
布団生活を続けているとある日、「ベッドの上に布団を置いて使うのはどうなんだろうか?」と考える時があると思います。
- 底冷え(床冷え)防止のために
- 干す手間を減らすために
などなどベッドで布団を使うことが検討される理由は様々です。
とはいえ、布団の仕様によってはベッドの上での使用はおすすめできません。そこで本日は、ベッドフレームの上で使うのに適した布団の仕様、布団の使用をおすすめできるベッドフレームをご紹介します。
Contents
1. ベッドフレームの上で使うのに適した布団の仕様とは
一般論になりますが、敷布団は畳の上で使うことを想定して設計されているものが多いため、ベッドフレームの上で使うと寝心地が硬くなりすぎることがあります。特に、敷布団の厚みが10cm以下だと、
- 腰や背中の骨部に圧迫感
- ベッドの天板がすのこ形状だと凸凹を感じる
- 横向き寝時に骨盤が痛い
などなど寝心地に難を感じることになります。
反対に、敷布団の厚みが10cm以上であれば、ベッドの上で使用しても寝心地でお悩みになることはほとんどないはずです(超大柄の人は例外)。しかし、ベッドの上で布団を使っているとはいえ、布団は毎晩寝汗で湿気っていってしまいますので「定期的に布団を干すこと」は継続して行う必要があることは頭に入れておきましょう。
1−1. 布団使用に向いたベッドフレーム
もしあなたが上記の内容を読んで上で「よし、ベッドの上で布団を使おう」とお考えであれば、以下のようなベッドフレームをおすすめします。

シングルサイズ価格:40,392円(税込)
ベッドタイプ:引き出し収納
【当製品の販売ページ@眠り姫】
天板に日本製の畳が備え付けられたベッドフレームです。畳+布団の寝心地に慣れ親しんでいる人にとっては、今までの寝心地を変えることなく、ベッド生活に移ることができるのでおすすめです。敷布団が10cm以下の薄めの場合でも、畳が持つ弾性により圧迫感をやや減らすことが期待できます。また、ベッド下に収納スペースが増えるのもベッドを使うメリットの1つです。
1−2. ベッドフレームの上ではマットレスの使用がおすすめ
とはいえやはり、寝心地のことを考えるとベッドフレームの上ではマットレスを置いて使うことをおすすめします。
よくある質問に、「ベッドフレームの上でマットレスを使うなら、その上に何を敷くのが正しいのか?」というものがありますが、正しい順番をイラストで表すと以下のようになります。

もちろん、シーツ、敷きパッド、ベッドパッドなど全てを併用する必要はありません。あなたの体質や生活スタイルに合わせて適宜必要なものを使えばよいです。こちらのページ『【マットレスの使い方】シーツ、パッドの正しい順番とは』でケース別に必要となるものや、必要最低限の選び方などをご紹介しているのでご参考にしてください。
※マットレスの上に敷布団は非推奨
敷布団を使っていた人がマットレスを購入すると、新しいマットレスの上に古い敷布団を敷いてベッドパッドの代わりとして使うことがあります。
これはあまりおすすめできない使用方法(組み合わせ)です。
というのも、寝心地が柔らかくなりすぎて腰が沈み込むため、寝姿勢が悪くなったり寝返りがしづらくなったりして腰を痛める可能性があるためです。干す手間のことを考えても、敷布団よりもパッドのほうが薄く楽にできるので、敷布団をマットレスの上に敷くのは利点がありません。
この組み合わせを唯一容認できるのが、マットレスが硬すぎる場合です。夜中に目が覚めてしまうほど硬すぎる使用感であれば(そしてトッパーなどの適切なものがなければ)敷布団をクッション代わりに使うのはありだと思います。
最後に
もしあなたが「やはりベッドを使うならマットレスと組み合わせる王道の使用方法がいいかな」とお考えであれば、こちらのページ『【品質表示まで解析】熟睡できる高反発マットレスの選び方』で正しい寝姿勢のためのマットレスの硬さ、必要十分なマットレス厚みを説明しているので併せてご参考にしてください