【長く使える】二段ベッドの種類別の選び方とおすすめ3選

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【長く使える】二段ベッドの種類別の選び方とおすすめ3選

二段ベッドも進化しています。

いろいろな商品を見ていると、「え、こんな機能の二段ベッドあったんだ…!」と思わずびっくりすることがあります。

裏を返すと、下調べをしないと後悔することにもなります。

ということで本日は、

  • 二段ベッドの長所と短所
  • 二段ベッドの種類別の特徴
  • 二段ベッドを選ぶときの注意点
  • おすすめの二段ベッド

などについて解説していきます。

あなたに合うものを見つける参考にしてください。

1. 二段ベッドとは

二段ベッドとは、上下に連結するベッドのことです。

兄弟、姉妹を一つの部屋で寝させるために、省スペース目的で利用されます。

bunk-bed
二段ベッド

1-1. 二段ベッドの長所(メリット)

次に、二段ベッドの長所と短所について。

長所(メリット) 短所(デメリット)
  • 省スペース◎
  • 使用期間が長い
  • 高さ問題△
  • 寝具制限△
  • 組み立て△
  • 高価

圧倒的な省スペース性

ベッド二台を一台分のスペースで設置できます。

「子供が二人いるけど子供部屋は一室しかない」という方にぴったりです。

使用期間が長い

生後すぐから中学生・高校生くらいまで10年以上も使える変形タイプもあります。

もちろん、種類によりますので、長期間使えるものをお探しなら自分に合うものをじっくり考えるようにしましょう(種類については1-3で解説)。

~2歳前後 ~6歳前後 6歳前後~
ベッド
種類
  • ベビーベッド
  • プレイヤード
  • ベッドインベッド
  • 連結ベッド
  • ベッドなし
  • 連結ベッド
  • 親子ベッド
  • 幅広サイズのベッド
  • ベッドなし
  • 連結ベッド(分割)
  • 引き出し収納ベッド
  • チェストベッド
  • 折りたたみベッド
  • 二段ベッド
  • システムベッド
  • ロフトベッド
  • ベッドなし

1-2. 二段ベッドの短所(デメリット)

高さによる問題がある

ベッドに高さがあるため問題が起こりやすいです。

受け入れられるか事前に確認しましょう。

  • 上り下りが大変
    上段は上り下りが大変です。毎日のことなのでイヤにならないか事前に確認しておきましょう。特に、風邪などのときは大変です。
  • 手入れに手間がかかる
    上段のマットレス周りのお手入れは手間がかかります。ベッドが高ければ高いほど大変です。手入れが大変すぎないほどの高さにすると同時に、手入れを省けるような組み合わせにすることをおすすめします(2-1で解説)。
  • 部屋に圧迫感が生まれる
    ベッドの存在感が強すぎて部屋に圧迫感が生まれます。特に、ベッドが黒系の色だと圧迫感が出やすいです。圧迫感を減らしたいなら、壁やフローリングと同系統の色のものを選びましょう。
  • 転落の危険性がある
    子供が上段で寝ると転落により怪我をする可能性があります。子供の性格や、発育状況を見計らって購入しましょう。また、サイドレールの高さにも注意です(2-6で解説)。
薄グレーのベッド 濃グレーのベッド
bed-pale-grey bed-dark-grey

寝具制限がある

マットレスには以下の3種類があります。

二段ベッドなら、薄型ノンコイル一択です。

ノンコイル
薄型マットレス
ノンコイル
ベッドマットレス
コイルスプリング
ベッドマットレス
画像 thin-non-coil-mattress1 thick-non-coil-mattress1 coil-mattress1
厚み 7~10cm前後 15~25cm前後 20~35cm前後
重量 4~7kg前後 10~20kg前後 20~30kg前後
寝心地
耐久性
揺れ&音
使用環境 床&ベッド ベッド ベッド
手入れ
クリーニング × ×
処分
価格

というのも、その他のマットレスは使い勝手や寝心地に難があるためです。

  • ベッドマットレス
    二段ベッドでマットレスが分厚いと設置やお手入れがとても大変になります。また、サイドレールが機能しなくなり転落しやすくなります。
  • 薄型コイルマットレス
    薄型のコイルマットレスはコイルの上の詰め物が少なすぎるものが多いです。そのため、コイルの硬さを腰に感じるような硬さになりがちなので、あまりおすすめできません。
polyurethane-foams-on-the-coil-are-important
コイルの上の詰め物が寝心地を大きく左右する

組み立てはやや大変(動画で確認)

