5歳までは対策不要?!子供の夜尿症の原因と対策

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

子供の夜尿症、とても心配だと思います。

いつになったらお漏らしが治るのか、子供が夜尿する度に気がかりになります。

子供の年齢が上がるにつれて、同じく夜尿で悩む親御さんが減るため、どうすれば良いか情報収集もしづらく大変になると思います。

そこで本日は「子供の夜尿症の原因と対策」についてご紹介します。あなたの子供のためにお役立てください。


1. 年齢別|夜尿症の子供

『夜尿症とは?おねしょとの違い、よくある疑問』で詳しく説明していますが、香港プリンス・オブ・ウェールズ病院のYeung医師によると、夜尿症の子供の数は年齢別に以下のようになっています。

男女差の分かる調査だったので香港のデータを引用しましたが、日本のこどもの夜尿症率もほとんど同じで、4歳児で20~25%、5歳児で15%、7歳児で10%、10歳児で5%、13歳児で1%と報告されています。

ご覧の通り、小学校低学年の夜尿症はそこまで珍しいことではありません。

1−1. 夜尿症は5歳以上、それまではおねしょ

ちなみに、夜尿症は「年齢」で定義されており、夜尿症診断ガイドライン2016年によると、以下のようにされています。

5歳以降で、1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続くもの、さらに、1週間に4日以上の夜尿を頻回、3日以下の夜尿を非頻回…

5歳未満の場合、夜尿症ではなくおねしょと呼びます。5歳未満の幼児の体は未発達のため、排尿をコントロールしきれずおねしょをしてしまうのはやむを得ません。

そのため、もしあなたの子供が4歳でおねしょをしていても、あまり心配する必要はありません。


2. 子供の夜尿症の原因

子供の夜尿症の対策を考える上で、何が原因となっているか知る必要があります。

以下の表のように、夜尿症はいくつかのタイプがあり、それぞれの原因も異なっています。

こちらのページ『3つのタイプ別|夜尿症の原因と見分け方』を参考にし、あなたの子供の夜尿症のタイプと原因を考えてみましょう。

そうすることで3章でご紹介する夜尿対策の中から、より適切な方法がどれなのか分かるようになります。


3. 子供の夜尿症対策はどうすれば良いか。

それでは次に、夜尿症の対策方法をご紹介します。是非、あなたの子供の夜尿症のタイプ・原因を想定した上で、ご覧になってください。

3−1. 夜尿症対策3つの心得

子供の夜尿症対策に取り組んでいく際、以下の3つの心得を意識するようにしましょう。

夜尿症に関する書籍などには必ずと言っていいほど書かれている心得なので既にご存知かもしれませんが、念のために確認しましょう。

  1. 焦らず
  2. 怒らず
  3. 起こさず

対策をしたからといってすぐに治る症状ではないので、長い目で焦らずに取り組むことが大切です。そうでないと、つい怒ってしまい一番苦しんでいるはずの子供の心を傷つけてしまうことにもなります。また、夜尿をさせないように夜間に子供を起こしてトイレに行かせるのも、子供の睡眠を妨害して成長の妨げになるのでお控えください。

3−2. 生活上でできる7つの改善対策

次に、具体的な改善対策のご紹介ですが、以下の7つをこれからの生活上でお試しになってください。

  1. 水分摂取量のコントロール
  2. 塩分・たんぱく質の過剰摂取に気をつける
  3. 夕食の時間帯を早めにする
  4. 排尿我慢訓練
  5. 尿道・膀胱括約筋の強化トレーニング
  6. 冷えの対策
  7. おねしょ対策グッズ

それぞれ個別に、詳細をご説明します。

①水分摂取量のコントロール

夜尿症の専門家である帆足英一氏によって、1日の水分摂取量は以下の配分にすることが推奨されています。

  • 朝食:350~400cc
  • 昼食:350~400cc
  • 午後:100cc
  • 夕食:100cc

飲み物だけでなく、食べ物に含まれる水分量もこの数値に入っています。

「午後の水分摂取をここまで減らすだけで効果あるの?」と思われるかもしれませんが、治りが早くなると報告されています。

しかし、朝・昼にたくさん飲んで、夕方からの水分をひかえるといった水分摂取の日内リズムを意識すると、抗利尿ホルモンが夜間睡眠中にたくさん出るようになり、夜尿が早くなおっていきます。

