失敗しないパレットベッドの選び方|特徴や注意点・おすすめ商品まで徹底解説

  更新日:

失敗しないパレットベッドの選び方|特徴や注意点・おすすめ商品まで徹底解説
  • シンプルで安価
  • 取扱いが手軽

などのため人気なパレットベッド。

SNS上でDIY画像や動画が投稿されていて利用者が増えてきています。

しかし、その特徴や機能について理解して選ばないと、不具合などで後悔することになります。

そこで本日は、

  • パレットベッドの長所と短所
  • 選ぶときに押さえるポイント
  • DIYの方法と注意点
  • おすすめのパレットベッド3選

などについて解説していきます。

1. パレットベッドとは

パレットとは、物流で使用する台のことです。

この台を並べてベッドフレームにしたものがパレットベッドと呼ばれます。床からの高さが低く、木のラフな質感やインダストリアルな雰囲気を楽しめることから、SNSやインテリア好きのあいだで人気が高まっています。

pallet
パレット

業務用パレットは国際規格でサイズが決められています。

そのため、並べ方を変えてベッドサイズを調整することができます。

寸法(幅×長さ)(mm) 使用地域
1016 × 1219 北米
1000 × 1200 欧州、アジア(40"×48"インチに近い)
1165 × 1165 オーストラリア
1067 × 1067 北米、欧州、アジア
1100 × 1100 アジア(T11 JIS規格)
800 × 1200 欧州、多くの出入り口に適したサイズ

なお、国内用パレットやそもそもベッド用に生産されたパレットなどはこの規格外のサイズになります。

パレットベッドに使われる素材としては、ヒノキ・杉・パインなどの木材のほか、樹脂製パレットもあります。木材は見た目のあたたかさや経年変化を楽しめる一方で、湿気やカビ、反りや割れといったリスクもあります。樹脂製パレットは水分に強く、カビや腐食が起こりにくい反面、質感としてはどうしても無機質になりやすく、好みが分かれるところです。

パレットベッドは「板と板の間にすき間がある」構造のため、通気性が高いというイメージがありますが、これはあくまで“空気の通り道ができる”という意味であって、パレット自体が湿気を吸ってくれるわけではありません。とくにフローリングの上で使用する場合、床からの結露や寝汗による湿気がパレット裏にたまり、マットレスや敷布団の裏側にカビが発生するケースも少なくありません。

つまり、パレットベッドは見た目やレイアウトの自由度に優れたアイテムである一方で、湿気・通気・寝具との相性をきちんと考えたうえで使う必要があるベッドと言えます。

2. パレットベッドの特徴

シンプルな見た目のため、ナチュラル風からアメリカ西海岸風などコーディネートの幅が広いパレットベッド。

掃除のしにくさなどの短所はとくに事前に頭に入れておく必要があります。

長所 短所
  • 安定性◎
  • 通気性◎
  • サイズ調整可能
  • 組立やすさ◎
  • 安価
  • スペース活用×
  • 掃除△
  • 床の傷に注意
  • 工業用は痛みの恐れ

2-1. パレットベッドの長所(メリット)

2-1-1. 低くて安定性◎

パレットベッドの高さは10cmです。

また、脚ではなく面で支える構造です。そのため、揺れにくく安定性が高いです。

脚あり 脚あり(キャスター) 脚なし(二面板) 脚なし(四面板)
画像 Cellpur-Sweet-Dream-Mattress1 bed-caster-leg 2sides-frame-bed embed-bed
通気性

