
マットレスで寝返りができるのは最重要項目の1つです。
とはいえ、寝返りが少ない良い眠りと言われることもあり、混乱されやすいこともあります。
そこで本日は「寝返りの良し悪し、適度な寝返りができるマットレスのポイント」についてご紹介します。
1. 寝返りは、なくてはならない無意識の働き
楽に寝返りができるということは、マットレス選びの上でも最重要ポイントになるのですが、その理由は3つあります。
- 圧迫をそらすため
いくら寝心地の良いマットレスであっても、圧迫がゼロになることはありません。重力が存在する限り、体に圧迫がかかります。なので、同じ部位に圧迫がかかり続けないよう、寝返りができることが大切なのです。 - 筋疲労を減らすため
ずっと同じ寝姿勢でいると体が疲れてしまいます。これは寝姿勢に限らず、立っているときや座っているときにも言えるのですが、ずっと同じ姿勢でいるのって筋肉にとても負担がかかってしまうんですね。なので、寝返りで姿勢を変える必要がでてくるんですね。 - 蒸れを抑えるため
体とマットレスがずっとピタッとフィットしていると当然ムレ感が生まれてきます(素材が良ければある程度抑えられますが)。そのため、布団内の通気を促したり、接着面を変えるためにも、寝返りが必要なのです。
1-1. マットレスが低品質だと悪い寝返りに
上記のような理由により、寝返りは睡眠になくてはならないものとされていますが、マットレスが低品質だと不必要な寝返り(つまり悪い寝返り)が増えてしまいます。
①マットレスが硬すぎて寝返りが増える
よくあるのがマットレスが硬すぎるというものです。
なんの工夫もない硬質ウレタンフォームの高反発マットレスや、高反発ファイバーマットレス、または、クッション材の少ない安価なスプリングマットレスで寝ると、悪い寝返りが増えてしまいます。
これは明らかに悪い寝返りです。
体圧分散性が悪くて腰への負担がかかりすぎおり、その負担をそらすために寝返りが増えてしまっているのです。ひどいケースだと夜中に腰の痛みに起こされてしまうほどです。
②マットレスが柔らかすぎて寝返りができない
反対に、マットレスが柔らかすぎて体が埋まってしまい寝返りができなくなってしまうのも、悪い寝返りと言えます。
これは主に、品質の悪い低反発マットレスで起こりやすいです。
姿勢が変えにくいことで筋肉への疲労が溜まりやすいですし、体の同じ部位がずっとくっついていることで蒸れやすくなるからです。背中が熱く感じられたり、寝苦しくなることがあります。その結果、睡眠の質が下がってしまうことがあります。
最後に
もしあなたのマットレスが寝返りがしにくいということであれば、買い換えることをおすすめします。
そしてその際には、じっくり試し寝をして吟味していただきたいです。その時のポイントとなることを下記のページでまとめているので是非、参考にしていただければと思います。より満足のいくマットレスをお選びいただけるはずです。
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