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ダニパンチは無駄?!絨毯・カーペットのダニ退治/予防方法

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子供がダニに刺されたみたいで肌に赤いポツポツが。。。

もしかするとその原因は、リビングのカーペットや絨毯にあるかもしれません。長い時間を過ごす場にダニが潜んでいることを考えると、居ても立っても居られないと思います。

そこで本日は「カーペットや絨毯に潜むダニの退治・予防方法」をご紹介します。

1. 絨毯・カーペットに潜むダニの数

実際のところ、絨毯やカーペットにどれくらいダニがいるかご存知でしょうか。5年間使用した化学繊維の絨毯を3つ用意し、それぞれ30cm角(900㎠)に切り取り、表面と内部のダニの数を調べた実験によると以下のように報告されています。

  絨毯1 絨毯2 絨毯3
  表面 内部 表面 内部 表面 内部
ダニ数 72 17,886 42 11,518 27 6,262

(引用:『住まいQ&A 寝室・寝具のダニ・カビ汚染』吉川翠、戸矢崎紀紘、田中正敏、須貝高、生協・科学情報センター 共著)

たったの30cm四方にもかかわらず、かなりの数のダニが生息している ことが分かります。

環境によって大なり小なりダニ数は変わりますが、こまめな掃除・ダニ予防をしていない限りは同程度と考えて良いと思います。

1−1. 刺咬するダニは一部

絨毯やカーペットに数万匹ダニがいると言っても、全てのダニが刺すタイプではありません。上記の実験のより詳細なデータを見ると、ツメダニ(人を刺すダニ)の数はほんの一部であることが分かります。

  絨毯1 絨毯2 絨毯3
  表面 内部 表面 内部 表面 内部
ツメダニ 1 112 121 56
ダニ数 71 17,774 42 11,397 27 6,206

また、ツメダニは人を襲う獰猛な性格な訳ではなく、たまに偶発的に人を刺してしまうだけです。

何が言いたいかというと、ツメダニに刺されたという被害の背後には、その一匹の100倍超のダニが存在し、さらにその数十倍〜数百倍のダニの糞などのダニアレルゲンが撒き散らかされている 、ということです。

ダニ刺され被害は数日で治まりますが、『ダニアレルギーの症状・被害』はさらに深刻です。そのため、ダニ被害を感じたら早急に対処することが大切です。

2. 絨毯・カーペットに潜むダニの退治方法

絨毯・カーペットのダニ退治方法は以下の3つが主なものです。

  1. 薬剤
  2. 掃除機
  3. 熱処理

薬剤による退治が最も確実なのでおすすめですが、化学薬品に敏感な方は他の方法をおすすめします。それでは以下に、具体的にご説明します。

2−1. 薬剤でのダニ退治

絨毯・カーペットのダニ退治方法の数ある中でも手軽で即効性があるということで、薬剤の利用はおすすめです。

製品:ダニアースパウダー
価格:1,184円
【当製品の販売ページ】

こちらの製品は、パウダーをカーペットの上に撒き、その後すぐに掃除機でパウダーを吸い取ることでダニ駆除ができるというものです。ダニだけでなくノミにも効果があるのは嬉しいポイントです。また、パウダーの原料の99%は入浴剤にも使用されている乾燥硫酸ナトリウム(芒硝)ですので安心です。

製品:ダニブロッカー
価格:972円
【当製品の販売ページ】

もしあなたが「掃除機がないからパウダータイプのダニ駆除剤が使用できない」とお考えの場合、液体スプレータイプをおすすめします。カーペットに液体を噴射するだけなので手軽です。液体が乾けばカーペットはいつも通り使用できます。

「たったそれだけで効果あるの?」と思われるかもしれませんが、メーカーが提供している以下の動画によるとたった10分で効果が現れるそうです。

実物のダニが映るのでご注意ください。

ただ、ダニは退治できるもののダニアレルゲン(ダニの死骸、糞、抜け殻など)は絨毯・カーペットに残ったままになるので、ベランダで表面を丁寧にブラシで払うなどしましょう。

2−2. 専用ノズルを使い掃除機で吸引

「化学薬品の使用は多少気後れする」という場合は掃除機を使いこまめに吸引除去することをおすすめします。とはいえ、掃除機による吸引ではカーペットの表面にいる一部のダニしか吸い取ることはできません。

そこで、是非活用していただきたいのが、専用ノズルです。

裏側からたたいて表面から掃除機をかけると、ダニ数を30%まで除去でき、コーナーノズルで丁寧に清掃すると、50%程度の除去が可能である。

(引用:『ダニ・カビ完全対策』 小峰裕己 編著)

裏から叩いて表から掃除機をかけるのは現実的ではありませんし、とても労力を要します。なので、あなたの掃除機に対応するコーナーノズルを購入し活用することをおすすめします。

