夜尿症で病院を受診するなら何科?原因別の選び方

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夜尿症を治療するために病院を受診しようとすると、

「夜尿症外来」「小児科」「泌尿器科」など該当しそうな診療科がいくつかあり、どこに受診すればよいのか判断に困ることはないでしょうか?

また、そもそも病院に行くべきなのかどうか、迷うこともあると思います。

そこで本日は、夜尿症で病院を受診する際によくある疑問に関してご紹介します。


1. 病院の診療科の選び方

夜尿症を患っている方が、子供か大人かで心療内科の選び方が変わります。

1−1. 子供が夜尿症のケース

まずは、夜尿症外来、もしくは夜尿症に詳しい小児科・泌尿器科を受診しましょう。

単純に、尿を貯められる量が人より少なかったりすることもあれば、ホルモン異常の可能性もあります。専門医に夜尿の原因を特定してもらうことが先決です。

その上でもし、他の疾患が原因と分かったら、その領域の専門医を紹介してもらい受診しましょう。例えば、睡眠時無呼吸症候群が原因と考えられる場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

※子供がまだ5~6歳の場合

5歳まではおねしょ、5歳以上になったら夜尿、というように夜尿症は定義されていますが、5歳になってもたまに夜尿をするからすぐに医療機関を受診しなければならない、という訳ではありません。

体の発達が少し遅いだけのことが往々にしてあるためです。

6歳になっても、毎晩2回以上のおねしょが続くようなら、念のためかかりつけの小児科医に相談するのもよいでしょう。また、薬物治療は必要ないと思います。

(引用:『新おねしょなんかこわくない』帆足英一 著)

5~6歳の子供を病院へ連れていきプレッシャーを与えてしまうことを恐れているのなら、あなただけで病院へ行き生活の工夫の方法などのアドバイスをもらうのも一手です。

1−2. 大人が夜尿症のケース

まずは、泌尿器科、もしくは大人の夜尿症に詳しい夜尿症外来を受診しましょう。

しかしもし、他の原因が考えられる場合、その原因に即した診療科への受診もありです。例えば、ストレスが原因と考えられる場合は心療内科やメンタルクリニック、睡眠時無呼吸症候群の場合は耳鼻咽喉科や専門の睡眠外来など。

また、もし以下のような病気が夜尿の原因となることもあります。

この場合は、各病気の専門医を受診するようにしましょう。


2. よくある疑問

夜尿症治療のために病院を受診する際、よくある生じる疑問に関してお答えします。

2−1. 子供が夜尿症なら病院へ連れていくべき?

「子供が成長したらそのうち治るでしょ」と考えてはいないでしょうか?

多くの場合、成長に伴い夜尿症は治っていきます。しかし、専門家に診てもらわないと改善の糸口を見つけることが難しいと思いますので、出来る限り専門医を受診することをおすすめします。

思春期から成人まで夜尿症が残るのは0.5~2.3%です。特徴として、週に3回以上漏れる重症例が多く、病院を受診しないケースが多いのです。他人に相談できないため、抑うつ傾向、自尊心低下、睡眠障害となります。

(引用:「睡眠学Ⅱ」宮崎総一郎、山田尚登、大川匡子 編著)

夜尿症が原因となって、精神面に良からぬ影響を与えてしまうこともあります。

症状の程度と年齢を勘案の上、病院へ連れていきましょう。

2−2. 医療機関での診療の流れ

医療機関での診療から治療の流れは、以下のようになっています。

受診の際、「夜尿の頻度」「夜尿の1晩における頻度」「昼間のお漏らしの有無」「生活習慣」「病歴」「両親の夜尿歴」などの問診や検査があります。

その結果を元に、行動療法(生活指導、排尿訓練、排便習慣)のアドバイスをもらいます。そして、状況を見ながら、薬物療法やアラーム療法などが適宜、専門医の判断でなされます。

「薬ですぐに治らないの?」と思われるかもしれませんが、夜尿症改善に大切なのは薬ではなく生活習慣の改善です。

どんなに専門的な病院を受診しても、生活指導をしないで治療した場合には、薬の効果は少ないとみてください。生活指導の重要性は、夜尿症の治療にとって約7割をしめていると思ってください。逆に、薬物療法の効果は3割程度ということになります。

(引用:『新おねしょなんかこわくない』帆足英一 著)

地道な努力をコツコツしていく必要があります。

ですが、子供の健康的な成長のためです。是非、二人三脚で一緒に頑張ってみてください。


最後に

病院を受診する適切なタイミング、適切な診療科がお分かりになったと思います。

あなたの状況と照らし合わせて、どうするべきか判断の目安になっていれば幸いです。

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