熱がこもらない敷きパッドの選び方|蒸れない理由は素材にあった

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熱がこもらない敷きパッドの選び方|蒸れない理由は素材にあった

敷きパッドで蒸れないものを選ぶには、

  • 側生地の素材
  • 中わたの素材

この2つを理解することが大切です。

どのような素材がいいのか具体的に解説していきます。

(敷くだけで睡眠の質を上げるための敷きパッドについての動画です。)

※自分に合った敷きパッドを選ぶ手順(役割の理解→素材選び→好み・体質チェック)についてこちらのページ「敷きパッドおすすめ10選と選び方|素材と機能を徹底解説」で徹底解説しています。敷きパッド選びの情報収集をしている方は是非参考にしてください。

1. なぜ敷きパッドは「熱がこもる」と感じるのか?

敷きパッドを使っていて「背中が暑い」「寝ていると熱が逃げない」と感じる場合、原因は単純な"体温の高さ"ではなく、湿気と熱がうまく逃げていないことにあります。ここでは、敷きパッドで熱がこもると感じやすい主な理由を整理します。

1-1. 熱の正体は「体温」ではなく「汗と湿気」

人は寝ている間にコップ1杯分ほどの汗をかくと言われています。この汗や湿気が敷きパッドに吸収されず、その場にとどまると、体から発した熱が逃げにくくなり「暑い」「蒸れる」と感じやすくなります。つまり、「熱がこもる」という感覚の正体は、汗・湿気が処理されずに滞留している状態だと言えます。

1-2. 放湿できない素材は熱をため込みやすい

敷きパッドの素材によって、湿気の逃がしやすさは大きく異なります。

  • ポリエステルやポリエチレン主体の素材
    → 吸湿性が低く、汗を吸っても放湿しにくいため、湿気がこもりやすい
  • 吸湿性・放湿性のある天然素材(綿・麻など)
    → 湿気を一時的に吸い、外へ逃がしやすいため、熱がこもりにくい

特に、吸湿はするものの放湿が苦手な素材は、湿気を抱え込んだままになり、寝床内の温度が上がりやすくなります。

1-3. 接触冷感=「熱がこもらない」とは限らない

触れた瞬間にひんやり感じる接触冷感素材は、「涼しい=蒸れない」と思われがちですが、必ずしも一致しません。

接触冷感は、肌に触れたときの一時的な温度差によるもので、通気性や放湿性が高いことを保証するものではありません。そのため、寝ているうちに汗をかくと、背中側に湿気がたまり、結果的に熱がこもったように感じることがあります。

1-4. 中わたが湿気を抱え込むと熱が逃げにくい

敷きパッドは側生地だけでなく、中わたの性質も重要です。

  • ポリエステルわたが多い
    → 乾きやすい反面、湿気を放出しにくく、こもりやすい
  • 麻わた・レーヨンわた・吸放湿素材
    → 湿気を調整しやすく、熱が逃げやすい

中わたに湿気が滞留すると、敷きパッド全体が「熱をため込む層」になり、背中や腰まわりに暑さを感じやすくなります。

1-5. マットレスとの組み合わせでも熱はこもる

敷きパッド単体では問題がなくても、マットレスとの相性によって熱がこもるケースもあります。

  • ウレタンマットレス(通気性が低め)
  • 床置きで湿気が逃げにくい環境

このような条件が重なると、敷きパッドが湿気の逃げ場を失い、寝床内に熱と湿気がたまりやすくなります。

2. 熱がこもらない敷きパッドの選び方|蒸れない理由を解説

まず始めに、側生地と中わたの意味についてですが、

  • 側生地:敷きパッドの表面の生地
  • 中わた:内部に詰められているわた素材

construction-of-pad

このようにご理解ください。

2-1. 蒸れにくい側生地の素材

側生地は肌に触れるものです。

そのため、側生地の素材に吸水性・吸湿性があるかどうかは蒸れにくさを大きく左右するポイントです。

素材 イメージ 柔らかさ 滑らかさ 吸湿性 放湿性 耐久性 洗濯性





綿
(コットン)
cotton1

(リネン)
linen1



(シルク)
silk1
羊毛
(ウール)
wool1




レーヨン layon1

ポリ
エステル
polyester1 -

そのため、側生地素材は、

  • 綿(コットン)
  • 麻(リネン、ラミー、ヘンプなど)
  • 絹(シルク)
  • 羊毛(ウール)
  • レーヨン(バンブー、リヨセル、テンセル™など)