組み立てはやや大変です。

二人以上での組み立てが推奨されています。

下記の組み立て動画が分かりやすいので参考にしてください。

二人で作業できない方や、組み立ての自信がない方は、組み立て設置サービスを提供している販売店で購入されることをおすすめします。

二段ベッドだと2~3万円前後が相場です。

価格は高め(だが長期使用なら割安かも)

二段ベッドは高いです。

安くて5~6万円前後、高いものだと10万円以上はします。

とはいえ、変形させて長期使用するとなると、何度も買い替えるより割安になります。そういった視点で種類などを吟味していただくと、上手なベッド選びができるようになります(最後にその手の二段ベッドを紹介しています)。

1-3. 二段ベッドの種類別の特徴

種類によって使い勝手が異なります。

あなたに合うものを選びましょう。

分離タイプ

分離タイプとは、上下の連結を分けられるものを指します。

  • 子供が二段ベッドを嫌がりだしたとき
  • 子供ごとに部屋が用意できるようになったとき

などのタイミングでベッドを分けて使えます。

分離・横連結タイプ

分離・横連結タイプとは、上下の連結を分けられるうえに、横にも連結させられるものを指します。

bunk-bed-1

分離タイプの使用方法に加えて、ファミリーベッドのような幅広ベッドとしても使えます。

  • 子供が生まれたときはファミリーベッド
  • 4~5歳くらいから二段ベッド
  • 10歳くらいから個別のベッド

というように長く使えます。

収納タイプ

  • ベッド下に引き出し
  • ヘッドボードに小物置き
  • 側面に棚
  • 階段に収納棚

などの収納性の高い二段ベッドもあります。

収納スペースが少なくてお困りならこの手のタイプもおすすめです。

my-bunk-bed1
我が家の二段ベッドは階段部分が収納スペースになっています

三段ベッド

二段ベッドではありませんが、三段ベッドというのも存在します。

子供が三人なら三段ベッドがおすすめです。

三段ベッドでなおかつ分離タイプなどもあります。

triple bunk bed

セミシングル・ショートサイズ

長さや幅が短いものも存在します。

一般的なベッドの内寸は100x200cm前後ですが、コンパクト性を重視される方は幅狭のセミシングルや、丈の短いショートサイズなどが合いやすいです。

名称 セミシングル シングル セミダブル
画像 mattress-semi-single-size1 mattress-single-size1 mattress-semi-double-size1
80cm前後 97cm前後 120cm前後
名称 ショート 通常 ロング
画像 mattress-short-length1 mattress-normal-length1 mattress-long-length1
長さ 180cm 195cm 215cm
用途 小柄な方向け 一般向け 大柄な方向け

1-4. 二段ベッドはいつからいつまで使えるのか?

一般的に子供用ベッドは、年齢別に次のような買い替えサイクルになっています。

~2歳前後 ~6歳前後 6歳前後~
ベッド
種類
  • ベビーベッド
  • プレイヤード
  • ベッドインベッド
  • ベッドなし
  • 連結ベッド
  • 親子ベッド
  • 幅広サイズのベッド
  • ベッドなし
  • 引き出し収納ベッド
  • チェストベッド
  • 折りたたみベッド
  • 二段ベッド
  • システムベッド
  • ロフトベッド
  • ベッドなし

そのため、一般的な二段ベッドだと、6歳前後から10歳前後までの短い期間でしか使えません。

しかし、例えば分離タイプであれば6歳前後から15歳前後まで使えますし、分離・横連結タイプであれば生後すぐから15歳前後まで使うことができます。

2. 二段ベッドを選ぶときの注意点

あなたに合いそうな二段ベッドはイメージできましたか?

もし購入を考えているなら、選ぶ際に注意してもらいたい点がいくつかありますのであわせてご確認ください。

2-1. 手入れのしやすい高さか

  • シーツやパッドなどの取り替え
  • マットレスの通気

などの手入れのしやすさがベッドの高さで変わります。

  ハイタイプ ミドルタイプ ロータイプ
画像 pipe-bed-170cm-height pipe-bed-150cm-height pipe-bed-130cm-height
高さ 170cm~200cm 150cm~170cm 130cm~150cm
収納
対象
  • ソファー
  • デスク
  • 衣服
  • 収納家具
  • 長い衣服
  • 収納家具
  • 短い衣服
  • 収納家具

特にハイタイプは手間がかかります。

手入れをされる方の身長にもよりますが、面倒に感じない高さのものを選びましょう。

2-2. 床板の通気性・頑丈さは十分か

二段ベッドの床板には次の3つの種類があります。

  すのこ メッシュ 張り板
画像 pipe-bed-with-sunoko-base pipe-bed-with-mesh-base bed-with-drawer1
素材 スチールor木材 スチール 木材
通気性 ×
耐久性
きしみ音
価格

