敷きパッドのおすすめ10選と選び方【素材と機能を徹底理解】

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敷きパッドのおすすめ10選と選び方【素材と機能を徹底理解】

こんにちは。

睡眠健康指導士の加賀照虎です。

敷きパッド選びで困ってはいないでしょうか。

素材や生地の種類が多すぎて困りますよね。

しかし結論から言うと、万人にベストな敷きパッドはありません。あたなの好みや体質に合うものを理解して選ばないといけません。だから最初はお勉強が必須です。

そこで本日は、あなたが最適な一枚を選べられるように

  • 敷きパッドの使い方と役割
  • どのように快眠に役立つのか
  • 素材、生地、加工法などの種類と向き不向き
  • 季節別おすすめの敷きパッド
  • 選ぶ上でよくある注意点

などについてご紹介していきます。

細かな説明もはいりますが、最後までお読みいただけば「寝具選びって楽しい!」「こんな敷きパッド試してみたい!」と思っていただけるものが見つかると思います。ぜひご参考に。

0. おすすめの敷きパッドの早見表

ちなみに、こちらがおすすめの敷きパッドの早見表になります。

要点のみ知りたい方は、敷きパッドを選ぶコツおすすめの敷きパッド6選へとジャンプしてご確認ください。

オールシーズンおすすめ 夏におすすめ 冬におすすめ
商品名 快眠タイムズ
除湿・消臭敷きパッド
中川政七商店
四重ガーゼ敷きパッド
無印良品 カポック混
二重ガーゼ敷パッド
フォスフレイクス
スーパーパッド
ニトリ Nクール
両面使える敷パッド
クールドライ
除湿・消臭敷きパッド
ハードマンズ
本麻クール敷きパッド
昭和西川 
シンカーパイル敷きパッド
あったかドライ
敷きパッド
ビラベック
羊毛ベッドパッド
生地 綿100% 綿100% 綿82%,、
カポック18%
綿100% ポリエチレン65%、
ナイロン30%、
ポリウレタン5%
ポリエチレン50%
レーヨン50%
麻100% 綿100% ポリエステル100% 綿100%
中わた ポリエステル100%
(シリカゲルB型入り)
綿100% ポリエステル100% ポリエステル100%
(ポリエチレンフィルム混)
ポリエステル65%、
アクリレート35%
ポリエステル100%
(シリカゲルB型入り)
麻100% ポリエステル100% ポリエステル100%
(シリカゲルB型入り)
羊毛100%
吸水性
吸湿性
放湿性
その他機能 消臭・防ダニ・防滑 - - クッション性◯ 接触冷感・抗菌防臭・消臭 接触冷感性・消臭 接触冷感性 - 保温性・消臭 保温性
洗濯機
乾燥機
送料 0円 0円 500円 0円 0円 0円 0円 0円 660円 0円
価格 7,980円~ 11,000円~ 3,990円~ 5,500円~ 3,990円~ 5,980円~ 25,300円~ 3,980円~ 4,980円~ 33,000円~
リンク 商品ページ 商品ページ 商品ページ 商品ページ 商品ページ 商品ページ 商品ページ 商品ページ 商品ページ 商品ページ

1. 敷きパッドの前提知識

敷きパッドとは、表生地、中わた、裏生地で構成される敷物。

マットレスの上に敷いて使います。

construction-of-pad

1-1. 敷きパッドの主な特徴

敷きパッドの長所

  • マットレスの肌触りの改善ができる
  • マットレスの保護ができる
  • 手軽に洗うことができる
  • 夏用や冬用など機能性に優れたものが豊富

敷きパッドの短所

  • 薄めとはいえシーツより厚くて手入れが手間
  • やや嵩張るため季節物は収納スペースをとる
  • 大きいサイズは洗濯が大変
  • 体圧分散改善には向かない

1-2. 敷きパッドとシーツの違い

中わたの有無により機能性が変わり、それにより自ずと役割が決まります。

  • シーツ:一枚布なので汚れ防止や機能性に限界がある。しかし、コンパクトで手入れがしやすく、色合いや柄が豊富。肌触りやインテリア性が主な役割。
  • 敷きパッド:中わたがあるので汚れ防止や温湿度調整機能に長けている。素材のバリエーションが豊富。マットレスの保護や温湿度調整が主な役割。
敷きパッド ベッドパッド ベッドシーツ トッパー プロテクター
画像 shiki-pad1 bed-pad1 bed-sheet1 mattress-topper1 mattress-protector1
役割
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • おしゃれ
  • 体圧分散改善
  • マットレスの
    汚れ防止
厚み 1~2cm前後 3~4cm前後 5mm前後 3~5cm 5mm前後
温湿度調整 ×
汚れ防止
洗濯 ×
体圧分散性 × ×

1-3. 敷きパッドとベッドパッドの違い

どちらにも厳密な定義はありません。

ただ、厚みがあるものベッドパッドと呼ばれ、薄いものや冷感やあたたか起毛素材が使われているものは敷きパッドと呼ばれる傾向があります。わかりづらいですよね。業界を代表して謝罪をいたします。申し訳ございません。

1-4. 敷きパッドの使い方

【(下)マットレス→敷きパッド(上)】

マットレスの上に敷きパッドのみを敷いて肌触り改善、温湿度調整、マットレスの保護まで全てまかせる使用方法。必要最低限の組み合わせです。色々と買い揃える手間や費用を抑えられますが、敷きパッドを1~2週間に洗う手間が発生します。

【(下)マットレス→敷きパッド→ベッドシーツ(上)】

敷きパッドの上にシーツを敷くことで肌触りとちょっとした汚れとりをシーツにまかせます。敷きパッドを洗う頻度を少なくでき、ベッドの見栄えにもこだわれます。予算があればこの使用方法がおすすめです。