揺れ

収納

掃除

床の傷

2-1-2. すのこレベルの通気性◎

床板がスノコのような構造になっています。

そのため、通気性が高く、湿気りにくくなっています。

2-1-3. 組み合わせ次第でサイズ調整可能

パレットの組み合わせでシングルサイズからキングサイズまで、ベッドサイズを調整することができます。

また、ロングサイズに対応させることも可能です。

名称 幅寸法 イメージ 寝室目安 用途
セミシングル 80cm mattress-semi-single-size1 4畳 1人(子供・小柄な方)
シングル 97cm mattress-single-size1 4畳 1人(中柄な方)
セミダブル 120cm mattress-semi-double-size1 6畳 1人(大柄な方)
ダブル 140cm mattress-double-size1 8畳 1~2人(小柄な方2人)
クイーン 160cm mattress-queen-size1 8畳 2人(中柄な方)
キング 180cm mattress-king-size1 10畳 2人(大柄な方)
名称 ショート 通常 ロング
画像 mattress-short-length1 mattress-normal-length1 mattress-long-length1
長さ 180cm 195cm 215cm
用途 小柄な方向け 一般向け 大柄な方向け

子供を持つ予定の方や、高身長の方には嬉しいポイントですよね。

2-1-4. 組立やすさ◎

ただ、パレットを並べるだけでベッドが完成します。

ネジを閉めたり、ボルトで固定する必要はありません。金具を差し込んで固定するくらいですので、組み立てが苦手な方も安心です。

2-1-5. 1万円前後からの安価な価格設定

安いもので1万円前後、高いものでも2万円前後です。

とはいえ、機能性などは特にありませんので、シンプルで安価なベッドをお探しの人に向いています。

2-2. パレットベッドの短所(デメリット)

2-2-1. スペースの有効活用はしにくい

パレットベッドはベッド下にスペースがないため、小物などを収納するなどの有効活用はできません。

そのため、家庭にモノがたくさんある方にはやや不向きです。

2-2-2. ベッド下の掃除がしにくい

また、ベッド下のスペースが狭いため、掃除するならパレットを壁に立てかけるなどしなくてはならず手間がかかります。

そのため、こまめに掃除をしたいキレイ好きな人にはやや不向きです。

2-2-3. 床の傷に注意

フローリングや畳を傷つける恐れがあります。

パレットベッドの裏側の四隅に傷防止テープや、滑り止めテープなどを貼っておくようにしましょう。

2-2-4. 工業用は痛みの恐れ

元々物流用途で使用されていたリサイクルパレットは、ささくれや腐食ができていることがあります。

そのため、この手のものを利用するなら事前に販売店に品質確認をきちんと行いましょう。

3. パレットベッドの選び方・確認ポイント

パレットベッドはあなたに合いそうでしょうか?

もしパレットベッドを購入しようかと考えているのであれば、この章で紹介するポイントを押さえて選ぶようにしましょう。

3-1. 湿気が気になるなら素材を吟味すること

パレットベッドに使用される素材は、主に以下のようになります。

種類 檜(ひのき) 杉(すぎ) パイン(松) 樹脂・鉄
画像 cypress-wood1 cedar-wood1 pine-wood1 steel1
湿気対策
耐久性
重量
香り -
価格

住まいの湿気が強いならパイン材は避けることをおすすめします。

なお、湿気耐性の観点では樹脂製がベストですが、見た目や質感などがやや劣る点は否めません。

素材によって、湿気への強さ・重さ・傷のつきやすさ・メンテナンス性が大きく変わります。ここでは代表的な4つの素材の特徴を見ていきます。

3-1-1. 檜(ひのき / ヒノキ)

檜は、日本でも古くから建築に使われてきた高級木材で、耐久性・防虫性・調湿性に優れているのが特徴です。適度に湿気を吸って放出してくれるため、パレットベッドとして使った場合でも、他の針葉樹に比べるとカビや腐朽菌が発生しにくい傾向があります。また、独特の爽やかな香りにはリラックス効果があるとされ、寝室との相性も良い素材です。

一方で、ヒノキ材のパレットベッドは他の木材に比べて価格が高くなりがちです。長く愛用したい、本格的な木の質感を楽しみたいという方には、コストを踏まえても検討する価値のある素材と言えます。

3-1-2. 杉(すぎ / スギ)

杉は、軽くて扱いやすいのが大きな魅力の木材です。木目もやわらかく、和室・洋室どちらのインテリアにもなじみやすい素材です。比重が軽いため、パレットベッドを自分で組み替えたり、模様替えをしたりする場合にも取り回しがしやすくなります。

