性が特徴です。自社製品のため手前味噌ですが、「硬すぎるのはちょっと心配かも」と思っている方におすすめです。

5-3. ブレスエアー®︎ ネムリエPremier

フォーシーズンズプレミアム(ブレスエアー®︎)
ブレスエアー®︎ ネムリエPremier
  • サイズ:シングル(95×195×10cm)
  • 価格:54,000円
  • 素材:[側地] ポリエステル100% [中芯] 指定外繊維 東洋紡ブレスエアー®(高反発クッション材)
  • 【商品ページはこちら】

もしあなたが敷き布団の代わりに使える硬めのマットレスをお探しなら、こちらの「フォーシーズンズ プレミアム」をオススメします。厚み10cmの高反発ファイバー素材のマットレスです。

高反発ファイバー素材として有名なブレスエアー®︎の加工を手がける近江化成工業社が運営するブレスエアー®︎専門店の商品です。市販のブレスエアー®︎の中ではトップクラスのしっかりした寝心地を特徴としています。それには2つの理由があり、①使用しているブレスエアー®︎がソフトタイプではなくハードタイプのものであり、②さらに密度もノーマルタイプではなく中高密度と高密度のものだからです。

5-4. マルチラスハードスプリングマットレス

マルチラスハードスプリングマットレス
マルチラスハードスプリングマットレス
  • 価格:31,800円
  • サイズ:約97×195×23cm
  • 素材:[表地] ダブルニット [スプリング] 高密度連続スプリング
  • 【当製品の販売ページ】

日本の老舗ベッドメーカーのフランスベッド社の商品です。硬めのベッドマットレスをお探しであれば、「マルチラスハードスプリングマットレス」をオススメします。

マットレス内部のスプリングが一筆書きのように1本の鋼線で編まれた「高密度連続スプリング」構造のため、安定性がとても高いです。硬めのマットレスが好みという場合、この体への安定したサポート感にしっくりくることが多いです。また、高密度連続スプリングマットレスの特徴として体を面で支えるため、腰や背中を支えるスプリングだけがヘタるといったことが少なく、長い使用期間を期待できます。

5-5. ドリームポケットトルネード

ドリームポケットトルネード
ドリームポケットトルネード
  • 価格:105,840円
  • サイズ:約97×196×27cm
  • 素材:[側生地] レーヨン66%、ポリプロピレン34% [スプリング]円錐型コイル760本
  • 【当製品の販売ページ】

「パートナーの寝返りなどでマットレスが揺れる感覚が気になるため、ポケットコイルマットレスで硬めものを探している」という方にオススメなのが、ドリームベッド社が手がける「ドリームポケットトルネード」です。

ポケットコイルマットレスにしては珍しい本格的なハードタイプです。内部構造に工夫があり、円錐形のコイルを順向き・逆さ向きと交互に並べることによりスプリングの動きに制限が生まれ、しっかりとした硬さを実現しています。

値段は張りますがその分耐久性も高いので、長い使用期間を考えているならば検討してほしい一品です。

6. 「硬めのマットレスは耐久性に優れ寿命が長い」という説は必ずしも正しくありません

「せっかくマットレスを買うんだから、長持ちするものが欲しい。だから硬めのマットレスを買おうと考えている。」

もしあなたがこのように考えていたら、それは誤解です。マットレスの硬さと耐久性は、ほとんど関係がありません。コイルマットレスと高反発マットレスのケースでご説明いたします。

6-1. コイルマットレスの耐久性

コイルマットレスの耐久性は主に、バネ素材の品質により決まります。

線材の種類 炭素保有量値 耐用年数の目安
ピアノ線 SWRS 77~92 10年前後
硬鋼線 SWRH 82
72~77 6~7年前後
62~67 3~4年前後

もちろん、コイルの上に詰められているウレタンフォームの品質にも左右されます。コイルに問題がなくとも詰めもののウレタンフォームがへたったなんてのはよくある話です。このように全体を考えて耐久性を考えるようにしましょう。

6-2. 高反発ウレタンマットレスの耐久性

高反発ウレタンマットレスの耐久性はポリウレタンフォームの密度に左右されます。ウレタンの密度と硬さはまったく別の要素ですので、硬めのマットレスだから耐久性が高いとは言えません。

ウレタンの密度とコストはほぼ比例します。なので、ウレタンの密度を高くすると、ダイレクトにコストに反映されます。市販の高反発マットレスの価格と耐久性、ウレタンの密度の評価をすると、以下のようになります。