1-5. 快眠のための敷きパッド選びで押さえておくこと

敷きパッドには色々と役割がありますが、結論、汗を吸って発散させる性質(吸放湿性)、快眠のためにはこれが一番大事になります。

敷きパッドはマットレスよりも体の近くにくるものになります。もし、吸放湿性が悪いとムレて目苦しくなってしまいます。そもそも睡眠時には、人の体の内部の体温は下がるようになっています。そのために、人は汗をかいたりして熱を発散させています。この体温低下をスムーズに行うためにも、敷きパッド(パジャマや他の寝具も同様ですが)の吸放湿性が大事になるのです。

6sleep-and-temperature
人は眠るときに汗をかいて体温を下げる

ぜひこの点覚えておいてください。

そして、吸放湿性の次に、生地感などの肌触りや機能性などが大事になりますが、これらの点は個々人の好みや体質などで変わってきます。

2. 快眠できる敷きパッドの選び方

では次に選び方について。

選ぶときのポイントとしては、以下の6つになります。

  1. 素材
  2. 生地
  3. 中わた素材
  4. 機能性
  5. ズレないか
  6. 手入れしやすいか

5つ目と6つ目は、答えが決まっています。

しかし、素材や生地、機能性においては、答えはありません。快眠のためには吸放湿性が大事ではありますが、好みの素材感や肌触り、必要となる機能性については人それぞれですし、季節や気分に応じて変わるものでもあります。

寝具屋の私としては、洋服のように、いろんな種類の敷きパッドを取り揃えていただいて、季節や気分に応じて変化を楽しんでいただけたらなと思います。

違いを知ると寝具をもっと楽しんでいただけるはず。細かい話が多くなり恐縮ですが、詳しく解説していきます。

2-1. 繊維素材の特徴と向き不向きを考える

敷きパッドの表生地に使用される素材は主に次の9つになります。

知識として覚えておくと、洋服選びのときにも役立てられます。

素材 イメージ 柔らかさ 滑らかさ 吸湿性 放湿性 耐久性 洗濯性





綿
(コットン)
cotton1

(リネン)
linen1



(シルク)
silk1
羊毛
(ウール)
wool1




レーヨン layon1

ポリエステル polyester1 -
ナイロン nylon -
アクリル acrylic -
ポリエチレン polyethylene -

standard-moisture-regain-of-fiber-materials

綿(コットン)の特徴と向き不向き

綿はまさにオールマイティな素材。肌ざわりがよく汗をしっかり吸収してくれます。ただし、乾くまでに時間がかかるため、熱帯夜には寝具が肌にベタつきやすく、生乾きのニオイがしやすかったり、冬場で1日で乾ききらないこともあります。あまりに安価なものは繊維が粗くザラつきを感じる場合があるので、品質の見極めが大切です。

麻(リネン)の特徴と向き不向き

麻は吸湿性・放湿性に優れ、天然の接触冷感効果でひんやり感を得られるため、特に夏場にぴったり。ただ、繊維にハリがあるぶん肌あたりはやや硬めです。2万円前後の高品質な敷きパッドなら洗濯後も柔らかさをキープできますが、安価なものでは洗うたびにバサバサ感が増すことも。

カポックの特徴と向き不向き

カポックは木の実から採れる中空繊維で、とても軽いのが特徴。同じ厚みでも重さは綿の約8分の1。夏はサラッとした肌心地で気持ちいい上に、空気をたくさん抱え込むため冬には暖かく快適です。植物性で抗菌・防虫成分も含み環境にもやさしい素材として注目されています。ただし繊維が短く絡みにくいため、単体より他素材とブレンドして使われることが大半です。

絹(シルク)の特徴と向き不向き

絹は滑らかな肌ざわりがダントツで、鮮やかな発色と上品な光沢が魅力です。その極上の肌触りはは唯一無二ですが、洗濯機が使えず手洗いが必要なうえ、高価なのがネック。コストとお手入れの手間を許容できるかどうかが選択のポイントです。敷きパッドよりはシーツのほうがおすすめです。

レーヨン(バンブー、リヨセルなど)の特徴と向き不向き

レーヨンは非常に柔らかく、吸湿性と放湿性に優れているため肌あたりが心地よいのが特徴です。一方で耐久性は綿よりやや劣り、毛羽立ちやすいので優しく洗うことを心がけましょう。価格は中品質の綿と同程度。ほかの繊維とブレンドすることで、耐久性を補いながらレーヨンならではの風合いを取り入れた敷きパッドが多いです。

ポリエステルの特徴と向き不向き

ポリエステルはコシが強く丈夫な繊維で、吸水性がほぼないため蒸れやすい反面、乾きがとても速く、洗濯による傷みも少ないのがメリット。例えば、綿50%・ポリエステル50%のようなブレンド生地なら、吸水性や肌触りのデメリットを抑えつつ耐久性を高め、価格もリーズナブルに抑えられます。コスパ重視の方に向いています。

ナイロンの特徴と向き不向き

ナイロンは強度と弾力に優れた合成繊維です。摩擦や引っ張りに強く、耐久性が高いのが特長。敷きパッドでは接触冷感性を持たせるために使用されるケースが多いです。ポリエステル同様、吸水性が低いのでムレて寝苦しくならないようレーヨンとブレンドするなどの工夫が必要と私は考えています。

アクリルの特徴と向き不向き

アクリルは柔らかくて保温性に長けた合成繊維です。毛羽立ちやすい特徴があるため、ふわふわ起毛加工の敷きパッドの生地に広く採用されています。吸湿性は低いので寝汗でベタっとなりやすいのが欠点。暖かさ重視で寒がりの方向けです。