ただし、杉は柔らかい木のため、傷や凹みがつきやすい点には注意が必要です。パレットベッドとして使用する場合は、角のささくれやトゲが出ていないか、表面の仕上げが丁寧かどうかを確認しておくと安心です。

3-1-3. パイン(松/マツ)

パイン材は、比較的手頃な価格で入手しやすく、DIYでもよく使われる素材です。色味が明るく、北欧風やナチュラルテイストのインテリアと相性が良いのが特徴です。

一方で、湿気にはあまり強くない素材でもあります。湿度が高い環境で長期間使用すると、反りや割れ、カビの原因になりやすいため、パレットベッドとして使う場合は、除湿シートやこまめな換気・掃除とのセット運用を前提に考えておくと安心です。

3-1-4. 樹脂

樹脂製パレットは、水分・湿気・汚れに非常に強いのが最大の特徴です。木材と違って吸水せず、カビたり腐ったりする心配がほとんどないため、湿気の多い部屋や、床下からの結露が気になる環境でも比較的安心して使えます。また、表面が滑らかで掃除がしやすい点もメリットです。

反面、見た目はどうしても無機質になりやすく、「木の温かみ」や「質感」を重視したい場合には物足りなく感じるかもしれません。機能性・メンテナンス性を優先するか、インテリア性を優先するかで、木製パレットベッドと樹脂製パレットのどちらを選ぶか検討すると良いでしょう。

3-2. 結露・湿気対策の必要性

パレットベッドは、板と板の間にすき間があるため「通気性が良いから湿気対策も安心」と思われがちですが、実際には結露・湿気への対策は必須です。とくにフローリングの上で使用する場合、冷たい床と暖かい空気の温度差によって結露が発生し、その水分がパレット裏やマットレス裏にたまってしまうことがあります。

布団やマットレス自体が吸った寝汗と、床面からの結露が重なると、パレットベッドのすぐ下が常に高湿度の状態になり、カビ・ダニが繁殖しやすい環境ができあがってしまいます。そのため、パレットベッドを使う際には、

  • マットレスや敷布団の下に除湿シートを敷く
  • 壁や窓から数センチ離して設置する(結露を直接受けない)
  • 日中はマットレスを立てかけて、パレットと床のあいだに風を通す
  • 湿度の高い季節は、除湿機やサーキュレーターを併用する

といった湿気対策をセットで行うことが大切です。

3-3. 連結後の縦横サイズをしっかり確認すること

1章で説明したようにパレットにはサイズの決まりがありません。

そのため、縦横のサイズがお使いのマットレスに合うかきちんと確認するようにしましょう。

3-4. 連結部分をズレなく固定できるか

パレットベッドはただ並べるだけのものもあれば、きちんと連結させられるものもあります。

連結部分を固定できるものはガタつきにくいため、揺れなどが気になる方はこういったものを選ぶことをおすすめします。

3-5. ヘッドボードの有無と必要性

パレットを余分に一枚用意し、頭に立てて置くとヘッドボードになります。

費用がかかり場所を取りますが、小物を置けたり、コーディネートの幅が広がったりと一長一短です。どちらが合うか考えてみましょう。

ヘッドレス パネル 宮付き(棚付き) クッション ワイド(幅広)
画像 head-less-bed wood-panel-head-board-bed head-board-with-shelf-bed cushion-head-board-bed wide-head-board-bed
長所
  • 安価
  • 部屋が広く使える
  • 掃除しやすい
  • デザイン性高い
  • 小物を置ける
  • 機能性高い
  • デザイン性高い
  • 背もたれになる
  • デザイン性高い
短所
  • ベッドがズレやすい
  • 小物が落ちやすい
-
  • やや場所をとる
  • やや場所をとる
  • やや高価
  • 場所をとる
  • 高価

3-6. 工業用は痛み・害虫の恐れに注意

元工業用のリサイクルパレットは痛みがあるだけでなく、ひどいケースではシロアリがついていることもあります。そのため、リサイクルパレットを購入する前に、信頼できる販売店かきちんと調べておくようにしましょう。

