四つ折りマットレスのメリット・デメリット|収納・寝心地などを比較

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四つ折りマットレスのメリット・デメリット|収納・寝心地などを比較

マットレスを選ぶときに「四つ折り」を発見して気になってはいないでしょうか。

二つ折りでもなく三つ折りでもなく、四つ折り。

一見、同じように見えるかもしれませんが、四つ折りだからこそのメリット・デメリット、注意点があります。

ということで本日は「マットレスの四つ折りは使いやすい?特徴と注意点」について解説していきます。

※自分に合ったマットレスを選ぶ手順(型→素材→個別商品)と値段、体質、好み別におすすめできるマットレスについてこちらのページ「快眠マットレスおすすめ17選&自分に合うものを絞り込む手順」で徹底解説しています。四つ折りだけでなくその他の機能性などからも網羅的にマットレス選びを進めたい方は是非ご参考にどうぞ。

1. 四つ折りマットレスとは?他の折りたたみタイプとの違い

折りたたみマットレスには四つ折りだけでなく、二つ折り、三つ折り、五つ折りなどがありますが、これらと比較しながら四つ折りの特徴について解説していきます。

二つ折り 三つ折り 四つ折り(均一型) 四つ折り(ソファ型) 五つ折り
画像 Mattress2Fold1 Mattress3Fold1 Mattress4Fold2 Mattress4Fold3 Mattress5Fold1
折りたたみベッド × × ×
コンパクト性

腰の違和感

ヘタリ復活

ソファ変形

×

1-1. 四つ折りマットレスのメリット

1-1-1. 畳むとバランスよくコンパクトに

折りたたみマットレスなので畳むことでコンパクトになるのはもちろんのこと、四つ折りマットレスは縦横高さのバランスがよく収納しやすいです。

厚さ10cmのシングルサイズの各折りたたみマットレスを折りたたむと、それぞれ下記のようなサイズ感になります。あなたが収納しようとしているスペースに合うかどうか事前に確認しておくようにしましょう。

通常サイズ 折りたたみサイズ
二つ折り 横98x縦195x高10cm 横98x縦98x高20cm
三つ折り 横98x縦195x高10cm 横98x縦65x高30cm
四つ折り 横98x縦195x高10cm 横98x縦49x高40cm
五つ折り 横98x縦195x高10cm 横98x縦39x高50cm

1-1-2. 折りたたみベッドの上で使える

四つ折りマットレスは折りたたみベッドの上で使うことも可能です。

むしろ、折りたたみベッド自体が二つ折りになっているため、マットレスの折り目が中央に位置する二つ折りもしくは四つ折りのマットレスにしか対応していません。三つ折りや五つ折りマットレスだとベッドと一緒に折りたたむことができなくなるのでご注意ください。

折りたたみベッド(折り目は基本的に中央)
折りたたみベッド(折り目は基本的に中央)

1-1-3. モノによってはソファになるものも

四つ折りマットレスの中には折り目の位置が調整されていて、折りたたむとソファマットレスになり、ソファ兼用として使えるものもあります。

寝るときは床の上にマットレスを直置きして、日中はローソファとして使うことができるので、ワンルームにお住まいの方には嬉しい機能かと思います。ただ、マットレス自体の厚さが少なくとも10cm以上はないと低すぎて座り疲れしやすくなるので気を付けましょう(また、このように折り目が中央にないものであれば下記のデメリットはやや軽減されます)。

fold-mattresses-become-sofa

1-2. 四つ折りマットレスのデメリット

1-2-1. 折り目を感じやすい

四つ折りマットレスは折り目を感じやすいです。

仰向けに寝たときにちょうど腰のあたりに中央の折り目が位置しますし、背中の上のほうにも折り目が位置することになります。そのため、寝るときに腰や背中に折り目によるスキマがあることで、それを不快に感じる可能性があるなら避けることをおすすめします。

4-folding-mattress
折り目が腰・背中に当たりやすい

2. 四つ折りマットレスはどんな人におすすめ?

四つ折りマットレスの特徴を踏まえると、実際に使ってメリットを感じやすいのはどんな人でしょうか。

ここでは、一人暮らし・ワンルーム・来客用・ソファ兼用など、生活スタイルや住環境に応じたおすすめの使い方を整理して紹介します。

2-1. 一人暮らしやワンルームで省スペースに暮らしたい人

四つ折りマットレスはコンパクト収納に優れており、折りたたむとクローゼットや押し入れに収めやすいのが特徴です。

狭い部屋やワンルーム向けの住環境で、ベッドを置くと生活動線が狭くなってしまう人にぴったり。日中は畳んでスペースを確保し、夜は広げてベッドとして使えるため、一人暮らしの省スペース生活に役立ちます。

2-2. 来客用や子ども部屋に用意しておきたい人

四つ折りタイプは軽量で持ち運びが簡単なので、必要なときだけ取り出して使えるのが魅力です。

普段は収納しておき、来客があったときや子ども部屋で一時的に使うといった用途にも便利。収納性が高いので、災害時や引っ越し先に持ち運ぶ際にも活躍します。

2-3. ソファ兼用で使いたい人

四つ折りマットレスの中には、折りたたんでソファ兼用として使えるタイプもあります。日中は座ってくつろぎ、夜はベッドとして使えるため、家具を増やしたくない人やミニマリストにもおすすめです。

