布団の下にアンダーマットレスは必要?効果や注意点・正しい使い方を徹底解説

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布団の下にアンダーマットレスは必要?効果や注意点・正しい使い方を徹底解説

近年、使用者が増えてきたアンダーマットレス。

敷布団の寝心地を改善したり、腰痛対策アイテムとして人気です。

しかしその一方で、使い勝手の悪さなどのデメリットに気づかず購入後に後悔する方も少なくありません。

そこで本日は、

  • アンダーマットレスとは
  • アンダーマットレスの使い方
  • アンダーマットレスの利点と欠点
  • アンダーマットレスがおすすめできない理由
  • アンダーマットレスの選び方

などについて解説していきます。

ぜひ参考にしてください。

0. アンダーマットレスは本当に必要?布団の下に敷くとどうなるのか

「敷布団が薄いから」「底つきが気になるから」とアンダーマットレスを追加する人が増えていますが、一方でSNSやレビューでは「期待して買ったけれど、思っていたほど良くなかった」という声も少なくありません。

アンダーマットレスは確かに手軽に寝心地を底上げできるアイテムですが、敷布団の下に敷く構造上、湿気・手入れ・硬さのバランスが非常にシビアになるという弱点があります。

「安く改善できる」「買い替えずに済む」というメリットがある一方、正しく選ばないと、寝心地が悪化したり、カビ・ダニの温床になりやすい寝環境が生まれます。まずはその仕組みを理解することが重要です。

1. アンダーマットレスとは

アンダーマットレスとは、敷布団の下に敷く厚さ3〜5cmほどの薄型マットレスのことです。

本来は底つき感の解消や床冷え対策、寝心地の補助を目的として作られています。ただし本来のマットレスと違い、身体を直接支える設計ではなく、「敷布団の弱点を補う”下支え”」という位置付けです。

底つき感のイメージ
仰向け 底つき感_仰向け
横向き 底つき感_横向き

1-1. アンダーマットレスの使い方

使い方は次のようになります。

  • (下)除湿シート→アンダーマットレス→敷布団→敷きパッド→シーツ(上)

必ず敷布団と併用しましょう。

というのも、アンダーマットレスは支えることを目的として設計されているため硬めのものが多く、その上に直接寝てしまうと圧迫感などが強いからです。

1-2. アンダーマットレス利用の利点(メリット)

メリットは次のようになります。

  • 底つき感・硬さの改善
  • 床冷えの軽減
  • 安価に寝心地を改善できる

5000円前後で販売されているものが多いので、敷布団を買い換えるよりは気軽に寝心地を改善することができます。

1-3. アンダーマットレス利用の欠点(デメリット)

デメリットは湿気が抜けにくく、カビが発生しやすい点や干す手入れが大変になることです。

ただそれだけです。

ただそれだけなのですが、それがかなり大変です。

というのも、アンダーマットレスも敷布団も敷きっぱなしにしてはいけないため、2~3日に1度は絶対に干さなければならないからです。厚さが10cm前後あるマットレスであれば、壁に立てかけるだけで済みます。

How-to-air-mattress
マットレスを壁に立てかけて干す

しかし、薄いマットレスや敷布団は大変です。

壁に立てかけられないので場所を見つけて干さなければなりません。

かなり手間がかかります。

1-4. 【結論】アンダーマットレスはおすすめできない

上記のようなメリットとデメリットから、アンダーマットレスはおすすめできません。

かなり手入れに手間がかかります。

腰痛対策のためにアンダーマットレスを購入したのに、干す作業が大変すぎて腰痛がひどくなることさえ考えられます。

私の考えにはなりますが、敷布団の寝心地が悪いなら捨てて、新しい敷布団か床置きマットレスに買い換えるほうがおすすめです。

敷布団 ノンコイル
薄型マットレス
ノンコイル
ベッドマットレス
コイルスプリング
ベッドマットレス
画像 futon1 thin-non-coil-mattress1 thick-non-coil-mattress1 coil-mattress1
厚み 5~10cm前後 7~10cm前後 15~25cm前後 20~35cm前後
重量 3~6kg前後 4~7kg前後 10~20kg前後 20~30kg前後
寝心地
耐久性
揺れ&音
使用環境 床&ベッド ベッド ベッド
手入れ
クリーニング × ×
処分
価格