から選ぶことをおすすめします。

断じて、ポリエステルやナイロン、ポリエチレン、アクリル素材のものは選ばないようにしましょう。これらの素材は吸水性があまりないので蒸れやすいです。

standard-moisture-regain-of-fiber-materials

蒸れやすい素材だと寝ているときに背中が暑くなるような寝苦しさを感じて、睡眠の質を下げることになるので避けるようにしましょう。

敷きパッドの側生地素材の特徴などを詳しく解説している「敷きパッドおすすめ10選と選び方|素材と機能を徹底解説」の記事もぜひ合わせて参考にされてください。

2-2. 蒸れにくい中綿に注目

側生地だけでなく、中綿の吸水性・吸湿性も大切です。

素材 弾力性 吸水性 放湿性 洗濯 費用
綿
(コットン)
cotton1
ポリエステル -

(リネン)
linen1
羊毛
(ウール)
wool1
除湿材 Dehumidifier1

例えば、側生地:綿100%、中綿:ポリエステル100%というものだと、いくら生地が綿100%であってもやはり蒸れやすさを感じてしまいます。

側生地と中綿、どちらもきちんとした素材でないと中途半端になるからです。

中綿の素材はポリエステル100%を避けて、綿、麻、特殊吸湿素材などを選ぶようにしましょう。

2-3. 接触冷感ものでも吸水性のあるものを

蒸れやすさで問題になりやすいのが、接触冷感敷きパッドです。

というのも、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレンなどのような吸水性の少ない素材に接触冷感性があるために、ポリエステルとナイロン素材のみで作られた冷感敷きパッドが販売されたりするからです。この手の敷きパッドは触ったときのひんやり感は確かに強いです。しかし、吸水性・吸湿性がほとんどないため、寝ているうちに蒸れてきて「あれ?接触冷感敷きパッドなのに寝苦しい…」なんてことになりうるからです。

そもそも接触冷感というのは瞬間的なひんやり感しかないものが大半なのですが、それでも「ひんやり感があるものがほしい」という方は、例えば、ポリエチレン50%、レーヨン50%というような吸水性のある素材と接触冷感素材が掛け合わされたものを選ぶようにしてください。接触冷感性はやや落ちますが、蒸れにくいので寝心地はこのほうが断然良くなります。

まとめ

話をまとめると、蒸れにくい敷きパッドをお探しなら、側生地と中綿のどちらにも吸水性・吸湿性のある素材(綿、麻、絹、レーヨン)が使われているものを選ぶようにしましょう。

なお、適切な素材で気持ちよく眠れる敷きパッドをお探しの方は、下記のページで紹介しているのでご参考にしてください。

よくある質問

Q1. 熱がこもらない敷きパッドは夏以外も使えますか?

A. 使えます。熱がこもらない敷きパッドは、「冷たさ」を目的としたものではなく、湿気や体熱をため込まない構造が特徴です。そのため、夏専用というわけではなく、春・秋も快適に使えます。

特に、寝汗をかきやすい・暖房を使う冬でも背中が蒸れやすいといった人にとっては、季節を問わず使いやすい敷きパッドです。冬場は、掛け布団やパジャマで保温を調整すれば、敷きパッド自体を替える必要はありません。

Q2. 冷感敷きパッドと蒸れない敷きパッドは何が違いますか?

A. 大きな違いは、涼しさの仕組みにあります。

  • 冷感敷きパッド
    → 触れた瞬間にひんやり感じる「接触冷感」が主目的
    → 一時的な冷たさはあるが、汗をかくと蒸れやすい場合がある
  • 蒸れない(熱がこもらない)敷きパッド
    → 吸湿・放湿・通気によって、湿気と熱を逃がす構造
    → 長時間寝ても暑さを感じにくい

「寝始めのひんやり感」を求めるなら冷感タイプ、「夜中や明け方まで快適さを保ちたい」場合は、蒸れにくいタイプが向いています。

Q3. 敷きパッドが原因で夜中に暑くて目が覚めることはありますか?

A. あります。敷きパッドの素材や構造によっては、汗や湿気が逃げず、背中側にたまることで、夜中に暑さを感じて目が覚めることがあります。

特に、

  • 吸湿性・放湿性の低い素材
  • 中わたが湿気を抱え込みやすい構造

の場合、寝床内の温度と湿度が上がりやすくなります。エアコンや室温に問題がないのに夜中に暑く感じる場合は、敷きパッドが原因の一つとして考えられます。

Q4. マットレスとの相性で熱がこもることはありますか?

A. 相性によって熱がこもることはあります。敷きパッド単体では問題がなくても、マットレスの素材や設置環境によって、湿気や熱の逃げ道が塞がれるケースがあります。

例えば、

  • ウレタンマットレス(通気性が低め)
  • 床置きで湿気がこもりやすい環境

では、敷きパッドが放湿しきれず、熱がこもったように感じやすくなります。この場合、敷きパッド選びだけでなく、除湿シートの併用や定期的な換気も有効です。

Q5. 洗濯回数が多いと蒸れやすくなりますか?

A. 素材や製品によっては影響することがあります。頻繁な洗濯や高温乾燥を繰り返すと、繊維がつぶれて通気性が低下する・中わたが偏り、湿気が抜けにくくなるといった変化が起こる場合があります。

特に、天然素材や吸放湿性を重視した敷きパッドは、洗濯表示を守り、乾燥機の使いすぎを避ける・しっかり乾かすといったケアを行うことで、蒸れにくさを保ちやすくなります。

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