【ダニ絶滅計画】3ステップ式ダニ対策/予防マニュアル

  更新日:

【ダニ絶滅計画】3ステップ式ダニ対策/予防マニュアル

横っ腹に赤く腫れた何かに刺された跡、、、

このような時、ダニに刺されたかもしれないと考え、寝室やベッドのダニ退治をしようと対策を調べると思います。

しかし、見つかるのは断片的な情報ばかりで「結局何をすればいいのか分からない」状態になってはいないでしょうか。

そこで本日は、『3ステップ式ダニ対策/予防完全マニュアル』をご紹介します。

ダニ刺され時の対処から、①ダニ退治方法、②ダニアレルゲン除去、そして③ダニ予防まで網羅的にご説明しますので、あなたのダニ対策にお役立てください。

1. なぜダニが発生するのか?その被害は?

まずはダニの発生要因を知り、ダニ対策に役立てましょう。さらに、ダニ刺されなどの被害への対処方法にも目を通しておきましょう。

1−1. 家庭でダニが発生する原因は何なのか?

ダニは「温度が20~30℃で暖かく」「湿度が70%以上で湿っており」「栄養源が豊富」な環境を好みます。これら3つの要素が揃ってしまうことで、ダニは大繁殖してしまいます。

ダニは特にベッドで発生しやすいのですが、これは単純に3つの要素が揃いやすいからなのです。

ダニ・カビ繁殖三大原因 発生源
温度 temperature
  • 人の体温
  • 気候
湿度 humidity
  • 寝汗
  • 気候
  • 結露
エサ foods
  • 剥がれ落ちた皮膚
  • フケ
  • 皮脂

1986年に行われた調査の報告を見ると、暖かく湿った環境下ではダニの発育スピードは3倍以上になることが分かります。ダニの繁殖は加速度的に増していきます。

温度(℃) 発育期間
(卵→成虫:日)
生存日数
(成虫→死:日)
総産卵数/雌(個)
16 122.8 - -
23 34 31.2 68.4
30 19.3 - -
35 15 15.5 48

(引用:Arlian LG,Rapp CM,Ahmed SG. Development of Dermatophagoides pteronyssinus. J Med Entomol 1990;1035-40)

「1匹のダニが1ヶ月で100倍に増える」という都市伝説のような話は、条件さえ揃ってしまえば、ありえない話ではないのです。ダニ発生のさらなる詳細は以下のページをご参考ください。

関連記事:ダニ被害が起きる原因とは?日頃から出来る対策はこれ!

そして、そもそもダニ自体は、人間の生活圏に広く存在しており、無意識の内に家庭に持ち込んでしまうので、上記の3つの要因をなるべく揃えないことがダニ対策の肝 になります。

1−2. ダニが起こす被害とは

ダニは気持ち悪いから退治するのではありません。健康に害を及ぼすので退治する必要があるのです。

ダニの被害は2つに分けられます。

そして実のところ、ダニに刺されるのはダニ被害としては序章であり、本当に厄介な被害はダニアレルゲンにより起こされる症状 なのです。

ダニ ダニアレルゲン
定義 生きているダニ ダニの死骸、糞、抜け殻など
被害 刺されることにより肌が腫れたり強い痒みが生じます。
7~10日間程それらの症状は続きます。
しかし、寝具に潜むダニの約90%を
占めるチリダニは人を刺咬することはありません。
人を刺すツメダニは全体のたった1%弱です。
ダニアレルゲンは接触・吸引してしまうことで、
アレルギーや喘息を起こす原因になります。
誰でも許容量を超えると症状を引き起こします。
ダニの被害とは異なり、一度発症すると、
完治まで数年かかることもあるのでより厄介です。

(参考:『住まいQ&A 寝室・寝具のダニ・カビ汚染』吉川翠、戸矢崎紀紘、田中正敏、須貝高、生協・科学情報センター 共著)

また、この表からもう一点伝えたいのが、「ダニに刺された!」という時には、あなたを刺したダニの背後に数100倍超のダニが存在しており、さらにその一匹一匹が相当数のダニアレルゲンが撒き散らかされている、ということです。