ポリエチレンの特徴と向き不向き

ポリエチレンはプラスチック系の合成繊維で、水や汚れに強いのが特長です。敷きパッドとしては接触冷感生地に使用されるケースがほぼ大半で、トップクラスの冷感性を持っています。ただ、ポリエチレンも吸水性がほぼありませんので、ムレることを考えると、レーヨンなどブレンドされた生地を選ばれることをおすすめします。

素材 q-max値 吸水性 放湿性 柔らかさ 滑らかさ



植物
加工綿
(コットン)
0.3

(リネン)
0.35~0.4
動物

(シルク)
0.3



再生 レーヨン 0.3~0.35
合成 ジェル 0.35~0.4 × - - -
ポリエステル 0.3~0.35 × -
ナイロン 0.4 × -
ポリエチレン 0.45~ × -

2-2. 生地の特徴と向き不向きを考える

繊維素材を織ったり編んだりしてできるのが生地。

生地ごとに肌触りや保温性などが変わります。

好みや用途に合わせて自分に合うものを選びましょう。

構造分類 細分類 生地
織物
(Woven)
基本三原組織
  • 平織り(パーケール)
  • 綾織り(ツイル)
  • 繻子織り(サテン)
変化・多重織物
  • ジャカード織り
  • しじら織り(ガーゼ)
  • ガーゼ
  • ワッフル織り
起毛織物
  • フランネル
パイル織物
  • ベルベッド
  • パイル織物
編物
(Knitted)
平編み
  • 天竺ニット
平編み
特殊構造
  • ワッフル
  • 鹿の子編み
起毛編み
  • フリース
  • シャーリング
パイル編み
  • ボア
丸編みパイル
  • マイヤー
  • ニューマイヤー
  • シャーリングマイヤー
立体スペーサー編み
  • メッシュ
  • 3Dメッシュ
ニット生地 パイル生地 起毛生地 3Dメッシュ生地
画像 knit-fabric pile-fabric plush-fabric
特徴
  • スムースな肌触り
  • 通年快適に使える
  • オールマイティ
  • タオルの肌触り
  • 汗をよく吸収する
  • 通年使える
  • ふわっとした肌触り
  • 暖かみがある
  • 夏には不向き
  • 通気性が良い
  • 夏に涼やか
  • 乾きやすい

しじら織(サッカー)

しじら織はシボ(細かい凹凸)のある生地です。主に綿で作られ、表面のシボが肌との接触面を減らしてベタつきを防ぎます。空気が通りやすく汗をかいてもさらさら。ざらっとした肌あたりですが洗うほど柔らかくなり、夏用敷きパッドに人気の生地です。

ガーゼ

ガーゼは細い糸を粗めに織った薄い平織りの生地。綿100%や綿×レーヨンが多く、軽くて通気性抜群です。二重・三重に重ねた多重ガーゼならふんわり感と保温力もプラス。汗を瞬時に吸い乾燥も速いので、蒸し暑い夜でもムレにくく快適に眠れます。

フランネル

フランネルは綿や綿×ポリエステルの織物を両面起毛した生地。細かな毛羽が空気を抱え込み、触れた瞬間からほわっと暖か。冬用敷きパッドとして人気です。起毛がへたりにくい厚手タイプなら洗濯にも強いです。

パイル

パイル織物はタオルと同じで、ループ状の糸が立ち上がった構造。素材は主に綿で、ループが汗や水分をぐんぐん吸収し乾きも速いのが強み。ふわふわした感触で年中使えますが、特に夏に人気です。ループが引っ掛かりやすいのでネット洗いがおすすめです。

天竺ニット

天竺ニットはTシャツによく使われる編み生地で、綿や綿×ポリエステルが中心。ストレッチ性に長けておりマットレスにピタッと沿い、寝返りしても突っ張りません。通気性が良く汗冷えもしにくいのでオールシーズン重宝します。

ワッフル

ワッフルは格子状に凹凸を付けた生地。綿100%や綿×麻が多く、凹部に空気層ができて吸湿・放湿バランスが良好。肌面の接触が少なくさらりとした触感で、梅雨や残暑でもペタつきにくいのが魅力。乾きも速く手入れが手軽に。

フリース

フリースはポリエステルを両面起毛した軽量生地。繊維が空気を抱え込むので薄手でも高い保温力を発揮します。速乾性が抜群で冬の洗濯も楽々。静電気が起きやすい弱点があるので、柔軟剤や加湿で別途対策を。軽くて暖かいので寒がりさんにおすすめです。

マイヤー

マイヤーはふわふわの起毛生地を二枚張り合わせた構造です。主にポリエステルやアクリルで作られます。二枚合わせのため厚みと重厚感があることから高い保温性が特徴。毛足が短く抜けにくいのでホコリが舞いにくく、家庭洗濯でもふわふわ感が長持ちします。主に毛布として使用されます。

ニューマイヤー

ニューマイヤーはマイヤー毛布の改良版です。一枚の生地で作られているため、ふわっと暖かいものの軽い使用感になります。毛布としても使用されますが、敷きパッドの表生地としても人気です。

シャーリング

シャーリングはパイル生地の表面を均一な長さでカットし仕上げた生地です。柔らかな風合いと暖かみがありつつも、毛足が短い分タオル生地よりもサラッとした肌触りが特徴。主な素材は綿やポリエステル。毛羽が絡みにくく見た目も上質です。

ボア

ボアは長めの起毛を立たせたふわふわ生地で、ポリエステルやアクリルが多く使われます。毛足の間にたっぷり空気を含むため、寝床に入った瞬間からポカポカ。その厚みから弾力があり底付き感を和らげるので、体圧分散性の改善にも。

3Dメッシュ

3Dメッシュとは上下2枚のメッシュ生地の間を3〜8 mmほどポリエステルの「柱糸」で支えた立体構造の生地です。通気性が抜群のため敷きパッドの裏面に使われます。湿気や熱がこもりにくくなります。洗濯後の乾きも早くなるため優秀な裏方として人気です。

