マットレス

【マットレスの通気性】素材・加工ベースで比較評価

こんにちは、加賀照虎です。

マットレスは素材ごとに通気性が大きく違います。

もちろん、同じ素材であっても製造方法や加工方法によっても通気性は変わってきます。

結構複雑です。

そこで本日は「マットレスの通気性について素材や加工ベースでの比較評価」について解説していきます。

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 素材別のマットレスの通気性評価

代表的なマットレスは以下の7種類になります。

  1. 高反発ウレタンフォーム
  2. 高弾性ウレタンフォーム
  3. 低反発ウレタンフォーム
  4. 高反発ファイバー
  5. ラテックス
  6. ボンネルコイル
  7. ポケットコイル

これらの素材の通気性(と寝心地などに重要なポイント)を比較すると、以下のチャートのようになります。

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※コイルスプリングマットレスの体圧分散性はコイルの上の詰めもの(ウレタンフォーム やわたなど)の量と品質により大きく左右され、単体での評価が不可能なため「 – 」としています。

ご覧のとおり、通気性においては高反発ファイバーが圧倒的に良いことがわかるかと思います。が、チャートだけでは全てを伝えきれないので説明を加えていきます。

※コイルマットレスは「通気性が高い」=「蒸れにくい」ではない

まずそもそも論ですが、ボンネルコイルやポケットコイルなどのコイルマットレスの通気性が良いというのは、あくまでマットレス内部のコイル部分についての話である、とご理解ください。

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マットレスに寝ているときに感じる蒸れやすさとは関係ありません。

というのも、コイルマットレスのコイルの上には何かしらのノンコイル素材が詰めものとして使用されており、その素材の通気性により「体感できる蒸れにくさ」や寝心地が変わってくるためです。

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コイルの上の詰め物が寝心地を大きく左右する

つまり例えば、通気性が高いとされるボンネルコイルマットレスであったとしても通気性の悪い低品質な低反発ウレタンフォームが詰めものとして使用されていたら、かなり蒸れやすい寝心地になるということなのです。

そして、コイルマットレスというのはコイル単体では成立せず、ノンコイル素材があって初めてきちんとした寝心地になるため、コイルマットレスの通気性はコイルの上の素材をもとに語るべきなのです。

1-1. 通気性が最高の高反発ファイバー素材の特徴

通気性となると高反発ファイバー素材はピカイチです。

空気がスムーズに流通できる構造体のため他の種類の素材と比べて圧倒的な通気性です。また、通気性が高くて湿気が溜まりにくいですし、水洗いも用意にできるため、ダニ・カビなどが繁殖しづらいのも大きなメリットです。

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そのため、暑がりの人、蒸れを極力少なくして眠りたい人、ダニ・カビなどにアレルギーを持っている人などにぴったりです。

高反発ファイバーマットレスは側生地にもこだわること

とはいえ、側生地の素材の通気性が悪いと高反発ファイバー素材の良さを損なってしまうので、高反発ファイバーマットレスを選ぶときには側生地にも注意して選ばなくてはなりません。

最高の通気性環境で眠りたいなら、肌触りが気になるかもしれませんが、3Dメッシュ素材のものがおすすめです。

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しかしもし、ニット生地やジャカード織の生地を選ばれるなら、生地のせいで蒸れにくくならないように、汗や湿気を吸い取って発散させる性質のあるもの(吸水性・吸放湿性)を選ぶようにしましょう。