ダニアレルゲンとの接触が過剰になってしまうと、ダニアレルギーを引き起こす恐れがあります。

そして、一度ダニアレルギーを患ってしまうと、アレルギーマーチ(下図参照)と呼ばれるように、別の症状を誘発してしまうこともあります。

乳幼期 幼少期 児童期 成人
症状
  • アトピー性皮膚炎
  • 気管支喘息
  • アレルギー性鼻炎
  • 成人喘息
  • アレルギー性結膜炎
  • 金属アレルギー
アレルゲン
  • 食べ物
  • ペット
  • ダニ
  • ハウスダスト
  • 花粉
  • 金属

(参考:『アレルギーから子どもを守る』 南部光彦 著)

そのため、ダニはただ退治すれば良いという訳でなく、ダニアレルゲンまで除去する ことが必要となるのです。そうすることで、本当のダニ対策が成し遂げられます。

2. 3ステップ式ダニ対策

そのため、ダニ対策は以下の3つのステップを踏んで行う必要があるのです。

適切なダニ対策方法を適切なステップで取らなければ効果が薄くなってしまいますし、ステップの途中で対策を止めてしまうと、ダニ被害が解決できなくなってしまいます。

ステップ1 ステップ2 ステップ3
ダニ対策 ダニ退治・駆除 ダニアレルゲン除去 ダニ再発予防
具体的内容
  • 熱処理
  • 乾燥
  • 高温洗浄
  • 薬剤
  • 掃除機で吸引
  • こまめな手入れ
  • 防ダニグッズ活用

例えば、毎日布団を天日干ししてダニ退治をしていても、そのダニの死骸や糞をきちんと除去していなければ、ダニアレルゲンによる被害が起きる可能性を残したままにしているのです。

また、ステップ1・2まできちんと行っても、あなたの家庭にダニが発生した原因を理解し、定期的にお手入れをしていかなければ、ダニが再発生してしまう恐れがあります。

それでは、1から順番にダニ対策をご紹介していきます。もし現状、ダニが発生して悩んでいる訳でないのなら、ステップ2から対策をお始めください。

ステップ1|ダニ退治の11の方法!効果・特徴を比較

ダニ退治の方法は「熱処理、乾燥処理、洗濯(洗浄)、薬剤散布」の4通りですが、具体的には以下11つが主な方法です。

効果 費用 評価
家庭用
洗濯機
◯ 低 シーツ、カバー、衣服であれば十分ダニを洗い落とせますが、
毛布や布団などの分厚いモノにはダニ退治効果はあまりありません。
布団乾燥機 ◯ 高 1度の使用ではあまり効果はありませんが、朝昼2回連日行うことで
ダニ退治効果が見込めます。
布団、マットレス、畳など様々なものに応用できます。
天日干し △ 低 1度ではほぼダニ退治効果はありませんが、
こまめに行うことでダニ抑制効果が見込めます。
黒い布を被せることで効果UPが見込めます。
掃除機 △ 高 表面にいるダニの除去には効果がありますが、
生地内部にいる大半のダニにはほとんど効果がありません。
ダニアレルゲン除去に有用です。
クリーニング
業者
◎ 高 費用こそ高いですが、
手軽でほぼ確実にダニを退治してもらえます。
スチーム
アイロン
◯ 中 殺ダニ効果は高いですが、対象物を傷めないか確認し、
事後の湿気処理をきちんと行う必要があります。
ダニ取り
シート
△ 中 即効性こそないもののダニをじわじわ減らせられます。
大発生後のダニ対策には向きません。
本当にダニがいるのか確認ができます。
ダニ駆除
薬剤
◯ 低 リーズナブルにダニを退治できますが、
使いすぎには要注意です。
除湿機 × 高 湿度を抑えることでダニ発生の予防ができますが、
大発生してしまったダニの退治方法には向きません。
アロマ × 低 ダニを追い払う効果はありますが殺ダニはできません。
一時しのぎのダニ退治となります。
熱湯 ◎ 高 安上がりで効果的ですが、
素材による向き不向きに配慮して行う必要があります。