2-3. 中わた素材の特徴と向き不向きを考える

人間は中身が大事だ。

とよく言われますが、敷きパッドも同じです。

外見(表生地)だけじゃなく中身(中わた)までしっかり吟味しましょう。

素材 弾力性 吸湿性 放湿性 耐久性 洗濯性



植物
綿わた
麻わた
カポックわた
動物
絹わた
羊毛(ウール)
キャメル
馬毛



再生 レーヨン
合成 ポリエステルわた -
中空ポリわた -
アクリレート
有機 ジェル -
無機 シリカゲル
アルミシート

綿(コットン)わた

木綿(もめん)わたとも言われます。汗や湿気をしっかり吸うので夏でも快適。しかし、乾きに時間がかかるので汗を多くかくとベタつきやすく、洗濯後は乾かすのに時間がややかかります。ポリエステル混だと乾きやすく価格も手頃に。暑がりさんや子供でなければ妥協してもいいかなと思います。

麻わた

綿の約4倍の吸湿力と速乾性で背中をさらさらに保ち、日本の蒸し暑い夜でもサラッと快適。汗と熱を同時に逃がしくれるので本当に爽快です。ただ、高いです。近年は3万円前後は出さないと高品質な麻100%の敷きパッドは手に入れられなくなってきています。

カポックわた

繊維の内部が中空(ストロー状)になっているため、軽量で断熱性が高いのが特徴です。環境負荷が少ない生産背景から近年トレンドになっている素材です。敷きパッドの中わたとしての利用はまだ少ないですが、側生地などでは徐々に広がりを見せつつあります。

羊毛わた(ウール)

羊毛わたは弾力性と高い保温力、そして自重の約30%の水分を吸っても表面がサラサラという抜群の調湿力を持ちます。そのため、冬は暖かく夏はムレにくい万能素材と言われますが、正直、夏は暑いのでおすすめできません。冬に向いています。カラッと暖かく快適です。とはいえ、薄いもので1~2万円前後、分厚いものだと3~4万円前後なり、やや高めで自宅洗いが不可なので使う人を選びます。

キャメルわた

昼40℃夜−40℃という過酷な砂漠を生き抜くフタコブラクダ。長くしなやかな繊維はへたりにくく、ウールに勝る保温性と調湿性を有しています。羊毛の上位互換的存在です。もちろん、自宅での洗濯は不可です。薄いもので4万円前後、分厚いものだと10万前後となり、予算がたっぷりある方向けの素材になります。

馬毛

続いて、少し異色の馬毛。馬の尻尾の毛です。太くてコシのある毛が立体状に絡められているので、通気性と弾力性に優れる上、吸放湿性にも長けているので理想的な睡眠環境作りに役立てられます。ドイツの展示会で現地のメーカーのものに試し寝をした際、度肝を抜かれた思い出があります。寝心地も価格も最上級クラスです(30万円前後)。

羽毛(ダウン)わた

羽毛わたはトップレベルのふわふわ感。体を包み込むような風合いで、下からの冷気を遮断して暖かな寝心地を作ります。夏は暑く蒸れやすいので冬向きです。家庭での洗濯不可なので手入れには手間がかかります。とはいえ、羽毛は掛布団ではよくみられますが、敷きパッドとしてはかなり稀です。販売メーカーも片手で数えるくらいです。

レーヨンわた

レーヨンわたは木のパルプを元にした天然由来の繊維わた。綿以上に汗を吸いとり、きちんと放湿もするのでムレ知らず。濡れると弱くなり、へたりやすいのでポリエステル混が主流です。コスパよくちょっと良いものを求めている方におすすめです。

ポリエステルわた

ポリエステルわたは適度な弾力性、優れた速乾性、手入れのしやすさ、そして安価なところが評価され、中わた素材としてはもっともポピュラーです。ただ、吸湿性がほとんどなくムレて寝苦しくなりやすいので、睡眠の質を高めたい方にはあまりおすすめできません。若干価格は高くなりますが、綿やレーヨン、シリカゲルなどがブレンドされたものがおすすめです。

中空ポリエステルわた

繊維中心がストロー状中空構造になっているので一般的なポリエステルより軽量かつボリューミー、そして保温性と速乾性、通気性がよくなっています。とはいえ、吸湿性はやはりほとんどありませんので、ムレない快適な寝心地のためには吸湿性のある他素材とブレンドすることが必須です。

アクリレートわた

吸湿発熱素材として有名ですね。特殊なアクリレート系繊維の吸湿発熱量(水分率20~35%)は羊毛(約16%)を超えることが確認されています。自分の体から発せられる湿気(熱放散)で寝床が温まるので寒い冬に役立ちます。もちろん、羊毛よりも安価で手入れも手軽にできます。天然素材へのこだわりがなければ良い選択肢になります。

シリカゲルシート

お菓子の袋に入ってるシリカゲル(A型)の高機能版(B型)をシートに結合させたもので、吸湿性、放湿性、消臭力に優れています。吸湿力は綿の3~4倍で麻と同等とされています。こちらも麻より安価で手入れも手軽にできるので、天然素材へのこだわりがなければ良い選択肢になります。

アルミシート

薄くしたアルミをシートに結合させたもので、体熱を反射しつつ床からの冷気を遮ります。冬の底冷え対策に効果絶大で、寝床の温かさを保つに役立ちます。アルミシート層に加えて、除湿素材層などある多層構造になっているものが多いです。こちらも安価で高い機能性を持つため、天然素材へのこだわりがなければ良い選択肢になります。

ジェル

ジェルは水分を多く含む高分子ポリマーをゲル状に固めたシートです。高い熱伝導率を持っており体が触れた瞬間に皮膚の熱を奪いひんやり感を生む接触冷感素材として使われます。最初はヒヤッと冷たく快適ですが、吸湿性がないことも相まってムレて寝苦しくなりやすいので注意が必要です。