2. アンダーマットレスの選び方

「それでも私はアンダーマットレスが使いたいんだ」

「手入れは問題なくできる」

このようにお考えの方もいるかと思いますので、そういった方向けにアンダーマットレスの選び方について解説していきます。

2-1. 高反発系の硬めのものを選ぶこと

硬さは硬めのものを選びましょう。

敷布団はそもそも畳の上で使うことを想定して設計されています。

そのため、普通から柔らかめのアンダーマットレスの上に敷布団を重ねると、全体としての硬さが柔らかすぎになってしまうことがあるからです。柔らかすぎると寝姿勢が崩れて腰痛などの原因になるので気をつけましょう。

硬さ イメージ 評価
硬すぎ too-hard-mattress1
  • 腰などを圧迫する
  • 背中へのサポートなし
  • 腰痛の原因になる
適度 right-hardness-mattress1
  • 圧迫が少ない
  • 適切な寝姿勢になる
  • 快適に眠れる
柔らかすぎ too-soft-mattress1
  • 寝姿勢が悪化する
  • 筋肉や骨に悪影響がある
  • 腰痛の原因になる

2-2. 厚さは5cmがおすすめ

アンダーマットレスの厚さは5cmがおすすめです。

3cmだとやや薄すぎるためアンダーマットレスの効果が感じられにくいです。

そしてその反対に、厚さが7cm以上だと、そもそもそれ単体で寝られるくらいのサポート性になりますので勿体無いです。

2-3. 素材は軽くて通気性が良いものを選ぶこと

  • 高反発ウレタンフォーム
  • 高反発ファイバー

これら2つの素材のどちらかを選びましょう。

種類 イメージ 体圧分散 反発弾性 横揺れ 通気性 お手入れ










高反発ウレタン
フォーム
high-resiilience-foam
ラテックス latex-foam
TPEポリマー TPE-polymer

一般ウレタン
フォーム
regular-foam
ファイバー air-fiber ×


低反発ウレタン
フォーム
memory-foam
繊維わた polyester-fiber




ハイブリッド 3-layers-hybrid-mattress - - - - -


ボンネルコイル bonnel-coil -
ポケットコイル pocket-coil -
※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 - 」としています。また、それぞれ加工・品質により△が◯になったり、◎が◯になることがあります。

その他の素材はアンダーマットレスとしてはやや柔らかすぎます。

なお、コイルスプリングは論外です。使い勝手が悪いのでおすすめできません。

高反発ウレタンフォーム 高反発ファイバー
画像 regular-foam air-fiber
反発弾性
体圧分散性
通気性
洗濯
価格

安さと軽さ(手入れのしやすさ)を重視するのであれば高反発ウレタンフォーム素材のものがおすすめです。

その一方、通気性(ダニ・カビ対策)や洗えることを重視するのであれば高反発ファイバー素材のものがおすすめです。

3. アンダーマットレスと敷布団を組み合わせたときの“硬さの最適バランス”

アンダーマットレスと敷布団を重ねるときに最も重要なのが、硬さのバランスです。どちらか一方が柔らかすぎたり、逆に両方が硬すぎたりすると、体が沈み込みすぎたり浮きすぎたりして、寝姿勢が崩れて腰痛や肩こりの原因になります。

基本の考え方としては、「柔らかい × 硬い」ではなく「中間 × 中〜高反発」 でバランスをとることです。

3-1. 敷布団が柔らかい場合

柔らかい敷布団の下に柔らかいアンダーマットレスを敷くと、体が二重に沈み込み、腰が落ち込んでしまいます。中〜高反発(硬め)のアンダーマットレスが最適です。

3-2. 敷布団が硬い場合

硬い敷布団の下にさらに硬いものを敷くと、板の上で寝ているように感じやすく、背中が痛くなることがあります。中反発〜標準のウレタン(柔らかすぎないもの)を合わせると圧が分散されやすいです。

