【寝心地UP】ダブルクッションベッドの特徴とおすすめの選び方

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【寝心地UP】ダブルクッションベッドの特徴とおすすめの選び方

ベッドは寝心地を左右しない。

と、言われますが、ダブルクッションベッドは例外です。

マットレスの寝心地と耐久性をさらに上げることを期待できます。

しかし、選び方が悪いと、揺れやきしみ音の原因になり、睡眠を妨げることにもなります。

そこで本日は、

  • ダブルクッションベッドの長所と短所
  • 上手な選び方と注意点

などについて解説していきます。

ぜひ参考にしてください。

1. ダブルクッションベッドとは

まずは定義から。

ダブルクッションベッドとは、マットレスとベッドフレームの両方にコイルスプリングが内蔵されているベッド(ベッドフレームとマットレス)を指します。

double-cushion-bed1
ダブルクッションベッド(ボトムクッションベッド)

誤解がよくあります。

コイルが内蔵されたベッドのことをダブルクッションベッドと呼ばれることがありますが、厳密にいうと、このようなベッド単体に対しては、ボックススプリングもしくはボトムクッションと呼びます。

(このページはベッドフレームに対してのお話とご理解ください)

1-1. ダブルクッションベッドの長所(メリット)

それでは次に、ダブルクッションベッドの特徴について。

長所(メリット) 短所(デメリット)
  • 安定性◎
  • 通気性◎
  • 寝心地UP
  • 耐久性UP
  • 収納性×
  • 掃除△
  • バリエーション△
  • 寝具制限△
  • やや高価

安定性は高い

安定性は高いです。

ベッド脚自体が短めな構造から揺れにくくなっています(コイルによる揺れはあります)。

通気性が高く湿気に強い

内部がコイルなので通気性は高いです。

すのこよりも高通気です。

除湿シート 床置きすのこ すのこベッド
画像 dehumidify-sheet2 sunoko2 sunoko-bed2
吸湿性
通気性
保温性
クッション性

というのも、すのこ自体と接している部分は通気できないからです。

対して、ダブルクッションベッドでは、マットレスとコイルが接する面が少ないためより通気性が高くなるのです。

そのため、カビは発生しにくいです。

もちろん、コイルの種類(ボンネルコイルかポケットコイル)によっても、通気性などは変わります。この点については2-1で解説します。

寝心地UP

最大の長所です。

ベッドフレームにコイルが内蔵されることで弾力性が生まれ、マットレスの体圧分散性をさらに向上させます。寝心地を追求したい方にはおすすめです。

とはいえ、若干くらいです。モノにもよりますが、寝心地にうるさい人でやっと気付けるくらいです。

耐久性UP

こちらも隠れた長所です。

マットレスに対してかかる荷重をボトムクッションによって減らすことができるため、結果として、マットレスがへたりにくくなります。高価なマットレスを使うほど恩恵が大きくなるメリットです。

1-2. ダブルクッションベッドの短所(デメリット)

収納性はない

収納性はありません。

ベッド脚の長さも10cm前後のため、ベッド下収納にもあまり向きません。

掃除はややしにくい

ベッド脚が短いため掃除がしにくいです。

また、コイルが内蔵されているため、ベッド自体が重たいです。そのため、動かして掃除するのも大変です。

バリエーションが少ない

デザインが同じようなものが多いです。

どれもホテルライクな「正統派ベッド」のテイストです。

見栄えが遊べるのは、ヘッドボードくらいです。

parts-of-bed
ベッドを構成するパーツ

例えば、大塚家具さんは、ボトムクッションと別売りでデザイン性に富んだヘッドボードを販売されています。

ただ、大塚家具さんのヘッドボードは他社さんに対応していない場合があります。

そのため、見栄え重視なら、まず好みのヘッドボードを選び、そしてそれに合うボトムクッションとマットレスを選ぶ、そういった流れで選択していくのも一手です。

コイルマットレスのみ対応

ノンコイルマットレスは非対応です。

物理的には不可能ではありませんが、一般的にノンコイルマットレスの場合は、ボトムクッションではなくウッドスプリングやマルチポイントベッドが使用されます。

ウッドスプリングベッド マルチポイントベッド ダブルクッションベッド
画像 wood-spring-bed1 multi-point-bed1 double-cushion-bed1
対象
  • 敷布団
  • ノンコイルマットレス
  • 敷布団
  • ノンコイルマットレス
  • コイルマットレス
特徴
  • 寝心地UP
  • 耐久性UP
  • 左記の上位互換
  • 寝心地ややUP
  • 耐久性ややUP