2-4. 体質を踏まえて加工・機能性を検討する

上記の生地や中わたに機能性が付加されていることもあります。

体質や好みに応じて高機能なものを選ぶのも大切です。

構造的性質や薬剤など、加工法により機能性の持続力が変わることも覚えておきましょう。

吸水速乾

吸水速乾は、敷きパッドが汗や水分を素早く吸い取り、すぐに乾くための加工です。中空ポリエステルのように繊維の断面に溝や穴を設け、毛細管現象で吸水性を高めています。肌あたりがサラッとしていて寝汗でベタつかず、ムレにくいです。洗濯後も乾きやすく、お手入れがラクなのも大きなメリットです。

抗菌防臭(制菌)

抗菌防臭加工は、敷きパッドに付いた菌の増殖を抑えてイヤな臭いを防ぐ技術です。汗自体は無臭でも、菌が分解するとニオイが発生します。この加工を施すと菌の繁殖が抑えられ、汗をかいても臭いにくくなります。湿気が多い季節や汗っかきの人に特におすすめです。

消臭

消臭加工は敷きパッドに付いたニオイ成分を吸着・分解して感じにくくする仕組みです。汗や体臭だけでなく、部屋にこもったニオイも和らげます。汗臭、加齢臭、ペット臭、タバコ臭などなど、ニオイが気になる人に向いています。ニオイ成分に直接的に働きかけるので抗菌防臭よりも効果的です。

接触冷感

接触冷感は、肌に触れた瞬間にひんやり感じる加工です。特殊な繊維やコーティングが体温を素早く逃がす(熱伝導)ので、暑い夏の夜に布団に入ったとき「ヒヤッ」とした涼しさが得られます。寝苦しい夜でも快適に寝つきを助け、最初のひんやり感が熱帯夜の強い味方になります。

ただ、吸水性などのない接触冷感生地は一瞬ヒヤッとするだけで、すぐにムレて寝苦しくなるので注意が必要です。

吸湿発熱

吸湿発熱は、生地が水分や寝汗を吸い取るときに熱を生む仕組みです。アクリレート素材が有名ですね。体の熱放散を利用してじんわり暖かくなるため、冷え込む冬の夜でも布団の中がポカポカ。電気を使わず体から発散される湿気で暖まるので、冷え性の人や冬場の寝つき改善にも役立ちます。

ただ、吸湿発熱があまりにも過剰だと、睡眠時に下がるべき体温が下げにくくなり、寝付きを悪くすることもあるので注意が必要です。

温度調整(PCM)

温度調整は、相変化素材(PCM)などで寝床の熱をコントロールする技術です。暑くなると余分な熱を吸収し、冷えると蓄えた熱を放出して、ちょうど良い温度を保つよう設計されています。春や秋のように昼夜の寒暖差が大きい季節にも効果的で、寝ている間の温度変化を和らげてくれます。

高熱伝導

高熱伝導とは、グラフェンや銅繊維などの素材の性質により、体から出る熱を素早く布団全体に広げる働きです。冬は布団全体が早く温まり、夏は熱が一か所にこもらず拡散されるので、寝苦しさやムレを軽減します。グラフェンは銅の約10倍の熱伝導率と言われ、薄くても効率よく温度を調整します。

防水

防水は、生地の裏側にポリウレタンなどの薄い膜を貼って液体を浸透させない加工です。飲み物のこぼれや寝汗、おねしょでマットレスが濡れるのを防ぎます。小さなお子さんや介護のある家庭、汗っかきの人もマットレスを汚さず清潔に保てるので、幅広いシーンで役立ちます。

防ダニ

防ダニには、ダニが嫌がる成分を繊維に含ませ追い払う忌避効果を持たせる加工と、織り目を細かくしてダニを物理的に通しにくくする加工があります。ダニはフケやホコリをエサに繁殖しますが、この加工で増殖を抑え、アレルギーやかゆみの原因を減らせます。ダニアレルギーを持つ人や湿気が多い地域に特におすすめです。

また、これまでに行われた研究から、敷きパッドを洗うことで50%前後のダニを退治することができ、90~100%のダニアレルゲン(ダニの糞、死骸、抜け殻など)を洗い流すことができると考えられます。そのため、多くの人にとって、敷きパッドが洗濯可能であれば防ダニ機能としても十分ではないかと私は考えています。

ダニ
除去率
ダニアレルゲン
除去率
評価
シーツ、
カバー、衣類
90% ほぼ100% ダニが生地に潜り込む余地がないため、
洗濯機の水流でほぼ全て洗い流すことができる。
毛布、
厚いタオルケット
50% 90~100% 家庭用洗濯機で50%程度のダニは除去でき、
ダニアレルゲンはほぼ大半を除去できる。
掛け敷布団 40% 90% 布団の中綿に潜り込んだダニは専門業者による
丸洗いでも簡単には除去しきれない。

マイナスイオン

マイナスイオン加工は、生地からマイナスイオンを放出してリラックス効果を狙う技術です。滝や森林で感じる爽やかな空気を寝具に取り入れ、ストレスを和らげてくれると言われていますが、真偽は不明です。

遠赤外線

遠赤外線は、繊維に遠赤外線を放出するセラミックやミネラルをコーティングする加工です。近年、リカバリー系などの訴求で人気になっていますね。遠赤外線は炭火やストーブ、太陽の光にも含まれるやさしい熱で、体を芯から温めると言われますが、その効果のほどは不明です。

制電・静電気防止

制電加工は、生地に導電性の素材を織り交ぜて静電気を逃しやすくする技術です。冬の乾燥時に布団をめくると起きるパチパチを抑え、シーツやパジャマが体にくっつきにくくなります。ホコリや髪の毛も付きにくくなり、静電気の不快感を減らして快適な眠りをサポートします。

