マットレス

両面仕様のベッドマットレスで失敗する前に知っておくべきこと

「両面仕様のマットレスは寿命が2倍!」

と言われて、マットレスを買うなら両面仕様のものにしようと思ってはいないでしょうか。

もしYesなら、少しお待ちください。

よくよく理解していないと、期待を裏切られることになります。

ということで本日は「両面仕様のベッドマットレスで失敗する前に知っておくべき3つのこと」についてお話しします。

注意:今回の話はポケットコイル・ボンネルコイルなどのスプリングマットレスについてのものです。その他の種類のマットレスでは全て該当するわけではないことご了承ください。

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著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 両面仕様のマットレスで失敗する前に知っておくべきこと

①ローテーションがすごく大変

両面仕様のマットレスを購入するからには、ローテーション作業を3~6ヶ月に1度されていくつもりだと思います。

マットレスのひっくり返し方
マットレスのひっくり返し方

ただこの作業は、ものすごくキツいです。

例えば、厚さ30cm、コイル数800個前後、両面仕様のポケットコイルマットレスは、

  • シングル:33kg
  • セミダブル:41kg
  • ダブル:49kg
  • クイーン:57kg

こんなに重くなります。

本当に大変です。

半年に1度どころか、数年に1度でもやりたくないくらいの重さです。

②両面だからといって長持ちとは限らない

しかし、両面マットレスが重いとはいっても、

「多少大変でもマットレスが長持ちするなら…」

と思われているかもしれません。

ただ、両面だから長持ち、これもアテにならないことが実はあるのです。

というのも、スプリングマットレスの寿命が切れるのは詰め物(コイルスプリングの上のウレタンフォームやわたなど)がへたることが大半なのですが、両面に詰め物をふんだんに入れると原価が高くなりすぎてしまうため、コストカットで低品質のものが使われていることがあるからです。

低品質なスプリングマットレスは詰め物が少なすぎることが多い

その結果、「きちんとローテーションしてるのにへたりやすい…」なんてことになりうるのです。

なお、厚みが40cm以上を超えるもので見た目だけ立派なマットレスともなると、自重によって底面のウレタンフォームが潰れていくなんてこともあります。恐ろしい話ですが、そんな独り立ちすらままならないマットレスもあることを頭に入れておきましょう。

なお、こういったマットレスを避けるなら詰め物に使われるウレタンフォームの品質をしっかりと理解しなければなりません。下記のページで詳しく解説しているので、まともなマットレスを購入したい方はあわせてご覧ください。

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ちなみに私の考えですが、片面マットレスだけどその分高品質な詰め物がしっかりと使われているものをきちんとケアして使うのが一番コスパが良いと思っています。

③冷温効果なら敷きパッドを利用したほうが無難

「夏は冷感生地の表面、冬は吸湿発熱の裏面」

というように季節に応じて使用面を変えるよう提案している両面マットレスもあります。

ただ、これもイマイチです。

というのも、マットレスにはそのままその上に直接寝ることは推奨されておらず、パッドやシーツ、プロテクターの利用が必須となるとわけなのですが、これらを使用するとなるとマットレスの生地の冷感・温感効果は薄まってしまうからです。

 イメージ役割
ベッドシーツbed-sheet1肌触りや汗取り、コーディネートのためのもの。汚れ防止の役割もあるが
生地が薄いためこれ一枚では不十分。多様な素材、生地、柄がある。
敷きパッドshiki-pad1肌触り、汗取り、温湿度調整、マットレスの保護の役割がある。
夏用の冷感生地や冬用のあたたか生地のものなど多様。
ベッドパッドbed-pad1敷きパッドと似ているが、より厚みがあり体圧分散性を高める
ためのものが多い。厚い分洗濯しづらいのでシーツとの併用推奨。
トッパーmattress-topper1薄いマットレス。へたったマットレスなどに重ねて体圧分散性を
改善させるために使う。この上に寝てはいけない。
プロテクターmattress-protector1防水生地のシーツ。マットレスを汚さずにキレイに使うための
保険のようなもの。種類は少ない。次の文章はここに入れてください
除湿シートdehumidify-sheet2マットレス下の湿気を取るためのもの。床置きなら必須。
ベッドでマットレスを使うとしてもあったほうがベター。

そのため、冷温効果により両面仕様もそこまで価値があるものとは言えません。

とはいえやはり、「何かしらの冷温効果が欲しい!」ということでしたら、

  • 夏は接触冷感敷きパッド
  • 冬は暖か敷きパッドor羊毛パッド

などを別途用意するほうがおすすめです。


まとめ

話をまとめると、

  • ローテーションがすごい大変
  • 両面でも長持ちとは限らない
  • 生地の冷温加工は効果薄

これら3つの点についてよくよく考えてから両面仕様のマットレスにするか片面仕様のものにするか検討することをおすすめします。

あなたのマットレス選びの一助になっていれば幸いです。

なお、もしマットレス選びのために情報収集中でしたら、ぜひ下記のページをご覧ください。自分にあったマットレスを選ぶための考え方の手順から、種類、素材、値段別におすすめマットレスを紹介しています。きっとお役立ていただけるはずです。

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