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羽毛布団の洗浄度とは?500mmと1000mmで何が違うのか?

※羽毛と羽根の比率、ダウンパワー、充填量などのスペックを比較した選び方についてこちらのページ「羽毛布団の選び方とおすすめ9選【専門家直伝】」で徹底解説しています。羽毛の充填量だけでなくより網羅的に羽毛布団選びを進めたい方はぜひご参考にしてください。

羽毛布団の商品ページを見比べているとき、

「洗浄度500mm」や「洗浄度1000mm」と記載されているのを見つけ「洗浄度の数値が違うとなにがいいんだろう」と疑問に思うことはないでしょうか。

結論から言うと、これは「羽毛がどれくらいキレイに洗われているか」の指標です。そのため、羽毛のニオイにもやや関わってくるポイントになります。快適な使用感を示すバロメーターです。

そこで本日は「羽毛布団の洗浄度」についてご紹介します。

著者情報
加賀 照虎

加賀照虎(上級睡眠健康指導士)

上級睡眠健康指導士(第235号)。2,000万PV超の「快眠タイムズ」にて睡眠学に基づいた快眠・寝具情報を発信中。NHK「あさイチ」にてストレートネックを治す方法を紹介。
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1. 羽毛布団の洗浄度 = キレイさ

農場で水鳥(ダックもしくはグース)から採取された羽毛。

工場に送られていきなり羽毛布団に吹き込まれる訳ではありません。そのままだと土やホコリ、ものによっては血液が付いていることがあるので、まずはキレイに洗わなければいけません。このとき、羽毛をどこまで洗うのかの度合いについて設けられた基準が「洗浄度」だとご理解ください。

water

「洗浄度500mm」とは羽毛を洗浄した水の透明度を意味しています。500mm先の目印が見えるのなら「洗浄度500mm」ですし、1000mm先の目印が見えるのなら「洗浄度1000mm」となります。水の透明度が2倍と考えると、この数値の違いがどれほどのものか納得いただけると思います。

ちなみに、日本羽毛製品協同組合が設けた基準は「洗浄度500mm」以上になっています。しかし、品質に厳しい会社の中には、「洗浄度1000mm」以上を自社基準として設置している会社もあります。

1−1. 羽毛布団の洗浄度が高いと何がいいのか?

洗浄度が高いということは2つのメリットがあります。

  • 羽毛に付いていた汚れが落とされているため清潔
  • 油脂が適度に除かれているため羽毛特有の獣臭が少ない

ただ、何事にも度合いがあるように、洗浄が度を越してしまうと羽毛から油脂が取り除かれ過ぎてしまいます。油脂分が過度に少ないと羽毛の保温性が落ちることに繋がります(ダウンボールが脆くなり暖かい空気を抱え込むことが出来なくなるため)。

ダウンボール
ダウンボール

そのため、羽毛布団の羽毛の洗浄度は高いものでも1500mmがほとんどです。2000mmを超えるものが存在しないのはこのような理由からです。

1−2. 羽毛を洗浄した回数は関係ない

稀に羽毛を何度も何度も洗っていることを懇切丁寧に説明している事業者がいらっしゃいますが、洗浄の回数は問題ではありません。

最終的な洗浄度が500mmであれば、何度洗おうが洗浄度500mmなのです。

1−3. ニオイが気になるならグースダウンを選ぶこと

「出来るだけニオイの少ない羽毛布団を選びたい」とお考えであれば、洗浄度が500mmのものよりも1000mmのものを選ぶことをおすすめします。

しかし、ニオイに関して言うならば、洗浄度よりも水鳥の種類(つまりダックかグースか)のほうが大きく影響します。

 ダックグース
画像duckgoose
体のサイズ小さめ大きめ
羽毛のサイズ小さめ大きめ
保温性普通高い
食事雑食草食
獣臭強い弱い

ニオイが気になるのならグースダウンをお選びください。洗浄度1000mmのダックダウン羽毛布団よりも、洗浄度500mmのグースダウンのほうがほぼ確実に獣臭が少ないです。


最後に

羽毛布団の洗浄度について理解する一助になっていれば幸いです。

なお以下のページで最高の羽毛布団を選ぶために考えるべきポイント(ダウン率、ダウンパワー、充填量、水鳥の種類、側生地の品質など)とおすすめの羽毛布団について解説しています。是非あわせてご参考にしてください。

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