(引用:『新おねしょなんかこわくない』帆足英一 著)

もちろん、あなたの子供がスポーツなどで汗を多くかくのであれば、その分の水分を補給する必要があります。

脱水症や熱中症にならない程度にコントロールしましょう。

②塩分・たんぱく質の過剰摂取に気をつける

「水分摂取量をそこまでコントロールするのは難しいかも」と思われるかもしれませんが、食事の塩分とたんぱく質の量を抑えることで、摂取する水分量も減らしやすくなります。

というのも、塩分やたんぱく質を多く摂ると、薄めようとする働きで喉が乾き、体が水分を欲するようになるからです。

あなたの料理の味付けは濃い目ではないでしょうか?子供の成長のためとはいえ、牛乳を必要以上に飲ませたり、プロテインを与えてはいないでしょうか?

子供が水分摂取コントロールしやすくなるので、是非心がけましょう。

③夕食の時間帯を早めにする

夕食を食べる時間帯が遅いと、夜間尿量が多くなり夜尿につながります。

塾などで帰りが遅い子供の場合、弁当を持たせて決まった時刻に食べさせたり、水分量の少ない献立にするようにしましょう。

例えば、晩御飯が遅くなる時は、米食よりもパン食にする、汁物は付けない、などの配慮をすると良いです。

④排尿我慢訓練

膀胱がまだ未発達のために貯められる尿量が少ない場合、おしっこを我慢することで膀胱を大きくしていくトレーニングをすることをおすすめします。

どういうことかと言うと、ご家庭で子供がおしっこをしようとした際、すぐにおしっこをさせずぎりぎりまで我慢させてから排尿させましょう。

がまん訓練の結果、当初は60~100ccで排尿していたのが、250cc以上ためることができるようになっていきます。

(引用:『新おねしょなんかこわくない』帆足英一 著)

必要以上に我慢しすぎると膀胱炎になる恐れがあるので、気をつけましょう。そのため、以下の尿量を目安に尿を我慢できることを目指しましょう。

  • 小学校1年生:150cc以上
  • 小学校2年生:200cc以上
  • 小学校3年生:250cc以上

もちろん、一気にこの数値を目指す必要もなく、焦らずに少しずつ目標を高めていくのも良いです。

⑤尿道・膀胱括約筋の強化トレーニング

子供が昼間にも漏らしてしまう夜尿症の場合、尿道・膀胱括約筋のトレーニングをさせることで、なるべく漏らしてしまわないように出来ます。

肛門に力を入れることでこの筋肉のトレーニングをすることができます。1日に10回を目安に行いましょう。

力の入れ方が分からない場合は、子供がおしっこをしている途中でおしっこを止めさせて、その時に使っている筋肉を意識させると分かってもらいやすいです。

⑥冷えの対策

もし、あなたの子供の夜尿が冬になるとひどくなる場合、冷えにより夜尿しやすくなっている可能性があります。

冷えにより尿量が増えたり、膀胱機能が不安定となることがあるためです。

そのため、お風呂でしっかり暖まったり、暖かいパジャマや寝具を取り揃えたりして、冷え対策をするようにしましょう。

⑦おねしょグッズ対策

おねしょパンツや防水シーツ、パッドを使うようにして、子供が夜尿してしまっても後処理がしやすいようにしましょう。

布団を洗って干すとなると大変です。イライラしてしまうと子供が感じ取って、辛い気持ちになってしまいます。簡単に後処理が出来るようにグッズを有効活用しましょう。

また、洗濯しにくいと評判の防水シーツですが、こちら『脱水可能?!防水おねしょシーツの上手な洗濯方法』でご紹介の洗い方をご参考にしてください。

3−3. 医療機関を受診

医療機関を受診することで、夜尿症のタイプを医師に正確に見てもらえますし、上記の中からより適切な対策も教えてもらえます。

やはり、専門医に診てもらうことで症状が長引きにくいとも言われていますので、是非ともお近くの専門医を受診することをおすすめします。

思春期から成人まで夜尿症が残るのは0.5~2.3%です。特徴として、週に3回以上漏れる重症例が多く、病院を受診しないケースが多いのです。他人に相談できないため、抑うつ傾向、自尊心低下、睡眠障害となります。