3-7. 薄い布団やマットレスだと角の硬さを感じる恐れがある

使用する布団やマットレスが5cm以下の薄いものだと、パレットベッドの角が当たる感じがすることがあります。

腰を痛めてしまう恐れがあるので、少なくとも7~10cm以上の厚みがあるものを使用するようにしましょう。

敷布団 ノンコイル
薄型マットレス
ノンコイル
ベッドマットレス
コイルスプリング
ベッドマットレス
画像 futon1 thin-non-coil-mattress1 thick-non-coil-mattress1 coil-mattress1
厚み 5~10cm前後 7~10cm前後 15~25cm前後 20~35cm前後
重量 3~6kg前後 4~7kg前後 10~20kg前後 20~30kg前後
寝心地
耐久性
揺れ&音
使用環境 床&ベッド ベッド ベッド
手入れ
クリーニング × ×
処分
価格

3-8. 自作DIYは簡単ではない

作り方、おすすめしない。ささくれが多い。危ない。ヒロミ、ガタガタしやすい

パレットベッドを自作するのは難しくはありませんが、手間がかかります。害虫や腐食のないパレットを手配してやすりがけをするだけですが、思ったよりも大変です。

こちらの動画でパレットベッドを自作する工程を解説しているので、ご参考にしてください。

粗目やすりと仕上げやすりで何度も何度もやすりがけをしているところを見ると、心が折れる方もいるのではないかと思います。

3-9. 類似のすのこベッドと機能面を比較すること

パレットベッドと似て非なるのが床置きすのこです。

一見同じようですが、すのこには折りたたみ式やロール式など種類があります。

パレットベッドには大した機能がない一方で、折りたたみ式すのこなら布団干しが楽にできたり、ロール式すのこならコンパクトに収納できたりなどの差があります。

どちらかが合うか一考してみることをおすすめします。

種類 床置きすのこ
二分割型 折りたたみ ロールアップ
画像 floor-sunoko foldable-floor-sunoko roll-up-floor-sunoko
長所
  • 湿気・カビ対策ができる
  • 日中部屋を広く使える
  • 安い
  • 湿気・カビ対策ができる
  • 布団を干せる
  • 片付けやすい
  • 日中部屋を広く使える
  • 湿気・カビ対策ができる
  • コンパクトに巻ける
  • 片付けやすい
  • 日中部屋を広く使える
  • 比較的安い
短所
  • 床を傷づける恐れがある
  • 手入れが増える
  • 床冷えしやすい
  • ホコリっぽい
  • 床を傷づける恐れがある
  • 床冷えしやすい
  • ホコリっぽい
  • 床を傷づける恐れがある
  • 手入れが増える
  • 床冷えしやすい
  • ホコリっぽい

3-10. 薄い布団・薄型マットレスとの相性

パレットベッドを使ううえで注意したいのが、薄い布団や薄型マットレスとの相性の悪さです。パレットベッドは板の上に寝具を直接置くため、板と板のあいだに生じる段差や硬さを拾いやすく、寝具の厚みが十分でない場合、底つき感が強くなりやすいという特徴があります。

特に、5cm以下の薄い敷布団や、折りたたみ式の軽量マットレスは、寝返りや体重移動による圧力をうまく分散できず、「腰や肩が板に当たる」「体が沈んで痛い」といった不快感につながりやすい傾向があります。底つき感が続くと、寝姿勢が安定せず、翌朝の疲労感や腰痛の原因になることも少なくありません。

また、薄い敷布団は中わたの量が少ないことで湿気を吸いすぎたり、逆に逃せないまま溜め込んでしまうことがあり、パレットベッド特有の通気性との相性も悪くなりがちです。とくに木綿わたのように吸湿性が高い素材は、パレット下で湿気を抱えたまま乾きにくく、カビのリスクが高まります。

パレットベッドは見た目の魅力が大きいアイテムですが、寝具によって寝心地が大きく左右されます。とくに薄い布団やマットレスを使っている場合は、厚み・中材・素材を見直し、パレット特有の硬さと空気層の少なさをカバーできる寝具選びが重要になります。