とはいえ、各ダニ退治方法にはそれぞれ対象物の向き不向きがあります。

そのような個別内容を以下にそれぞれ具体的にご説明します。

①家庭用洗濯機洗い

洗濯でどれくらいダニを除去できるか家庭の主な洗濯物を3つに分けて評価すると、以下の表のようになります。

ダニ
除去率
ダニアレルゲン
除去率
評価
シーツ、
カバー、衣類
90% ほぼ100% ダニが生地に潜り込む余地がないため、
洗濯機の水流でほぼ全て洗い流すことができる。
毛布、
厚いタオルケット
50% 90~100% 家庭用洗濯機で50%程度のダニは除去でき、
ダニアレルゲンはほぼ大半を除去できる。
掛け敷布団 40% 90% 布団の中綿に潜り込んだダニは専門業者による
丸洗いでも簡単には除去しきれない。

掛敷布団のダニ退治は家庭の洗濯機ではあまりできません。 厚みのある大物になればなるほどダニは内部に潜り込みやすいからです。

しかし、シーツやカバー、衣服などに付いているダニは、洗濯機洗いで十分に洗い落とせます。 なので、これらのダニ退治は洗濯機で十分と認識しておきましょう。洗濯機洗いによるダニ退治のより詳細なデータは以下のページでご確認ください。

関連記事:【実験データ】家庭の洗濯でダニは死ぬ?死なない?その真相は!

②布団乾燥機で熱乾燥処理

布団乾燥機のダニ退治効果は、「1度では十分ではなく朝晩2回を連日行うことで期待ができる程度」 だと認識しましょう。

ご覧の通り、何もダニ対策をしなければダニが増える敷布団のダニ数を、布団乾燥機は2/3程度に減らす程度の効果がある 、ということが分かります。

この効果を多いと見るか少ないと見るかは判断が分かれますが、布団乾燥機によるダニ対策については、

  • ダニ退治が目的なら朝晩2回を連日
  • ダニ抑制が目的なら1~2週に1度

を目安に行うようにしましょう。布団乾燥機の上手な使い方などの詳細は以下のページをご参考にしてください。

関連記事:【布団乾燥機でダニ退治】各種類の比較、効果的に絶滅させる方法

もちろん、布団以外にもマットレス、畳、ソファなどに応用することも可能です。

③天日干し

天日干しは8月の猛暑であっても1日だけではダニ退治効果はあまりありません。

天日干しを1ヶ月間ほぼ毎日行うことでダニ数を40%減少 させ、チリダニ数を60%減少 させるほどのダニ退治効果です。

しかし、1つ裏技があります。黒い生地で覆って天日干しをすることで、「ダニ退治」と見込めるほどの効果を期待できるようになります。

黒い生地を袋状にして布団を包むと、外気が35~40℃の時でも布団表面の温度は約8℃高くなり、中綿の含水量は5%から3%まで落ちます。

(引用:『住まいQ&A 寝室・寝具のダニ・カビ汚染』吉川翠、戸矢崎紀紘、田中正敏、須貝高、生協・科学情報センター 共著)

温度を上げるだけでなく乾燥させることでダニ退治効果がアップします。

具体的な方法に関しては以下のページをご参考にしてください(※畳も同じように黒い布を被せて天日干しをすることをおすすめします)。

関連記事:【データで解説】ダニは布団の天日干しで退治できるのか?

④掃除機

ダニ退治における掃除機の効果は、こちらのページで『データから見る|布団のダニ対策のための掃除機の使い方・選び方』研究データを元に説明していますが、一言でまとめると以下のようになります。

  • 対象物の表面にいるダニやダニアレルゲンを取り除くには効果的だが、内部のダニを除去する効果はほとんどない。

そのため、掃除機は「ダニ退治の道具」ではなく「ダニ退治をした後のダニアレルゲン除去の道具」として使うようにしましょう。

⑤クリーニング業者への依頼

布団は宅配クリーニングを利用することで、家から布団を運ぶことなく洗浄&ダニ退治が可能です。マットレスの場合は、クリーニング業者を自宅に招いて洗浄&ダニ退治をしてもらいます。

1~2万円の費用と数日程度の日数を要しますが、あなたの労力はかからず手軽にほぼ確実なダニ退治が可能です。

金銭的制約が無ければ一番おすすめのダニ退治方法です。

とはいえ、クリーニング方法によってはダニ退治効果が薄くなることがあるので、以下の注意点をご確認の上、依頼することをおすすめします。

関連記事:まとめ洗いは効果薄?!布団クリーニングでダニ退治の注意点 関連記事:【実は無駄?】マットレスクリーニングの料金相場と注意点

⑥スチームアイロンで熱処理

スチームアイロンでダニを退治することは可能です。

しかし、スチームは100℃超の高温のため、布団の繊維素材が絹(シルク)の場合はお控えください。また、マットレスの場合もウレタンやラテックスを劣化させる原因になるのでおすすめできません。