2-5. ズレない工夫はされているか

敷きパッドがマットレスの上でズレない工夫がされているものを選びましょう。

そうでないと寝相などのよりほぼ確実に敷きパッドがずれていったり、めくれていったりします。細かいことですがストレスになるので何かしらの加工や工夫がされているものがおすすめです。

ゴムバンド

スカート 防滑加工 バンドなし

画像

bed-pad1 mattress-protector1 anti-slip-fabric mattress-topper1

固定力

-

見栄え

-

2-6. 洗濯や手入れはしやすいか

敷きパッドは基本的に洗濯機洗いに対応しています。

しかし、高品質な羊毛、キャメルなどの素材になると自宅では洗えないものもあります。また、厚みがあるものや幅広いサイズのものは洗濯機によっては入らないものもあります。事前に確認しておくようにしましょう。

2-7. 好み・体質による向き不向きと選び方のコツ

好みや体質などにより重視するポイントが変わりますので参考にしてください。

汗をよくかく体質の人におすすめの選び方

汗をよくかく人は吸水性、吸湿性、放湿性を重視して選ぶようにしましょう。綿や麻などの天然素材のものだと価格的に手が出しづらくなるかと思いますが、綿とポリエステルがブレンドされたものや、シリカゲルシートが利用されたものだとコスパがよくなるのでおすすめです。

滑らかな寝心地が好みな人におすすめな選び方

「シルクくらい滑らかな肌触りのものがいい…」ということであれば、敷きパッドではなくシルクのベッドシーツを購入して、(下)マットレス→敷きパッド→シルクのベッドシーツ(上)という組み合わせで使いましょう。というのも、敷きパッドの生地にはシルクほど滑らかなものはないからです。適材適所ということで、肌触りはシルクのシーツに任せて、敷きパッドには吸水性、吸放湿性、マットレスの保護などを任せるようにしましょう。

とにかく暖かい敷きパッドが欲しい人におすすめの選び方

羊毛やキャメルなどは保温性が高くておすすめですが、コスパのことを考えると起毛素材にアクリレートなどの素材が使われているものがおすすめです。

ただ、暖かい敷きパッド自体は悪くはないのですが、暖かくなりすぎないように気をつけましょう。眠るときの体温は下がらなければいけません。これは鉄則です。そのため、あたたか敷きパッドを購入するなら、布団カバーはあたたか加工のものは避けて過度にならないよう配慮しましょう。

へたりを改善したいと考えている人におすすめの選び方

マットレスのへたり改善ならマットレストッパーを使うようにしましょう。

敷きパッドの体圧分散改善効果は若干くらいですので、本格的に改善したいならアテにしてはいけません。

敷きパッド ベッドパッド ベッドシーツ トッパー プロテクター
画像 shiki-pad1 bed-pad1 bed-sheet1 mattress-topper1 mattress-protector1
役割
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止
  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • おしゃれ
  • 体圧分散改善
  • マットレスの
    汚れ防止
厚み 1~2cm前後 3~4cm前後 5mm前後 3~5cm 5mm前後
温湿度調整 ×
汚れ防止
洗濯 ×
体圧分散性 × ×

3. おすすめの敷きパッド10選

上記のように繊維素材・生地・中わたが多様な敷きパッドからおすすめできるもので通年利用向けのもの、夏用・冬用の3パターンでご紹介していきます。

オールシーズンおすすめ 夏におすすめ 冬におすすめ
商品名 快眠タイムズ
除湿・消臭敷きパッド
中川政七商店
四重ガーゼ敷きパッド
無印良品 カポック混
二重ガーゼ敷パッド
フォスフレイクス
スーパーパッド
ニトリ Nクール
両面使える敷パッド
クールドライ
除湿・消臭敷きパッド
ハードマンズ
本麻クール敷きパッド
昭和西川 
シンカーパイル敷きパッド
あったかドライ
敷きパッド
ビラベック
羊毛ベッドパッド
生地 綿100% 綿100% 綿82%,、
カポック18%
綿100% ポリエチレン65%、
ナイロン30%、
ポリウレタン5%
ポリエチレン50%
レーヨン50%
麻100% 綿100% ポリエステル100% 綿100%
中わた ポリエステル100%
(シリカゲルB型入り)
綿100% ポリエステル100% ポリエステル100%
(ポリエチレンフィルム混)
ポリエステル65%、
アクリレート35%
ポリエステル100%
(シリカゲルB型入り)
麻100% ポリエステル100% ポリエステル100%
(シリカゲルB型入り)
羊毛100%
吸水性
吸湿性
放湿性
その他機能 消臭・防ダニ・防滑 - - クッション性◯ 接触冷感・抗菌防臭・消臭 接触冷感性・消臭 接触冷感性 - 保温性・消臭 保温性
洗濯機
乾燥機
送料 0円 0円 500円 0円 0円 0円 0円 0円 660円 0円
価格 7,980円~ 11,000円~ 3,990円~ 5,500円~ 3,990円~ 5,980円~ 25,300円~ 3,980円~ 4,980円~ 33,000円~
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3-1. オールシーズンおすすめの敷きパッド

快眠タイムズ 除湿・消臭敷きパッド

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快眠タイムズ 除湿・消臭敷きパッド
商品 快眠タイムズ 除湿・消臭敷きパッド
生地 綿100%
中わた ポリエステル100%(吸湿材シリカゲルB型入り)
特徴 吸水性◎、吸湿性◎、放湿性◎、消臭◎
送料 無料
サイズ シングル:約100×205cm、セミダブル: 約120×205cm、ダブル: 約140×205cm、クイーン: 約160×205cm、ワイドキング: 約200×205cm
価格 シングル:7,980円、セミダブル:8,980円、ダブル:9980円、クイーン:10,980円、ワイドキング:11,980円
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肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