3-3. 敷布団がへたっている場合

へたりが強い敷布団は、アンダーマットレスで補おうとしても完璧に支えきることはできません。長期的には敷布団そのものの買い替えが最も効果的です。

敷布団とアンダーマットレスは「どちらが硬いか」ではなく、組み合わせたときに適切な反発力が出るかどうかがすべてです。特に腰痛のある人は、硬さのバランスを適当に選ぶと逆効果になりやすいため注意が必要です。

4. アンダーマットレス vs 薄型マットレス(どっちが正解?)

布団の下に敷く“アンダーマットレス”と、単体でも使える“薄型マットレス”。この2つは似ているようで、実際には用途も性能も大きく違います。

結論からいえば、寝心地改善を目的とするなら薄型マットレスの方が総合的に優れているというのが実際の使い比べから分かる答えです。

4-1. 単体での快適性

  • アンダーマットレス → 敷布団ありきで性能が左右される
  • 薄型マットレス → 単体で寝心地が完成する

薄型マットレスの方が体圧分散が安定しており、腰痛対策にも向きます。

4-2. 湿気管理

アンダーマットレスは敷布団との二層構造になるため湿気がこもりやすく、フローリング直置きではカビのリスクが高くなります。薄型マットレスは立てかけて乾燥させるだけで湿気管理がしやすいのが大きなメリットです。

4-3. 手入れの負担

  • アンダーマットレス → 敷布団+本体の2枚を干す必要がある
  • 薄型マットレス → 1枚で完結。軽いものも多い

4-4. コスト・耐久性

薄型マットレスはやや価格が上がりますが、その分耐久性と寝心地は安定しています。“布団の下に敷いて補助する”だけのアンダーマットレスか、“単体で快適な睡眠環境を作れる薄型マットレスか”という違いです。

長く使いたい人、寝心地を根本的に改善したい人は薄型マットレスが向いています。

5. アンダーマットレスを布団の下に敷くとカビやすい理由

アンダーマットレスを布団の下に敷くとカビやすいのは、構造的に“湿気が逃げない仕組み”になるためです。これはアンダーマットレス最大の弱点で、特にフローリング直置きでは顕著に現れます。

5-1. 敷布団は寝汗を吸う

人は一晩でコップ1杯分の汗をかきます。吸湿力の高い敷布団は水分を内部にため込みやすいです。

5-2. アンダーマットレスは湿気を通しにくい

ウレタン素材は吸湿性がほとんどないため、敷布団 → アンダーマットレス → 床という順番で湿気が渋滞し、下へ抜けにくくなります。

5-3. 床は結露しやすい

フローリングは温度差で結露しやすく、湿度の逃げ場がありません。敷布団+マットレスの“2段構造”により、湿気がたまる層が増えてしまうのです。

5-4. 乾燥が追いつかない

敷布団・アンダーマットレスの両方を毎回しっかり干すのは現実的ではなく、湿気が蓄積してカビ・ダニの発生につながります。この理由から、「アンダーマットレスはカビる」「布団の下に敷くと効果が薄い」と言われることが多いのです。

最後に

アンダーマットレスについて理解できましたでしょうか。

ぜひとも手入れの手間について考えてから、購入を決めるようにしてください。

「やっぱり敷布団を買い替えようかな」とお考えであれば、下記のページで選び方について解説しています。ぜひあわせて参考にしてください。

関連記事:【熟睡敷布団のおすすめ9選】正しい選び方3つのコツ

よくある質問

Q1. アンダーマットレスは腰痛に効果がありますか?