ウレタン密度(kg/㎥) 耐久性の評価
高反発 低反発
20D以下 30D以下
  • 数ヶ月~1年程度の耐用年数。
  • 1万円をきる安価なマットレスに使用される。
25D前後 35D前後
  • 3~5年程度の耐用年数。
  • リーズナブルなマットレスに使用される。
30D前後 40D前後
  • 5~8年程度の耐用年数。
  • 国内・海外ブランドの有名マットレスに使用される。
40D以上 50D以上
  • 8年以上の耐用年数。
  • 高価で高品質なマットレスに使用される。

(※使用環境により誤差が生じる点、ご了承ください。)

密度の高いウレタンを使ったマットレスは、ウレタン以外の部分にもコストをかけて物作りをされるので、ウレタンの密度だけで価格を単純比較することはできません。

とはいえ、買い物の際の指標の1つになるので、是非ご参考にしてください。

最後に

私のオススメの中からあなたが気にいるマットレスがあれば幸いです。

ただ、もしあなたが硬めのマットレス以外も検討しようとしているのなら、以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。

関連記事:快眠マットレスおすすめ11選&自分に合うものを絞り込む手順

なお、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

■あわせて読んでおきたい「マットレス」の記事一覧
- 選び方編
○マットレスのおすすめ11選|専門家が教える自分に合うものを絞り込む手順
○敷布団とベッドマットレスの比較。素材ごとの併用の相性とおすすめ
○【失敗しないマットレスの選び方】硬さ、厚さ、密度、線材を吟味
○マットレスの3種類7素材を比較|特徴と選び方、おすすめできる人
○低反発と高反発の違い、あなたに合うマットレスはどっちか
○【快眠の方程式】マットレスの理想の硬さ=理想の寝姿勢
○マットレスの正しい厚み(高さ)は「用途と目的」を軸に考える
○【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価
- 使い方編
○【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは
○マットレスにすのこは必要か?おすすめの選び方
○マットレスの上に布団を敷いてはいけない2つの理由と代替策
○マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法
○マットレスのカビ除去方法と、再発を防ぐ予防対策
○ベッド・マットレスがずれる?それなら滑り止め対策を
○長生きでお得に!マットレスの寿命を判断する5つの目安
○賢い節約術!マットレスの処分方法を考えるべき順序

よくある質問

Q1. マットレスの"硬め"ってどれくらいの硬さ?

A. 「硬め」のマットレスとは、一般的に180N(ニュートン)以上の反発力を持つマットレスを指します。

目安としては、

  • 140N前後:やや柔らかめ
  • 170N〜200N:標準〜硬め
  • 200N以上:しっかり硬め、体格が大きい人向け

また、硬さの感じ方は体重や体型にもよって異なるため、ニュートン数だけでなく、実際の寝心地の好みや使用目的(腰痛対策・寝返りのしやすさなど)も加味することが大切です。

Q2. 硬めのマットレスは何年くらい使える?

A.硬めのマットレスは、高反発素材や高密度ウレタンが使われていることが多く、耐久性に優れています。一般的な寿命は7〜10年程度ですが、次のような条件によって前後します。

  • 密度が高い(30D以上)ウレタン素材はヘタリにくく長持ち
  • スプリングマットレス(ボンネル・ポケットコイル)も10年以上使えるものがある
  • 使用頻度や体重、湿気対策などの使用環境

また、硬め=耐久性が高いと思われがちですが、素材の品質が低いとすぐにへたってしまうこともあるため、構造と密度も確認しましょう。

Q3. 硬めと高反発の違いって何?

A.「硬め」と「高反発」は似て非なるものです。

  • 硬め:寝たときの"感触の硬さ"(沈みにくさ)を指す
  • 高反発:寝返りを打つときの"反発力"の強さを指す(弾性・復元力)

つまり、硬いけれど反発が弱いマットレス(硬い低反発)も存在しますし、やや柔らかくても反発力が強い素材もあります。

特に誤解されやすいのが、「高反発=硬い」と思われている点。高反発はあくまで"反発性"であり、硬さとは別軸の性能です。自分の寝姿勢や目的(腰痛対策、寝返りのしやすさなど)に合わせて選ぶことが重要です。

Q4. 硬めのマットレスを試すにはどうすればいい?

A.硬めのマットレスを試す方法は主に以下の3つです。

  1. 店舗で試し寝する(ショールームや量販店)
     → 実際に横になって、腰・背中・肩の当たり具合や反発性を体感するのが一番確実です。
     → 少なくとも10分以上寝てみるのが理想的です。
  2. 返品保証・トライアル期間のある通販サイトを利用する
     → 快眠タイムズなど一部ブランドでは、30日〜60日間の返金保証付きで試せる商品があります。
  3. レンタルサービスの活用(短期間使用して購入検討)
     → 家具レンタル系サービスや、マットレス専門ブランドの試用制度を活用。

自宅でゆっくり試せるサービスを選ぶことで、寝姿勢や朝の感覚(腰の痛みなど)まで確かめた上で納得した購入が可能になります。

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