消臭

高品質な綿100%の生地に吸湿材シリカゲルを中わたに使用した敷きパッドです。

高品質な綿の肌触りに加えて、吸湿材シリカゲルによる圧倒的な吸放湿性で寝床の温湿度を爽やかに調整します。第三者試験機関で1時間で200ml吸湿するほどの吸湿性を持ちます。自社製品で手間味噌ですがオールシーズン利用を考えている人におすすめの一枚です。

中川政七商店 四重ガーゼ敷きパッド

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中川政七商店 四重ガーゼ敷きパッド
商品 中川政七商店 四重ガーゼ敷きパッド
生地 綿100%
中わた 綿100%
特徴 吸水性◎、吸湿性◎、放湿性△
送料 無料
サイズ シングル: 約100×200cm
価格 シングル:11,000円
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肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

-

綿100%の四重ガーゼの敷きパッドです。

たっぷり汗を吸い取ることのできる吸水性がありながら、空気を抱え込む性質にも長けているので、夏にも冬にも快適に使うことができます。年中使えるものを探している方におすすめです。綿100%ですので、一度湿ってしまうと乾くのに時間がかかるところだけ覚えておきましょう。またこの商品は敷きパッドを固定するバンドがないので、その点気にならないかも確認しておくと良いでしょう。

無印良品 カポック混 二重ガーゼ敷パッド

無印良品 カポック混 二重ガーゼ敷パッド
商品 無印良品 カポック混 二重ガーゼ敷パッド
生地 綿82%,、カポック18%
中わた ポリエステル100%
特徴 吸水性◯、吸湿性◯、放湿性◯
送料 無料
サイズ シングル: 約100×200cm
価格 シングル:3,990円~
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肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

-

無印良品さんの綿とカポックをブレンドさせた二重ガーゼ生地の敷きパッドになります。

吸水性に非常に優れてはいますが、中わたがポリエステル100%ですので、夏の暑い時期にはムレ感を感じてしまうことはあるかと思います。すごく暑がりの方は避けた方が良いかもしれません。しかし、ポリエステルのおかげで乾きやすさは担保されていて、洗濯後にすぐ乾きやすくなるなど取り扱いはしやすくなっています。

フォスフレイクス スーパーパッド

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フォスフレイクス スーパーパッド
商品 フォスフレイクス スーパーパッド
生地 綿100%
中わた ポリエステル100%(ポリエチレンフィルム混)
特徴 吸水性◯、吸湿性◯、放湿性◯、クッション性◯
送料 無料
サイズ シングル: 約100×205cm
価格 シングル:5,500円
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肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

-

綿100%生地に特殊加工が施された中わたを詰めた敷きパッドです。中わた自体の吸水性・吸湿性は高くはありませんがクッション性に優れています。こちらも自社製品で手間味噌ですが、通年使えるクッション性の高い敷きパッドをお探しの方におすすめです。

3-2. 夏におすすめのひんやり敷きパッド

ニトリ Nクール 両面使える敷パッド

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ニトリ Nクール 両面使える敷パッド
商品 ニトリ Nクール 両面使える敷パッド
生地 ポリエチレン65%、ナイロン30%、ポリウレタン5%
中わた ポリエステル65%、アクリレート35%
特徴 吸水性◯、吸湿性◯、放湿性◯、接触冷感、抗菌防臭、消臭、吸水速乾
送料 無料
サイズ シングル: 約100×205cm
価格 シングル:3,900円
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肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

-

ニトリさんのNクール ダブルスーパーの接触冷感敷きパッドです。

Nクールシリーズの中でもっとも接触冷感が強くなっています。全シリーズ触った私の考えでは、これが1番良いと思います。むしろ、これ以外はそこまで冷たさを感じられません。やはりなんといっても、ポリエチレン繊維の冷感はずば抜けていると感じられます。そしてもちろん、吸湿中わたが使用されていることもあって、冷たさが持続してムレにくくなるよう工夫もされています。

クールドライ 除湿・消臭敷きパッド

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クールドライ 除湿・消臭敷きパッド
商品 クールドライ 除湿・消臭敷きパッド
生地 ポリエチレン50% レーヨン50%
中わた ポリエステル100%(吸湿材シリカゲルB型入り)
特徴 吸水性◎、吸湿性◎、放湿性◎、接触冷感性◎、消臭◎
送料 無料
サイズ シングル:約100×205cm、セミダブル: 約120×205cm、ダブル: 約140×205cm
価格 シングル:5,980円、セミダブル:6,980円、ダブル:7,980円
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肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

接触冷感◎

接触冷感生地に吸放湿性の高い中わたを詰めた敷きパッドです。

ポリエチレン繊維を使っているため高い冷感になっています(q-max値で0.382)。また同時に、吸湿わたも使用していますので、ムレにくい設計にもなっています。こちらも自社製品のため恐縮ですが、夏に快適な寝心地の敷きパッドを探している方におすすめの1枚になります。

ハードマンズ 本麻クール敷きパッド

linen-pad
ハードマンズ 本麻クール敷きパッド
商品 ハードマンズ 本麻クール敷きパッド
生地 麻100%
中わた 麻100%
特徴 吸水性◎、吸湿性◎、放湿性◎、接触冷感性◎
送料 無料
サイズ シングル: 約100×205cm、セミダブル: 約125×210cm、ダブル: 約140×205cm
価格 シングル:25,300円、セミダブル:35,200円、ダブル:38,500円
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肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

接触冷感◎

天然素材でひんやりするものが好みということであれば麻100%の敷きパッドがおすすめです。こちらの商品は生地も中わたも麻100%ですので、爽やかさは抜群です。ただ、麻特有のシャリ感があることはご了承ください。