畳や絨毯、カーペットに行う場合は、あて布を使い焦がさないように、そして、湿気ったままにしないようしっかりと乾かす必要があります。具体的な方法について以下のページを参考にしてください。

関連記事:100℃で瞬間殺ダニ!スチームアイロンの効果と注意点

⑦ダニ取りシートによる駆除

ダニ退治効果の即効性はないため、「ダニが大繁殖したから今すぐ退治したい!」という後手に回ったダニ退治には不向きですが、「毎年8月頃にダニが増えるから5月の内から予防線を張る」などの先手必勝型のダニ退治 に向いています。

さらに、ダニ取りシートの最大のメリットは、本当にダニがいるのかどうか確認できる ことにあります。というのも、近年、痒み・発疹の原因がダニだと安直に決めつけてしまう「ダニノイローゼ(ダニ被害妄想)」が増えています。

(ダニノイローゼとは)ダニ検査を何度行っても加害種が検出されず、心理的要因や身体的要因などによってかゆみが収まらないものを、ダニが原因であると信じて疑わない精神的な症状である。

(引用:『室内微生物汚染 ダニ・カビ完全対策』 小峰裕己 編著)

「布団はクリーニングに出して、部屋中ダニ駆除剤を撒いているのに体が痒い」という場合、ダニノイローゼに該当している可能性があります。そのような場合のチェック方法としても、ダニ取りシートをご活用いただけます。

どの種のダニに効果があるかなど選ぶ上での注意事項は以下のページをご参考にしてください。

関連記事:賢く一網打尽!ダニ取りシートだけのダニ対策効果とは

⑧ダニ駆除剤

煙・スチームを出す燻煙(くんえん)剤は、部屋の隅々までダニ退治・駆除が可能です。

一方、液体をシュッシュと噴射するスプレータイプは、寝具、カーペット、ソファなど様々なものの表面のダニを手軽に退治することが可能です。

どちらも安価で手軽にダニ退治が可能ですが、化学薬品ですので使いすぎには注意しましょう。

⑨除湿機

詳細はこちらのページ『除湿機でダニ退治ができるモノ、できないモノ』に任せますが、除湿機によるダニ退治効果を一言でまとめると、

  • ダニを一斉退治するには不向きだが、常時稼働させておいてダニの発生・繁殖を防ぐことには向いている。

とはいえ、除湿機を常に稼働させておくには電気代もかかりますので、あまり現実的ではないかなと思います。

⑩アロマ

「アロマオイルでダニ退治!」と宣伝されることがありますが、アロマにダニを退治するほどの効果はありません。

が、特定のアロマオイルには、ダニを追い払う作用があります。

その効果を人間で例えると、100mを40秒で駆け抜ける ほどです。具体的な内容については、以下のページをご参考にしてください。

関連記事:【ダニよけアロマ実験】忌避効果とおすすめのオイル

⑪熱湯

「60℃の高温でダニが死ぬなら熱湯かければOKってこと?」と思われるかもしれません。

もちろん、布団などの熱湯をかけてダニを退治することは可能です。

しかし、素材を選んで行う必要があります。簡単に言うと、動物由来の素材にはおすすめできません。他にもいくつか注意点があるので、詳細は以下のページをご参考にしてください。

関連記事:ダニを熱湯で瞬間退治!寝具・家具の素材別の注意点

※対象物別|おすすめのダニ退治方法

「結局、布団のダニはどうやって退治するのが一番なの?」と思われているかもしれません。そこで次に、視点を変えて、対象物別におすすめのダニ退治方法をご紹介します。

掛け敷布団のダニ退治におすすめの方法

ダニ退治の効果の高さから考えると、宅配クリーニング が最もおすすめです。

しかし、出費を多少抑えるのであれば、布団乾燥機や黒い布を使った天日干しをおすすめします。布団の素材が問題なければスチームアイロンも良いです。

布団のどの部位にダニが多く生息しているかなどのコツを踏まえた方法は以下のページをご参考にしてください。

関連記事:【布団のダニ退治方法】おすすめ11選と再発予防3ステップ

マットレスのダニ退治におすすめの方法

マットレスの場合も、ダニ退治の効果の高さから考えると、クリーニング洗浄 が最もおすすめです。しかし、布団のクリーニングよりもさらに高くつきますので出費面を考えると、布団乾燥機 の利用をおすすめします。