(引用:「睡眠学Ⅱ」宮崎総一郎、山田尚登、大川匡子 編著)

泌尿器科、小児科などで診てもらえますが、出来るだけ経験豊富な専門医のいる病院を選びましょう。夜尿症外来、おねしょ外来を設けている医療機関も良いです。

夜尿症の子供を病院へ連れて行く適切な時期

5歳までは夜尿症でないので心配する必要はない、となると「それならどのタイミングで病院を受診させるべきなのか?」疑問を感じると思います。

「子供の年齢」と「夜尿の回数」の2つの軸で考えるようにしましょう。

子供が病院を嫌がる場合

とはいえ、子供によっては病院に行くのを嫌がることがあり、説得するだけでも一苦労することがあると思います。

小学校低学年の子供は、もしかすると病院に対して注射などの痛い、怖いイメージを抱いているかもしれないので、「そういう痛いことはせずにお医者さんとお話するだけ」と認識を改めましょう。

小学校高学年の子供の場合は「修学旅行までに夜尿を治す」のような目標立て、それを達成させるためにまずは専門医に診てもらう、というように一緒に取り組むように伝えましょう。

薬物治療の効果とは

夜尿症に対する薬物治療は広く行われていますが、あくまで生活改善対策の補助的な方法であると認識しましょう。

薬物治療だけではあまり効果がないと言われています。

どんなに専門的な病院を受診しても、生活指導をしないで治療した場合には、薬の効果は少ないとみてください。生活指導の重要性は、夜尿症の治療にとって約7割をしめていると思ってください。逆に、薬物療法の効果は3割程度ということになります。

(引用:『新おねしょなんかこわくない』帆足英一 著)

そのためまずは、信頼できる専門医に夜尿症のタイプと原因を特定してもらい、生活の中でできる対策を始めましょう。その上で、適切なお薬を処方してもらいお役立てください。


最後に

子供の夜尿症に関してご理解いただけていれば幸いです。

治るまでには時間がかかりますが、こつこつ焦らずに生活の中でできる対策を行いましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

【50回洗濯でも問題なし!】 世界の一流ホテルが導入する最高品質の防水シーツをご存知ですか?

おねしょやひどい寝汗、急な出血などでマットレスを汚してしまった経験はありませんか?

マットレスは家庭の洗濯機で洗えず、クリーニング店にも出せず、専門クリーニング業者に洗浄を依頼すると少なくとも10,000円以上の負担になります。

しかし、これら液体汚れを防ぎ、マットレスを衛生的に保つ方法があります。それが、ヒルトンを始めとする世界の一流ホテルが導入する最高品質の防水シーツ「プロテクト・ア・ベッド」です。

  • 50回洗濯をしても防水性が衰えない品質の高さ。
  • 防水にもかかわらず水蒸気は通す、快適でムレにくい透湿性。
  • マットレスの使用感を損なわない柔軟な防水膜と生地

創業33年、世界45ヶ国で愛されるアメリカのトップブランドが提供する防水シーツです。睡眠の質にこだわり抜いており、「ムレ」「ゴワゴワ」「パツパツ」などの不快感を抑えています。

もし、あなたがマットレスや布団の汚れ/衛生性に悩んでいるのであれば、プロテクト・ア・ベッドは劇的にあなたの睡眠の質を改善してくれるはずです。


世界最高品質の防水シーツについて詳しく見てみる。

SNSでもご購読できます

コメントを残す

*

快眠タイムズ