3-3. 冬におすすめの敷きパッド

昭和西川 シンカーパイル敷きパッド

showa-nishikawa-mattress-pad
昭和西川 シンカーパイル敷きパッド
商品 昭和西川 シンカーパイル敷きパッド
生地 綿100%
中わた ポリエステル100%
特徴 吸水性◎、吸湿性◎、放湿性◯
送料 無料
サイズ シングル: 約100×205cm
価格 シングル:3,980円
リンク 商品ページはこちら

肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

-

昭和西川さんが手がける綿100%シンカーパイルの敷きパッドになります。

タオルのように吸水性の高い綿のパイルが汗をしっかりと吸収します。そしてそれと同時に、パイルは空気を抱え込むようになっているため保温性が高くもなります。なので、冬に使うと暖かく感じられて1番おすすめですが、ポリエステル起毛のような強烈な暖かさはありませんので夏にも快適に使える仕様になっています。

あったかドライ 敷きパッド

warm-dry-bed-pad
あったかドライ敷きパッド
商品 あったかドライ 敷きパッド
生地 ポリエステル100%
中わた ポリエステル100%(吸湿材シリカゲルB型入り)
特徴 吸水性◯、吸湿性◎、放湿性◎、保温性◎、消臭◎
送料 660円(5,500円以上送料無料)
サイズ サイズ:シングル:約100×205cm、セミダブル: 約120×205cm ダブル: 約140×205cm
価格 価格:シングル:4,980円、セミダブル:5,480円、ダブル:5,980円
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肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

保温性◯

ポリエステル100%のフランネル起毛生地に吸湿材の中わたを詰めた敷きパッドです。

保温性による暖かさがあるものの吸湿わたが内部に入っているため蒸れにくい設計になっています。自社製品で恐縮ですが、あたたか敷きパッドの中ではベストだと自負しています。

ビラベック 羊毛ベッドパッド(敷きパッド)

s_BillerbeckWoolBedpad
ビラベック 羊毛ベッドパッド
商品 ビラベック 羊毛ベッドパッド
生地 綿100%
中わた 羊毛100%
特徴 吸水性◎、吸湿性◎、放湿性◎、保温性◯
送料 無料
サイズ シングル:約100×200cm
価格 価格:33,000円
リンク 商品ページはこちら

肌触り

吸水性・吸湿性

放湿性

体圧分散性

お手入れ

その他

保温性◯

高品質の綿100%生地に羊毛100%を詰めたベッドパッドです。天然素材であたたみのあるものが希望でしたらやはり羊毛わたがバランスが良いのでおすすめです。ただ、自宅で洗濯機洗いできないことは事前に頭に入れておきましょう。

4. 敷きパッドについてよくある質問と回答

4-1. 敷きパッドは本当に必要?敷かないとどうなる?

絶対に必要です。

そうでないとマットレスがすぐに汚れてしまいます。へたりが早くなりますし、ダニやカビが繁殖するリスクも高まります。マットレスをキレイに長持ちさせるために敷きパッドは必須です。

4-2. 敷きパッドとベッドパッドは何が違うの?

  • 敷きパッド:薄めで肌触り、温湿度調整、汚れ防止が主な役割。
  • ベッドパッド:厚めで温湿度調整、寝心地改善、汚れ防止が主な役割。

目的に応じて選び分けましょう。

4-3. 敷きパッドを敷く順番は?

重ねる順番は(下)マットレス → ベッドパッド or 敷きパッド → シーツ(上)が基本です。

しかし、予算を抑えたいのであれば敷きパッドの上にそのまま寝てしまっても構いません。

4-4. 敷きパッドはどれくらいの頻度で洗うべき?

汚れ具合にもよりますが、敷きパッドの上にシーツを敷いているなら2~3週間に1度で十分かと思います。

しかしもし、敷きパッドの上に直接寝られているなら汚れやすくなるはずなので1週間に1度前後は洗わないとならないでしょう。

4-5. マットレスの厚みが20cmでも敷きパッドのサイズは同じで大丈夫?

敷きパッドのサイズはマットレスの厚みとは関係ないのでご安心ください。

しかし、敷きパッドの固定バンドやスカートのマチの長さには気をつけましょう。

商品の想定よりもマットレスが分厚くかったり薄かったりすると固定できず、寝返りなどでズレやすくなります。対応する厚みに関しての案内を詳しく読むようにしましょう。

4-6. 季節ごとに敷きパッドを変える必要はある?

季節性のある素材や生地の敷きパッドなら季節ごとに変えたほうが良いでしょう。

  • 夏:冷感素材(ポリエチレン、ナイロン、麻など)やしじら織生地
  • 冬:吸湿発熱素材やフランネルやボアなどの起毛生地

しかしもし、「年中ずっと快適に使えるものが欲しい」とお考えでしたら綿100%の天竺ニット生地などのものを選ぶとオールシーズン快適に使えるので良いでしょう。

4-7. 敷きパッドで寝心地や腰痛は改善できる?

できません。

敷きパッドは薄いため寝心地(体圧分散性)を改善することはほとんどできません。

マットレスのへたりや硬さで悩んでいるならマットレストッパーを買い足すことをおすすめします。

4-8. 敷きパッドは何年くらいで買い替える?

使用環境や品質にもよりますが、敷きパッドの上に直接寝ていると3~5年前後、シーツを敷きパッドの上に敷いている場合は5~6年前後で生地が痛んできます。生地に毛玉が目立ってきたり破れてきたら買い替えるようにしましょう。

最後に

敷きパッドを選ぶ上で大事なポイントをまとめると、

  • 肌触りの改善
  • 温湿度の調整
  • マットレスの汚れ防止

の3つになります。

これらの役割を押さえつつ、あなたの好みの風合いのものを選ぶための参考になっていれば幸いです。

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