結論、すのこがおすすめです。

メッシュと張り板がおすすめできない理由は次のとおりです。

  • メッシュ
    耐久性が低いです。マットレスを支えきれずにふわふわするような不安定さを感じられることもあります。
  • 張り板
    通気性が低いです。そのため、手入れの頻度を増やさなければなりません。ただでさえ高い位置で面倒なので、手入れを楽にできるすのこのほうがおすすめです。

2-3. 耐荷重は問題ないか

耐荷重とは、ベッドにかけてもよい最大の荷重の目安です。

耐荷重以上の重さがベッドに加わると、破損の恐れがあります。

(現に、それが原因で子供の怪我をする事故が何度も起こっています。)

ベッドの耐荷重は一般的には次のようになっていますが、くれぐれも使用者とマットレスなどの寝具の重さが超えてしまわないものを選ぶよう注意しましょう。

ベッドサイズ 一般的な耐荷重
  • シングル
  • セミダブル
100kg前後
  • ダブル
  • クイーン
200kg前後

2-4. はしごは邪魔にならないか

二段ベッドに、はしごはつきものです。

とはいえ、その位置やサイズはそれぞれです。

  はしご 階段
画像 loft-bed-with-ladder loft-bed-with-stairs
上り下り
スペース
価格

二段ベッドを購入するならはしごの出方なども考慮して、設置レイアウトを考えるようにしましょう。

2-5. ヘッドボードは必要か

ヘッドボードの有無もそれぞれです。

小物が置けたり、コンセントがあって充電ができたり、夜間用ライトなどが付いていたりして便利なものが多いです。

ただ、子供が使うとなると、それらの必要性もあまり高くはありませんよね。むしろ、ヘッドボード分のスペースがないコンパクトなほうが嬉しいと考える人もいます。あなたはどちらのタイプか、考えるようにしましょう。

2-6. サイドレールの有無と高さ

子供が寝るならサイドレールは必須です。

そうでないと転落してしまいます。

また、サイドレールがあるとしても、その高さは20~40cm前後でベッドにより変わります。我が家のものは35cmほどあります。

my-bunk-bed2

ここで注意してもらいたいのがマットレスの厚みです。

サイドレールの高さが20cmなのに、マットレスの厚みが15cmもあるとなると、サイドレールの意味がなくなってしまいます。

そのため、マットレスの厚さはサイドレールの高さをもとに決めるようにしましょう。

2-7. 素材は木材かスチール(パイプ)か

二段ベッドの素材は、木材かスチールかで分けられます。

  木製 スチール製
安定性
きしみ音
重量
存在感
価格

一般的にスチールのほうが安価です。

また、線が細いので、圧迫感が少なくおしゃれです。

しかし、安定性、揺れやすさ(耐震性)、きしみ音のしやすさなどでは木材のほうが使用感が勝ります。あなたにはどちらが合うか考えるようにしましょう。

2-8. エアコンの風が直撃しないレイアウトか

要注意事項です。

エアコンの前に二段ベッドがあると、風が直撃します。

直風を避けられるようなレイアウトにできるか考えてから購入するようにしましょう。

3. おすすめの二段ベッド3選

それでは最後におすすめの二段ベッドを3つ紹介していきます。

分離・横連結二段ベッド(ファミリーベッド)

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分離・横連結二段ベッド(ファミリーベッド)

上下を分けてから横連結させてファミリーベッドにもなれる二段ベッドです。

子供が産まれてから添い寝をし、さらにその後、二段ベッドとしても使えるものをお探しの方に向いています。価格はやや高めですが、耐荷重が上下ともに150kgずつあり長く使える設計になっています。

ショート・セミシングル二段ベッド

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ショート・セミシングル二段ベッド

コンパクトな二段ベッドならこちらがおすすめです。

ショートかつセミシングルサイズです。ヘッドボードや収納スペースもなくコンパクト性に振り切っています。もちろん、上下を分けて使える設計になっています。サイドレールがやや低めになっている点だけ気をつけるようにしてください。

国産ひのき 三段ベッド

triple bunk bed
国産ひのき 三段ベッド

三段ベッドならこちらがおすすめです。

シンプルな作りなので三段ベッドなのに圧迫感が少ないです。また、木材の角が取られているため、ぶつけて怪我をするなどの心配も少ないです。もちろん、三段とも分けて使える設計になっているため、長期使用にも向いています。

最後に

どのような種類の二段ベッドがあなたに合うかイメージできましたか?

ベッド選びの参考になっていれば幸いです。

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