あなたのマットレスに合わせて選び分けをしましょう。

もし、まだマットレスが決まっていないなら、コイルなのかノンコイルなのかで寝心地から使い勝手が大きく変わりますので、どちらがあなたに合うかじっくり考えるようにしましょう。

ノンコイルマットレス コイルマットレス
イメージ 3-layers-hybrid-mattress pocket-coil
厚み 10~20cm前後 20~35cm前後
重量 7~15kg前後 20~30kg前後
寝心地 - -
耐久性
揺れ&音
取扱い
廃棄
クリーニング ×
価格

詳しい違いは下記のページで説明しています。

ぜひあわせてご参考にどうぞ。

関連記事:快眠マットレスおすすめ11選&自分に合うものを絞り込む手順

やや高価

ベッドフレームとしてはやや高価です。

安いものは2万円前後からありますが、高品質なものは10万円前後になります。

とはいえ、マットレスの寝心地と耐久性を向上させられることを考えると、予算のかけがいがあるかと思います。

1-3. ダブルクッションベッドの評価

結論、おすすめです。

寝心地にこだわりたい人には検討してもらいたいベッドの一つです。

もちろん、収納性がないなどのデメリットはありますが、コイルマットレスの寝心地や耐久性を向上させられるのはダブルクッションベッドのみです。まずはお店などで試し寝をしてみましょう。

2. ダブルクッションベッドの選び方と注意点

ダブルクッションベッドはあなたに合いそうでしょうか?

「購入してみようかな」とお考えの方、選ぶときの注意点がありますので、ぜひ合わせてご参考にしてください。

2-1. ボンネルコイルかポケットコイルか

ボトムクッション内部のコイルの話です。

ボンネルコイルのものとポケットコイルのものがあります。

ボンネルコイル ポケットコイル
画像 bonnel-coil pocket-coil
体圧分散性
通気性
横揺れ
きしみ音 ×
費用

結論、マットレスと同じものがおすすめです。

つまり、ボンネルコイルマットレスならボトムクッションもボンネコイル、ポケットコイルマットレスならボトムクッションもポケットコイルということです。

というのも、ボンネルコイルマットレスに対してポケットコイルのボトムクッションを使用しても、体圧分散性などのメリットを感じられにくいからです。その反対に、 ポケットコイルマットレスに対してボンネルコイルのボトムクッションを使ってしまうと、ボトムの揺れやきしみ音を感じられてしまってポケットコイルマットレスの良さを損なってしまうことがあるからです。

2-2. 高さに注意

ボトムクッションの高さは20~30cm前後です。

高さ選びはとても重要です。

低いと掃除がしづらくなる

低めのボトムクッションの中には、脚の長さが10cmに満たないものがあります。このような場合、ルンバ等のお掃除ロボットがベッドの下を通れなくなります。 掃除が大変になりますので、事前に気にならないか確認しておきましょう。

高すぎにも注意

高めのボトムクッションは高さが30cm前後になります。そしてこの上に厚さが35cmのマットレスを置くとなると、ベッドの高さは65cmにもなります。ベッド高としてはかなり高めになります。出入りしづらくなるので注意しましょう。

低い 標準 高め 高い
画像 bed-lower
目安 ~30cm 35~45cm 50~60cm 90cm~
開放感 ×
出入り
ホコリ
転落
収納
安定性
寝具制限

2-3. 搬出入注意

組み立て式ではありません。

そのため、大きな出来上がったものを自宅に搬入することになります。

玄関から設置場所まで問題なく搬入できるかサイズの確認をしておくようにしましょう。

2-4. 分厚すぎるマットレスは要注意

厚みが40cm前後のマットレスにもなると、ボトムクッションの効果を感じられにくくなります。

意義を感じながら使いたいのであればマットレスの厚みは30cm前後のものを選ぶことをおすすめします。

2-5. マットレスと揃えて購入するのがおすすめ

ダブルクッションベッドを購入するなら、ボトムクッションとコイルマットレスを同じブランド・シリーズで揃えて購入することをおすすめします。

コイルの種類だけでなく、各マットレスの柔らかさや厚さを考慮してボトムクッションも作られているためです。

最後に

ダブルクッションベッドについての理解は深まりましたか?

あなたのベッド選びの参考になっていれば幸いです。

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