A. 腰痛改善を目的とした場合、アンダーマットレスよりも薄型の高反発マットレスや腰を支える素材(ウレタン高密度フォーム・ファイバー)の方が効果が出やすい傾向があります。アンダーマットレスは「敷布団の下に置く補助材」であり、体圧分散の主役にはなりません。敷布団の沈み込みが強い場合、腰が落ちて逆効果になることもあります。

Q2. 布団の下にアンダーマットレスを敷くと、底つき感は改善できますか?

A. 一時的には改善することがありますが、敷布団がへたっている場合は根本的な解決にはなりません。底つき感は「敷布団のヘタリ」と「体重の分散不足」が原因で、アンダーマットレスを追加しても、支える層が弱いと底つきは再発します。「底つき感の改善」を目的とするなら、厚み5〜10cmの薄型マットレスの方が確実です。

Q3. アンダーマットレスの上に直接寝ても良い?

A. 基本的には推奨されません。アンダーマットレスは“敷布団の下に敷く補助層”として設計されており、カバー性・耐久性・通気性が「単体で使うマットレス」と比べて足りません。単体利用すると、生地の劣化、湿気のこもり、体圧分散の不足が起こりやすいです。

Q4. アンダーマットレスと除湿シートは併用すべき?

A. はい。特にフローリング直置きの場合は必須です。アンダーマットレス(ウレタンや樹脂系)は湿気を吸わないため、敷布団から下に移動した寝汗や水蒸気が逃げ場を失い、結露→カビにつながります。

最適な順番は床 → 防水シーツ → 除湿シート → アンダーマットレス → 敷布団です。

Q5. 高反発と低反発、アンダーマットレスにはどちらが向いている?

A. アンダーマットレスに向いているのは高反発・中反発です。理由は、敷布団の沈み込みを補助できる・体のラインが崩れにくい・寝返りがしやすい・逆に低反発(低反発ウレタン)は不向きです。布団の下で沈み込むため、寝姿勢を悪化させやすく、腰痛リスクも高まります。

Q6. アンダーマットレスは夏と冬で使い分けた方がいい?

A. 部屋の湿度やフローリング環境によっては、季節で調整したほうが快適です。

  • 夏・梅雨 → 湿気がこもりやすい → ファイバー系 or 使用しない
  • 冬 → 床冷え対策として有効 → ウレタン系が役立つ

「湿度」と「床の温度」が寝心地に直結するため、季節の使い分けは理にかなっています。

Q7. アンダーマットレスはどのくらいの頻度で干すべき?

A. 敷布団より湿気が抜けにくいため、梅雨〜夏:2〜3日に1回、秋冬:週1回が目安です。 特にフローリング直置きの場合は立てかけ乾燥も必須です。干すのが難しい人は、通気性の高いファイバー素材(エア系)を選ぶと負担が減ります。

Q8. アンダーマットレスはカビたら使えない?

A. ウレタン素材の場合、カビが内部まで浸透することが多く、完全に除去するのはほぼ不可能です。表面だけ取れても内部に残るため、衛生面のリスクが高く、買い替えがおすすめです。ファイバー素材なら洗えるため、カビリスクは比較的低めです。

Q9. アンダーマットレスと敷布団、どちらを買い替えるべき?

A. 悩む場合の判断基準は次の通りです。

  • 敷布団がへたり、形が崩れている → 敷布団を買い替え
  • 敷布団はまだ使えるが底つきする → 薄型マットレスが最適
  • 湿気が多くカビやすい → ファイバー系薄型マットレス
  • 腰痛改善が目的 → 高反発マットレス

アンダーマットレスは“つなぎ”にはなりますが、根本改善には敷布団 or マットレス買い替えの方が確実です。

Q10. 布団よりマットレスの方がアンダーマットレスと相性がいい?

A. 相性は布団よりマットレスの種類で決まります。

  • 高反発マットレス → 相性良い(支えが安定)
  • 低反発マットレス → 不向き(沈み込みが強く不安定)
  • スプリングマットレス → 不要(内部にもクッション層あり)

敷布団と合わせるより、マットレス単体で寝姿勢を作った方が快適性が高い場合が多いのが実情です。

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