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布団のカビは3つの被害規模別に対処法を考えるべし

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布団にポツポツと黒い斑点、それはカビです。

どうやってカビを除去すればいいのか、悩むと思います。

市販の薬剤を使って自分で除カビできれば安上がりで早く済みますが、一方で本当に自分で完璧にカビを根絶できたのか不安が付き纏います。

そこで本日は、「3つの規模別でおすすめの布団のカビ対処法」をご紹介します。

1. 布団のカビ対処法|被害規模別での考え方

まず、あなたの布団のカビ被害はどの程度でしょうか。

手のひら程の大きさであれば小規模、布団の半分程度であれば中規模、布団全土にカビが広がっていれば大規模と考えましょう。3つの被害規模別に以下の対策をおすすめします。

(1)被害が大規模 → 買い替える。
(2)被害が中規模 → クリーニングor打ち直し。
(3)被害が小規模 → クリーニング/打ち直しor自分でカビ除去。

あまりにもカビ被害がひどい場合は新しいものを購入することをおすすめします。クリーニングや打ち直しに出しても受け付けてもらえないこともあります。

しかし、被害が中規模以下であればクリーニングか打ち直しで対処できます。どちらの方法があなたに相応しいか、それぞれのサービスの料金、特徴、あなたの布団の値段を照らし合わせると考えやすいです。

カビ対処法 費用と特徴
①クリーニング 6,000円前後から。カビ除去のみならず、汚れ落とし、ダニ退治にも。納期は1週間前後。低価格の布団だと割に合わないことも。
②打ち直し 10,000円前後から。カビ、汚れ、ダニだけでなく、側生地の補修やサイズ調整まで可能。納期は1週間前後。低価格の布団だと割に合わないことも。
③セルフ除去 格安。カビ除去のみ見込める。カビが頑固過ぎる場合、除カビしきれないことも。

クリーニングは出費が少なくて済むメリットがありますが、もしあなたに「カビのせいで布団の側生地が相当傷んでいる」「ついでにサイズ変更もしたい」などの考えがあれば、打ち直しすることをおすすめします。

ざっくりと費用と特徴をまとめると上記のようになりますが、次に各対処法についてもう少し細かく説明します。

①クリーニング業者でのカビ落とし

ご自宅付近のクリーニング店もしくは宅配クリーニング業者を利用することになると思います。

どちらも、カビ被害がひどすぎる場合、布団の素材(主に低反発ウレタン、シルク)が対応してない場合、布団が高級過ぎる場合などによっては受けてもらえないことがあるのでご注意ください。

地場のクリーニング店は色々と融通が効きやすい良さがあります。反対に、宅配クリーニング業者は、クリーニング中のレンタル布団などのサービスを提供していることもあるので魅力的です。注文の流れは以下のようになります。

例えば、アイクリーンサービスで布団を1枚カビ取り付きクリーニングを依頼し、敷布団1枚レンタルしたとすると以下のようになります。

クリーニング代 5,600円
カビ取り代   1,000円
貸し布団代   2,480円
■合計       9,080円

若干出費が増えますが、ある程度の品質の敷布団を使っているのであれば、買い換えるよりはお値打ちです。また、複数枚同時に依頼すると割安になります。例えば、同社で敷布団2枚のカビ取りクリーニングを依頼し、敷布団を2枚レンタルしたとすると、

クリーニング代 8,640円
カビ取り代   2,000円
貸し布団代   2,780円
■合計       13,420円

1枚当たり6,710円と大分単価が下がります。もちろん、掛け布団のクリーニングも依頼できるので、同時に依頼すればさらに単価は下がります。

②打ち直し依頼をする

そもそも打ち直しって何?という方のために解説すると、

・布団の打ち直しとは
布団のリフォームのことです。まずは一旦、布団を解体します。内部のヘタったわたから汚れを取り、使える部分はふっくらとほぐします。必要な場合はわたを足します。そして最後に、それらのわたを新しい側生地で仕立て直します。

つまり、素材をリサイクルしてほぼ作り直すようなサービスです。カビを除去するというよりカビた生地・素材を除去するという認識が正確です。が、お分かりの通り、かなり手の込んだ職人技になるのでお値段はクリーニングより高くつきます。また、ポリエステル100%わた、固わた素材が使われている布団は打ち直し不可なことが通常です。

布団の打ち直しも宅配受対応の布団屋さんがあり、注文の流れはクリーニングと同様です。価格は10,000円前後からと少し高くなること、そして、貸し布団サービスを行っているところが少ないのが現状です。しかし、クリーニングにはない嬉しい特徴があり、

  • 側生地が新しくなる。
  • シングルサイズをセミダブルサイズに変更可能。
  • 敷布団を掛け布団へと作り直すことも可能。

などが可能なことです。そのため、「カビにより側生地が大分傷んでいる」「布団のサイズ変更もしたい」「一度カビた生地は極力使いたくない」といった場合、クリーニングではなく打ち直しをおすすめします。