4. パレットベッドに向いている人・向いていない人

パレットベッドは、見た目の雰囲気や低めのシルエットなど魅力の多いアイテムですが、誰にとっても万能というわけではありません。向いている人・向いていない人の特徴を知っておくことで、自分のライフスタイルに合う選択かどうかを判断しやすくなります。

4-1. パレットベッドに向いている人

  • ロータイプのベッドや、床に近い目線での暮らしが好きな人
  • 木の質感やパレットならではのラフな雰囲気が好みで、インテリア性を重視したい人
  • 部屋のレイアウトを自由に変えたい、ベッドの配置を柔軟に組み替えたい人
  • 湿気が比較的少ない地域・鉄筋造など、結露トラブルの少ない環境に住んでいる人
  • マットレスや寝具の手入れ(立てかけ・換気・掃除)が苦にならない人

4-2. パレットベッドに向いていない人

  • 湿気の多い地域や、1階のフローリング部屋で寝ている人
  • 寝汗が多く、これまでにも布団やマットレスのカビで悩んだ経験がある人
  • 厚みの薄い敷布団やマットレスを使っていて、底つき感・硬さに敏感な人
  • 腰痛・肩こりがあり、体圧分散性の高いマットレス選びを最優先したい人
  • ベッド下の掃除や、定期的な湿気対策の手間をあまり掛けたくない人

自分の睡眠環境・体質・掃除の頻度などを踏まえたうえで、「見た目の好み」と「実際の使い勝手」の両方を天秤にかけて検討してみてください。

5. おすすめのパレットベッド3選

次に、おすすめのパレットベッドを3つ紹介します。

パレットベッド
国産ひのきパレットベッド

国産ひのき100%のパレットベッドです。

ハーフパレットを組み合わせることでシングルサイズ、セミダブル、ダブルサイズに対応させられますし、ヘッドボードとして利用することも可能です。

また、連結用金具が用意されていたり、角が削られていたり、傷防止フェルトが同梱されていたりなど、心配な点がカバーされています。

樹脂すのこベッド
樹脂すのこベッド

プラスチック樹脂で作られたパレットベッドです。プラスチック素材のため安価ですし、耐湿性に非常に優れています。

通常サイズは長さ185cmに対応しており、ラージサイズは長さ220cmに対応しているため、ショートサイズやロングサイズのマットレスにぴったりです。

リユースパレットベッドDIYセット
リユースパレットベッドDIYセット

欧州仕様の中古パレットをリユースしてパレットベッドを制作するDIYセットです。パレットに汚れなどがあるため、あなた自身でやすりで削って整えなければなりません。

そのため、手間などはかかりますが、限りある資源を再利用して環境保全に寄与することになります。環境配慮の意識の高い人向けにおすすめです。

6. パレットベッド×寝具の組み合わせ

パレットベッドを快適に使うためには、どんな寝具と組み合わせるかが非常に重要です。とくに、マットレスや敷布団の厚み・中材・側生地の素材、敷きパッドやシーツの機能性によって、寝心地も湿気対策の効果も大きく変わります。

6-1. マットレス・敷布団の選び方

パレットベッドの上に直接、薄い敷布団だけを敷くと、木の板の段差や硬さを感じやすく、底つき感や寝心地の悪さにつながります。快適に眠るためには、

  • 厚み 7〜10cm 以上の高反発ウレタンマットレス
  • しっかりと中わたが詰まった、コシのある敷布団(羊毛・木綿など)

といった、ある程度ボリュームのある寝具を選ぶことがポイントです。

中材としては、

  • 高反発ウレタン:パレットの段差を吸収しやすく、体をしっかり支える
  • 羊毛わた:吸湿・放湿性に優れ、パレットベッドの弱点である“湿気”を補いやすい
  • 木綿わた:吸湿性は高いが乾きは遅め。こまめな換気と干しが前提

