
「あいつは脚付きマットレスに恨みでもあるのか?」
と言われることがある加賀照虎です、こんにちは。
脚付きマットレスは本当におすすめ出来ません。
恨みがあるわけではないのですが、どうしても寝心地がイマイチになってしまう理由があるから否定せざるを得ないのです。
そのため、
「脚付きマットレスを買おうかな」
と考えている方には、是非知っておいてもらいたいです。
ということで本日は「脚付きマットレスをおすすめしない2つの理由」についてお伝えしていきます。
「脚付きマットレスは良くないのか…」と思った方は、こちらのページ『熟睡マットレスのおすすめブランド9選【選ぶコツと注意点】』で6種類のマットレスから検討時に考えるべきポイントを網羅的に紹介していますので、あわせてご参考にしてください。 |
Contents
1. 脚付きマットレスをおすすめしない2つの理由
重大なポイントから順に解説していきます。
1-1. コイルの上に詰め物が少なく、腰を痛める恐れがあるから
まずは、おすすめできない最大の理由から。
前提知識として、脚付きマットレスはほぼ全てコイルスプリング製です(つもりポケットコイルもしくはボンネルコイル)。
通常、スプリングマットレスには、コイルスプリングの上にウレタンフォームなどの詰め物が使用されます。
高価なものほど高品質な詰め物が採用されます。
しかし、脚付きマットレスの多くは、この詰め物が少なすぎることがあります(厚み1~2cm)。
そのため、コイルスプリングの上に直接寝ているかのような、ゴリゴリっとした硬い寝心地のものが多くなっているのです。
もちろん、これには理由があります。
- 脚付きマットレスは2~3万円前後の安価なものとして販売される傾向があり、かけられる製造コストに限界があるため詰め物はコストカットされがちだから
- とはいえ、コストをかけて寝心地の良いものを作ろうとしても、販売価格で5~6万円前後になってしまい、ここまで高くなると消費者としても脚付きマットレスではなくベッドとマットレスを買い揃えるようになるため
- さらに、詰め物の品質を高めて寝心地が良くなったとしても、座り心地としてはやや柔らかくなりすぎてしまい好みが別れてしまうため
このように、寝心地が疎かになってしまいがちな構造が商品自体にあるのです。
その結果、前述したような、詰め物が少なくて硬すぎる脚付きマットレスばかりになってしまっているのです(もちろん、脚付きマットレスに限らず、安価なコイルスプリングマットレスにこの手のものは多いですが)。
1-2. 分割式(セパレート式)はフレームが腰に直撃する恐れがあるから
また、下記のイラストのような、分割可能なタイプはさらにおすすめできません。

この仕様のものは脚付きマットレスを真ん中で分けて離すことができるので、移動させやすかったり椅子としても使いやすかったりと、生活をする上でのメリットが色々とあります。
が、肝心の寝心地が悪くなってしまいがちな落とし穴があります。

というのも、分割部分にフレームなどの硬い素材が仕込まれることがあるのですが、その硬い素材が腰に直撃する可能性があるからです。
これで腰を悪くする方もいるくらいですので、この点についてはよくよく考えるようにしてください。
※おすすめできる脚付きマットレスとは
ここまで読み進めていただいた上で、「それでもどうしても脚付きマットレスがいいんだ」とお考えであれば、
- コイルスプリングの上の詰め物が5cm前後あるもの
- 分割式ではないもの
この2点を踏まえて選ぶようにしてください。
脚付きマットレスについて調べていると、腰を痛めるなどの評判を見聞きすることがあるかと思いますが、そのほとんどが上記2点を満たせられていないものだと私は考えています。
ただ正直、この2点を満たすものとなるとかなり限られます。
とはいえ、人生の1/3の時間を共にする家具ですので、厳しい目でしっかり選び抜いていただければと思います。
最後に
脚付きマットレスがなぜおすすめできないかについてご理解いただけましたでしょうか。
快適な寝心地のものを選ぶ一助になっていれば幸いです。