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高反発ファイバー素材の体圧分散性を理解しておくこと

このように通気性に焦点を当てると高反発ファイバー素材は素晴らしく感じるのですが、素材の性質上、体圧分散性があまり良くないことは念頭に置いてください。

面で支える硬めの寝心地のため人によっては硬すぎて腰に圧迫を感じることがあります。

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硬すぎるマットレスは腰に圧迫を与える

そのため、体格のしっかりした人であれば問題ないかと思いますが、ふつうから細めの体型の方や、ふつうから柔らかめの寝心地に慣れている方にはあまりおすすめできません。

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1-2. ノンコイル素材は加工により通気性を高められる

  • 高反発ウレタンフォーム
  • 高弾性ウレタンフォーム
  • 低反発ウレタンフォーム
  • ラテックス

などの高反発ファイバー以外のノンコイル素材の通気性はふつうから悪いほうに分類されます。が、プロファイルカットなどの表面加工により通気性を高めることができます。

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特に、ピンホール加工は通気性を大きく高めます。ピンホール加工がマットレス全体にされていれば高反発ファイバー素材ほどではないものの、ひどい蒸れを感じることはほとんどなくなります。例えば、ラテックスマットレスはほぼ全ての商品にピンホール加工がされているくらいです。

また他にも、ウレタンフォームの気孔構造が開いているオープンセル構造などのウレタンフォームもあります。

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2. 通気性について考えるのは無駄?パッドやお手入れでカバーできる

ここまでマットレスの通気性を軸に語ってきましたが、実のところ、通気性について考えるのはやや無駄とも言えなくもないのです。

というのも、マットレスは基本的にシーツやパッドなどを重ねて使用することが推奨されているのですが、パッドを重ねるとなるとマットレスの通気性がいかに良くとも体感的には変わらなくなるからです。

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また、通気性が悪いためにマットレスの下に湿気が溜まりやすくカビが生えやすくなる点についても、除湿シートを敷いておくことである程度予防できます。

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正直、これは判断の分かれるところです。

例えば、高反発ファイバーマットレスの通気性を最大限に活かしたいならシーツを一枚だけ敷けば良いのですが、そうするとマットレスが汚れやすく耐用年数がやや短くなるからです。

反対に、通気性の悪い低反発ウレタンフォームのマットレスであっても、ピンホール加工がされていてその上に、適切な素材の側生地やシーツ、パッドなどがあれば蒸れ感に悩まされることはほとんどないとも言えるのです。

どちらにするべきかは、結局、使用者の判断になります。

マットレスの通気性に対する私の考え

こういったことから私自身は、マットレスの通気性は良いに越したことはないが、寝心地のあまり良くない高反発ファイバー素材を使うまでではないと考えています。

適切な加工がされたウレタンフォームが使用されており、その上に、適切な素材の生地やパッドなどを敷けば蒸れを感じることはないですし、マットレスを長持ちさせることもできるからです。


3. 通気性の良いおすすめマットレス

最後に通気性の良いマットレスを探している方におすすめのものをご紹介します。

B-AIR PRO PLUS
B-AIR PRO PLUS

製品:B-AIR PRO PLUS
価格:
55,800円
【当製品の販売ページ】

高反発ファイバー素材(ブレスエアー®)をベースにその上に通気性の良いオープンセル構造のウレタンフォーム(セルプール)を重ねたマットレスです。弊社が部材調達をしている自社製品となり恐縮ですが、通気性が高くなおかつ弾力性に優れた寝心地をお求めの方におすすめです。

エコラテ エリート 三つ折りマットレス
エコラテ エリート 三つ折りマットレス

製品:エコラテエリート 三つ折りマットレス
価格:
16,990円
【商品ページはこちら】

高反発ウレタンフォームに凸凹プロファイル加工を施した三つ折りマットレスです。通気性はそこそこですが、三つ折り仕様のため湿気対策のためのお手入れが楽にできておすすめです。


最後に

マットレスの通気性について深くご理解いただけたことと思います。

もしあなたが「通気性以外の点についても深く知りたい」ということであれば、以下のページで寝心地が素晴らしいマットレスを選ぶためのポイント(体圧分散性、弾力性、耐久性など)とおすすめのブランドについて徹底的に解説しているので、是非あわせてご参考にしてください。

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また、マットレスに関するページを以下にまとめましたので、気になるトピックがあればあわせてご参考にしてください。

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