といった性質があります。湿気の多い部屋でパレットベッドを使う場合は、特に羊毛や麻混素材など、調湿性の高い中材を選ぶと安心です。

6-2. 敷きパッド・シーツの素材選び

パレットベッドは床からの冷えや湿度の影響を受けやすいため、敷きパッドやシーツの素材選びも重要です。

  • 綿(コットン):吸湿性が高く、オールシーズン使いやすい基本素材
  • 麻(リネン):通気性・放湿性に優れ、夏場の蒸れ対策として最適
  • テンセル®:吸湿性とやわらかな肌ざわりを両立させたい場合におすすめ
  • ポリエステル:乾きやすく扱いやすいが、単体だと蒸れやすいため、綿や麻との混紡が安心

また、マットレスをカビや汚れから守るために防水シーツやプロテクターを併用するのも有効です。ただし、防水層が厚すぎると通気性が低下してしまうため、薄手で透湿性のあるタイプを選ぶと、蒸れとカビ対策のバランスがとりやすくなります。

最後に

パレットベッドについてよく理解する一助になっていれば幸いです。

特に、床置きすのこと似ているようで機能が大きく異なるので、どちらがあなたに合うか考える参考になっていればと思います。

よくある質問

Q1.パレットベッドは湿気でカビやすい?

A. パレットベッドは通気性が高いと思われがちですが、実際には 湿気が原因でカビやすい寝具環境 です。特に注意すべきは、フローリング直置きやウレタンマットレスとの組み合わせ、この2つが重なった場合です。

フローリングは床冷えによって結露が発生しやすく、その水分がパレットの裏側に残ってしまいます。さらにウレタンマットレスは吸湿性がほとんどないため、湿気を溜め込んだまま逃がしにくく、マットレス裏面がカビる典型的な原因になります。

パレットベッドを使う場合は、除湿シート・サーキュレーター・除湿機・壁から5〜10cm離すなど、対策を同時に行うことが不可欠です。

Q2. パレットベッドはギシギシ音がする?

A. 音が出る原因は、主に「使用しているパレットの品質」です。音が鳴りやすいケースとしては下記があります。

  • 工業用中古パレット(特に傷んだ木製)
  • 乾燥不足や反りによる木材の変形
  • 接合部分の摩擦が大きいパレット

こういったパレットはベッドとして作られていないため、体重がかかった際にギシギシ・ミシミシと軋む音が出やすくなります。音が出にくいケースとしては下記があります。

  • 新品の木製パレット
  • 樹脂製パレット(静音性が高い)
  • 表面が滑らかで仕上げの良いパレット

「見た目は同じでも、どのパレットを選ぶか」で静音性は大きく違ってきます。

Q3. パレットベッドの下は掃除しづらい?

A. 結論としては、掃除はかなりしづらい部類のベッドです。パレットベッドは板が細かく組まれ、かつ高さが低いため、一般的な掃除機のヘッドが入りません。

結果として、

  • ホコリが溜まりやすい
  • 湿気とホコリが混ざるとカビの温床になりやすい掃除のためにパレットを動かす必要がある

という手間が生まれます。特にウレタンマットレスを載せている場合は、裏面が湿気を抱えやすいため、清潔を保ちたい人ほど掃除の難しさがデメリットに感じやすい構造です。

Q4. ウレタンマットレスと相性は?

A. パレットベッドとウレタンマットレスの相性は、平均〜注意が必要な組み合わせといえます。良い点としては下記があります。

  • 厚み7〜10cm以上の高反発ウレタンなら底つき感が出にくい
  • パレットの段差や硬さを吸収してくれる

■注意点

  • ウレタンは湿気を吸わないため、裏面に水分がこもりやすい
  • 結露によりカビが発生しやすい
  • 低反発ウレタンは沈み込みやすく、パレットの硬さを感じやすい

パレットベッドでウレタンマットレスを使う場合は、除湿シート併用や通気性の高いシーツや敷きパッド(綿・麻)使用、定期的に立てかけて乾燥させる、この3つをセットで行うことで、快適に使いやすくなります。

商品を絞り込む
種類
お悩み
機能性
季節
シーン
素材
価格
-
絞り込み結果:
絞り込む