製品:コーナーノズル
価格:302円
【当製品の販売ページ】

お持ちの掃除機にきちんと対応するか確認してから購入しましょう。また、絨毯・カーペットに掃除機をかける際は、出来るだけゆっくり丁寧にかけましょう。毛足と毛足の間までじっくりと吸引しましょう。

2−3. アイロンによる熱処理

ダニの致死温度(60℃前後)を超えた熱量を一気に与える殺ダニ方法として近年注目されているのがスチームアイロンです。

もちろん殺ダニ効果自体は十分見込めるのですが、本来の使用方法とは異なりますので注意を払って行う必要があります。

  1. スチームアイロンを強で起動しておく
  2. タオルをあて布として敷く
  3. あて布の上からスチームを強で3秒噴射
  4. 別の箇所で3を繰り返す
  5. 天日干しをしてしっかりと乾かす

解説を加えておくと、毛足を焦がしてしまうのであて布は絶対に用意しましょう。また、処理後にきちんと屋外で乾燥させましょう。湿ったままの放置は生き残ったダニの再繁殖につながります。さらに、乾燥後の掃除機でのダニ除去も必須です。そうでないとダニアレルゲンが残ったままになります。

※注:ドライヤーによる熱処理方法も聞きますが、理論的にはダニ退治可能だと思います。しかし、長時間熱を当て続けると火事の恐れがあります。もし行うのであれば細心の注意を払いましょう。

※ホットカーペットのダニパンチ効果やいかに

電気カーペットの場合、ダニパンチなどの名称で熱によるダニ退治機能をうたっている製品もあります。

「なんとなくダニ退治になっていそう」だからと定期的に使っていることもあると思いますが、この機能は注意が必要です。

表面に固定したダニの死亡率は、2時間後に中央部で90~100%に達したが、実環境に生育しているダニは隅の低温部に逃げていくとされている。

(引用:『ダニ・カビ完全対策』 小峰裕己 編著)

と、このように、実質的なダニ退治効果はほとんどないと報告されています。

というのも、一部表面では50℃近くまで温度が上がるが、多くの場所では表面の温度が35~40℃の範囲であったためです。

そのため、このような機能にはあまり頼りすぎないようにしましょう。

3. 絨毯・カーペットのダニ予防対策

環境が繁殖に適した状態になると、ダニはものすごい勢いで数を増やします。ダニの好む環境には3つの要素があり、①20℃以上の温度、②70%以上の湿度、③餌が豊富なことです。

高温多湿な日本では、6~9月の間はほぼ常に温湿度はダニ好みの状態になります。つまり、餌さえさればダニは容易に大繁殖できてしまうのです。

そのため、絨毯・カーペットのダニ予防対策は、清潔な状態にすることをメインに考え、その上で湿度ケアを行いましょう。具体的に言うと、

  1. こまめに掃除機をかける
  2. 食べかすを落とさないようにする
  3. 畳の上に敷かないようにする
  4. こまめに部屋の換気をする

これら4点に尽きます。

普通に生活していても頭からフケが落ちたり、肌から皮膚が剥がれ落ちたりと、小さな小さな餌が絨毯・カーペットに溜まっていきます。少なくとも週に1度は掃除をしましょう。また、畳の上に絨毯などを敷いていると湿気がとても溜まりやすくなるので控えましょう。

4. 絨毯・カーペットの選び方

もしあなたが現在、絨毯やカーペットの購入を検討している段階ならば、なるべくダニが発生しにくい/ダニを除去しやすいものを選ぶことをおすすめします。

具体的に言うと、以下のような絨毯・カーペットです。

  • 化学繊維のもの
    繊維の含水量が低いのでダニが発生しづらいです。綿素材・獣毛は湿気を含みやすくダニ好みの環境になりやすいです。また、獣毛の動物臭はダニを寄せやすいと言われています。
  • 毛足が短く密度が低いもの
    毛足が長く密度が高いとその分、ダニが潜り込みやすく繁殖しやすくなります。また、ダニが毛足の中にまで潜り込みやすくなるので除去しにくくなります。
  • 洗える分割タイプ
    30cm角のジョイント式のカーペットであれば、洗濯機で高温洗浄することでダニ退治することができます。洗えない場合は熱湯処理でもダニ退治は可能です。

また、モノが変わってしまいますが、コルクマットなどのようにダニが住み着きにくいマットを代わりに使用するのも一手です。

コルクマット

製品:コルクマット
価格:3,570円
【当製品の販売ページ】

毛足がないのでダニが住み着きにくいだけでなく、ホコリなども溜まりにくいです。カーペットだとどうしても毛足にホコリが溜まり、リビングがホコリっぽい環境になってしまいますが、そのような心配事が解消されるのもメリットです。

最後に

ご紹介の方法であなたの絨毯・カーペットからダニを取り除けていられれば幸いです。

しかし、絨毯やカーペットにダニがいたとなると、寝具にもダニが潜んでいる可能性が考えられます。なので、寝具のダニ対策も一緒に行うことをおすすめします。

『布団の3ステップ式ダニ退治』
『マットレスの3ステップ式ダニ対策』

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