防ダニスプレーの使用でも十分なダニ退治効果が期待できますが、化学薬品を散布した上に直接寝ることになるので薬品に敏感な方はお控えください。もしくは、薬品を散布した上に防水シーツを敷いて、肌に薬品が触れないようにしましょう。他の細かな注意事項に関しては以下のページをご参考にしてください。

関連記事:マットレスの正しいダニ退治方法、二度と繁殖させない予防法

シーツ・カバーのダニ退治におすすめの方法

シーツ・カバーは、家庭用洗濯機 での洗っていただければダニ退治・除去は十分 です。

1点お節介を言わせてもらうと、敷布団・マットレスからシーツを取る時、勢い良くバサッと取ってしまうとシーツ上のフケ、皮膚などのダニの餌を敷布団・マットレスに散乱させてしまいます。

シーツの働きを損なってしまいます。そのため、シーツはゆっくりと取るようにしましょう。

畳のダニ退治におすすめの方法

畳に潜むダニを根本的に退治するには、布団乾燥機・天日干しなどで畳を乾燥させる ことが最も効果的です。

防ダニ薬剤の使用も安価で効果があるのでおすすめです。

反対に、掃除機は生きているダニの退治にはあまり効果がなく、1㎡当たり3分間毎日畳に掃除機を3週間かけ続けて約半数ダニを減らす程度の効果です。

そのため先ずは、乾燥によりダニを死滅させていく ことが大切です。その後、掃除機でダニアレルゲンを除去 しましょう。詳細に関しては以下のページをご参考にしてください。

関連記事:根こそぎ退治!畳のダニの駆除方法の比較とおすすめ

絨毯・カーペットのダニ退治におすすめの方法

絨毯・カーペットは家庭の中で布団に次いでダニの繁殖地となりやすい場所です。

5年間使用した化学繊維の絨毯を3つ用意し、それぞれ30cm角(900㎠)に切り取り、表面と内部のダニの数を調べた実験によると、以下のように報告されています。

かなり多いですが、絨毯・カーペットのダニ退治は布団に比べれば簡単です。

裏側からたたいて表面から掃除機をかけると、ダニ数を30%まで除去でき、コーナーノズルで丁寧に清掃すると、50%程度の除去が可能である。

(引用:『ダニ・カビ完全対策』 小峰裕己 編著)

掃除機にコーナーノズルを装着し、ゆっくりと吸引を行っていく ことでダニを約半数減らすことができると報告されています。

市販のダニ退治薬剤を絨毯に撒いてから掃除機をかければさらなる効果が期待できます。他にも、絨毯やカーペットのダニ予防方法などの詳細は以下のページをご参考にしてください。

関連記事:ダニパンチは無駄!絨毯・カーペットのダニ退治/予防方法

ステップ2|ダニアレルゲン除去

ダニを退治した後、ダニの死骸や糞などのダニアレルゲンはそこに残されたままになります。

そのまま放置しておくとダニアレルギーを引き起こす原因となってしまうので、速やかに除去しなければなりません。

ダニアレルゲンを除去する方法としては、掃除機による吸引が手軽で効果的なのでおすすめです。

布団1枚に3分間丁寧に掃除機をかけると、表面の側生地の下の中綿のダニアレルゲン量が掃除機をかける前に比べて半減するという結果が出ているからです。これはあくまでも表面部分に近い中綿でのことです。

(引用:『住まいQ&A 寝室・寝具のダニ・カビ汚染』吉川翠、戸矢崎紀紘、田中正敏、須貝高、生協・科学情報センター 共著)

