
こんなはずじゃなかった・・。
低反発マットレス購入から3年、もうヘタってしまった。
耐久性のことを考えずに品定めをしたり、お手入れを怠っていると、こういう事態になってしまいます。
こんな後悔したくないですよね。
ということで本日は「低反発マットレスの寿命を判断する目安、寿命を伸ばす方法」についてご説明します。
Contents
1. 低反発マットレスに寿命が来ているか判断する目安
あなたの低反発マットレスに下記のような症状は見られないでしょうか。
もし該当するものがあれば、それはもう寿命、つまり買い替えをしなければならないとお考えください。
- ウレタン素材がへたっている
- 粗相をして汚してしまった
- カビが生えている
それぞれ補足をしていきます。
1-1. ウレタン素材がへたっている
一度ヘタってしまったら復元は不可能です。
低反発に限らず全てのウレタンフォームに言えることです。
へたったマットレスの上に寝ていると、寝姿勢が悪くなったり、寝返りがしづらいことで、腰を痛めやすくなるのでお気を付けください。

1-2. おねしょをして汚してしまった
低反発ウレタンフォームは一度水に濡れると激しく劣化します。
復原力がかなり落ちて元のような寝心地に復活させるのは不可能です。
1-3. カビが生えている
ウレタンフォームは洗濯不可なので、カビが生える=買い替えとお考えください。
側生地にカビが生えている程度でしたら、洗濯やアルコールで取ることも可能です。
※側生地の傷、破れなどはなんとかできる
側生地がいくら汚れたり破れたりしていても、ウレタンフォームに問題がなければ寝心地に大きな影響はありません。
敷きパッドを重ねて隠せば気になることもありません。
2. 低反発マットレスの寿命(耐久性)を判断する目安
次に、購入前にマットレスの寿命を知る方法についてです。
出来れば長持ちするものを選びたいですよね。
結論、低反発マットレスの寿命=ウレタンフォームの密度、です。
※ウレタンフォームの密度については商品ページの詳細スペック欄などに記載があるはずです。確認してみましょう。なぜか記載せずに隠しているメーカーもありますが、そういうときの方法は2−1でお伝えします。 |

使用環境にもよりますが、大体下記のようになると考えてください。
- 密度35D:3~5年前後の耐久性
- 密度40D:5~8年前後の耐久性
- 密度50D:8年以上の耐久性
- 密度60D:10年以上の耐久性
あなたがお金を払う分、期待以上の耐久性があるのか考える、重要な指標になります。
2-1. 低反発マットレスの耐久性を考えるケーススタディ
商品ページにウレタンフォームの記載がなくとも、大体の密度は推測できます。
というのも密度とは、体積に対する重さだからです。
サイズと重量が分かれば計算できるのです。
方程式は、重量÷(長さ×幅×厚み(m))=密度、となります。
例えば、サイズが200×100×5cm(2×1×0.05m)で、商品重量が4.5kgの低反発マットレスがあります。側生地とインナーカバーの重さが1kgだとして、ウレタンフォームの重さは3.5kgほどとなります。この数値をさきほどの方程式に当てはめると、
3.5÷(2×1×0.05)= 35
つまり、密度は35Dとなり、大体3~5年くらいの耐久性だろうと見積もることが出来るのです。
3. お手入れと保護でマットレスの寿命は伸びる
人間と同じく、環境でマットレスの寿命は大きく変わります。
特に、ウレタンフォームの中でも低反発のものは湿気に弱いため、繊細な取扱が要求されます。
3-1. パッドやプロテクターで保護する
とはいえ、難しいことをする必要はありません。
パッドなどを敷いて、湿気、汚れなどから保護するだけで十分です。
低反発マットレス → 敷きパッド、で十分です。
ただもし、高いものを買うからしっかり保護したいということであれば、低反発マットレス → マットレスプロテクター → 敷きパッド、のようにして使うことをおすすめします。

3-2. お手入れ方法のコツ
さらに完璧を目指すなら、お手入れにも力を入れましょう。
- シーツは週一交換
- パッドは2,3週に一度交換
- 月に1度は掃除機を掛ける
- マットレスの下に除湿シートを敷く

このようにお手入れしていただければ汚れを防いで、マットレスにダニ・カビなどが発生することも抑えられ、より長く衛生的にお使いいただくことができます。
最後に
低反発マットレスの寿命を見極める方法について包括的にご理解いただけたかと思います。
参考になっていれば幸いです。