3. ただし、四つ折りマットレスはあまりおすすめできない

上記のような特徴を総合すると、正直、四つ折りマットレスはあまりおすすめできません。

3-1. 折りたたみベッドで使うなら二つ折り

「折りたたみベッドを使おうと思ってる」ということであれば、四つ折りではなく二つ折りのマットレスを選びましょう。

ベッドの上なら折り目は二つあれば十分ですし、折り目は少ないほうが寝心地に不満が出にくいからです。

3-2. 収納スペースに余裕があるなら三つ折り

  • 折りたたみベッドの上で使うわけではない
  • 四つ折りじゃないと押入れに収納できない
  • ソファマットレスとして使うわけでもない

これらに当てはまるなら、同じく寝心地的に折り目が少ないほうが良いからという理由で、四つ折りマットレスよりも三つ折りマットレスのほうがおすすめです。

3-3. ソファマットレスに魅力を感じているならおすすめ

唯一、四つ折りマットレスがおすすめできるのは「ソファマットレス」としての利用価値を感じられる方のみです。

むしろ、床に置いて使うソファマットレスとしては、四つ折り以外だとあまり使い勝手がよくありません。そのため、ソファマットレスなら四つ折りのものがおすすめです。

最後に(マットレス選びで迷っているなら)

今回の話を聞いて、マットレス選びについて余計に迷ってしまった方もいるかもしれません。

結論、マットレス選びを進めるなら、

  • 3つの型からライフスタイルに合うものを選ぶ
  • 7つの素材から好みの寝心地のものを選ぶ

このように進めることを私はおすすめしています。

敷布団 ノンコイル
薄型マットレス
ノンコイル
ベッドマットレス
コイルスプリング
ベッドマットレス
画像 futon1 thin-non-coil-mattress1 thick-non-coil-mattress1 coil-mattress1
厚み 5~10cm前後 7~10cm前後 15~25cm前後 20~35cm前後
重量 3~6kg前後 4~7kg前後 10~20kg前後 20~30kg前後
寝心地
耐久性
揺れ&音
使用環境 床&ベッド ベッド ベッド
手入れ
クリーニング × ×
処分
価格

この順序に沿ってマットレス選びを進めてもらうことで、あなたに合うマットレスが自然と理解できてきます。

下記のページで詳しく解説しているので是非参考にしてみてください。

関連記事:快眠マットレスおすすめ17選&自分に合うものを絞り込む手順

よくある質問

Q1. 四つ折りマットレスは腰に悪いって本当?

A. 四つ折りマットレスが必ずしも腰に悪いわけではありませんが、選び方を誤ると腰への負担になる可能性があります。特に、厚みが薄い・へたりやすい・折り目の位置が体に合っていないといった製品は、寝姿勢を崩しやすく、腰痛の原因になることも。

腰痛対策として使うなら、以下の点を意識しましょう。

  • 高反発ウレタンや三層構造など、体圧分散性の高い素材を選ぶ
  • 折り目が寝返りの邪魔にならない配置か確認する
  • 厚さ8cm以上のモデルを選ぶと安定感がある

腰に不安がある方は、四つ折りの形状だけでなく、寝心地や反発力も重視して選ぶのがポイントです。

Q2. 四つ折りマットレスと三つ折りの違いは?

A. 大きな違いは、折りたたんだときのサイズと収納性です。

比較項目 四つ折りマットレス 三つ折りマットレス
たたんだ時の幅 コンパクト(細長い) やや広め
収納性 狭い収納スペースに収まりやすい 押し入れに収納しやすい
折り目の数 3箇所(折り目が多い) 2箇所(寝心地がやや安定)
寝心地への影響 折り目が多く感じる人も フラット感が比較的強い

四つ折りはコンパクト収納を重視する人やワンルーム住まいの方におすすめ、三つ折りはより自然な寝心地を求める方に向いています。

Q3. ソファにもなる四つ折りマットレスはありますか?

A. はい、最近では「ソファ兼用マットレス」や「折りたたみソファマットレス」として使える四つ折りタイプも増えています。

これらは、

  • 折りたたんだ状態で背もたれ+座面として使える
  • ウレタン素材やカバーに工夫があり、見た目もインテリアになじみやすい
  • リビングや来客用、ワンルームにも人気

などの特長があります。ただし、通常の寝具用よりやや厚みが薄いものが多いため、寝心地重視の場合はトッパーの併用がおすすめです。

Q4. 四つ折りマットレスは毎日使える?

A. 毎日使用することは可能ですが、長期使用する場合は製品選びが重要です。

特に意識したいのは以下のポイントです。

  • 厚さ8〜10cm以上で、底付き感のないモデル
  • 高反発や密度の高いウレタン素材を採用していること
  • 通気性が確保されているか(メッシュ素材・側面加工など)

安価で薄い四つ折りマットレスは、毎日使うとすぐにへたってしまうことも多く、腰痛や睡眠の質の低下につながる恐れがあります。

日常的に使うなら、「耐久性+寝心地」のバランスを考慮したモデルを選びましょう。

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