また、布団叩きを行うことでダニアレルゲン除去効果があると思われていることがありますが、逆効果なのでお控えください。

布団 除去作業(排泄物) 除去前 除去後 除去率
A たたく 10,300 13,600 -32.00%
B たたく+掃除機 23,700 13,900 41.40%
C 掃除機 28,900 14,900 48.40%
布団 除去作業(虫体) 除去前 除去後 除去率
A たたく 12,300 15,500 -26.00%
B たたく+掃除機 36,200 19,600 45.90%
C 掃除機 40,300 24,300 39.70%

(引用:『ダニ・カビ完全対策』 小峰裕己 編著)

布団内部のダニアレルゲン/ダニを表面に出してしまい、ダニ被害をさらに引き起こしやすくしてしまいます。

以下のページでダニ対策のための掃除機の効果やおすすめの選び方を紹介しているのでご参考にしてください。

関連記事:【データ付き】布団のダニ対策のための掃除機の使い方・選び方

ステップ3|ダニ予防

ここまでの対策であなたのご家庭・寝具のダニ/ダニアレルゲンは一掃されていることと思います。

しかし、油断はできません。一度ダニが繁殖したということは、あなたの生活環境はダニフレンドリーな環境である可能性がとても高い と考えられます。

ダニ発生の要因をもう一度振り返ると、「温度が20~30℃で暖かい」「湿度が70%以上で湿っている」「栄養源が豊富」の3つです。あなたの生活環境の中に該当している点があると思います。

その点を意識しながらダニ予防のお手入れをこまめに行いましょう。以下、具体的な方法をご紹介します。

ダニ予防お手入れ

『出費なしで可能な家庭のダニ予防法』で布団を中心とした家庭のダニ予防方法をご説明していますが、その中から「これだけは絶対にしてほしい!」と思うポイント を絞り出すと、以下の6つになります。

  1. 部屋は出来るだけ毎日換気する
  2. 畳・カーペットはこまめに掃除する
  3. 布団の敷きっぱなしは厳禁
  4. マットレスは床に直敷きはしない
  5. シーツはこまめに取り替える
  6. 起床後、掛け布団はめくっておく

室内の温度をずっと涼しくし続けるのは電気代の請求が恐ろしくて現実的には不可能です。

そのため、「湿気を溜めないこと」「ダニに餌を与えないこと」の2つに集中 して予防をしていきましょう。そうすることで、無理なくダニの再発生を防ぐことができます。

防ダニシーツで予防

布団・マットレスのダニは奥深くに潜っているので、完全に退治することは困難です。気がつくと表面にまで上がって来て、寝汗で水分補給をしフケなどを食べて繁殖を繰り返します。

そこでおすすめなのが防ダニシーツです。代表的な防ダニ加工方法に「薬剤加工」「高密度織り」「防水加工」の3つがあります。

薬剤加工 高密度織り 防水加工
イメージ chemical high-density-fabric water-proof-fabric
防ダニ方法 ダニを近寄らせない ダニを通さない ダニを通さない
持続性 △ ◯ ◯
通気性 ◯ △ △
防水性 △ △ ◯

「布団に湿気を溜めない」「ダニに餌を与えない」という観点から防水加工による防ダニシーツがおすすめです。湿気(寝汗)も、餌(フケ、皮膚など)もダニに与えることを無くせます。

プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター
プロテクト・ア・ベッド マットレスプロテクター

製品:プロテクト・ア・ベッド 防水プロテクター
価格:5,500円
【購入ページはこちら】

伸縮性に富んだニット生地が生みだす柔軟な肌あたり、透湿性をもつ極薄0.025mmの防水膜による爽やかさ、その上、50回洗濯にも耐えうるしっかりした作り。自社製品のため手前味噌ですが、No.1の防水マットレスプロテクター(防水シーツ)と自負しています。

まとめ

最後に、ダニ対策の重要ポイントについてまとめると、以下の3ステップです。

  1. ダニ退治
  2. ダニアレルゲン除去
  3. ダニ予防

ダニ被害をしっかりと抑えるためにも、対策を効率的・効果的にするためにも、二度とダニ発生をさせないためにも、是非この3ステップでダニ対策を行うようにしましょう。

また、ダニにも魂があり殺生は出来るだけ避けられるべき、という観点からも今後は繁殖予防に力を入れることをおすすめします。

商品を絞り込む
種類
お悩み
機能性
季節
シーン
素材
価格
-
絞り込み結果:件
絞り込む