③自分でカビを落とす

カビの被害が手のひらサイズ程度であれば、以下の方法であなた自らカビを除去することもできます。

以下のものを用意します。

・重曹水(水:300ml、重曹:大さじ1~2杯)
・消毒用エタノール(70~80%)
・ティッシュもしくはキッチンペーパー
・タオル
・ゴミ袋

そして、以下の4つのステップで除去していきます。20分もあれば完了します。(※部屋の換気を良くして行いましょう。)

STEP1:水で湿らしたティッシュで表面のカビを拭き取る。カビが飛散しないようにティッシュはすぐにゴミ袋へ。
STEP2:カビのある箇所を重曹水で湿らします。2~3分浸け置きした後、叩いて拭き取ります。
STEP3:次は、カビのある箇所をエタノールを掛け除菌します。5分程浸け置きした後、たたく様に拭き取ります。
STEP4:干して乾燥させます。生乾きだとカビが再発生する原因になります。お気をつけください。

カビ除去用の薬剤もありますが素肌に触れる寝具のためより安全性の高い重曹での方法をご紹介しましたが、黒い斑点は完全には消えない点、ご了承ください。また、表面上カビが取れているように見えても内部ではまだカビが生きている可能性もあるので、出来ることなら上記の専門家に依頼することをおすすめします。

製品:消毒用エタノールIPA スプレー式 500ml
価格:1,287円
【当製品の販売ページ】

こちらの商品のようなスプレー式ボトルだとお手軽にエタノールを掛けるべきところへ噴射できます。押入れやまな板の除菌など多方面に活用できますのでおすすめです。

2. ケース別|カビ予防対策

あなたの布団からカビが除去できたら、きちんとカビの予防対策を取りましょう。

カビが発生したということはあなたの寝室環境、使用環境などにカビを引き起こす土台があると考えられます。なので、布団にカビが発生する3つのケースを紹介するので、あなたに該当するものを参考にして予防対策としてしましょう。

※カビ発生のメカニズム
20~30℃の暖かい温度で湿度が80%以上の多湿状態の上、栄養源が豊富な環境だとカビが繁殖します。寝具は人の体温と寝汗、老廃物などによってこの条件を全て満たすので、お手入れをしないとカビが大発生します。
カビ発生のメカニズム図解
カビ発生のメカニズム図解

Case1: 床に布団を敷きっぱなしにすることがある。

畳であろうとフローリングであろうと布団を敷きっぱなしにするのは最悪です。湿気が床と布団の間に溜まりっぱなしになりカビが発生します。

  • 布団の敷きっぱなしは極力控える。
  • 布団をしまえない場合、起床後に布団を半めくりの状態にして乾きやすくする。
  • 除湿シート・パッドを使い布団に湿気が溜まらないようにする。
  • 最低でも週に1度は布団を干す。天日干しが出来なければ、部屋干しでも良し。

また、カビ菌が床にも存在していると思うので、床をアルコールで除菌、除カビスプレーを散布するなどしておきましょう。

Case2: スノコ・除湿シートを使っているのにカビが生えた。

スノコ・除湿シートはカビ対策にとても有効ですが万能ではありません。

たとえスノコの上でも布団と密着している面に湿気が溜まることがあります。寝室の空気の入れ替えが少ないと、湿気が滞留しやすいので布団にもスノコにもカビが生えることになります。

除湿シートは湿気を吸い続ける訳でないので、吸った湿気を吐き出させてあげる必要があります。そうでないと、布団・除湿シートもろともカビが生えることになります。寝室の湿気状況にもよりますが、1~2週間に1度は除湿シートを干しましょう

『除湿シートの上手な選び方・使い方』『防水シーツ・プロテクターの上手な選び方』を紹介しているので、購入前にご一読ください。

Case3: 毎日布団を押入れにしまうのにカビが生えた。

寝汗で湿った状態のまま布団を押入れにしまっていませんか?

布団の表面が湿っていたら押入れにしまうには早すぎます。とはいえ、布団の表面が乾いていても内部に湿気が溜まっていることもあるので安心はできません。寝汗の多い方、寝室の窓に結露ができる方は、布団をしまう前に1時間ほど風に晒すようにしましょう。

Case4: 布団を乾かしてから押し入れにしまっているのにカビが生えた。

押入れ自体が湿気っている、カビが生えている可能性があります。

押入れにカビが生えていたら、消毒用エタノールや除カビスプレーを使って拭き取りましょう。

また併せて、押し入れの換気をする、収納物で溢れかえっているなら余計なものを減らす、など押入れに湿気が溜まらないようにしましょう。

最後に

カビが繁殖するとダニも繁殖しやすくなります。カビはダニの餌だからです。

負の連鎖が起こらないように早急に対処しましょう。もし、「ダニ対策が知りたい」ということであれば、『ダニ対策を完璧にする3つのステップ』も紹介しているのご一読ください。

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